565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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【墓】 負傷兵 シモン
［乾杯の声>>3:385>>3:392が屋根の上から聞こえて、その後、辺りは静寂に包まれた。
先程まで賑やかに話しをしていた2つの声は、
もう聞こえなくなっていた。］
（――お疲れ様。"こっち"に来たら、
また二人でお茶したら良い。）
［見上げると、満天の星空が広がり、
数多の光が降り注ぐ。
それはこれまで見てきたどの星空よりも
鮮烈なものだった。
柄にもなく星を見上げていると、
いつしか夜も更け。
――その時。
屋根の上に物音が聞こえた。>>3:409］
（――誰だ？
バルコニーからは、
誰も上がって来なかった。
直接屋根に飛び移ってきた？
狼の仲間か？
だがここからでは人影がよく見えない。）
【墓】 負傷兵 シモン
（やめろおおおおおおッ！！！！）
［吐き出された声なき悲鳴は
血溜まりとなって足元を濡らす。］
（何やってるんだ！
もう死んでるじゃないか！
今更食わなくったって良いじゃないか！！）
［愕然と膝から崩れ落ち、
喉や口から血を吐きながら、
声なき声で何度も叫び続ける。］
［ぐちゃり。］［ぐちゃり。］［ぐちゃり。］［ぐちゃり。］
［屋根の上の音はなおも激しくなる。］
（やめてくれ……！
【墓】 負傷兵 シモン
［狼の貪り食う様をただただ見せつけられ、
この身はただ怒りに打ち震えていた。
涙と腐った血が顔を赤く濡らし、
悔しさにその拳を何度も地面に叩きつけた。
涙は流れても、嗚咽は音にならず、
敗れた喉から赤い血がただただ吹き出し続けるだけ――］
［――そうさ、これは俺の勝手な感傷で、
死んでしまった彼女には、何も関係の無いことだ。
自分の体がどうなろうと、
それをどう感じるのかは彼女の問題だ。
だけど――］
（ツラいもんは、ツラいんだよ……）
*
【独】 負傷兵 シモン
/*
シモンさん、
『羊飼いの娘が狼に襲われる』シチュが
最大の地雷にして性癖な男。
ちょっと狼に嫉妬してるし、
何なら自分が狼役ヤりたいんだよね……
……かわいそうな奴。
*/
【墓】 負傷兵 シモン
― 現在 ―
［カタリナが食われたあの時から、
べっしょべしょに泣いて叫んで血を吐いて、
そうしてる間に気を失って寝落ちとも言う
今、体育座りで放心状態でいる。］
（あー…… 空って青いなあ――）
［おつかれさまって、二人に言いにいかないとな。
でももうちょっと、ここに居ようかな。
誰かがこの宿の北側に通り掛かったなら、
（やあ）と挨拶して軽い話くらいはするかもしれない。*］
【墓】 負傷兵 シモン
― バルコニー下：羊飼いの娘 ―
［空の移ろいを見ているのも>>+27そろそろ飽きてきた。
まーこんな人っ気の少ない所に誰が居るんだって話で、他に死んだ奴らが元気にしてないか（これも中々妙な言い回しであるが）街中にでも行ってみようかと腰を上げた時。］
［視界の中に彼女は居た>>+35］
［近くだったか遠くだったかはこの際どちらでも良い、ただ彼女が居た。
しばらく硬直して動けなかった。
昨晩あんなもの>>+20を見た後だったものだから、
眼の前の状況にいまだ混乱している。
死んだよね？動いてる…？……マジで？？］
げぽぼこァ！！
（訳：カタリナ！無事だったのか！！）
［喉から血が吹き出しているのもすっかり忘れて、
思わず彼女に駆け寄って行った。
正直、彼女視点、滅茶苦茶ホラーだと思う。
この後悲鳴を上げられたら、
土下座して平謝りすることだろう。*］
【墓】 負傷兵 シモン
― カタリナ：黄金の平手打ち ―
ごぺぁ゛ッ……！
［――気づいた時には体が吹っ飛ばされていた>>+88
それはもう、ずしゃあああと。
頬がじんじん痛んでくる。
あれ？ひょっとしてぶたれた？？］
（うわあ！ごめん！すんませんでしたッ！！）
［カミナリに打たれれば>>+89、
素直に土下座の平謝り。
その姿には生前の悪魔じみた高圧さは
微塵も感じられない事だろう。］
（なんで、って…… そうだな…）
［率直な疑問をぶつけられれば、
ちょこんと正座して首をひねる。］
（趣味っていうか……）
（――戒め？）
［そう言って、首を傾げてみせた。］
【墓】 負傷兵 シモン
（君たちが図書室に本を運んでいた>>1:751時に、
少し話をしたかな。）
［名前を尋ねられれば>>+90縦に頷き。
そしたら横に並んで座られたので、
少しドキッとしてしまった。
面と向かって話をするのは緊張していたと思うので、横に来てくれてこちらも助かった。
"羊飼いの娘"には、思う所があるので。
特に彼女の活発さは、年の頃も相まって余計に妹を思い出す。
］
（――君って、鋭いんだね…）
［困ったなあと下がり眉ではにかみ、頬を掻く。］
（……ネタバレ、聞きたい？）
［（がっかりするかもしれないけどね）、と前置きして。
事の顛末>>2:467を語って聞かせる事だろう。*］
【墓】 負傷兵 シモン
［身振り手振りや思念やら、色々使って聞かせた話>>2:467
彼女はどんな顔で聞いていただろう。
――いっその事軽蔑してくれたら良い、それくらいの事はしたんだから］
（――だから、俺が今こう、
でろでろになっているのは……
報いを受けたかったんだと思う。
自らのエゴの為に、君たちの事を利用してしまった。
その俺が、なんの報いも受けずに
五体満足の姿で居るのは、
すごく居心地が悪い気がして。）
［分かってる、そんな事実際周りは気にしないんだ。
それでも、某かの
心の内側から湧き出る数多の刃に、
その身を引き裂かれてしまいそうだったから。*］
【墓】 負傷兵 シモン
（え、良いの？）
［それ>>+100はこちらからしたら、
予想外の返答だった。
ビシッと喉元を指差されたら>>+101、
流石にたじたじとなってしまう］
（うぐ… それは確かに……）
（実際ちょっとでろでろ楽しんでたかも）
［続けて、良かったと思う>>+102という言葉には、
思わず（ほんとに？）とこぼれた。
だが彼女の、――他ならぬ
（ああ、そうだね。必ずたどり着いてみせる……）
（その時は、君と妹はきっと良い友だちになれるよ。）
［朗らかに笑う彼女に、そう言って微笑み返した。］
【独】 負傷兵 シモン
/*
すごいねえジムゾン……俺だけじゃなくニコラスからも祝福と呪いを受けている……
さすが俺達の主人公だぜ（本人は主人公って思って無さそうだけども）
*/
【墓】 負傷兵 シモン
［いつしか、子供のように声を上げて泣いていた。
体中べっとり付いた赤は消え、
首元には、喉を抉られたグロテスクな様も、
赤黒い縄の痕も無く、
恋人と初めてであった時のままの
無垢で白い肌があった。］
［一頻り泣いた後、涙を拭いて、
眼の前の彼女に目線を合わせ、
にっこりと優しく微笑んだ］
【墓】 負傷兵 シモン
――ありがとう。
［取り戻した自分の声で、はっきりと。］
［頬に当てられた両手を取って、
包み込むようにきゅっと握りしめた。］
もう大丈夫だ。
本当に、君の言葉でなければ、
俺はもう、一生救われる事はなかった。
感謝してもしきれない、恩人だよ。
［今はもう臆すること無く、
双眸を見つめる事が出来る。］
妹達に会えたら、兄ちゃんやりきったぞって
笑って報告してやろうと思う。
その時には君のことも必ず紹介するよ。
いい子なんだ！
［快活に笑う姿は、全てのしがらみから解き放たれた、彼本来の素朴な魂の姿であっただろう。］
【墓】 負傷兵 シモン
［――その後、に行く当てはあるかとカタリナに訪ね、
自分は一先ず村の中心、教会の方へ向かう旨を告げた。
行き先が重なれば、途中まででも同行し。
そうでなければ「また会おう」と大きく手を振って、
一先ずその場は別れることだろう。］*
【墓】 負傷兵 シモン
― 現在：夜の村 ―
［カタリナと話をした後、夜の村を散策する。
"こちら"に来たのは5人。
"あちら"で必死の話し合いをしているのは7人。
――きっと今晩には、生者と死者の数がひっくり返る。
賑やかになるんだろうなあ、こちら側も。
まあ今のところ、会えたのは二人だけなんだが。］
【墓】 負傷兵 シモン
［振り向いて、宿の灯りが付いた窓を見つめる。
談話室の灯りは毎晩灯っているが、
客室の灯りは今後どんどん少なくなっていくのだろう。］
［祭壇の方へ向かっていくディーターの姿>>278が見えた。
こんな夜更けに祭壇に用があるなんて、
何をやろうとしてるのか、大体想像が付く。
（ああ、やっぱりこの村は、
なんて優しい人達ばかりなんだ――）
仕立て屋も、リーザも、そして恐らくディーターも。
誰も他の村人の手を染めさせることの無いように、
自らけじめを着けに行く。
誰もが誰かの事を思い、助け合って生きてきた。
彼らのそう言う暖かい心の性質が、
外から来た者達にも愛され、
村の繁栄に繋がって来たのだろう。
そんな心の優しさが、
こんな形で使われて失われていくのには、
幾分か虚しさを覚えた。
互いに憎しみ合って殺すのと、
果たしてどちらが辛くないのだろう？
――今はその答えを、ただ見届けるだけ。］
【墓】 負傷兵 シモン
［教会を出た後は、しばらく外をぶらついてから宿屋に戻ってみようと思う。
道中論声を掛けられたなら、
気さくに返事をしてみせよう。
もうここに居るのは、
村に混乱を招いた悪魔でも
死に場所を求めて彷徨う亡霊でも、
見えない十字架背負い続けた旅人でもない。
ただのシモンなのだから。］**
【独】 負傷兵 シモン
/*
カタリナに救われた……
シモンさんの魂が完全に浄化されてしまった……
シモンさん、
カタリナに恋をして
カタリナに囚われ
カタリナに救われた男……
これはもう全世界の抱くわ。違うわ推すわ。
*/
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フィルタ
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★★処刑者 (5)
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★★★突然死者 (0)
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★★★★★★★