565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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[わたしの売る商品は一風変わっている。
色んな『情報』を売っているんだ。
例えば、この辺の地形っていう情報を求める人には簡単な地図を売ったり、
今日の運命的なやつという情報をもたらすために、
異国から流れてきた不思議な箱――オミ・クジという名前――を振ったり。
だけど、情報以外の食べ物だとか生活に必要な品も取り扱ってるし、
今はこの村の土産物を売るのを手伝っている]
【見】 情報屋 アリスバック
[そんなわたしには趣味がある。
木彫りのものを作ることだ。
手先が器用な御仁に教わって、冬の間は色々作ってるんだけど、
なかなかうまくいかない。
自慢じゃないが絵も苦手だ！
ラートリーの絵とは絶対に並べてはいけないレベル。
実は、売り物として並んでいる金狼様の彫り物の中に、
そっとわたしがつくったあまりにも不格好なものを混ぜてはいるんだけど、
買ってくれる奇特な方はいるのかねえ！？
（あるいは過去に買ってくれた方がいたのか）]
【見】 情報屋 アリスバック
はーあ、早く母さんと交代する時間来ないかなあ。
そうすりゃわたしも、
村の中をぶらぶらできるっていうのに。
[ふいにため息。
商売するのは嫌いじゃないけど、土産物売りの出店の店番に、そろそろ退屈も覚えてきた頃だ。
とはいえ表には出さず、どんなご利益があるかって話（温泉卵食べてたら病気がなおったとか）をしながら、
右の手を握ったり開いたりしている。
これはわたしの癖……みたいなものだ。
こうしてると何故だか安心するんだ。なんでだろうね**]
【見】 【独】 情報屋 アリスバック
/*
んーーーーーむずかしいね
三日月みたいにプロ10000ptとかいう仕様があればよかったのかもしれないけど
というかどうして多弁のひとは多弁なんだろう たべんのひとのうでをたべたい
【見】 情報屋 アリスバック
[それは、土産物を買いに来た客のひとりにセイラ様印の温泉卵を売りつけて、
立ち去る姿に手を振って。
何とはなしに広場のあっちこっちを見ていた時だった。
船着き場のある方角から、なんともまあ、
襤褸を身にまとったとしか言いようがない人がやって来たのに気付いたのだ。>>908
顔見知りの村人でなければ、ただの観光客とも違う雰囲気だ。わあ。
旅商人をやりながら各地を巡る道すがら、
あの人のような雰囲気の人をこの目で見てきたことならある。
大きな戦いに身を投じて、傷つきすぎてしまった人。
そのような人に、狼月の村の温泉はいいですよ！ という情報を、
無償で提供したこともあったけど、あの人とは初対面だなあ……]
【見】 情報屋 アリスバック
（あなたはここの温泉のことを知ってますかー！？）
[なんて心の中だけで叫んでいるうちに、
そのひとは宿屋へと足を進めていた。
覚束ない足取りながら確実に距離を縮めて]
おお、これならひとまず安心だなあ……。
レジーナさんとこだって猫の手を借りたいくらい忙しいだろうけど、
宿屋にはだいたいひとがいるもんなあ。
[いわゆる村の集会所みたいなものだ。
だからこそわたしも、村に帰ってくるたびに宿屋に立ち寄っては、
「ただいまー」と声をかけてはいるのだ]
【見】 情報屋 アリスバック
[今年は「ただいまー」というついでに、宿屋の厨房にお土産と称して、
新鮮なキノコと、秋に収穫できるという珍しいタケノコを置いていった。
わたしは料理もうまくできないので、
これはやっぱり美味しく調理ができる人のところに置いとくべきだな！ って思ってね！*]
【見】 情報屋 アリスバック
む、もう劇始まってるじゃん。
木の役は無事集まったのかな……。
[土産物を売るスペースからは、金狼様とセイラ様の劇をやる舞台も、>>962
ちらっと、見ることができた。
とりあえず観光客が集まってるなーというのと、
聞き覚えのあるセリフが聞こえるなーというのがわたしにはわかった。
ちょっとだけ、村に伝わる伝説について、
わたしが思ってることの話をすると。
わたしは、金狼様が船に乗って！ 月から飛来した！
……ってところに心をときめかすタイプのこどもだった。正直今もそうだ]
【見】 情報屋 アリスバック
あんな高いところから村に来てもだいじょうぶなふねって、
さぞかしがんじょうなんだろうなー、どうやって作るんだろうなー！
[という素朴な疑問を、主に父さんにぶつけていた。
なぜなら、父さんはものを作るのがじょうずで、
船着き場にある船のことも、修理したり作り直したりしてたんだ！
父さんが生きてた間は、ね。
湖に囲まれたこの島から、外の世界に渡るための船のことならよく知ってるけど、
ソラから地上を目がけてやって来た船、って何だ……？
というのは、わたしにとって未だ解けない謎のひとつだ。
もしかして村にある本の中に、そんな船にまつわる情報がある？ って、
クララに訊ねてみたこともあったっけ]
【見】 情報屋 アリスバック
[劇が終われば人の流れも変わるよね。
ぼんやり考えながら辺りを見回す。
母さんはいつ戻ってくるんだ？ まさかまた井戸端会議とやらをしてるんじゃ……。
と、そこへ顔を出したのは、]
おおー、ペタかー。
劇は楽しかった？
[やって来た少年>>967をわたしは笑顔でもって迎え入れた。
5年前――彼がこの村で暮らすようになった頃、
わたしはとっくに情報を売るやつとしての生活をはじめていたわけで、
つまりこの季節にならない限りは会えないんだけど、
まあ元気そうで何よりだね！わたしはレアキャラという認識で間違いないぞ]
【見】 情報屋 アリスバック
カヤツリグサと……干しブドウと香辛料？
[カヤツリグサって紙の原料になるやつじゃん。
ソレを必要とする>>845のは……というのは置いといて]
ふふふ、ペタが求めているのはこれかな？
[足元に置いていた袋を掲げて見せた。
袋の口は開いてるから、中には件の、紙の原料となる草がどっさり入ってるのがよく見えるだろう]
ええとね、去年もおんなじことを訊かれて、
だけどお望みのものはここにはないという不毛な情報しか与えられなかったおぼえがあるんで、
こんなこともあろうかと今年はちゃんと用意していたのだ！
すごいでしょ？
[渾身のドヤ顔を見せる！]
【見】 情報屋 アリスバック
もちろん干しブドウと香辛料もあるよ。
こっちはちょっとしかないけど。
ほら、もうすぐ儀式に選ばれた皆以外で買い出しに行くじゃん。
その時にどっさり買うのが本番かなって……。
[つまりこっちが本命とばかりに、カヤツリグサの入った袋を突きつける。
わたしに持てるくらいだからペタにも余裕で担いでいけるはず。
草どっさりと、干しブドウと香辛料がちょっと。
その料金を示して、ペタの方に問題ないならお金と品物を交換してー、
……途中でどこ見てるの？ ってツッコミもしたかな。>>968
そうしている頃だったか、麦の穂のような金色が視界にきらめいたのは。>>979]
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リナも久しぶり！
地図が役に立ったようで何より……って、崩落だって？
ありがとう助かるよー……。
[こっちに気付いて、ペタにジムゾンさんのことを訊いた後の彼女に挨拶をする。
にこにこしてたのはわずかの間で、すーぐに苦虫を噛み潰してるみたいな顔になっちゃったけど。
地形情報をいつも新しくしておくのはとても難しいとはいえ、ね。
いつも地上を見下ろしてる神様じゃあないんだから]
【見】 情報屋 アリスバック
[わたしと同じ季節に村を空け、羊とともに生きる彼女。
運良く道行きが重なってどこかの町で会うことがあれば、
羊毛と情報を交換することもあった。
わたしはシルキーのように糸紬ぎはできないから、
羊毛を必要とする誰かの手に渡す形になりがちだけど。
オミ・クジの箱のことについて訊かれれば、首をぶんぶんと振った]
いかがわしくなんてないって！
わたしはこれを金狼様にもお勧めするべく持ってきたので！
そ、それはそうとリナのとこの羊は元気？
[別に後ろめたいから話を逸らしたわけじゃないぞー？
前にも異国の守護動物を模した置物を持ち帰ったこともあって、
その時は大丈夫だったし、今回も……ね？]
【見】 情報屋 アリスバック
[ところでリナが、わたし作の置物を手に取って、>>980
「こういうの可愛いと思わない？」と言ってくれたのはとても嬉しいんだけど、
実は金狼様モチーフなんです……とはちょっと言いにくい雰囲気を感じてしまった。
こうして並べて見てみると、
確かにペタに似ているかも……]
カッコよさがあまりにも足りないかー……むむむ。
あ、……まいどありっ！！
[何はともあれ。
思いがけずわたしのつくったものが売れたので、
代金を入れるためのカゴをリナに差し出す手はだいぶ震えてた*]
【見】 情報屋 アリスバック
それにしても、改めて“帰ってきた”って感じがするなあ。
見えるものも、聞こえるものも、全部が懐かしくってさあ。
[うーん。帰ってくるたびに似たようなこと言ってる気がするなあ。
だけど全然変なこと言ってるつもりはない。
わたしが感じているすべてをわたしは本物だと思っている。
そんなの当たり前だって？ まあ気にするなってことよ。
おっと、あそこにいるのはリーザじゃないか。
よく見えるようにぶんぶんと右手を振ったら振り返してくれた。>>1068
こっちに（あるいはペタやリナに）用があるならどーん！ と突撃してくるだろうけど、
そうでなくとも気にしない。お祭りの時期っていろいろ忙しいからねえ。
そうだ、後でリーザにも「わたしのつくった置物かわいい？」って訊いてみようかな……ふふふ]
【見】 情報屋 アリスバック
[あっちの方ではレトもお店を開いてるなあ。>>1146
（なお渾身のドヤ顔が見られてたことには気付いてない！）
相棒猫のラドももちろん一緒。
むかし――といっても2年前かなー、
レトのおじいちゃんとわたしのお父さんがいい感じに船づくりの作業をしているそばで、>>1180
わたしはラドと仲良くしようと喉を鳴らしていたこともあった。
宿屋にも看板猫はいるけど、
正直 どっちの猫も 甲乙つけがたくかわいい！
で、余った木材をがりがりと削ってラドの木像を創ろうとしたんだけど、
例によって、かろうじて毛玉に見えなくもない何かが出来上がっちゃったんだ]
【見】 情報屋 アリスバック
[ちなみに、木彫りの毛玉（？）、いる？ ってラドに問いかけたら、
なぜかそっぽを向かれてしまった。
ひょっとして人間の言葉がわかる……？
なんて、考えすぎだったかな*]
【見】 情報屋 アリスバック
―― 船出の時間 ――
[時が進めば、わたしは船に乗る、その一員となる。
船に乗って、狼月の村を囲む湖を渡るんだ。
冬ごもりの為の買い出しをするために。
何せ儀式に選ばれなかったからねー。
船着き場にて。
湖面が風に揺れる音を聞きながら、
母さんといっしょに、オットーさんのパン屋で買ってきたサンドイッチを頬張っている。
これが村で食べる最後の食事になる訳じゃないけど、
なんとなく大事に食べた]
【見】 情報屋 アリスバック
[買い出しには、船着き場にある3隻のうち2隻を使う。
当然のように村の方々がわらわら集まりつつあるんだけど、
中には見かけたことのない顔を混じってたかな。>>1086
もしもそうなら、すごい高貴な感じがする……って、頭の悪い感想が浮かんじゃった]
どうも、……旅の方、というには、
小綺麗な格好をしているように見受けられますが。
この村は楽しめましたか？
[別にニコラスさんを小綺麗じゃないとディスっているわけじゃないよ！ ……っていうのはさておき。
旅人でも商人でもない来訪者に興味津々で問いを投げたりもした]
【見】 情報屋 アリスバック
[湖面を揺らし、わたしのもとにも風は届く。
―――冷たい。
肩が震えて、ずれたフードをなおす]
…………。
[わたしは何とはなしに空を見上げていた。
ゲルトの夢にあらわれたお告げのことも、
それが現実になって、村を暗雲が覆うことも知らないで。
空は、何一つ変わらずにそこにあった**]
【見】 【独】 情報屋 アリスバック
/*
そして挨拶を後回しにしちゃったので今しちゃいましょう
ドーモ、騒動村よりバトル村の経験の方が多い私です
そしてうみねこさんの復帰が大変うれしい私ですよろしく・∀・ﾉｼ
無事に……無事に走り切れますように……！
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フィルタ
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