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3人目、虹彩の精霊師 アルビン が参加しました。
虹彩の精霊師 アルビンは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― ユウレン王宮 ―
はあ……半年前にそんな事が。
[相棒たる騎竜師とともに訪れた、初めての国外出張先。
そこで聞かされた話に最初に上がったのはこんな声だった。
視線が一瞬、傍らの薄藍の羽毛に包まれた仔竜へと向く]
ええ……時期的にも、この子の起こした事件と合致しています。
……それと同時に、風龍峡方面で精霊力の以上活性化が観測された、と。
確かに、それは何らかの関連を疑うべきですね。
[どこに何が影響してるんだろう、と思いつつ、ひとつ息を吐いて]
ええ、学長からは、全面的に協力するように、と言いつかっております。
ぼくたちで出来ることがあれば、お手伝いさせていただきます。
……叶うなら、この子に自分の産まれた場所を見せてあげたいですし。
[精霊師でありながら、竜と絆を結ぶもの。
『虹彩の精霊師』が口にするのはずっと叶わぬもの、と思っていた願い。
屈託なく告げられたそれに、横で話を聞いていた相棒がやれやれ、と言わんばかりにため息をついたのは、気づかなかったことにしておいた。**]
― 龍峡の村・宿屋 ―
はあ……賑やかでしたね。
[宿屋の一階、食堂と酒場も兼ねる空間の一画に、疲れ果てている精霊師と薄藍の仔竜の姿があった]
まあ、なんというか。
あんなに喜んでもらえただけでも、来た甲斐はありましたけど。
[疲れ果てている原因は、今は市場を一人で歩いている姫騎竜師。
調査隊長として先に現地入りしていた彼女と顔を合わせたのが大体二時間ほど前の事。
それからつい先ほどまで、ふわふわの仔竜をもふもふと愛でたり、ナハティガル王国やこちらの勤め先である養成学校の事を聞きたがる彼女に付き合う事に時間を費やしていた]
……とりあえず、ここが調査隊の集合場所になっているようですし。
誰か来るまで、一休みしますか。
[本当は、初めて訪れた異郷の地を見て回りたくもあるのだが。
今は、精神的な疲労をどうにかしたい、という方がわずかに上回っていた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
それにしても……。
[思い返すのは、ここに来る直前のやり取り]
いや、確かに風龍峡に行きたい、というのはぼくの希望ではありましたけど。
全部丸投げして、自分は水軍の演習に同行するってどういう事ですか。
[共に出向してきた相棒も、当然の如く調査隊に参加するものと思っていた。
のだが、相棒は唐突に別行動を取ると言い出して。
自分は、洋上演習に出る水軍に同行させてもらうからこちらは任せた、と物凄くいい笑顔で言い切った]
そりゃまあ、海に行きたがってたのは知ってましたけど。
[にしたってなんかちょっとずるくないか、と。
零れて落ちたのは、そんな愚痴。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
ぇ……はい?
[呼びかける声>>53に、最初に上がったのは惚けた声。
傍らの仔竜がぴぃ、と鳴く]
あー……ええと。
はい、なんでしょうか。
[数度の瞬きの後、返したのはこんな問いかけ、ひとつ。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[薄藍の仔竜はこてり、首を傾いで耳の動き>>68をじぃ、と追う。
仕種に合わせて虹色の光がぱっと散った]
こらこらシエル、失礼だよ。
[そんな仔竜を軽く諫めてから、改めて呼びかけてきた相手に視線を向けて]
ああ、有志の方ですね。
隊長殿は生憎と外しておりますが、希望者は拒む必要はないから、と言付かっておりますので。
お力を貸していただけるなら幸いです。
[慌てたような問いに笑って返す。
直後、仔竜がぴぃぃ、と高い声をあげた]
ああ、失礼……シエル、どうし……。
[どうしたの、と。
問おうとした声は、仔竜の視線の先に立つ者の姿に途切れ]
…………カレルくん?
[名を呼ぶ声に、確かめるようにこちらも名を呼び返していた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[いっぱいいっぱいの気配を察知されている事>>80には気づいていなかった、が。
状況をのんびり傍観していて余裕だけはあった盟約精霊はそちらに気づいていた]
『ごめんなー、もうちょい待ってー』
[金糸雀色の光の瞬きと共に零れた声は、精霊の意を汲める者にはた容易く届くもの]
ああ、いえ。
嫌というわけではないのですけれど。
この子は好奇心が旺盛すぎて、何をやらかすかわからないので。
[直接触りたくて飛び掛かったりしかねないから、とはさすがに言えないが。
浮かべた笑みから何かしら察することはできるかも知れない]
ええ、用事を済ませたら戻られますから。
[用事の先が甘味処というのはさすがに触れずにこう言って]
クラリッサさん、ですね。
ぼくはアルビン・ヒッツェシュライアーと申します。
この子は虹竜のシエル。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
[紹介を受けた仔竜は、よろしくー、と言いたげにぴぃ、と一鳴き。
その後は思わぬ相手との再会の方に意識を取られ。
礼を返し、離れるのを見送るにとどまる事となった。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[仔竜なら、という言葉と笑みに、気分を害してはいなかったか、とほっと安堵の息を吐く。
名前の確認>>94には、はい、と一つ頷いておいた]
はい、お久しぶりです。元気そうで何より。
[向けられた笑顔に気を取り直し、こちらも笑みを向け。
さらりと告げられた言葉に、ひとつ瞬いた]
……ええ、学長命令という形の出張で。
生憎、ノトカーは別件の方に行ってますけれど……。
[何気ない口調でここまで言って、それから]
驚かないんですねぇ、ぼくが国外にいる事。
[仔細は明かしていなかったが、自身がナハティガルから出られなかった、という事は養成学校では有名な話で。
それが解消したのは彼が卒業してからの事。
故に生じた疑問をわずかに首を傾げながら投げかけた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
……半年前の事を?
[困ったような笑みと共に返された言葉>>108に、瞬き一つ。
あの一件はそれなりの情報規制がなされ、詳細は表に出ていなかったはず……なのだが]
……何者なんですか、その人。
[そちらへの驚きに意識が行っていたから、『ちょっとうっかり』の部分もその時はそのまま受け取って。
投げかけたのは、こんな問いかけ。**]
― 龍峡の村・宿屋 ―
隠者殿……ですか。
[カレルの説明>>113に、わずかに目を細める。
そう言った存在がいる、という噂は耳にした事があるのだが。
そんな存在と何故接触したのか、というのはちょっとだけ気にかかる所で]
(とはいえ……彼は『目立つ』子ですしねぇ)
[一年前に起きたとある事件。
目の前の彼は、表沙汰にはされていないその時に色々ととんでもない事をやらかしたと聞いているから。
『力あるもの』を寄せやすい部分があるのは確かな事で]
……色々と、思うところはありますが。
きみは真っ直ぐな気質ですし、竜が拒否していなかった、というならば、最低限の信は置ける、ということでしょうね。
[言い添えられた言葉>>114も併せて考えれば、そこは問題ないのだろう、とも思う。
とりあえず、国に帰ったら色々要確認だなあ、なんて思いつつ]
まあ、それはそれとしておいて。
きみは、何故ここに?
ここに来たということは、風龍峡辺りが目的地だとは思いますが。
もしそうなら、一緒に来ますか?
まあ、のんびりと物見遊山……とは、いかないでしょうけれど。
[話題を切り替え投げかけるのはこんな問いかけ。
養成学校を巣立った生徒がどこまで実力を伸ばしたのか、興味があるのはある意味已む無し。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
シエル?
[不意に、仔竜がぴぃ、と鳴いた。
何事か、と思うのと、扉が盛大に開く>>128のとはほぼ同時]
…………ああ、はい。
風龍峡調査隊の受付は、こちらで間違いないです。
[賑やかな声>>129にやや気圧されつつ、条件反射のように口にする。
その背後でふわり、と金糸雀色の光が揺らめいた。
同時に零れた『うわー、なんかすごいのきた』という鏡の精霊の呟きは、例によって一部には聞き取れるもの。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
『あれ?
ぼくの気配がわかるのっていうか、鏡の精霊が久々ってー……』
……モーント、今はそこ、置いといて。
[向けられた笑み>>134に、珍しく動揺したような鏡の精霊にぽそ、と突っ込みを飛ばして一時黙らせて]
ウェルシュ殿、ですね。
ぼくは、ナハティガルから出向してまいりました、アルビン・ヒッツェシュライアーと申します。
もう少しすれば、隊を率いる姫様もお戻りりなると思いますので、今はゆっくりしてくださいね。
[当の姫と顔見知りとかもう会ってるとかは知る由もないから。
向ける言葉は、当たり障りない歓迎の言葉。
その横では薄藍の仔竜が羽をぱたぱたさせて、虹色の光を散らしている。
目の前の存在への好奇心が、駄々洩れになっているのは一目瞭然。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
……どうかしました?
[己が名乗りが思わせた事など知る由もないから、なるほど、という言葉>>145に緩く首を傾ぐ。
それでも、よろしくという言葉にはこちらこそ、と返して]
あー……お知り合いでしたか。
[言いつつ、ちょっと思ったのが姫様とんでもないな、だったのは鏡の精霊以外は知れぬこと。
話題が仔竜の事に移ればはい、とひとつ頷いて]
縁あって、絆を結んでおりまして……虹竜のシエル、といいます。
[名を告げられた仔竜はよろしくー、とでも言いたげにぴぃ、と鳴いて。
鼻先をつつかれると、ぴゃ、と短く鳴いてぱちくり、と瞬いた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
名前が懐かしい……ですか。
[そう言われれば、思い当たる節が一つ。
自身とユウレン王家を繋ぐ切欠となった、星と盟約した精霊師の事]
『…………シュテルンとあいつのマスターの事、知ってるって事ねー』
[浮かんだそれを鏡の精霊がぽそ、と言葉に変える]
なるほど、そういうご縁でしたか。
……情報屋さん、となれば、いずれお世話になる機会もあるやもですねぇ。
[今はともかく、家督を継げばそういう伝手は必要になるから、との思いは沈めてそれだけを返し]
ええ、そうですね。
滅多にない……というか。
前例のない事案だと、よく言われます。
[仔竜との絆についてはその通りなので首肯を一つ。
突かれた仔竜はぷるぷるぷるっと首を数度振った後、びっくりしたー、と言いたげにぴぃぃ、と鳴いてまた虹色の光を散らした。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
………………。
[『きみ、超越存在への警戒緩すぎでしょう』。
向けられた笑顔と言葉>>156に浮かんだ突っ込みはそっとしまっておいた。
なんかもう、今更過ぎて意味がない気がしたから……というのは余談として]
[こちらの提案に覗く表情。>>159
以前は見えなかったものに、わずかに目を細めつつ]
では、そのように。
……そんな風に思わなくてもいいんですけどねぇ。
[ご恩返しという言葉には、ほんの少し苦笑を滲ませるものの。
真摯な声音にこもるものはしっかり受け止めていた。*]
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