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[やがて、手の中には銃弾に使えそうな大きさの石が複数と、それよりも大きめな石がいくつか現れる]
……ま、こんなものかな。
[上出来、と言うことにして、出来上がった触媒──マナの結晶を魔銃に装填したり、首元のネックレスに括り付けたりした。
そうして下準備が出来ると、意識は守人達やそちらへと向かった者達へと向く**]
[補充を終えて、守人が護る祠前に集まる者達へと合流する。
守人が名乗った「嵐激の騎竜師」と言う二つ名にユーリエもまた瞠った]
(あれ、その二つ名ってご先祖様の記述にも出てくるな)
[100年も昔のことなのに、と首が傾ぐ。
この場所自体は神代に封がなされた場所のようで、それがまた時系列の混乱を誘う]
[結局、分からないものを考えても仕方ない、と言う思考に至り、まぁいいや、となった]
[『力』と『意志』を示せと言う守人に対し、進み出たのはトール>>112。
堪えられないような声>>110も聞いていたから、向ける視線には呆れも乗った]
(戦闘バカかっつー)
[勿論口にはしない]
[先程は分が悪そうに見えたため付与を施したが、ここでは何もせずただ行く末を眺める。
相手の守人も似たようなタイプ>>114と見たから手出しを控えたのもあった。
この手の連中は下手に手を出すと面倒くさい時がある]
流れ弾食らうほど愚鈍でもないけどね。
[少年からの忠告>>117にそう返したものの、巻き添えもごめんであるため戦いを始めようとする二人から距離を取り、眺めることに**]
── あっ、ちょっとっ、
[何か押し付けられた>>121、と思ったら先程も見た弩で。
意図してか無意識かも分からないそれを仕方なく両手で抱える]
もー、なんなのよ。
[荷持ちじゃないんだっつの、などと零しながら、弩を投げ捨てることはなかった]
………それはどーゆー意味かな、少年?
[突っ込みらしき返された言葉>>127が聞こえて、良い笑顔で少年を見遣る。
お淑やかな心算も無いが、言われて流せない程度には精神年齢は低かった。
尚、これでも20歳は超えている*]
褒めてるよーには聞こえないなぁ?
[こいついい性格してやがる、と心中で零しながら少年>>139へと返す。
続く言葉には、ふん、と鼻を鳴らしてこれ以上言い募るのを止めた]
そうやって言うってことは、この先はアンタ達以上に厄介なのがいるってことね。
上等じゃないの。
[ユーリエの『目的』は調査団のものと異なるけれど。
関わった以上は中途半端に引くことも、手を抜くこともする心算は無い]
[セルウィンから武具について>>142を言われると、態度は変えずとも口調だけは一応丁寧なものへと変えて]
はいはーい、分かってますよーだ。
[道具は道具としか見ないことの多い国の出だが、各地を見たことでそうではない考え方をする者がいることくらいは知っていた。
だから押し付けられた時も放棄せず、今も腕の中に抱えている]
[ユーリエにとって戦いとは自分を護るもの。
それ故に目の前で繰り広げられる演舞のような戦いに見惚れたりすることは無いのだが]
……楽しそうに闘うなぁ。
[それだけは感じ取れて、ぽつりと呟きを落としていた]
[やがて決着がつき、互いが互いを認め合う中で、怒りを迸らせるものが一人>>156。
間近でそれを見て、あらら、と守人と少年を交互に見たのは仕方の無いことだった*]
[セルウィンの宣の後に再び始まる話し合い>>164。
だめだこいつら、と呆れ顔になるのは已む無しだ]
どうしてこう、お偉方って頭でっかちばっかかな。
[自国でも覚えのある光景。
行動力と決断力があるセルウィンの方が親近感が沸いた]
/*
そーいえばこの子、10〜15年後くらいには自国に対してマナの過剰利用による危険性を呈して実家と対立する予定である(
各地の精霊石探してるのも事実だけど、精霊石とマナの関連性等を調べてたりもする。
自国はもはや精霊石が枯渇して、マナの研究が進みすぎて環境汚染的なものが現れてるのではないかなー、と。
/*
あと、魔銃が普及してないのは、精霊の力に耐えられる素材が無いから。
今使ってるのは精霊石精製の過程で出来た副産物で、一挺分しかなかったのである。
そうした副産物は再現性がなくて量産は出来てない感じ。
ザッツ錬金術(
それに付随して、現状魔銃を扱えるのはユーリエだけなので実家の仕事を手伝えてるけど、これが無い場合は足切りされる可能性のある末子であることをここに記す(
[トールがこちらへとやってくる>>179のをジト目で見る。
何のために来るかは明白だった]
んっとに、荷物持ちじゃないっての。
[差し出される手に両手で抱えていた弩を押し付けるように渡す。
嘆息を零した後、じっと相手を見上げた]
……トール、だったっけ?
戦うのってそんなに楽しいの?
[セルウィンが近衛に任じた時の名を思い返し、確認するように問う。
次いで、先の闘いで感じたものをそのまま問いとして投げかけた*]
[問いかけはトールにとって意外だったようで、驚いたような様子でまじまじと見られた。
得られた答えは在り方の違いから簡単に理解には至れないけれど、彼がそれを是とし、日常の一部であると言うのは把握した]
んー……嫌い、とまではいかないけど。
私にとって戦うことは自分の身に降りかかるものを払う手段だから。
戦いはするけど、それを楽しむってことはよく分からないわね。
[日常の一部でもなく、必要な時に為すものであると。
問いにはそんな意味も含めて答えた*]
[撤回気味に紡がれた言葉>>186は分からないでもない。
それが出来るか、と言われれば話は別だが]
(調査とか研究がそれに近いのかなぁ…)
[自分にとってはどれになるのだろう、と置き換え思考する間が空く。
続いた喩え>>187は、言葉だけを受け取れば頷けるもので、そうね、と同意しかけたのだが]
……んん?
子兎ってどーゆーことよっ。
[ニュアンスが自分を指していると察して、その部分だけは突っかかった。
ジト目がトールへと向かう*]
だーぁれが子兎かぁああああ!!
ああそりゃ背も小さいわよ!
飛び跳ねもするわよ!!
でもな、これでも22歳なんだからなあああ!!
[誰もそこまで言っていないことまで口に上らせ、ぜーぜーと息を切らせた。
子供扱いされやすいことは気にしているらしい。
トールはその心算はなくとも、ユーリエは同義語と受け取ったのであった]
ぜー……ぜー……
……なに? 伝令?
[そんなやり取りの中、ユーリエの剣幕に引き気味にしながら伝令>>191がやってくる。
内容を聞けば、この先の調査の勧誘。
呼吸を整えながら聞いて、ふ、と短く息を吐いた]
良いわよ、受けるわ。
元々引く心算もなかったし。
[伝令には是の答えを告げる]
……まぁ、よろしくって言っとくわ。
[セルウィンが調査に向かうとなれば、近衛となったトールも同行するのは自明の理。
少しだけ気持ちを落ち着けて、お座成りにも聞こえる言葉を投げかけた*]
[ユーリエの中でトールは既に”失礼なやつ”と言う認識となっている。
こちらが一方的に警戒しているわけだが、そんな相手に短いながらも信を向けられれば>>209面食らいもするわけで]
っ…、 毎回援護出来るとは思わないでよね。
……準備はしとくけど。
[返すのは憎まれ口と、小さな呟き]
[それから]
だから、子兎って言うなあああ!!
[呼び名を改めない態度>>210に対する突っ込み。
その時点では名前を名乗っていないことをすっかり忘れていた]
私にはユーリエって名前があるの!
今度子兎なんて呼んだら張っ倒すわよ。
[しばらくの間、トールへの認識が”失礼なやつ”と言うものから変わることはなさそうだ*]
[名前はきちんと認識したよう>>218だから、それ以上の突っ込みはなかった、けれど]
ほんっっっっっっとムカつく。
[次へと向かう姿を見遣りながら、力一杯の感情を込めて呟いた。
適当に流せば良いことが出来ない子供っぽさは22歳に見えない要因の一つであり、それをユーリエは未だに気付けずにいる。
自然と改善されるには、まだまだ年月が必要そうであった]
………もうちょっと用意しとこ。
[それでも頼られたことは満更でもないらしく、祠の先へと向かう前にもう一度、マナの結晶を作る作業を始めるのであった*]
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