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さて、と。どこから返していくか。もっかいログ読もうか。
ちょっとここ数日ウキウキして夜更ししすぎたせいか、今凄く眠い…
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わーん、私クラリッサさんの名前間違ってたーーーー
うわぁぁぁん!
休憩中で慌ててからとは言え、それはなかろう。すみません><
[>>57むっとした表情、尖った声色で返ってきた声に、玲緒は知られない様にわずかに息を呑んだ]
(また、やっちゃった)
(でも仕方ないかな)
(どうせ日常、だし)
[自己嫌悪と諦念がいったり来たりして、最終的にいつもの事だと開き直る。
その間に脳裏に浮かぶのは、出会った時の事。
同じくらいの年代で、同じ様に退魔術の修練を重ねる女の子。彼女と出会えたあの幼ない日、それからほんの少しの間だけ友人の様に過ごせた日々。
それを宝物として胸の中に押し込んで、今を──敵対する家柄の者として肩を並べて、亜梨沙の傍らにいると。
幼ない頃、丑ケ谷の娘である亜梨沙と仲良くしていた所を見つかり、祖父に頬を張られた時に、そう玲緒自身が決心した事だ]
(だから、平気。)(──平気にしなくちゃ)(未だに、慣れない……けど)
冷血だなんて思ってない。
[慣れない。そう思いながらも、端的にそう返した。
感情の抑揚が滲まない、やや細く涼やかな声は、それこそ亜梨沙の言う冷血人間の様なものだったかもしれない]
[そうして席を変える事なく、通路側のシートに姿勢正しく座る。
流れる景色を見る仕種で、視線は当然の様に隣席の少女を向いてしまう。やがて見えた富士山に声を上げる亜梨沙>>41につられ、玲緒は視線を外へと向けた。
薄い雪化粧を纏う山頂と、それを覆う空の青。それはどこか現実を忘れさせてくれるみたいで、思わず呟きがこぼれてしまう]
きれい……。
[退魔の力とは無縁の退魔師の娘である母と、ただ視えるだけの力を持った入婿である父。
そんな両親の間に生まれた玲緒は、祖父にとっては待望の後継者たる力を授かって生まれた子供だった。
そのせいか、外での修練よりも内での修練を課せられ、霊峰である富士にすら玲緒は訪れた事がなかった。
新幹線に乗る機会がなかったのも、その為である]
……来て良かった。
[見た事のない景色を視界に入れて、少女はそう思う。
仲良くする事は出来なくても、隣にいられる事で、初めて見る景色をうんと特別なものにする事が出来たから]
(きっと驚いているんだろうな)
(同じ班は、たまたまだったけど)
[そう、この状況は偶然であった。
取り立てて仲がいいと言える友人がいない玲緒は、あらかじめ適当な所に入れて貰えればと告げていた。
その適当な所が、亜梨沙のいる班であったのだ]
(席は隣にしてっていうのは、私がひっそりと班長さんにお願いしたんだけど)
[きっと言える事のない秘密の話。
まさか修学旅行を楽しんでいるのかどうかと思案されているは知らず、当人はこの状況を、割と楽しんでいた]
[多少の居心地の悪さを覚悟しながら]
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フジヤマケイジャ祭りはクラス確定していない中、拾うわけにもいかず。
拾いたい。
ほんとは好葉さんの仲いい子を拾いたかったけど、なんか亜梨沙のが相性良さそうなのでおなとしくするしかなかった(
ん?
[隣席の亜梨沙の視線が動く>>42。
それにつられ、玲緒もつい級友の好葉の方へと視線を向けていた]
……あれはあれで、大変そう。
[>>40好葉の声に耳を傾け、視線を戻して静かに落とす。
人に見えないものが視える労の類いは、父の昔話なんかで察する事が出来る(そんな労を知る者の娘として、出来る限り知らぬ振りをする術は教えられていたから、父の話でしか想像出来ないのだ)。
けれど。
大変そうだと言葉にしながらも、どこか好葉は楽しそうに玲緒には見えていた。
ただ、玲緒自身がセクハラの気配に無頓着なせいかもしれない]
[そんな好葉を見つめる亜梨沙が、赤翡翠に触れる様>>43を横目で眺めた]
(そういえば、亜梨沙は風紀委員。……これのお咎めなしにする為、なのかな?)
[その首飾りがどんな謂われの物なのか理解している玲緒は、ふとそんなどうでもいい事に考えを巡らせた]
(これが気安く喋る事が許される間柄なら、さりげなく訊けたのに)
[そんな間柄ではないから、好奇心を殺すしかない。
首飾りを離した亜梨沙の指先を視線で追ってしまうのは、出会った時に触れたその手が嬉しかったから]
(触れた手の、あたたかさとかは)[もう、忘れてしまったけれども]
─ 回想/出会い ─
[とある事情>>83から未谷待望の後継候補としての力が備わっていると判じられてから、玲緒は退魔術の修行を課せられていた]
(どうして)
(こんなこと、したくない……!)
(おともだちと、ふつうに、あそびたいのに……!!)
[けれどそれは、玲緒自身が望んだ力ではなかった。
既に
そのせいか、玲緒に課せられた修練は常に厳しく、そうして子供が望む自由すらろくに与えられなかった]
[そんな、とある夏の日。
まだ小学生の頃だ。
当時仲良くしてくれた友達のお誕生日会に内緒で行こうとしたのを祖父に見つかり、無理やり坤央一門の修練場へと放り投げられた。
いつもなら祖父が怖く逃げ出す事など考えない玲緒だったが、その日の修練の目付け役は、祖父の片腕と言われていた初老の男性。
春の日差しの様に穏やかで、常に冷めた表情を浮かべる祖父の傍らにいるには、随分と不釣合いな人だと、幼ない玲緒ですら思える人だった]
(この人なら、きっと……!)
[優しい人だった。その優しさを、祖父よりも格下の者として捉えた子供は修練場から飛び出し、そうしてまだ敷地の経路を把握しきれていない広大な修練場で迷う事となり、決して行ってはいけないと言われていた場所まで足を向けていたのだ。
“あの辺りでは、丑ケ谷の者が修練をしている。
……未谷家にとっては、敵となる一族だ。”
祖父にそう言われていた場所に]
[心細い表情をしていた。
帰り道が判らなくて、どうしようもなくて、祖父にしごかれた時よりもうんと涙を流していた。
だってもう、帰る事は出来ないと思ったから。
そんな玲緒に声をかけてくれたのが、丑ケ谷亜梨沙だった。
同じ年頃の、修練場にいる女の子。
それまで同年代の退魔師修行をしている者を知らなかった事もあり、学校の友人達と自分は違う存在だと認識していた玲緒にとって、その姿がひどく嬉しかったのだ。
床に、
そうして地面に。
ぽたぽたとこぼしていた涙が引っ込むくらいに、亜梨沙の存在が嬉しかった。
だからつい駆け寄って、手を伸ばしたのだ]
わたし、玲緒っていうの。
あなたは?
ねぇ、お友達になって!
[涙を引っ込めて、じゃれつく様に手を伸ばして。
そうして、笑ってみせた。
今では見せない様な、花の咲いた様な笑顔で]
[そうして暫くしてから、例の祖父の片腕の男性が玲緒を見つけた。
けれど彼は、亜梨沙が丑ケ谷の子供だと知りながらも、玲緒には何も言わなかった。
ただ、祖父に怒られない様に修練をしようと玲緒の手を引いた。
それに大人しく従ったのは、亜梨沙の存在を知れた嬉しさからだろう。
今でも玲緒自身が知らぬ事だが、今は亡きこの男性は、祖父達が決裂する前に、丑ケ谷の当主と未谷の当主……つまりは亜梨沙と玲緒の祖父、どちらも支えた存在だったらしい。
だからこそ、玲緒が亜梨沙と接した事を黙認してくれていたのだろう。
けれど、それは長く続かなかった]
亜梨沙ちゃんのお誕生日、もうすぐなんだね。
じゃあ、亜梨沙ちゃんのお誕生日は、お祝い出来るんだね……!
[その日、玲緒は亜梨沙の所に迷い込んだ経緯を話していた。
友達の誕生日会に行けなかった話の流れで、亜梨沙の誕生日を聞き、そうして目を輝かせた。
けれど──……。
話している最中に、祖父が酷く冷たい声で玲緒を呼び、亜梨沙の傍から引き離された。
その後は頬を張られ、丑ケ谷への敵意を祖父の口から吐き出されるのを黙って聞いた。
その頃亜梨沙も、彼女の父に未谷家との因縁関係を聞かされていただろうか>>10]
(お祝い、出来なかった)
(友達になることも、出来ないんだって)
(でも……)
(でも──……!)
[以来修練場で会うのを禁じられながらも、それでも時折腕試しの場で会う機会もあり、だからこそと玲緒は決めたのだ。
>>12家業を誇りに思っている事を、話している事から察せた亜梨沙の、せめてライバルとしていられる様にと。
あれ以来亜梨沙と仲良く話す事は出来ずとも、修練に身が入り、それが修行中とはいえ退魔師である玲緒を支えたのは事実であった]
[もっとも、同じ様な境遇である友人になれなかった亜梨沙の誕生日すら祝えなかった事で、以来玲緒は取り立てて仲のいい友人を作ろうとはしなかった。
友人だった子よりも、友人とも言えずにいた亜梨沙の誕生日を祝えなかった事がつらかったのを自覚していたから。**]
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秘話無双して、寝る
あかん、明日は早寝しないと仕事つらい……。省エネするつもりだったのに、こう、勢いが、勢いが。
あと蒼生さんの亜梨沙ちゃんの設定に感謝。凄くこう、玲緒として奮い立つタイプの子にしてくれたよな、と今実感しています。
文章おかしかったらごめんね><
そして何だかこの対比、蒼生さんと百合やるきっかけになった某キャラ達みたいな感じだなと思いまして……。
あ、お母さんにクッキー焼いてもらうねが抜けてた。くそう、くそう。
寝よう。
[こうなった経緯をあたしは知らない。
それは班長がきちんと口を噤んだお蔭だろう。
富士山を見て綺麗、と言う声は、玲緒の素直な思いの発露に思えた。
少なくともつらくて堪らないってわけじゃないんだろう。
あたしはほんの少し胸を撫で下ろしていた。]
[クラスメイトの好葉がこちらに向けて苦笑している>>112のには気づかないままに、玲緒はもう一度視線を景色流れる窓へと向けようとした。
亜梨沙の手元を見ていると、戻れない出会った頃の事を思い出して、胸の奥がきゅっと締め付けられた様な痛みを覚えてしまうから]
(ほんとうは、見ていたけど)
[忘れてしまった手のあたたかさ。
見ていれば思い出せそうに錯覚するから、つい視線で追ってしまう。
さすがに隣の席では何度もそうしていると気づかれるだろうと思い、無理やりに視線を景色に向けさせようとしたのだ。
と、その時。
人の気配を感じ、玲緒はもう一度好葉の方の座席へと顔を向けた。
タイミングは、ちょうど亜梨沙と同じ頃だったか>>166]
[好葉に向けて聖前がお静かにのポーズ>>125をばっちり決めているのを目撃して、小さな頷きをひとつだけした]
イケメンにだけ許されるってやつ。
[厳しい修練のせいで、友人を作っても淋しい思いをするだけだった幼ない日々。
そのせいで現在の玲緒はよく言えば誰にでも分け隔てなく接すると評され、悪く言えばどこにも属す事はしないクールぶりっこと評されていた。
そんな彼女の耳にも、クラスメイトの聖前が女子にどういった評(>>156)を受けているのかは届いている。
あのポーズ、あの注意を受けたくて、わざと図書室で騒ごうと画策しようと盛り上がる女子もいるくらいで。
聖前のお静かにが好きな子達は皆、あれはイケメンだから許されると口々に言っていた。
初めてそれを見る玲緒は、以前聞いた言葉をオウム返しする様に小さく落としていた]
[噂のイケメンにだけ許された仕種を拝み終え、そうしてひっそりと聖前の背中を見送る。後に、ふと隣の亜梨沙の呟きを拾った>>166]
確か班長さんが聖前さんのファンだから、彼が担当したコース、だったと思うよ。
それがどのコースまでかは、判らないけど。
[そうやって聖前くんと話す口実を作るんだー。
なんて楽しく語っていた班長の彼女を思い出す]
[異性に向ける恋愛感情といったものは今まで感じた事はないし、理解も出来ないでいたけれど。
話す口実を作る算段を楽しげに披露してくれた彼女の姿に、玲緒はひっそりと己を重ねた。
たまたま人数の少なかった班に入れてもらい、それならばと、浮き足立つ気持ちで亜梨沙との隣席を希望したのだ。
班長さんにはきちんと口止めして、そうして今の状況を得た。
事情を訊かれれば、口止め料は彼女が最近悩まされていた、生霊祓い無料サービスでどうにかなったのだけど]
(ストーカーみたいなの、かな。たまにいるんだよね、背負ってる子)
[修練みたいなものだと思い、そういった憑き物をこっそり祓ったり退治したりしているせいで、知る人は知るという小さな噂程度に玲緒にそういった力があるという事は知られていた]
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天倉くん乙女ちっく可愛いよね、うん。(ガン見。
議事の裏通りの絆に紛れていた事もあるのですが、このシリーズはどこかに眺める側としても好みのカップルがいるのが大変美味しい(真顔。
でも多分、百合は珍しいと思うんだ。どちらかが男の娘パターンを想像していた人がいそうだよね。
恋愛になるかは判りませんが、百合です。
ただ玲緒は、中の人がびっくりするくらい、亜梨沙が好きですね。
ありさー(鳴声)
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