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……え?
[気になるの?との問い。
数度瞬いて、口を開く。]
そうですね……。
わたくしは、少しでも知識が欲しいのです。
万が一ですけれど、また同じことが起こらないとは言えないでしょう?
ですから……そのときの村の人が、どのように対処したのか、しようとしたのか、わたくしは知りたいのです。
わたくしは、“できそこない”ですから……。
[少し悲しみを湛えた笑みを浮かべながら、ぽつり呟く。
断片的すぎて、きっと意味は通じていないだろうけれど。]
― シモンとの一幕 ―
え、……。
[>>270まさかそんなふうに返されるなど考えていなかったのか、硬直した。
暫くの沈黙ののち。]
……ありがとう、ございます……。
すみません、何と言えばいいのか……。
[結局、気の利いた言葉が出ないことを、素直に言うしかなかった。]
――「好き」なんて、言われたことがありませんでしたから……。
[小さく続けた言葉は、寂しそうに。]
― 三人で囲んだ食卓 ―
[シモンを伴い教会へ戻ると、すぐに料理に取り掛かる。
教会へ暮らすようになった頃から、既に料理の基礎はできていた。
フリーデルからは何も言わないが、実家で日常的に作っていた事は伺えただろう。
獣肉は口にしないため普段は肉料理を作らないが、客人がいる時は別。
畜産も盛んであるこの村では常に肉の供給があるため、状況に合わせて購入し調理する。もちろん、自分の分は抜くけれど。]
[調理中、二人が自分をダシにした結婚話を始めれば>>273,>>288、
ドスン!
と包丁を取り落としたような音が彼らの耳に入ったとかなんとか。
聞かなかったふりで料理を食卓へ運んだけれど、その目はどこか据わっていたように映っただろう*]
― そして現在の教会へ ―
[戸を開き、礼拝堂の中へ足を踏み入れると、前を歩くジムゾンが足を止めた>>260]
どうかなさいましたか、神父さ……
[その視線の先にあったものは、椅子の上に置いてきた手紙>>260
そういえばラブレターであることを訂正しないままだったけれど、まだ誰からか気にしているのだろうか。
少し苦笑しながら、回収しようと彼の前へ歩み出て――]
え……?
[確かに自分の名前を上にしていたはずなのに。
目に留まった封筒は、実家の姓が上になっていた>>237]
ど……
[どうして、と口にするより前に、慌てて封筒を手に取り、差出人の名を隠すように胸に抱いた。
ジムゾンは見ていないだろうか。見ていないといい。
逃げるようにフリーデルは自室へ走り、封筒を机の引き出しに入れた。]
……すみません、教会で急に走ってしまって。
その……まじまじと見られるのは、恥ずかしくて…。
さ、パンが温かいうちに頂きましょう。
[そう言って、何事もなかったかのように簡単なスープを作るべく厨房へ向かい、ジムゾンと共に食事を摂ろうとするだろう**]
― 回想/旅人の旅立つ前 ―
え……
わたくしに、ですか?
[ニコラスにネックレスを差し出され>>306、ぱちぱちと瞬く。]
お気持ちは嬉しいのですけれど……
[既に首にかけているものは、絶対に外すことのできないものだ。
かといって、両方を首にかけるわけにもいかず。]
あ、そうだわ……
ニコラスさんがお嫌でなければ、手首に着けてもいいですか?
[元々首に着けるものなので、多少のリメイクは必要になる。
勝手に別のものにする事は失礼だろうと、尋ねてみた**]
― 回想/図書館にて ―
[パメラが紹介してくれた本>>327の中には、人狼騒動の議事録をそのまま本にしたものや、旅の物書きが村の人間を取材して書いた小説のようなもの、絵本まで様々なものがあった。
面白半分で書かれたものもあるのだろが、どれも貴重な資料だ。
ひとしきり内容に目を通した頃には、陽はとっぷりと暮れていた。
本を返そうとすれば、薬草や花についての本が目に留まったので、手にしてぱらりと読んでみた。
村はずれの森の中に群生する草の種類も、ある程度把握しておく必要があるだろうと思ってのこと。
ただそれだけの理由だった*]
[けれど花の項目を開いたとき、
フリーデルの目から一瞬、光が失われたことに気が付けた者は、パメラくらいのものだろう――*]
― 回想/旅人を案ずる娘 ―
ニコラスさんの為に、出来ること……ですか?
[>>386羊飼いの娘の問いに、戸惑ったように瞬く。
過去の知り合いというわけでもないだろうに、ニコラスを心配しており彼女の為に何かしたいという思いはカタリナの行動から見て取れた。
そうは言っても、ゲルトの時だって目の怪我への詳しい対処法がわからず、結局は清潔な布を充てるといった応急処置的なことしかできなかった。
ただ、ここから一番近い大きな病院の場所は知っていたので、そこへ運んで診てもらうように促したけれど。
その程度のことしか出来ぬ自分に、何を言えるのか。]
……貴女はニコラスさんをとても案じているのですね。
でしたら、あの方の傍へついていてあげてください。
早く元気になって欲しい、力になりたい、という思いを言葉にしてください。
ただの修道女に過ぎないわたくしよりも……
真にあの方を思う人が傍にいることが、あの方の癒しとなると、わたくしは思います。
[月並みだけれど、これで良かっただろうか。
実際、自分は怪我を癒す手伝いをできても、ジムゾンのように心の癒しになれそうにはない>>108
お願いします、というようにカタリナへ頭を下げた*]
― 現在の教会 ―
[きっと見ていないのだ。
ジムゾンの反応>>365から安易にそう読み取り、ほっと息を吐く。
村の子供たちと同列にされた事には複雑そうに笑うけれど、リクエストを受ければ、パンが冷めぬうちにてきぱきと用意する。]
メロンパンってそんなに美味しいのです?
わたくし、オットーさんのパンは好きですが、メロンパンだけはその……やたら甘いという印象しかなくて……。
食べず嫌いは良くないと思いつつ、なかなか買う勇気が出ないのです。
[食事を摂りつつ、こちらもいつも通りに振舞おうとするけれど、普段よりも口数が多くなっている事には彼も気づいたろう。
やはり全ては食べきれず、白パンを残してしまった。
ジムゾンが食べるというなら譲るけれど、そうでなければ次の食事のため保存。]
……少し冷えますね。
窓を開け放しにしていたかしら……
[ローブの上からでも、ひんやりとした冷気を感じる。
ストールを取りに行きがてら窓を確認しようとするけれど、はて窓を開けていても寒いと感じたことがあっただろうか。ましてやこの季節で。
気が付けば、窓の外には曇り空**]
― 教会で ―
[>>423最初は一口だけ、と言われて、食べたがっていると思われているのかと考え、勧められたなら遠慮しようと考えていた矢先、思わぬ言葉が続く>>425]
……そのようなことが……。
それでは、これは思い出のパン、ということなのですね……。
[そういえば、自分は彼の親のことはほとんど知らない。
過去に繋がる情報は遮断してきたのだから、当然なのだけれど。]
[だって、相手の過去を知ってしまえば、自分の過去も隠したままにはできなくなる。
気にならないでは、ないけれど……。]
……そうですね。
頂きますわ。
[渡された一口分のパン>>426を受け取り、口の中へ。
ぱりぱりとした歯触りともっちりとした生地、そして口腔から喉をふわりと通る甘み。
味については直接言葉には出さなかったが、引き上げられた口角から感想は伝わるだろうか。]
やはり偏見による食べず嫌いはよくありませんわね……。
ありがとうございます、神父様。
[味の世界を一つ知れたことに感謝を述べ。
白パンはジムゾンの提案を受け、香草バターも頼んでおけばよかったか、と思いつつ、明日まで残しておくことにした。]
むかしばなし……。
[>>427恐らくは、100年前に起こったという人狼騒動のこと。
図書館で読んだ書物にも記してあった。始まりは吹雪と共にあったと。]
雪が……降るのかしら……。
[呟くフリーデルの表情は、複雑ないろをしていた*]
[ヨアヒムは、思っていたよりもずっと早い時間に現れた>>409
恐らくは、ジムゾンの忠告に従ったのだろう。
少し遅れて、自身も出迎える。]
ありがとうございます、ヨアヒムさん。
急ぎではなかったのですけれど、時々酷い怪我をした方が来られることもあるので……量が少ないと不安でして。
助かりましたわ。
あら、喉飴まで……。
[教会は子供も訪れることもある。
ただの喉薬では確かに嫌がられるし、甘い飴は歓迎されるだろう。
説明に納得したように頷き、]
神父様……悪戯はほどほどにしてくださいな?
[多分言っても無駄だなこれと思いつつも、>>428当たり前のように薄荷味の爆弾を仕込もうとするジムゾンを窘めた*]
[無意識に、踏み込んでしまえば戻れなくなると
知っていたから、だろう
懐に一度踏み込んでしまえば放っておけなくなる
その怖さを己は、知っている
――気にならないわけではない
手紙の事だって聞きたい。だが
それ以上に。其れが原因でこの地を去って欲しくなかった]
― 旅人のプレゼント ―
これは……父から預かったものなので、外せなくて。
申し訳ありません。
[悩ませてしまった>>449との言葉に、首を小さく横に振り。]
大事に着けさせていただきますね。
……ありがとう、ニコラスさん。
また、お会いできますように。
[その言葉は、彼女の無事を願ってのものか。]
[彼女を見送ってすぐのこと。
手先の器用な村人へ頼み、蒼玉をそのままにブレスレットへ加工してもらった。
ローブの下、今も蒼玉は、フリーデルの手首を飾っている>>365*]
― 悪い神父と悪い薬師のやり取りを見つつ ―
最初からそういうつもりで薄荷味を入れましたね……。
[この村の男性って、割と皆同じレベルで子供っぽいのかもしれない……
嵌めた報告待ちのヨアヒム>>471を、冷ややかな目で見つめたりした*]
― その夜 ―
[自室へ戻り、机の引き出しを開ける。]
お父様の……手紙……。
[筆跡は父のもの。
きっと、内容は15年前の約束>>10を果たすためのものなのだろう。
けれど。]
これを開けたら、わたくしは……
……くしゅっ。
[寒さからだろうか。
ふるりと震え、手紙を再び引き出しへ。
待ち焦がれた手紙。
その封を切ることがないまま、フリーデルは寝床へと*]
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