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………………。
だ か ら 。
なしてあなたはそうやって、くろねこの頭の中にしかないはずのものを言い当ててくるのよwwwwwwwwwwwwwwwwwww
― 回想:参戦前のとある明け方 ―
……ん?
どーした、ルアル。
[その気配に気づいたのは、いつもの如く海岸での鍛錬の時。
太刀振るう様子を見つめていた影竜が不意に空を見上げてきゅぅぃぃ、と鳴いた。
何事か、と振り返れば、紫紺の瞳は暁光染まる空へとむいて。
その視線を辿った先、空を舞う影が見えた]
……竜?
この辺りまで、野生の竜が降りてくるって、あったっけ?
[『蒼氷卿』の加護を受けるこの地では、氷の属を持つ野生の竜は決して少なくない。
それでも、人里近くまで降りてくる事は、稀だ]
まーさか、『御使い』ってワケでもねぇだろーに……。
[例外的に、『蒼氷卿』が託宣を下すために己が眷属を遣わす『御使い』と呼ばれるものが人里に降りる事もあるが。
そうだとしても、こんな場所を飛んでいるのは不自然で]
……だとしたら?
[首を傾げている間に、水色の影は街の向こうに消えて。
傍らの影竜と、顔を見合わせた]
[それから、水色の影を見かける事は複数回あり。
夜の鍛錬の折には、騎乗するものらしき影も捉えたから]
……アレ、野生じゃねーだろ。
[その結論に達するまでの時間は、そう長くはなかった]
野生なら、こんな人里近くに居ついてるわけねぇ。
『御使い』なら、いつまでも同じとこぐるぐるしてんのはおかしいし。
……街の近くに、騎竜師が来てんのは間違いねぇと思う。
とにかく俺、確かめてくるわ。
いつもあいつが降りてく場所は、大体掴んでるから。
[自衛団の集まりの際、こんな報告を団長にして。
影竜と共に向かった先は、街から少し離れた洞窟。
舞い降りた褐色の竜とそれを駆る少年の姿に、水色の竜はどんな反応をしたか。
対するこちらが向けたのは]
……羽竜?
うわあ……めっずらし。
[自身が駆る褐色も、同じく羽を持つ竜ではあるが。
褐色とその親である師の紺碧を除くと、一見柔らかな翼を見るのは初めてで。
素直に感嘆する様子に、影竜が呆れたようにきゅきゅぃ、と鳴いて、その声で我に返った後。
自衛団と連絡を取り、状況を報告して、それから]
に、しても。
どこの誰かはしらねぇけど……なーんで、半身置き去りにしてんのかねぇ。
[そこに至る事情なんて知る由もないから、こんな呟きを漏らして]
とにかく、こいつの相方探して……ちゃんと、竜舎で休ませてやんないとなぁ。
[このまま放っておく、という選択肢はなかった。
今まで街に害なしてこなかった事から、危険はない、と思えていたし、何より]
……氷竜ってだけで、ほっといたら絶対うるっさいもんなー、じーさま連中。
[こんな思いもあったから。
街に戻ってすぐに始めたのは、自衛団を巻き込んでの騎竜師探しだった。*]
― コリルス 詰所・外 ―
逐一許可取る時間が惜しいんだよ。
……まだまだ、全然、足りてねぇんだから。
[何が、とは口にしない。
実戦に接するようになってから、戦場の空を翔ける度、色々なものが『足りていない』と感じるから。
目指すものに届いていないと思い知らされるから。
だから、鍛錬を重ねている──そんな、どこか子供染みた意地はずっと伏せたまま]
って、なんでそこでルアル……っ!
[飛ばしかけた突っ込みは、頬をむにー、と引っ張られる>>328事で遮られる。
離せよ、と主張するのと、声>>325がするのは、どちらが先だったか。
ともあれ、手が離されたなら、こちらもキアラの方を見やり、よ、と言いつつ手を振った]
― コリルス 詰所・外 ―
……細かいこと、気にすんなよ。
[呆れ顔>>354に、返す言葉はどこかふてたような響き。
勢い任せに表に出さぬあれこれを零さぬように、と自制すると、自然、こうなってしまう。
がじ、と苛立ちを込めた仕種で頭を掻いた後、気持ちを切り替えるように、キアラ>>348に向き直る]
あー……騒ぐつもりはなかったんだけどな、一応。
[覗き見状態は元より、竜舎で寝ていた、とわかる言葉にも突っ込みは飛ばさない。
竜舎で寝るのは、自分も日常茶飯事だから]
ってーか、休む時はちゃんと休めよー。
なんかあった時に一番『速く』動けるようにしとかねぇとなんないんだから。
[その代わり、というわけでもないけれど。
飛ばすのは、現実を交えた注意、ひとつ]
― コリルス 詰所・外 ―
……ま、今んとこ、『すぐ上』は騒がしくねーし。
緊急待機要員には俺入っとくから、ちゃんと休んどけよ。
[それから、少し表情を緩めてこういうものの。
当の自分はいつ休むんだ、と聞かれたら、全力笑って誤魔化すわけだが。**]
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おおう、在席表示直すの忘れて落ちとった。
……3時間割るー! で焦ってたからなあ。
さてて。
どう並べれば綺麗にいくかにゃー、と。
……まあ、なんつーかさ。
真面目な話、俺とルアルは単独行とか撹乱とか、そーゆーのには向いてるけど。
対多攻撃って点では、キアラとトルメンタの方が頼りになるから、状態整えといてほしいってのはあるんだよ。
だから、こっちは気にすんな、な?
[にぱー、と笑いながら口にするのは真面目な戦力分析を交えたもの。
実際、影竜は他の竜に比べると、戦闘力という点でやや劣る。
その分、隠行などの特殊な部分に秀でてはいるが、気性の穏やかなものも多く、相方である騎竜師との連携が取れなければ戦場に出るのはやや心許ない、とも言われていた。
反面、完璧に息を合わせた影竜と騎竜師は一騎当千を地で行く……とは、今はここにいない師匠からの受け売りだが。
少年がその境地に至るには、まだまだ色々と足りていないのは言うまでもなく]
……ってーわけで、俺は竜舎で待機してるから、お前らはちゃんと休めよー?
[無駄にあかるい口調で言った後、足早にその場を離れる。
更なる突っ込みから逃げた、というのは、きっと、誰の目にも明らかだった。*]
― コリルス・竜舎 ―
……なんだよ、ルアル。
[竜舎に落ち着くなり、じいい、と、物言いたげにこちらを見つめる紫紺の瞳に、淡い紅が半眼になる。
リーゼロッテと言い合いになった後は大抵、こんな視線を影竜から向けられていた]
……俺だって、あんな言い合いしたくないっての。
[幼い頃の『約束』は、その後の修行で失敗して落ち込んだり躓いた時に少なからず力をくれたもので。
それを交わした相手との今の距離感には、微か、苛立ちめいたものも感じてはいるが。
どうしてそうなったのか、どうすればいいのか、が見えないまま、苛立ちだけが募る傾向にあった。
そんな苛立ちは伝わっているのか、影竜はきゅい、と鳴いて紫紺の瞳を閉じた。
わからないのはこちらも同じだし、何より、同居人ならぬ同居竜もいる今は、少年が心情を吐き出すことはしない、というのがわかっているから]
[影竜が目を閉じて身体を丸めると、柔らかな羽に埋もれるように寄りかかり、目を閉じる。
完全に眠り込みはしないものの、抜ける力は抜いて身体を休めるやり方は、師との旅の中で身に着けさせられたものの一つ。
その状態で思い起こすのは、水色の氷竜をここに迎え入れるに至った顛末で──]
― 回想:参戦前の一幕 ―
[舞い降りた自分たちに対した氷竜の姿>>320に一瞬見惚れたのは、羽竜を見た事への驚きも大きかったが。
王国に加護を与えし二者の一方を思い出した、というのも少なからずあった。
アイヒェの家は先代である祖父の方針で氷海を等しく奉っており、少年もその影響を少なからず受けている。
だからこそ、氷海を敬う年配者たちの反応──『蒼氷卿』の眷属を蔑ろにして云々、となるのを予測できて、急がないとまずい、という結論に早々と達したのだが、それは余談として]
お?
どーした、シュテルン。
[港を回って聞き込みをしていた所に駆け寄ってきたシュテルンの、只ならぬ様子に首を傾げつつ。
落ち着かせるために人の多い波止場を離れ、丁度の人の余りいなかった漁具置き場で話>>441を聞いた]
キアラ、って、今お前んとこの店手伝ってる旅人だっけ?
……時期的にはあってる、か。
なんで相方置いてかなきゃなんなかったのか、ってのはちょっと気になるけど……そこまで、酷い扱いにはなんないんじゃない、かな。
[一部の信心の強すぎる年配者の反応がどう転ぶかはわからないが]
まー、あれだ、そんときゃ俺も付き合うよ。
竜と騎竜師は一心同体、片方を蔑ろにするのはおかしいだろ、ってウチのじっちゃん説得すりゃ、多分どーにかなる。
……同時に動くと目立つから。
タイミングずらして、低空飛行でついてく。
なんかあったら、連絡投げて。
向こうの騎竜師と出くわさないとも限んないし。
そうなったら、抑えに回るから。
[向こうの騎竜師、と口にすると、どうしてもちらつく色がある。
それを振り落とそうとするかのように、ふる、と首を横に振った。
修行中の邂逅の話は、誰にも話してはいないけれど。
緋色の竜を駆る騎竜師の話題が出ると反応する様子は、周囲に何か思わせているやも知れず]
……あ?
偵察が主目的なのは忘れるな?
……んなこった、わかってら!
無闇やたらとふっかけたりしねーよ!
[一瞬の感傷は、突っ込みによってどこかに飛んで。
それからしばらくした後、褐色の影がふわり、空へと舞い上がった。**]
― ミリカ村への途上・空 ―
[騎馬で先んじた三人より遅れて出立した褐色は、高くなく、低くなく、の高度を滑るように飛ぶ。
夜間哨戒に勝手に出ている事もあり、音もなく風を捉えて滑空するのは慣れたもの]
……ほんと、こんな時じゃなきゃなあ。
[つい、口をつくのはこんな愚痴。
それでも、飛ぶ機会を得られた事は、純粋にありがたかった。
例え他に目的があるのだとしても、そうしている間は、抱えた苛立ちやもやもやを忘れていられるから]
― クレイエラの森 炭焼き小屋傍 ―
[歩きながら、ふと思うのは二年前に別れた師匠のこと。
最後の試練に打ち勝った少年に『閃影』の号と太刀を授けた後、彼の人はまた宛てない旅に戻って行った]
……今のこの国の状況見たら。
師匠、なんて言うんだろーな。
[考えても詮無い事が、つい、声になって零れ落ちる。
それから、ふるふる、と数回首を横に振って過ぎったものを振り落とした。
そんな感じで自分の内面に意識が行っていたから、ファミルと愛馬の様子>>460には気づく事もなく。
呼びかける声>>464に、淡い紅をひとつ、瞬いた]
ああ、ただいま到着、ってね。
ここに来るまで、上は落ち着いてたよ。
[それから、軽い口調で、視認の結果を報告する]
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ここは、気づかない枠でいる方がいいよね、うん。
全体のバランス的に、最後まで気づかない枠はいた方がよい。
つか、このこそんなに多方面に気ぃまわんないよwww
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