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3人目、疾雷の刀士 カナン が参加しました。
疾雷の刀士 カナンは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 霧の海/『八幡』甲板 ―
……………
[一向に晴れる気配を見せない不思議な霧。
それが立ち込める海域で我々開拓団の船は停船を余儀なくされていた。
見通しの利かない霧の先を、私は険しい表情で睨めつける]
…目覚めない者達の様子は?
[船員の一人に、船で起きている異変についてを問いかけると、変化なしの返答が耳に届いた。
私は表情はそのままに、唇を噛み締める。
解決策が一向に見出せぬ…どうにか手は無いものか]
― 霧の海/『八幡』甲板 ―
[ディークの帰投を待つ間、私は眠りから覚めない者達の容態を思い出す。
今のところ黄泉路が開く様子は無いが、長く眠ったままとなると衰弱するのは必須。
積んでいる食糧等を考えても、長く留まることも難しい]
自然現象とは思えぬ霧…か。
[明らかに原因がある霧だ、どこかに打開策があるはず。
一欠片でも手がかりが見つかることを願い、私は霧の中に光を探した]
[そうしてしばらくして、霧の中から陽光の輝きが『八幡』の甲板へと舞い降りてくる]
ディーク、どうだった。
[待ちかねたと言わんばかりに私は戻って来たディーク>>13へと声をかけた。
聞けば、怪しい船──「幽霊船」らしきものが霧の中に漂っていると言う]
霧の中に漂う「幽霊船」か…。
関係が全く無い、と言うことは無いだろう。
可能性があるならば、その船を調査するより他無いな。
調査隊を派遣しよう。
少数精鋭、志願者が居れば連れて行け。
…無茶だけはするなよ。
[危険は元より承知、なのだが。
私は最後の一言を、ディークの顔をじっと見詰めて告げる。
この男は傍で止める者が居なければ、場合によっては命を投げ出すきらいがあるからな。
ここしばらくはその気配もなりを潜めているようではあるが…*]
調査隊発足についての通信を全ての船へ。
参加希望者が居るなら返信するように、と。
[ディークがシュタイフェ・ブリーゼへと向かって直ぐ、私は船員に命じ調査隊についてを全艦へと伝える]
それから、現時点で「眠り病」に罹っていない者のリストも用意せよ。
[状況の再確認も兼ね、派遣する者を選ぶためにそんな命も出しておいた。
立候補者の面子にもよるが……私が出ることも考えておくべきだろうな。
そもそも、他に任せて座して待つなど、性に合わぬ*]
― 霧の海/『八幡』統制室 ―
[甲板から統制室へと向かい、全艦の中で「眠り病」に罹っていない者のリストを眺める。
船の規模を鑑み、万一に備えての人数を考えると、やはり調査隊には少人数を割り当てるのが精々だった]
ディークが調査隊に入るなら、他の騎竜師は残って欲しいところか…。
もし行くとなるなら、人数を更に絞る必要が出てくるな。
[調査隊として稼動可能な人数が揃わない場合は、私から命ずる形で人選しなければならない。
人数は少なすぎても問題なのだ]
誰か希望者は出たか?
[通信機で取り纏めをしていた者に声をかけると、希望者一名の報が入る]
名は?
………クレステッド=フィダンテ?
…あぁ、先のトラブルで真っ先に海に落ちたと言う。
ふむ。
[確か、腕はそれなりにあるとディークが言っていたか。
少々性格に難ありな気がしないでもないが…]
よし、調査隊に加えておけ。
[今回の場合、行動の意思ある者が調査に向かうのが良いと私は考えている。
調査対象は得体の知れぬ場所だ、臆する者を放り込むのと比べれば、どちらがより結果を引き出せるかは明白だろう。
そんな思考の下、私はクレステッドを調査隊に加えることに決めた。
まだ彼に心の準備が出来ていないなど、私は知る由も無い**]
― →霧の海/幽霊船 ―
[しばらくして、『八幡』に編成された調査隊のメンバーが集まる。
ディークが何か言いたそうにしていたが、文句あるか?と含んだ視線を返すに留めた]
先ずは皆、調査隊への立候補、感謝する。
これから我々は小船に乗り、ディークが見つけた幽霊船へと乗り込む。
未知の場所故、何が起こるか分からない。
十分に用心してくれ。
では出発しよう。
[出発の号をかけ、私達は小船へと乗り幽霊船への接舷を試みた。
先んじて異変があるようなら、先行しているディークから連絡があるだろう。
何も連絡が無いことを確認すると、我々は幽霊船に取り付き、小船からの乗り移りを敢行した。
よもや、ディーク自身に異変が生じている>>69とは知る由も無い]
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