情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
― カウンター ―
へえ……興味深いですねえ。
ニコラスって人は……うちの村に来た事があったかな。
…………ってちょっと待って。
[>>2今さらっと聞き捨てならない言葉が出てきた。
外観がお菓子?
この宿屋は一体いつの間にそんな劇的ビフォーアフターしてしまっていたのか。
更に雪がお菓子とはどういう事だろうか。]
ちょ、ちょっと外の様子を……
[確かめてこようと厨房の扉へ手を掛ければ、ちょうどヴァルターが戻ってきたところで>>5]
……………………。
……ああ、好きにしたらいいと思うよ……。
[何が何だかわからない。こんなの絶対おかしいよ。
いや、もう何を疑問に思っても今更か。]
[ヴァルターの提案にこくこくと頷くしかなかった**]
― カウンター ―
いらっしゃーい。
今日は本当に賑わってるねえ、天気の割に。
……ペーターとカタリナ……かい?
[“ペーター”と“カタリナ”一緒に居る姿は何度か見てきたのでごく当たり前に接しそうになるが、どことなく違和感を覚えた。
まず、彼らは普段から当たり前のように手を繋ぐ間柄だったか>>13
それから、二人が幼馴染の友達というよりは姉弟のように映る――これは、この場所では大しておかしな事ではないのかもしれないけれど。]
[極めつけには、ペーターの人見知りするような態度だ>>17
自分の知るペーターとは、到底結びつかない。]
……ご宿泊でしたら、こちらへご記名くださいね。
[少なくともペーターの方は別人なのだろうと判断し、宿帳への記名を促す。
羊をもふもふし続けているようであれば、カタリナに二人分の記帳を頼んだだろう。]
[もしかしたら、まだお客さんが来るだろうか。
玄関での物音に意識を傾けつつ、厨房へ入り食器の後片付けをする事にした**]
― 厨房へ向かう前 ―
ここは場所が悪い分、安さが売りになってますからね。
足りないようなら宿の手伝いをして頂きますけど。
雪の中、お疲れでしょう。
今から温かいスープを……って、外はお菓子が降ってるんだったっけ。
[カタリナの口からお金の心配が飛び出ればそう答えて。
食事の配膳や接客等の手伝いを考えていただけに、彼女が自ら力仕事を申し出て目を丸くした。]
隣同士の部屋をご希望ですね?
って、あらあら……
カタリナ……さんの方は、201号室と205号室をご希望、と。
向かい同士の部屋ですけど、ペーターさんもそれで構いませんか?
[>>34希望を聞けばそう尋ねてみる。
特に拒まれなければ、該当する部屋の鍵を二人に手渡す。]
[宿帳には、カタリナ・イェーガーと書かれている。
やはり自分の知るカタリナとは別人だ。]
……残念だけど、あたしはお客さんの知ってる女将じゃないですねえ。
そもそも宿の主はウチの旦那だし。
[レジーナの知るペーターは、ヨアヒムをにいちゃんとは呼ばない。ヨアヒムよりも年上だから。
この点で、完全に目の前の少年が初対面だと確信する>>35]
[暫く羊をもふもふするペーターを微笑ましげに見ていたら、いつの間にかカタリナの姿は消えていた**]
― 厨房 ―
誰か居るのかい?
[細かく刻んだ野菜とベーコンのスープを作りつつ、使い終えた食器を洗っていると、窓の外から人の気配を感じた>>56]
[守護の獣の声が、レジーナに届くはずはなかったのだが。]
― 玄関 ―
……………………。
[もう何があっても驚くものか、と思ってた矢先に、小麦色のでっかい獣。]
ええと……ご宿泊でしたらこちらの宿帳にお名前を……
[獣へ掛ける言葉としては、あまりにも頓珍漢だった。
レジーナはこんらんしている。]
/*
ええっと、ごめんよ。
ヨアヒムは獣の姿なのかい?
>>77や>>79の言葉をあたしが理解していいのか、ちょっと判断に困っているんだ。
/*
う。一回秘話失敗した。これでいいかな?
わかりにくいかなーと思ってましたが、やっぱりそうでしたか。
姿は獣ですが、言葉は他の人にもわかると思っていいですよ。
すいません、わかりにくくて。
― 玄関 ―
え……?
[かあさん、獣は確かにそう言った>>77]
[獣の子供を持った覚えはないし、自分には子供はいないのだが。]
[この獣も、自分を別の誰かと間違えているのだろうか。]
[>>78一瞬だけ、獣が寂しそうな表情を浮かべたような気がした。
獣も人違いの可能性を考えているのだろうか。]
……ごめんよ。
[自分が獣の探し人ではなかった事が申し訳なくて、その頭を撫でようと手を伸ばした。]
そう……。
ま、外はあの天気だしゆっくりしていきなよ。
ウチは動物だろうが未来人だろうが異世界人だろうが歓迎さ。
今、野菜スープを作ってるところなんだ。
あんたも飲むかい?
あ、でも狼にスープはどうなんだろうね……いや、人語を話す獣なら大丈夫かね……?
[獣とごく当たり前に言葉を交わしている現状をおかしいと思うべきなのだろうが、そんな感覚はとっくに麻痺している。]
[獣が暖炉の傍まで歩く姿を見届けてから>>79、厨房へと戻った**]
― 厨房 ―
[スープの準備ができたので、カートに鍋と食器を乗せる。]
[不審者は未だパン作ってる最中だろうか。]
あんたもキリのいい所で食堂の方へ来なさいな。
ずっと立ち仕事じゃ疲れるだろ。
[そう言葉を掛けてから、厨房を後にした。]
― 談話室 ―
はいはい、レジーナの栄養たっぷり野菜スープが出来たよ〜
[カートを押しながら談話室へ入り、]
えっ!?
ヨアヒムが二人!?
っていうかあれ?
さっきのわんちゃんは何処へ行っちゃったんだい?
[などと空気を読まない驚きの声を上げた。]
そ、そうかい。
さっきのわんちゃん……狼がヨアヒムで、ヨアヒムがヨアヒムで……。
ああ、わかったよ、そういう事なんだね。
[>>144わけがわからないよ。
喉の奥から出かかった言葉は飲み込んだ。]
沢山作ってきたからね、飲みたい人は好きなだけ飲みなよ。
[考えることを放棄したレジーナは、スープを器に入れて配ることにした。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新