565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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神父 ジムゾン
―― レジーナの宿 ――
[あれこれ所用を片付けて宿に到着すれば、
ヨアヒムは仕事を片付けてくれていたようで、
荷物はちゃんと届いていた。>>803
よし偉い、褒めて伸びるタイプ！
普段からそうすれば…というのは、
祭りの日に手伝いをしてくれた今日は言うのも野暮だ。
後で会ったときに、約束通り何か美味いものでも
奢ることにしよう。
あいつは買い出し組だから、
その後は暫く村を離れることになるだろうけれど。]
ん、なんか焦げ臭くないか？
[この宿は人の出入りが激しいが、
女将の管理も行き届き、リーザの仕事もあって、
日頃は綺麗なものだ。>>487
臭いの元を辿れば、何かを燃やしたような跡があった。>>933
この季節でも寒い日は寒い、
暖炉に火が入った室内はあたたかなものだ。
残っているのはただの灰。
何を燃やしたのかは分からない。]
神父 ジムゾン
[だから、話を聞き終えたなら、
まずはぽんと肩を叩く。]
話してくれてありがとうな。
そうさな、率直な所、
予言と夢の両方あると思う。
夢としても、そういうのは知識や直感が
何かしらの警告の形を取って現れることもある。
もし神の思し召しで御言葉が下されたなら、
はかり知れぬとしても、意味がある。
つまり――
危険があるなら、備えるに限る、
そういうことだよな。
[そう言った、実質的な話をした。
もし楽天家らしい顔をして、
おおげさだなあ、と話す様子があったなら、>>649
おう、そういうので頭抱えるのは
神様の使いっぱしりにぶん投げとけよ、
お前はそうしてろ――と
笑ったことだろう。]
神父 ジムゾン
[何かの危険があるときに、
感情よりも先に『どう動くか』を考えてしまうのは、
身体の奥底に叩き込まれた癖だった。
難しい顔で考え込むとしても、それは部屋を出て
一人になってからのこと。
それは以前村の外に出た際の経験か、
あるいは己の底の底にある、
『本当の自分』の経験か。
人狼、という存在のことは、話に聞いたことはある。
現実的な脅威であるという知識もあった。
――まずは祭りが終わったら、村の中見回って見るか。
何なら野犬でも入り込むこともあるかもしれねえし。
あるいは……
あるいは。
その先にある物は、今は心に留め、
ただ、その背にひやりと触れる、
半歩遅れてついてくる足音のような冷気を、
今は意識の下に抑え込んだ。]*
神父 ジムゾン
―― 村内回想 / ニコラスと ――
[ナントカとナントカというお茶については、
ああいうのって名前覚えるのややこしいから草は草、
という、大層雑な認識になる。
辛うじて名を覚えてるのはミントくらいだが、
あれは兵器だという知識はない。
あとは強いて言うなら猫草だ。]
いや、ほんと何でだろうな…？
前に作業してんの見て、
入り口辺りの花に真似して水かけてみたけど、
俺がやったら逆に枯れたわ。
あれはもう野菜の血でも流れてんじゃねえかと…
[首を傾げるより他にない。謎だ。
ともあれ、謎の茶はいつでも再現可能であったから、
頼まれたときは、喜んでまた淹れたものだった。
そういうときに、旅先の話を聞くのは
心楽しいものだったから。>>901]
神父 ジムゾン
[旅先の景色、人々や出来事の話。
語られる言葉に、旅の空気も感じられるようだった。]
同じものを見ても、違うことを思う。
見たものをよく心に留めた奴の話を
聞くのは楽しいもんだね。
神の愛――、名前か。
“ニコラス”
きっとその人も信心深いひとだったんだろうな。
[そのひとのことを語る言葉から窺える感情に、
目を細める。
確かその名は、弱者を助け、信仰の――…
成程、村の皆と交流し、教会に来る姿を見れば、
頷けるところがあった。
神父に向いている、と言われたなら、>>902
そう言われたのは初めてかもなあ、と
驚いた顔をしたけれど
（大体はこの不良神父が！ と年寄り連中に怒鳴られる）
そう言ってくれたことは、俺もありがたく頂戴しようと、
締めくくったものだった。]*
【独】 神父 ジムゾン
/*
フライング雑予想第二弾！
ニコラスは村側能力者かなあ
カタリナはどっち側もありそうな設定…？（味覚とか）
人狼騒動に関わりがあった人も何人かいそう
シモンは狼かなと最初思ったけど、狂人希望もありそう
ＰＣＰＬの違いの描写とてもすき
【独】 神父 ジムゾン
/*
フリーデルが瘴狼でディーターが勧誘希望の村人かな〜というのは序盤から結構考えてるので、諸々見計らって動きたい
（村設定の伝承部分のあれこれ見つつ）
今回とにかく役割に徹して進行のために動くぞ！と思って入ったものの誤爆と喉枯れとかほんとに…
エピで見事に外したのを笑うであろう雑予想第三弾、霊はオットーとかかな？ 船の方のPC1の印象だけど
神父 ジムゾン
[神学を学びに村を離れていた数年程を除き、
この狼月村で生まれ育った身である。
（村を出た理由は、まあ村の連中は知っているし、
途中死亡の報せも村に届いたみたいだから、
自分が村に戻ってきた時には幽霊扱いされた。笑う）
住んでいる者の顔は当然皆知っているし、昔馴染みも多い。
村でも生粋の飲兵衛であるところのその男のことは
当然のこと、よく知っている。
歳も二つか三つか、そのくらいの違いだったはず。
この頃は態と『おっさん』とか呼んでやることもあるが、
それは己にも近々帰って来る言葉なのである。
子どもの二歳差は大きいけれど、村の規模からして、
近い年の子どもというのは抑々珍しいもので。
悪ガキであったところの自分は、
『かまえよ！！』とばかりに
突撃して行ったことも良くあるので、
こちら視点昔馴染み的な間柄である、とは思う。
今も碌でもないカテゴリに属する者の
ちょっとした共感はあるが、
果たして向こうとしてはどういう認識かは、さて。]
神父 ジムゾン
お前さんヨアヒムと同じ括りだけど>>743
なんと驚けアイツは今日労働したぞ！
そういうわけで負けじとひとつ手助け頼む。
頭すっきりしねえなら、
口の中に酢でも流し込んでやるから言えよな！
今日の儀式の段取りの話で、
伝承周りでちょいと確認したいことが――
[と、自分の用件だけ捲し立てる。
内容的には、昔は『狼月祭』の儀式で
衣装を揃えたもんだとか別にそんなことはないとか
抑々伝承によると金狼さまの好まれる色は――
等々、今更になって議論を初めた連中がいて、
いやなんかもう例年通りでいいだろ！ と思いつつ、
そんな記載あったっけか確かめておくから！
とその場を収めてきたという次第だった。
なお、遠慮容赦なく大声でガンガン言ってるから、
きっとすごい響く。
果たして何か情報は得られたかどうか、それは相手次第。
そこには長いこと留まることはなく、
締め切り前に仕事溜め込む愚か者は、
また走り出していくのである。]*
神父 ジムゾン
―― 村内 / レジーナの宿屋・温泉 ――
[男湯に踏み込んだときは
用事のことで頭が一杯だったし、
湯煙で曇る男湯は視界も悪く、
ニコラスと、見慣れぬ誰かがいるな、と>>1112
漸く判別できたくらいだった。
急いでいない時なら二人にも声をかけたし、
見慣れぬ客は旅人だろうかと見当づけて、
必要があれば祭りや村の案内なども
しただろうけれど。
そんな勢いであったから、すんでのところで
どきっ☆狼月の村湯煙～が回避されたことは
知る由もなく――>>1055
いやほんと、
もしきゃーって緑色の悲鳴なんか聞こえたら、
こっちも反射的に、
『あ、ごめん！』とか慌てた顔をして
一旦ぴしゃっと扉を閉めて
外の扉に背を凭れさせ――
なんていう、ドキドキ湯煙展開を
うっかり演出してしまい、
いやほんとなにやってんの…？？？
と虚無の顔になるところであった。]
神父 ジムゾン
[ディーターは『ヨアヒムと同じ』のくだりには
思うところある様子だったが、
構わず質問を投げかける。
いつものことながら見事な記憶力、>>1092
こっちは言われた端から忘れそうだったので、
奥の保管庫の配列をざっと頭に浮かべ、
示された棚と本の位置に、脳内でざっと丸を付け、
『羊皮紙三巻』というところだけ文字で覚えこむ。]
ありがとな、助かった！！
[この年上の昔馴染みに、憎まれ口も叩きはするが、
時折こうして頼りもするし、素直に礼を言う。
子供の頃も、こいつの語る本の知識には、
お前すごいな！ と目を輝かせたものだった。
なお、転ぶなよ、と追いかけて来た言葉に]
お前さんこそ風呂で寝て沈むなよー！
[と返したのも、まあ、
ありがとな、の代わりということで、ひとつ。]
神父 ジムゾン
[そういえば、村の外から帰って来たときは、
「お化け？」などと酷く驚いた様子だったので、>>1088
こっちの方がきょとんとしてしまった。
いや、冷静に考えれば分かるのだ。
あのときの状況で、誰が生きて誰が死んだかなんて
マトモに伝わるはずもない。
あの町に、村の教会の神父の息子がいたらしい、
そりゃ死んだな、うん――くらいの伝言ゲームで、
村を訪れる旅人が厚意で知らせてくれていたのだろう。
いや、でも思い返せば、
そんな簡単な成り行きに咄嗟に思い至らなかったのは、
オットーの反応のせいもあると思う。>>1075
ディーターより前に出くわしたアイツは、
表情も変えずにこちらを二度見したので、
『よう、久しぶり！』とごく普通に挨拶し、
まさか自分が死んだと思われているなんて
気付かなかったのだ。
後で思えば、うん、オットーだからそうだよな…
と大層納得した。
ともかくあのときは、
え、俺って実は死んでるのか…？
と一瞬考え込み、
ツッコミ不在の状況となったものである。]
神父 ジムゾン
[オットーとは歳が同じだった。
小さい村で歳が近い子どもはそれほど多くない。
ディーターとオットーはその該当者。>>1073
そういうわけで、当時から走り回っていた自分は
遊ぼう！ とよくハティに顔を出したものだった。
母親がいないというのは知っていて、
自分も早くに母親を亡くして顔は覚えておらず、
互いにそういうものなのだろうと、
漠然と思っていた。
オットーに『可哀想』とか言う連中がいたときは、>>1073
バーカ！！ とか言って
蹴飛ばしてやったことがある。
（後で大人に大層怒られた）
当時はよく分からなかったけれど、
何となく、勝手にあれこれ言われるのが、
嫌だったのだろう。
表情があまりないのも、慣れっこで。
それはそれとして、 なぜか
びっくりした顔させてやりたいな！ と
変顔作戦とか色々悪戯を仕掛けたことは、
あったのだけれど。]
神父 ジムゾン
[父親の失踪の折のことも、
そう――、
捜索には加わったから、よく、覚えているのだ。
湖畔で血の跡が見つかったと聞いて、
駆けつけて、辺りを探し回り、
湖に飛び込んで潜って探せる限りの場所を探した。
それでも、何一つ見つけられなかった。
それを告げた時の、変わることのない表情を、
今もよく覚えている。
――時は流れ、今に至る。
自炊が壊滅しているため、『ハティ』には通い続け、
ペーターが教会に住むようになったことで
買い物の量は増えることとなる。
その後教会の食事事情が激変し、
買い出し当番が変わっても、>>1037
それでもやはり、パン屋にはよく顔は出している。]*
神父 ジムゾン
―― 山道へ ――
[駆けまわるうちに日は暮れて、儀式の時間が訪れる。
大体は彼方此方で雑用をしてきたわけだが、
祭りでヨアヒムと買い食いしながら小腹を満たし、
買い出し勢に加わるそいつを見送った。
気付けば日はすっかり傾いて、
山際にかかる西日が、
稜線をうっすらと赤く染め上げる。
どこからか、冷たい風が吹く。
冬の長いこの村では、この時期は既に寒気も強い。
何処か遠くで、耳慣れた角笛の音が聞こえた。>>1101
力強く響くそれは、
常と変わらない村の営みを告げる音のようで。
それでも、何故だろうか。
小さく吹き抜けた寒気が転がした道の葉に、
遠くたなびいた角笛が西日に溶けてゆくその余韻に、
人のすっかり少なくなった静かな道に、
胸の奥でざわめく、何かを感じているのは。]
神父 ジムゾン
[ゲルトの言葉を思い出す。
彼の口調を、表情を。
意識よりも先に、自身の無意識が何かを感じ取っている。]
――…
行くか。
[一度教会に戻り、供物の葡萄酒を揃えて山道に向かう。
道中行き会うものがあるなら、
共に向かうこともあったかもしれない。
準備や日頃の勤め――つまり整備のため
よく行き来する道ではあっても、
今日はやはり、ざわめく何かを感じていることを。
儀式の緊張感だと己を誤魔化すには、
――何もない今日の続きは
何もない明日ではないと、
自分は、もう、知っている。]*
【独】 神父 ジムゾン
/*
わあ、記載読み返してたら祭壇の場所は山が見える場所であって山道じゃない…
ぬるっと修正しよう
なんでかっていうと、この儀式のイメージってなんか昔読んだ海外ミステリの…なんだっけ…すごくうろおぼえの
鬱蒼とした森に儀式の祭壇があって月が出ててナイフで人が死ぬとかそういうのがあったんだよなあ。うおお、タイトルが思い出せない。アガサ・クリスティだった気もするけれど違う気もする。
いやそっちを思い出している場合ではない。
【独】 神父 ジムゾン
/*
明日でもまたwikiもう一度全部読み込んだ方がいいなあ、
村前にちゃんと読んだつもりし書くたびに参照してるつもりだったけどまだ抜けがある…
神父 ジムゾン
―― 祭壇 ――
[村の北にある祭壇へと辿り着く。
ここからは山の山頂が良く見えた。
狼月山――、
山から月を見上げる狼を思わせる名であり、形だった。
還りたいと望むものに捧げる祈りは、
果たして誰のためのものであるのかと、
いつかも感じたことが今もまた、脳裏に過りはする。
古い岩の表面には、獣の紋様が微かに残る。
近づかずとも、それは知っている。
以前儀式に参加したこともある。
長い時の流れを感じさせる岩は、
自然のものというには色合いが他と異なり、
船とも言い伝えられているものだ。]
神父 ジムゾン
[儀式が進む。
供物である葡萄酒をひと瓶捧げ、
よく慣れた仕草で祈りを行う。
岩の周りを取り囲み、手を繋ぐ。
既に身体の底まで馴染んでいるかのような、
子供の頃から数も忘れるほどに歌ったその唄を歌ううちに、
手の感覚も、自身の声すらも、何処かに少しずつ遠ざかる。
そうして、知らぬ間に、
意識すらもいつか――
――… ]
[―― … ]
神父 ジムゾン
[――語られる言葉を、
一語一句逃さぬように、耳に留める。
それは、警句だった。
例えに満ちているようで、
全てが重く、一言たりとも逃してはならない何かが
秘められている――
そう感じさせる言葉は、たしかに、
神による『予言』にも聞こえるものだったろう。
『災厄』 『金色の獣』 『従者』
『古の書』 『――… 』
回りかける思考に対して、
まずは聞かなければ、と、逆周りの回転が留める。
伝達が終わり、その時改めて、
ゲルトの様子がおかしいことに気付く。]
――、ゲルト！
[ぐらりと傾く彼に駆け寄り、
ぐいと引っ張りはしたものの、
身体を支えきるまでには至らない。
それでも頭を打つことだけは止められたと思う。]>>1213
神父 ジムゾン
[何が起こったのか。
予言、尋常ではない様子、儀式。
何か常にないことが――と、
そこまで考えてふと、気付く。
いや、自分の思考を自分自身で殴りつけた、
と言った方が良いかもしれない。
考えるべきことはどれほど多く、混乱の極みにあろうと、
『そういうときこそ、現実を見て動け』
そもそも日頃から体調が優れないのだ、
まずはそれを考えるべきだ――と、
どうにかそれを思い出す。
皆はどうしていただろう？
自分はまずは、ゲルトの様子を確かめながら、
口を開く。]
宿に運ぼう、きっと薬がある。
考えることは色々あるが、
まずはゲルトのことだ。
誰か運ぶの手伝ってくれないか？
[そう語る声は、どうしたところで、
落ち着いた響きとは言い難い。
それでも、『今はまず、するべきことをする』と、
そう告げる音にすることは、出来ただろう。]
【独】 神父 ジムゾン
/*
多分明日天声改めてあると思うからそのときまた考えるけど、教会の奥庭の探索は担当した方がいいかなあ、場所的に…とメモ
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