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― シュビト中央広場・決起集会 ―
人はかぼちゃ…人はかぼちゃ…人はかぼちゃ…
[町の人々が次々と中央広場に集まってくる。
その流れと熱気に背を向け、建物の影でぶつぶつと呟いていた。
そんなとき、不意に背後から肩を叩かれる。]
…!!
な、…わかってる。今行くから。
[出番だと、促される声に従って歩みを進める。
よ、盟主、とからかう声は学友のもの。
そちらに拳を振り上げるうちに、硬さが取れていく。]
[中央広場にしつらえられた壇上に上がる。
その表情は、引き締まったものに変わっていた。]
シュビトの皆。
心ある街の皆と、学館の仲間たち。
今日、こうして集まってくれたことを、喜ばしく思う。
[なおも集まる人々の上を、朗々たる声が渡っていく。
爆発する手前の熱狂が、静かに引き絞られていく。
ひりつくような空気が、肌をも焦がすようだった。**]
― 数年前・ベルサリス学館 ―
だから、もしもの時のためにだよ。
もしもの時のために、自衛の力は必要なんだ。
[講義が終わった後の部屋に残った学生たちと
講義の感想を言い合い議論を交わしていく。
それは、いつものよくある風景だった。]
結界があるから、と言って何もしないのはさ、
今は春だから冬の支度はしなくていいと、
そう言っているようなものだろ?
[歴史の講義の後、国の未来について語り合う。
その議論は、自然と熱のこもったものになっていた。**]
/*
おはようございます。
大体灰に潜んでいる系のねこみちです。
今回はもう、しょっぱなからやることが多すぎて始まる前からタスクリストがあるとかいう、とほほな状況ですよ。
がんばってこなす。
/*
それにしても巫女姫綺麗だなぁ。
見に行きたい(
なんか時間軸調整すれば行けそうじゃね??
ほら、軍率いるよりは個人が馬かっ飛ばせば早そうだし。
多分当局に目を付けられてるだろう自分が素直に首都に入れるかは疑問だけど。でも悩んでいるよりも実行するが吉とも言う。
/*
ほんとは過去村を引きずるのはあれでそれでよろしくないのだけれども、ひとつだけ、ひとつだけ大層驚愕しているのを吐き出しておきたいんだ。
…サシャがでかい。
もちろん悪いとかそういうことは全くないよ。
ないんだけど……うっかり小っちゃいって言っちゃったらごめん。
あと、あれ男かな。女かな。
/*
さっさと進めようとすると、だいぶ時間軸分身するよねぇ。
ううん…。でも人待ってると時間なくなるし。
そもそも、人が関わるようなことでもないし。
あ。人を関わらせればいいのか。(ひらめいた
― いつか・ベルサリス学館にて ―
[この日も青年は学館の中を早足で歩いていた。
既に学生の身分からは離れていたものの、
こうして学館に顔を出すのは、珍しいことではない。
短い探索の末に目的の人物の背中を見出して、
青年は、さらに足を速めた。]
先生! バウマン先生!
折り入ってお話、いえ、お願いがあるのですが、
今、お時間よろしいですか?
[背後から声をかけ、隣に並ぶ。]
― シュビト・集会の朝 ―
[その日は朝から人が慌ただしく動いていた。
すっかり活動拠点となった学館の一室で、
同志らと打ち合わせや確認を進めていく。]
『結構な人数がもう集まってるぜ。』
『演説のここなんだけど、こう変えたほうがよくない?』
『集会に出ない奴をリンチしようとしてる連中がいたから、ぶちのめしといたぜ。』
『それって、この間、巫女姫を暗殺だとか息巻いてた連中じゃない?』
[飛び交う会話の中に、待っていた情報が入る。]
『王府軍は順調にこっちに向かってるって、見張りから』
[周囲の人間と顔を見合わせ、頷き合う。]
[集会の決行は、街中で大々的に宣伝してある。
街の人間の意識は賛否どちらであれ、集会に向いているはずだ。
同志の中でも中核メンバーは武器を携えて広場の中にいる。
"もちろん集会に加わるのだから当然だ。"
街の自警団は、広場の周囲に集まってもらっている。
"大勢の人が集まるのだから、警備上当然のこと。"
もし今日、街を誰かが襲ったなら、広場まで易々と到達するだろう。
"途中の家々では、人々が息を殺して見守っているはずだ"]
………。
[溜息ひとつついて頭を振った。
たぶん自分は悪いことをしようとしている。
街の外に責任者と武装した同志を置いておけば、
混乱も被害も最小限で済むのだろうけれども。]
― ブラバンド・風花祭 ―
[集会の日からさらに遡ること暫く。
旅装束の上から目深にフードを被った姿で、
青年の姿は首都にあった。
最近激化している反政府活動の中心人物として、
おそらく自分は当局にマークされているだろう。
念入りに変装してはいるが、見とがめられれば危険だ。
それでもこうして首都に潜り込んでいるのは情報収集のためと、]
やっぱ、祭り見たかったんだよなー。
[屋台で買った串団子を頬張ってご満悦。]
─── 永久の平穏を。
[唇に祈りを乗せる。
自分はその平穏を壊す存在だと自覚していながら]
先に進まなきゃ、それを守れないときが来たんだ。
[壊した先にこそ平和があるのだと、覚悟を声にした。**]
― 5年前・ベルサリス学館 ―
[議論の合間に鈴を鳴らすような声が挟まれた。
陽の光そのままの髪を背に揺らす彼女に、身体を向ける。]
キール、
[名を呼ぶときには、いつも不思議な感覚がする。
多分それは、彼女の本来の名ではないから。]
[父のジョゼフ・ジェフロイから"遠縁の子"だと紹介された。
よく面倒を見てやるようにとか、
困っていたら手助けしてあげなさいだとか、
もっともらしく言う父の目配せで、だいたいの事情を察する。
事情がある子が身分を隠しているのだろう。
それも、なにかあれば面倒事が巻き起こる類の。
彼女が何者かを知るのは、もう少し後のことだ。]
キール、外の国がどれだけ進んでいるか、
君もここにきて学んだだろう?
たまたま漂着する人から聞くだけでも
外の国の技術はこの国よりずっと高い。
もしも、外の国が本気で攻めてくるようなことがあれば
軍に任せておけばいいなんて呑気なことも言ってられないだろ。
[そもそも軍がどれだけ頼りになるか、
そう続けかけて、言葉を飲み込んだ。**]
/*
今ちょっといろいろ眺めている最中なのですが。
シロウがマッキントッシュだったことに気が付いた驚愕と腹筋へのダメージをここに記しておきたい。
とか言っていたらうちの腹心がオルヴァルで、追加ダメージを受けているところ。
おまえwwwわかってるなwww
/*
クレメンスからうちの父さんへの回想が来ているので、あとで拾うこと。
ところでうちの腹心、しゃるさんじゃないですか?
/*
シルキーはなんとなくろこあさんな気配もしているけれど、まったく自信はないので違ってたらごめんね。
タスクが消化する端から増えていくから困ったものだ。
― いつか・ベルサリス学館にて ―
いやいや、まさか。
バウマン先生に金借りようだなんて思ってませんよ、
そんな、あとが怖い。
[ぼそ、と続けた言葉を笑いに紛らわせる。
だがそれもすぐに真面目なものに取って代わった。]
俺たちが今進めてることはご存じですか?
職人や農民、漁民、
あちらこちらのギルドやに行って
護身術やら学問やら教えてるんですけど
[それは学館の仲間たちと続けている活動のひとつだった。
職人たちや地方の農民、漁民たちに啓蒙活動を行う傍ら、
盗賊や海賊と遭遇したときの護身術と称して、
身近な工具、農具を利用した武術を教え、
漁民には漁船を利用した戦術も教えている。
あくまでも護身術と言いつつ、内容はかなり踏み入ったもの。
それは半ば、護身術の名を借りた戦闘訓練でもあった。]
よかったら先生にも護身術の指導をお願いできないかと。
お忙しいようでしたら、実技は俺たちでなんとかするので
鍬や大鎌を使った集団戦法について助言を頂けないかと
[かつて軍に所属していたこともあるというこの教師へ
一定以上の信頼と期待の眼差しを向けていた。]
― ブラバンド・風花祭 ―
キール。
……なんて、呼べないか。今は。
[舞殿の上で舞う陽光に懐かしい視線を投げ、
舞がすべて終わるより先に身を翻す。
急いで帰らないと、集会に間に合わなくなる。
馬と、舟を乗り継いでぎりぎりといったところか。]
ルディ、そっちの準備、順調か?
[声を投げかけるのは、遙か遠いシュビドにいるだろうガートルードへ。]
巫女姫は見た。綺麗だった。
マチュザレムの使者も正式に巫女姫と面会したらしい。
王府からは反乱鎮圧の軍が出てるとさ。
あと、串団子美味かった。
だいたい見たから帰る。
土産は話だけで勘弁しろよ。
[陽気な気配を思念に乗せて、馬を走らせる。
見るべきは見た。あとは動くだけだ。]
俺たち一人一人が国を守る気概を持って武器を取る。
いざというときには国の全員が立ちあがる。
その覚悟と気迫が、国を守る力になるんだ。
外の国の脅威を伝え、みなに備えさせることが、
ここで学んだ俺たちがするべきことじゃないか?
[先導者たり先駆者たれ。
自負と若い責任感を口にする。]
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