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[乾いた木材やマストの切れ端を雑多に積み上げると、手慣れた様子で火を起こす。
片手にはこれまた奥にあった木箱から拝借したワイン瓶。
おいでおいでと手を振る。]
イングリッドは一緒じゃないの?
[当たり障りのないことから問いかける。
少し若く見える彼の記憶はどうなっているのか。
もしもタイガが学院にいた当時の状態ならば、当時の自分は髪が長かったあたりが大きな違いだろうが、その他の経年変化はそう大きくはないだろう。果たして彼は違和感を認識するのか。
タイガの声は、脳裏に響いてくる中にはなかった。ということは。
ひそかに観察する。]
[>>~124 ギミック、に]
しーっ。一応企業秘密なのー。
[まあ一度見られたら大抵覚えられてしまうので隠す意味はあまりない。]
あ、あと、あの首領の名前だけど、本名はフィー・リンフリーユ。
けど昔盗賊団やってた頃以降の記憶がないみたいだから、呼ぶときは気を付けてね。
悪党やヤマシイ職種の人間ってのは本名に敏感だからさ。
[メンバーの中で唯一通り名しか名乗ってない人はいうのだった。
>>~126 真顔が浮かぶような声に、うんうんと頷いた。]
男でもなまじな女より可憐なのっているけどね…!
[やはりこちらも某青い薔薇の王子を思い浮かべたなどと。
しかしアイリの名前を聞いたときは遭遇せぬよう気をつけなくてはならないかとも思ったが―――主を失った身、現政権への影響力は大きくない。そう気にすることもないかと思い直した。]
多分だいじょーぶ。
あの制服を着るようになってからは、かくかくしかじかあって…あー、さっきアイリの言ってた王位継承戦争のごたごたね。その中で公人になったから、周知の事実になったんだ。
と、いう経緯が彼女の中にまるっと無いわけだ。
というわけでやっぱり呼ぶときは困るね!
ダーフィト、って呼び名の方が賊次代ならあってるのかなー
[のほほん]
で、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。
なんか調子おかしくない?
頭の中で変な声が聞こえたりとか、
…戦わなきゃいけないような衝動にかられたりとか。
[雨粒の滴の落ちる銀の鎧を見て、先程の戦闘風景を思い出す。
この様子なら唐突に攻撃されることはないと思うが―――]
[>>496>>503 必要。不穏に揺らぐ姿に、さりげなく地に手を着く]
あはっ。タイガ、そんなキャラだったっけ?
[一口ワインを煽って]
たたかいは必要―――時には必要だろう。
タイガ、あんたは今、”何の為に”たたかおうとしている?
返答如何によっては縛りあげて転がしておかなくちゃならないかも。
こんなところで今のあんたに死なれちゃ困るんだよね。
[仕掛けてくるならば火種を蹴り上げて目つぶしをできる位置に構える。
両親を亡くしてから軍属の叔父に引き取られ工作員として幼いころから仕込まれていた経歴は知られてないにしても、学院での授業における武術の腕は互いによく知ってるわけで。
こんな狭い場所で”マトモに”打ち合うのは流石に分が悪い。]
やー、なんか、殴っても、イマイチ効果が見えないっぽい気がする、ひしひし。
確かに一緒に打倒黒幕してくれる人は多いほうがいいんだけどねぇ
あー温泉でもはいってのんびりしたい。
[シロウウラヤマシイ]
[手元で割れるワインの瓶。
咄嗟に飛びのいて破片を回避すると同時、ワインで消えた灰をその動作と同時にタイガの顔に向かって蹴り上げる]
あー、もったいなっ!
[そのまま岩場の出口の方へと駆け、脚に仕込んだ短刀を手にする。]
あんたと私の仲じゃないー?
しりたーい、教えてー?
[どしゃぶりの嵐の中、目を細めて笑う]
じゃなけりゃ、めんどーだし、一発殴ってアンタの目が覚めるか試してみるわ。
潜入員 レトは、護衛長 タイガ を能力(誘う)の対象に選びました。
[軽いノリの応援と呆れ交じりの応援が聞こえた。]
えー
だって他にすることないし、痛いのヤだし、一方的にやられてやる趣味もないもんー。
でも、か弱い私の心配してくれてありがとね!
風邪くらいは引くかもしれないわ、これ…
[へっくし]
[叩きつける雨と荒ぶる風にかき消されぬよう、声を張る]
安物でもやっと見つけた酒だっつーの!
[太刀を抜く相手に、短刀を両手に構えまずは真っ正直に片手で首を狙う。
まず当たらない、というか当たったら困る。]
簡単って、いうけどさぁ…
瀕死まではお互い大目に見るってことにしとこっか!
[もし相手のリミットが知人でも殺す程度に外れているならば、殺すのはまずい此方としては実に不利だと思いつつ。
まあ、そうでなくても、タイガを殺すなんて夢見の悪いことは御免だが]
おはよ、ウォレン。
にしても寝るとか温泉とか夢のような単語が聞こえてくる…
私…こいつ殴りおわったら温泉でバカンスするんだ…
[しぼうふらぐをたてた]
嗜む程度にねっ?
…っとっ
[硬質な音を立てて鎧に短刀が弾かれる。
続いて切り上げる太刀を、弾かれる勢いで飛び退って躱す。
次手鎧の関節部にあたる隙を狙った打ち込みも相手には当たらず、此方も躱しを数度繰り返し。
瀕死までは、などと煽ってはいても、長期戦をする気などさらさらない。
体力と腕力で勝てる相手ではないことはもとより承知。]
うん、綺麗
[タイガの太刀筋は、しなやかな力強さがある。
それを失っていない事に口の端に笑みを乗せつつ、唐突に後ろに跳び退る。
白刃が離れる直前、短刀を持っていないほうの腕、小型の隠しクロスボウから鍵爪つきワイヤロープがタイガの足に絡みつくよう放たれていた。]
[太刀筋は違わねど、常程のキレがないのは彼の中に揺らぐもの故か。
タイガが何を思い惑っているのかは、知る術もなかったが。
『どうすりゃいいのかわからんからとりあえず殴ってみる』という自陣営の方法を採用すべく、やることは一つ。
そういう意味では単純明快、此方に迷いはなかった。
時折3人で手合せをするようになったのは、何が切っ掛けだったか。
面白がって判定を買って出たのが始まりだったような、気もする。
夢を見据え、鍛錬と勉学に励む二人は眩しく見えた―――当時その夢が具体的に何かまでは知らなかったが。]
掴まえた。
……つぅっ
[雨を吸った衣服に絡んだロープはそう簡単にとれまい。
クロスボウとロープが繋がっているため、投げられた太刀は完全にはよけきれずに肩口を掠め背後に落ちるかわり、ぐっとロープを握って引く。
体勢を崩した相手に素早く近接すると]
ねぇ、タイガ。
あんたこんなとこで、よくわからないものに踊らされてる暇なんか、ないでしょ。
[その後頭部を思いっきり殴りつけるべく、短刀の柄を振り上げた。**]
―回想:メリオール ある日の午後―
[>>724>>725>>726>>727>>728>>729
セルベシア王女であると同時にメリオール王族である”彼女”に接近を試みたのは、必然だった。
下心や打算よりももっと明確な目的を以って、自分はそこに置かれた駒だった。
彼女のおかげで学生という平穏な生活を得る機会を得たと思えば、感謝してもいいのかもしれない、そんなことをぼんやりと考えていた矢先。
徐にタイガが口に乗せた言葉に満面の笑みで応える。]
とーぜん。無いわけないっしょ。
隣国のお姫様よ?仲良くしとけばイイことあるかもしれないじゃない?
[あっけらかんと本人がいようがいまいが言い放つのは常と変らない態度だろう。
琥珀を細める様子に、良心が痛んだりはしない。
ただ、
遠い昔に喪くしてしまった、憧憬を幻視するような錯覚を覚える。
少し、眩しくて、直視できなくて。だから笑う。]
夢かぁー…それは随分大がかりそうだなー。
好きだよそういう野望っぽいの。
欲望などない、浅はかだ、なんていう人間を私は信用しない。
[同じ夢を見れたら、夢を見ている間は全てを忘れられるのかもしれない。
一枚岩ではないこの国の上層部の思惑も、自分が何者なのかも。
甘い、甘い誘惑だ。
軽く目を伏せる。
転がった草原の、若草の香りが、鼻腔を満たす。
昼寝代わりの冗談だと言った相手に、普段の戯言を返す口調で口を開く。]
どうかな…お姫様の野望だ、もしかして世界征服くらい大事なんじゃない?
一介の学生なんぞより必要な人材はてんこ盛りだ。私が役に立つとは思えないけどなぁ。
鬼か魔王でも勧誘するほうが先じゃない?
[今はただ、平凡な学院の生徒として。
狂おしいほど平穏な日常に、生臭い何かを沈めて”友人”との日常を過ごせばいい。]
夢―――叶うといいね。
[薄く目を開いて、微笑んだ。*]
…迷ってんなら開き直っちゃいなよ。
もう、あんた引き返せないんだから。
それでも、イングリッドもあんたも、ちゃんと生き抜いたんだから、大したもんだと思わない?
私は―――半ば諦めてたんだから。
[そう長い間ではないだろうが、気を失う程度にはキツイ一発をお見舞いしたので、耐えたとしても脳幹ぐらぐらでこの言葉が届きはしなかっただろうが。
その後はタイガの首根っこを摑まえて。]
もうほんと風邪ひいちゃうからさあ!?
温泉だ、私は温泉に行くんだ!温泉でろー!
タイガ風邪ひかせてこじらせて肺炎にでもしたら私がイングリッドに怒られるじゃないかー!
[囁きの中で聞こえてきた温泉でろでろと願って一歩踏み出した。*]
やーほんとか弱いレディの私には重労働だったよね、うんうん。
さて、殴って、効果があるのか…わっかんないけど、まあ他に進展はないわ。ゴメン。
[黒幕とか放置プレイもいいとこである]
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