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[今、砦から州都へ向けて進発するにあたり、考えるべきはウエストマールの王国方面から来るだろう敵への対処だった。
王国の兵が介入してくることは、まだあまり考えていない。
だが、来る、と確信する相手は、近いうちにやってくるはずだ。
州都へ到達するまでの間に背後を突かれるのは厳しい。
砦の守りに500名の戦力を割くとして、誰を将に据えるか。
思案を巡らせる前に、チャールズの言葉>>223が耳に入った。]
任せる。
[間を置かず、短く答える。
己の背を任せられる相手など、そうそういない。
部隊を預けるとなれば、なおさらだ。
彼以上の適任など、考えつかなかった。]
あたりまえだ。
砦ひとつなどよりおまえの方が惜しい。
[届けられた音にもまた即答する。
死守という響きに、微かに眉を顰めながら。]
おまえがのんびりする暇がない程度に、
さっさと州都を落として戻ってくる。
[自信と軽口のない混ざった口調を、音に響かせた。]
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懸案がひとつ片付いてほっとするの段。
ところで、チャールズって、もしかしてでぃあさんかい?
そしてクロイツにしゃるさんの気配を感じている。
クレステッドはwiki時点で9割たすくさんだなぁと。
(このあたりが自分的分かりやすい人々)
[チャールズに背後を託し、これで事の半分は成ったとばかりに思考は前へ向かう。
今、チャールズと並んでいるマーティンが自分と共に来ることは、当然のこととして確認もしない。
ごく自然に支えてくれる彼ら二人は、まったく違う種類の男たちのようでいて、実は同類なのではないだろうか。
そう思ったのは8年前の乱闘騒ぎが最初だった。
だとすれば、彼らと意思響きあわせる自分もまた同類なのだろうか。
そう考えると、おかしいような、誇らしいような思いになるのだった。]**
― クリーク砦・出撃準備中 ―
[慌ただしく出立の準備が進められている中で、ディークは兵たちの間に赤い髪の女性を見つけた。]
サシャ!
[遠くから声を掛け、それだけでは気づかれないだろうと兵たちをかき分けて近寄る。
彼女の視界に入るころには、周囲の者が彼女の注意を引いてくれてもいるだろう。]
サシャ。
この間の弓、見事だった。
[正面に立って、心持ちゆっくり話しかける。
彼女の耳が聞こえないことも、唇を読むことも知っていた。]
おまえでなければ、あの距離は無理だった。
次も頼む。
[暗闇の中、正確に見張りの兵を射抜いた腕を称える。>>140>>141
「熊殺し」の称号を持つ狩人の中でも、彼女の目と矢の鋭さは他と一線を画するものだと認めていた。
狩人としての力量に常々感嘆を覚えつつも、一度は超えてみたい相手である。
自分は熊殺しではないが、クマは退治したことがある。と冗談交じりに言ってみたこともあった。]
戦いが終わったら、また狩りに誘ってくれ。
次は俺が一番矢を射てみせる。
[どうせ自分は城に収まっていられる性分ではないだろうから。
他愛もない約束を、未来に投げかけておいた。]*
/*
いろいろと調べものをしつつ、補完をぐいぐい進めるの心。
テレピン油
引火点は35℃である。
油脂や樹脂をよく溶かす。
水に溶けない(非水溶性)
水より軽い。(液比重が1より小さい。)
アルコールに溶ける。
蒸気比重が第4類危険物の中で最も大きい。(4.7)
淡黄色(たんこうしょく)である。
ヨードと反応すると爆発する。
濃硫酸と反応すると発熱・発光する。
布などに染み込んだものは自然発火の危険性がある。
つまり、水に流して火をつけても燃える、と。
あと、爆発するだって??
/*
ここのまとめに、テレピン油の燃焼実験が写真付きであった。
「【実験も追加】ファンタジー・歴史ものの「ガソリン並みに引火性の高い油による火攻め」は実在したか?」
http://togetter.com/li/815114
なんか、前のるがるの時も、このまとめを眺めてた記憶があるなぁ。
― 閑話 ―
[サシャら森の民と出会ったのは、平原の民よりも少しあとになる。
それも最初は、よそ者としての扱いだった。
認められたのは、森のクマ退治に行った後からだろう。
いつしか彼らの間に入り込み、森での暮らし方を学び、狩りの技を学んだ。
森の部族のおばばに会ったのもこのころだ。
「そなたは大地の柱。この地より外に出てはならぬ」という託宣を受けてそうかと頷き、以来、ラモーラルの地を離れたことはない。
昔宰相から聞いた外の国のことや、カークが持ち帰ってくる外の文物に興味はあれども、自分はラモーラルの地に根を張る人間だという自覚があった。]
[もし自分がオクタヴィアスの立場だったらどうだろう、と考えてみたことがある。
自分には無理だな。
思ったのはそれだけだった。]
― クリーク砦・出撃準備中 ―
[辺境伯と戦った後、兵たちの話を集めてみれば、相手の陣容もいくらか見えてくる。
相対したときは同じような規模だったようだが、手ごたえとしてはずいぶんと討ち減らした感触があった。
戦死した兵、負傷したり進退窮まって投降した兵、捕縛された兵、散り散りになった兵。すべてを考え合わせれば、当面の相手の戦力は相当減っていると思われた。
もっとも、素早く軍を取りまとめられる将がいなければの話。
兵たちの話から、幾人か気になる敵将の存在を知る。
ひとりは、マーティンと刃を交えたという銀髪の男。
風体と握っていた武器とを聞けば、思い浮かぶのは1人だった。]
そこか。
[いずれ敵として会うことはわかっていた。
そこに居たのか、という思いだけがある。]
[混戦の中を、自在に泳ぎ回るような小隊がいた。
そんな報告には暫く首を傾げたが、率いる長の風体を聞くと脳裏にある男の像が結ばれる。
思い出されるのは、いつも剣を握った姿だった。
年下の少年が、幾度も彼に稽古をせがんでいたのを覚えている。
見かければ、自分も必ず混ざった。
盾を使うのは俺ではないから。
そう言って、剣で打ちかかっては跳ね飛ばされていた。
今は果たしてどうだろう。
試してみる機会は、そう遠くはないはずだ。]
[辺境伯との戦いで、解放軍も無傷というわけにはいかなかった。
中でも、恐るべき巧妙さで一撃離脱を繰り返し、こちらに大きな出血を強いた部隊がいることを知る。
馬上より錘を操る髭の偉丈夫だとの報告に、思い当たる人物がいた。
名将として鳴らし、国の守りの要として国境線を任されていたいた人物で、その能力は父クレイグ侯も認めていた。
とはいえかつて一度だけ将軍を目にした少年が抱いた感想は、「へんなやつ」というものだった。]
ウォーレン・コリドラス、か。
[個人的な感想はともかくとして、それだけの歴戦の将が相手にいるというのは心しておくべきことだった。]
[敵戦力の分析を進める一方で、出撃の準備が行われているのも見る。
辺境伯との戦いで負傷した兵は、森へと送り出されていた。
志半ばで命を落とした者も、また。
それらの差配に、盟主が直接口を出すことはない。
必要があれば力仕事を手伝い、重傷のものを励ますだけだ。]
マーティン、
[そんな中、通りがかった巨漢に声を掛ける。]
さっき聞いたんだけど、カークから荷物が届いたって?
酒?それとも砂糖菓子か?
[からかい交じりに声を掛け、詳しい話を聞きたがった。]
/*
油の件はチャールズが拾ってくれたので安心して見ていられるでござる。
そしてサシャの物語がたいそう切ない。
が、いろいろ嬉しい。
/*
ああ、うん。
サシャの動きもありがたいなあ。
後方はこれで本当に安心してお任せできる。
拝んでおこう。ありがたやありがたや。
/*
そうそう。伝令ね。カークからの伝令。
あれもそのうちチャールズが拾ってくれるに違いない。(丸投げた
あとはそのうちエディの病気の話にも触れようかと思うけど、そのうちね、そのうち。
今のうちに歴史家さんの話でも書いておこうか。
/*
なんとなくの中身当ての続き。
オクタヴィアスはどうもるなうぇいさんな気がしてならない。
もう少し素敵ルビが登場すると確実なんだけど、愛する国だけでも要素としては高いよね。
サシャはひょっとしてサシャもといshuさんなんじゃないかと軽く疑うけれども、またサシャを選ぶかは何とも言えないので、やっぱりなんとも言えない。
コリドラスはS.Kさんで間違いないんじゃないかな。
マーティンからはそこはかとなくふかふかさんの気配がするけれども、どうかなー。
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そういえば、
自分がどうして決起したのかを考えていなかったことを思い出す。
なにかのきっかけがあった、はず……
/*
ちらみ。
チェーザルは体調大丈夫かい?
インフルエンザも流行っているようだし、無理なくですよ。
無事に回復していますように。
(表で言えというなにか)
そして、ツェーザルとは相応の知り合いらしいことは把握した。
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