565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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【見】 【独】 情報屋 アリスバック
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リナかっこいいな……
そういえばナカノヒトは人狼騒動系RP村で霊能者やったことあるけど その時に月を題材にしていてだな…
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
―― 閑話 ――
[アリスバック・ヘラーがつくったアリスバックというキャラクターは。
不器用でも好きなことには一直線で。
知らない世界への憧れもあって。
今ある世界がどうなろうと、新しい世界がつくられるのを、無意識のうちに望むかもしれなくて。
何より、何の憂いもなく空を見上げることができる。
昼の空も、夜の空も。
アリスバック・ヘラーはそうではない。
謎を知りたがることはあれど、もう、
好きなことには一直線にはなれないし、
何の憂いもなく空を見上げることはできない]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
[4年前――結晶化の病が発症してしまった時。
彼女は小型の飛行艇を運転していた。
整備も自らの手でやっているそれには、蝶のロゴマークがついていた。
その日もいつも通りに帰路につくはずだった。
だが、結晶化の進行により右腕が動かなくなったことでおおいにパニクった結果、
小型艇をビルに突っ込ませてしまった。
彼女はその直前に脱出をしたものの、
右腕が結晶化してしまったのだから、病院に運ばれた。
それから何日も経って、彼女が小型艇を突っ込ませてしまったビルで、
情報屋をやっているという男が、病室を訪れた。
彼は言った。「弁償をする代わりにうちで働け」と]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
[彼女はこの時参っていた。
右腕は丸ごと失われた。それ以外の傷は―――いずれ癒えるだろう。
問題は心の傷で、よくよく悪い夢を見ていた。
空から墜ちる、ただそれだけの。
だから、情報屋の頼みを引き受けた理由なんてものは、
何もかもがどうでもよかったからだった。
弁償期間を過ぎても働くことになったって、どんな役目を課されたって、
ここではないどこかに飛ばされることになったって……]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
[アリスバック・ヘラーは翼をもがれた蝶のようなものだ。
あの事故以来、小型飛行艇を運転することはできなくなった。
怖いからだ。
もはやはばたきで、めぐりめぐって世界を変えることはできない。
だが、はばたけなくとも、たとえば己の言葉でもって、
めぐりめぐって世界を変えることができると、
あの時己を情報屋に誘ったやつにガツンと言われてからは、少しずつ前向きになっていった。
「私の言葉で……、ってどうすりゃいいんだ！？」ってことを考える事態に巻き込まれながら]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
[…………。
さて。例えばここで解決のすべてをスタッフに任せてのんびり傍観するのを選べば、
長い休暇を過ごすことだけは達成できるかもしれない。
だがそんなのんびりしてて、
どうして情報屋のビルにグリーンアイ氏の運転する車が突っ込んだのか、ということを知ることができようか？ いやできない。
だからどうにかたぐりよせる必要があるだろう。
今の自分に何ができるのか**]
【見】 【独】 情報屋 アリスバック
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>>+65はほとんどたてまえなんだけど
本音みたいなのは 自分と違ってすきなことしてる？ゲーム創り人らがさ うらやましくもあり やけちゃうなーでもあり だから介入したい？？？？
【見】 【独】 情報屋 アリスバック
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ニコラスさん、Thanks……
まえおきはしたんですがなにはともあれうおおおおなのでうおおおおです
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
―― メイン・サロン/パーティー会場 ――
[どっかで見た顔だ！
というのが、開発スタッフルームから出てきた、>>+57
タキシード姿>>+82の男性に抱いた感想であった。
既視感……という言葉はびみょ～に当てはまるのか、この場合？
まさか現実でも小綺麗な格好がデフォルトなのか、と一瞬思ってしまったのはご愛敬だ。
お披露目パーティーで小汚い格好をする人がまずいないし。
その男性に挨拶をする機会は逃してしまったが、
こちらを見て何かに気付いた小柄な女性>>+89には、ゆるく笑ってぺこりと頭を下げた。
この女性も技師である――とは、
技師トーク>>0:544をした他のスタッフからちらっと聞いていた。
声をかけようかと思っていたが、かち合えないままにログインに至ったのがだいぶむかしのことに思える]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
予測できなかったこと……そう、ですか。
教えてくれてありがとうございます。
早いところ原因が究明できるようお祈りしております。
[女性が離れようとするならそれを止めはしない。>>+90
本人的には医師への申告通り体調に異常はないつもりだが、
ゲームスタッフが右往左往する雰囲気にあてられて、
ぴりぴりしていたのが態度に出ていた……節はあった、かな]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
[ひとが、不安に駆られるのは、その人にとっての足元が揺らぐ時である。
で、ほんとうのことを求めて情報屋を頼ることもある――
というのは、脱線案件だから置いといて。
果たして自分たちがテストプレイしたゲームは本当に安全なのか、という、
裏の目的を抜きにしても湧き出た不安をぶつけたような質問に、
医師は応えてくれた。>>+92>>+93>>+94>>+95
それも、しっかりと筋が通っているように]
……わかります。言いたいことは。
私は医療従事者ではなく技師のはしくれ、ですが。
シルバー・メリー号しかりあのコクーンしかり、人の命を預かる類の機械に、
どんなにわずかな不備もあってはならないですが、
しかし絶対はない……。
[技術者目線での共感もあった。>>+93
とはいえ、]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
――あ、安心してください。
先生の言葉は薄っぺらいものには聞こえてないですから。
[情報屋というのはアコギな職業だ。
ひとがひとを騙していた事実にぶち当たることも一度では済まなかった。
それを思い出して一瞬うつむきがちになっていたが、
すぐに気を取り直して目を細める]
だから貴方のことは疑ってないと言いますか。
……疑うだのなんだのって、まるで人狼ゲームの中のお話みたいですね、これ。
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
[ずらりと並ぶ10数もの銀色の機械。
夢見るための繭。
あの中ではまだゲームに本格参加しているプレイヤーが眠っている。
……おっと話が逸れた]
月並みな言い方になってしまいますが、
……頑張ってください。
私にも何か協力できることがあればいいんですが。
[彼女の言う“協力”は、今のところ、
開発スタッフ全体への協力を指す。
謎の原因を突き止めるための。
だが立場的には、謎が分かった結果、開発が進もうが止まろうが、
彼女自身には関係がない。出資者本人じゃないし。
つまりは、医師の真の目的を知ろうが、>>0:340
彼女に被害が及ばない限りは静観も可能なのだ。
実際に彼女がそれを選ぶかどうかはまだ未知数だが。
なぜなら彼女は未だ何も知らない]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
[せっかく組み上げたものが、
日の目を見ずに失墜するなんて、
寂しいんじゃないかという思いはある]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
[その後も医師とは言葉を交わしただろうか。
きりのいいところで別れを告げると歩き出す。
いろいろと思考の整理をしなければならないと思いつつ、
そういえば、と脳内に前置きの言葉を置く。
「貴方の言葉は薄っぺらじゃない」
これに似たことを前にも言ったことはあった。
ふわふわした漠然とした感覚なら既視感で終わるものだけれど、
屋上で見た景色とも結びついてるから、幻なんかじゃないのは確かだ。
要は10年の時を越えて、
同じことを同じ相手に言ったのだが、
そんなことにちっとも気付いてない彼女である*]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
―― メイン・サロン ――
[モニターのひとつには、レジーナの宿の一室が映し出されている。
そこで眠る青年の名はゲルト。
顔色はよろしくなく、>>15
素人目にもなんらかの処置>>17が必要なように見える]
あの時代だとあったかくして寝るのにも一苦労だよねえ。
[湯を沸かすのも一瞬では済まないし、
暑さ寒さ磁気嵐etc.を防ぐ機構もあの時代の服にはない。
いや磁気嵐は地球だと関係ないか。
ふ、とモニターから視線を外して、]
まいったな……、
気になることが多すぎるぞ。
[おかげでレジーナの宿屋の作りの細かさにいたく感動している気分ではない]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
OK、整理しよう。
まずは何かが起きた。それは確か。
[何かが起きたとして考えられるパターンをあげていこう。
①本当に予測不可能なイレギュラー
これはそのままの意味なので説明はいらない。
②外部からの介入
ゼラト・ゲームズをよく思わない者とかがこっそり細工をした。
が、オンラインゲームをハッキングして乗っ取るならともかく、
これは開発途中のゲームだ。社外秘の事項も多かろう。
本気で細工をしたいならそれこそ内部に侵入する方が手っ取り早いのではないか？]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
（つまり内側に裏切り者が――
ってますます人狼ゲームっぽくなってきてるが？）
[よく考えたらここは亜空間ワープを用いた航宙モードに入っている船の中、
外部とは連絡が取れず、脱出の一切も不可。
内部に人を閉じ込めているという点では、今のシルバー・メリー号もゲームの中の『狼月の村』と同じ……。
（ちなみに一隻残った船が流されたのは確認済だ）]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
流石に考えすぎだろー……。
こういう場合どうしたらいいんだ、
助けてくれ所長ォー……。
[思わずここにいないし連絡も取れない人物に助けを求めてしまったがやがて、
飲み物でも飲んで落ち着こうと考え直す。
レセプションパーティーの時にも飲んでいたしゅわしゅわした飲み物を求め、
空のグラスを手に机をひとつずつ見ていたが、
先客の存在に気付けば目を丸くした。>>+139]
【見】 【墓】 情報屋 アリスバック
おっと。はじめまして、……ですよね。
お名前と所属を聞かせてもらってもよろしいでしょうか。
私はアリスバック・ヘラー。出資者の代理で来たものです。
[畏まって一礼する]
いやあすごいですね、このゲーム。
私はちょっとだけログインした身ですが、
『別の自分』になれたって感じ、しましたもの。
[相手の雰囲気をそーっと観察しつつ、
まずは単純にいいところを褒める。
やがて目当ての飲み物の入った瓶を見つけると中身をグラスに注いだ。それでも中身はまだある]
――貴方も一杯、どうです？**
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フィルタ
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