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3人目、黒狼神の神子王 ヒース が参加しました。
黒狼神の神子王 ヒースは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― ギンセイ王宮・執務室 ―
[その存在とは、魂を持って繋がっている。
故に、訪れを察するのは容易いもの]
どうかしました?
兄がここに来るなんて珍しいですね。
[手にした文書、そこに綴られた文字を辿りつつ向ける声は軽いもの]
……面倒事?
[投げやりな口調と、だるそうな声音もそうだが。
何より、告げられた内容は若き王の興味を引き。
手にした文書は脇に置かれ、翠の瞳が黒衣の剣士の方へと向けられた]
何が、あったんですか?
[この存在が言う『面倒事』は大体一筋縄ではいかない……というのはこの13年間で思い知っているから。
問いかける声音はやや、硬いものとなっていた]
……なぁんて言うとでも思ってるんですかぁぁぁぁっ!!!!!
というかですね、兄、そんな大事な事をさらっと言わないでください!
北って言ったら、『神代の古戦場』でしょうが!?
そこで遺物が暴れてるとか、笑い話じゃ済みませんよ!
まったく、3年前といい今回といい、もうちょっと、常世側の都合を考えて動いてくれませんか!?
[普段声を荒げない若き王の怒声に、扉の向こうがなんだなんだと騒がしくなる]
なんでもありません、いつもの事です!
[そちらにはこの一言だけ投げて黙らせて。
数回深呼吸をした後、翠の瞳をじとり、と黒衣の剣士へ向けた]
……ええ、ええ。
3年前、突然謎の魔獣が大量発生した時に、また何か起きる、というのは言われてましたけど。
それが、神代の遺物に関するものだ、とまでは聞いてなかった気がしますよ、兄。
[今から3年ほど前。
銀星平原に突如、狼を思わせる緋色の魔獣が大量に発生する、という事件が起きた。
その時は黒衣の剣士と王、そして有志含めた腕に覚えのある者たちで無事に討伐したものの。
それが何故発生したのか、などの原因は謎のままだった。
唯一それを察していたらしき黒衣の剣士が説明を端折ったため、究明に至れなかっただけ、ともいうのだが]
……で。
今回は、ちゃんと説明していただけるんでしょうね……
[最後の部分は声を潜めた問いかけは。
てめぇ、話さなかったら承知しねぇぞ、という意を込めたものだった]
そういう事情であれば、ぼくも行きます。
[はきとなされる宣告は、黒衣の剣士の予想通りのもの。
それから、王は先ほどまで眺めていた文書を黒衣の剣士へ投げ渡す]
……いえ、ぼくだけではなく、正規の王命として、調査隊を編成し、複数で向かいましょう。
北部領域で、奇妙なものを見た、という報告が幾つか届いています。
今回の件と無関係ではないのでしょう?
そも、『神代の古戦場』の奥に立ち入るには、王族の許しが必要ですし。
……何より、あなたの『一部』だというならば、それはぼくにとっても他人事ではない。
……構いませんね?
[有無を言わせぬ調子できっぱりと言い切る。
翠の瞳には、決して引かぬと言わんばかりの意志の光が宿っていた]
― ギンセイ王都・広場 ―
……ふむ、今年も中々の出来のようだね。
こちらは……ああ、ユウレンの花茶か。
取り寄せるのも大変だろうに……交易は、上手くやれているのかな?
[あちらの露店で作物の出来を褒め、違う露店では民間交易の塩梅を問い。
露店を渡り歩く様子は何処か楽し気なもの]
ん? ああ……北の噂か。
うん、聞いているよ。
でも、心配しなくて大丈夫、災いとなる前に必ず鎮めるからね。
[民の間にも、北部地域で目撃された異変の噂は流れているらしい。
それに、穏やかな口調でこう宣して、それから]
……ところで、その飴、いただけるかな?
[話しかけてきた飴売りに、笑顔でこんな事を問いかける。
いつも変わらぬ呑気な様子は、やって来た近衛にさて、何を思わせるやら。*]
― 王都・広場 ―
[己が『守護者』と近衛のやり取りなど知る由なく]
求めるものに対価を払うのは当たり前、それは王だろうとなんだろうと同じ事だよ?
[お題は受け取れません、と恐縮する飴売りに、にっこり笑って代金を受け取らせる。
これもこれで、ここでは日常的な光景だった]
ありがとう。
これから、ちょっと忙しくなるからね、甘いものが欲しかったんだ。
[にこにこと笑いながら、蜂蜜飴の袋を腰のポーチに入れようと口を開け。
呼びかける声>>41が聞こえたのは、ちょうどその時]
ああ……近衛の方から、来てくれたのか。
ありがとう、助かるよ。
[さすがに、近衛を一人も連れずに行くのはまずいか、と思いつつ。
行く先が行く先だけに、近衛隊の自発に任せていた、というのは表には出さず]
……ソロンゴ……というと、ああ、彼の。
あちらは、息災にしているかな?
[彼女の兄には色々と世話になっていた。
とはいえ、最近は顔を合わせる機会もなく、問う声音には懐かしさのようなものが滲む]
なに、若輩と言うならぼくも同じだ。
こちらこそ、よろしく頼むよ。
[緊張を帯びたジルとは対照的に気さくな口調でさらりと告げ、それから]
― 王都・広場 ―
ふふ、そうか……相変わらずなようで、何よりだよ。
[伝えられる近況>>45に、零れ落ちるのは嬉し気な声。
13年前に共に戦ってくれた者たちは、頼りなかった自分を支え導いてくれた先達にも等しい存在。
故に、その消息を知れるのは素直に嬉しい事だった]
そうか、それでは、お近づきの標に、おひとつどうぞ。
[甘いものが好き、との言葉と首肯>>46が返れば、手にした飴の袋を開けて、ジルへと差し出した。**]
― 王都・広場 ―
まあ、そこは、本人次第だからね。
[婚姻関係は自身も地雷。
故に、落ち着く云々>>48にはそれ以上は触れず。
飴が拾い上げられるまでの間の思考>>49は識る由ないが、口にしての感想>>50には、自然な笑みが浮かんだ]
甘いものは、しあわせのもと、だからね。
……この先、多分一筋縄ではいかないだろうから、今の内は気を緩めて。
でないと、土壇場で切れてしまうからね。
[笑いながら、そんな言葉を投げかけて。
それから、自分も飴玉を一つ、口に入れた]
うん、美味しい。
[呑気に呟く様子は、一見すると肩書き通りの立場には見えにくい……かも、知れない。**]
― 王都・広場 ―
……ん、ああ。
大丈夫、それは忘れていないから。
[向けられた笑みにこもるもの。>>66
それを察せぬほどに鈍くはないつもりだった。
己が立場、それが周囲に与える影響。
それは絶対に忘れるな……とは、魂繋がる『守護者』に散々言われ続けていたことだから]
[ともあれ、としばらくはそのまま露店を巡り。
一通り見て回ったところで、声がかけられる。>>67]
うん、いつまでもふらふらしていると、今度は兄の糸が切れかねないからね。
戻るとしようか。
[冗談めかした口調で言いつつ、集合場所へと戻り]
……ああ、彼か。
これはまた、心強い援軍だね。
[空舞う翼>>69に僅か、目を細める。
陸に重きを置くギンセイにおいて、天翔ける翼持つ騎竜師は貴重な存在。
故に、その参加は心強いものになるだろうな、と思いつつ、翼が舞い降りてくるのを見守る。
その瞳に微かに滲むのは、憧憬めいたいろ。**]
― 王都・広場 ―
[己が王である事、為政者であり、護り手であり、そして、象徴である、という事。
それは、王位を継承する前に何よりもきっちりと叩き込まれた心構え。
それを忘れてはいない、という事は無事に伝わったようで、は、と小さく息を吐く]
(そこだけは、絶対妥協するな、って訥々言われたからなあ……)
[思い返すのは未だ少年の頃のあれこれだが、今は、とそれは置いておいて]
[メレディスの評>>81には同意しかないので、そうだね、と頷きつつ。
続けて投げられた問い>>82に、ひとつ瞬いた]
ん……いや、大した事ではないよ。
気にするほどのものでもない。
[風の精霊と友誼を結ぶが故か。
自由に天翔ける翼には、惹かれやすいのだ、と。
そんな子供じみた内心は、さすがに落とせないから苦笑しつつこう返していた。*]
― 王都・広場 ―
[曖昧な言葉はそれ以上追及される事はなく、内心、安堵の息を吐く。>>91
そんな言葉を交わしている所にやって来るのは、話題の騎竜師。
向けられる最敬礼と言葉>>89、それを居住まい正して受け取って]
うん、久しぶりだね。
あなたが共に来てくれるのであれば、心強いよ。
北の地には、慣れているだろうからね。
よろしく頼むよ。
[静かな口調でそう、告げて、それから]
……ところで。
急ぎで飛んできたのなら、疲れていないかな?
飴、食べるかい?
[にっこり笑って飴の袋を差し出すのは、まあ、いつもの事。*]
― 王都・広場 ―
[遠慮なく受け取られる飴と、その感想>>98にこちらも笑みが深くなる]
素材を生かしている分、作り手の気質や個性が出るからね。
食べ比べてみると面白いものだよ。
[そんな持論を展開しつつ。
かつて訪れた店の話にほう、と短く声を上げた]
それは中々に楽しみだね。
……それじゃあ、早い所片付けて、案内してもらわないとならないな。
[さりげなく織り込まれる情報に僅かに目を細めたのは一瞬。
さすがだね、と小さく小さく呟く声は、側にいる者にしか届かぬもの。*]
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