情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
──── 回想 レストラン ────
[自分とは比べ物にならないほどしっかりとした対応をする彼女(>>4:+6)をみると、自分もしっかりしなくてはいけないと思う。
きっとそう年齢は変わらないのだろうし……
密かにベルを目標にしたのはきっと誰も知らない。…………誰も、知らなくて良い。
けれど、嬉しいこと────ベルが私の願いを了承してくれたこと────があるとどうしても子供っぽくなってしまう。
はじけるような笑顔を浮かべ、ベルが差し出してきた手の意味を理解すると、自らの両手でベルの手を包み込んだ。]
うん……!
よろしくね、ベル……!!
[
────お母さん、私、少しずつだけど、いろんな人と関われてるよ。
]*
──── 医務室 ────
[私の他に、医務室へ来た人は居ただろうか。
固まってしまった私にはわからない。
頭の中でグルグルと思考が渦を巻く。
────この人は今まさにこの姿に?
────────────あぁ、名前を言わなくちゃ。
────どうしてこんなことになったのだろう?
────────────怖い。
────この人がマリエッタさん?
────────────ベルともオクタヴィアさんとも仲良くなれたのだから。
────大丈夫。]
こ、こにちは!こんばんハ?!
私、アイリス・サーヴェスタいいマス!
あなたはマリエッタさん、ソウデショウ?
大丈夫、怖くナイデース。
人狼にやられたデスか?!
それから……えっと……えっと…………
[相手の反応を全く見ず、聞かず思ったことをそのまま口にする。
不自然に大きな声で、しかも言葉がおかしい事には気づいていない。
一気に言い切り、言葉に詰まった時、カークとダーフィトが倒れていたマリエッタと思しき体を運び出す(>>4:18,>>4:23)。]
あ………………………
[私のいた位置は医務室の入り口を少し入ったところ。
確実に邪魔になる位置だった。
気づいた時には担架は既に目の前で、咄嗟に動くことができなかった。
カークとダーフィト、そして担架に乗った体が私をすり抜ける。
担架が医務室を出た時、私は悲しげに目を伏せた。]
やっぱり……気づいてもらえないのは…こたえるなぁ…
[何が"怖"かったのだろう?
また知らない人と会ってしまった事?
倒れている人?
人狼に魅せられた、サシャ?
人狼?
────それとも…
カークが危険にさらされる事?]
は、はい……
皆さんが……メイン・サロンでドロイドと戦ってる時から………ずっと………
その………ごめんなさい!
私…何もできなくて……ただ…見ているしかできなかった……
触れようとしても……さっきみたいにすり抜けてしまうから………
[ばっと頭を下げて謝罪する。
目には涙を浮かべ、言葉は最初とは違う意味で震えていた。
医務室では2人のけが人の処置が行われているが、やはりこちらを認識するものはいないようだった。]
──── 医務室 ────
[それからどれほど後だっただろうか。
眼鏡をかけた、最初に私を医務室まで運んでくれた男性が医務室に来たのは(>>4:52)。
彼の口から語られる驚愕の事実に、私は言葉を失っていた。
その場にマリエッタがいたなら、そちらを見ただろう。
────この人が…マリエッタさんを……?助けを呼ばずに放置したと……?何故?…………この人が、人狼だから?でも……でも…………!
浮かんだ恐ろしい考えをぶんぶんと首を振って否定する。
この人は私を助けてくれた人。
その人が人狼であるはずがない、と。
疑うなんて、失礼だと。
………いや、本当は、信じたかったのだろう。
目の前で懺悔するこの人は、人狼ではない、ベルを殺したりなんかしていない、と。]
/*
っていうか……そっか。中身発言OKなのか……
でもできないよなぁ………
ごめんなさい、オクタヴィアさん………
メモでいっぱいお話ししましょ(;
──── 回想 レストラン ────
[ベルティルデの問いかけ(>>4:+5)にオクタヴィアが答える(>>4:+21)。
オクタヴィアも私と同様に死んだ自覚はないものの、殺された"らしい"。
────私も、オクタヴィアさんも、ベルティルデさんも………人狼に襲われた人がこの姿になるのなら、何か理由があるのかな……?
考えてかけて、今はそれよりもこの状況をなんとかしないと、と首を振る。
────んー、私達が人狼に復讐できる力を持ってる、何てことないかなぁ……
そんなのは夢物語なのだろう。
それでも少し期待してしまうのは、無力だと思いたくないからだろうか。
もしかしたら、と私は思う。
人狼に襲われた記憶のあるベルティルデなら、人狼が誰だか知っているのではないかと。
しかしそれを問うのはやめた。
"大丈夫です"という彼女(>>4:+6)に、もう辛い記憶を思い出させたくなかったから。
その代わりに、"敬語をやめよう"という提案をしたのである。]*
──── 回想 メイン・サロン ────
[ベルを励まそうと自分の見てきたものを語る。
文としてまとまっていたとは言えないそれを、ベルはしっかりと聞いてくれた。
そして、"ありがとう"と。]
えっそんなっありがとうなんて……
私なにもしてないし、できなかったしっ!
あ……ベルのヘマ………?んーと……見て…ないよ……?
[多分メイン・サロン前のどこかの通路で転んでいたのはベルだと思ったが、それは口に出さずに誤魔化した。
目が泳いでいたため、きっとバレバレだろう。
────ごめんっ本当はたくさん見たっ!
心の中で謝る。バレバレなこの嘘を、ベルはどうとっただろう。
それからまた改めて"ありがとう"と微笑む彼女を見て、ゆるゆると首を振る。
オクタヴィアの励ましもあって(>>4:+22)ベルは元気を取り戻してくれただろうか。
一瞬違和感を感じたが、気のせいだろう(>>4:+29)。]*
──── 回想 10年前 ────
[ふわりと微笑んだ後、私はベンチの男の人の事など忘れ、友達との遊びに没頭していた。
やがて日が暮れて、友達と名残惜しげにわかれる。
今思えばそう。遊んでいた時もこの時も
私はずっと見られていたのである。
その日は夕方から天気が悪くなったのを覚えている。
いつもより暗い歩き慣れた道は、全く知らない道のようで怖かった。
ふと、何かの気配を感じ後ろを振り返る。
しかしそこには誰もおらず、ふさぁぁと草木が揺れているだけだった。
────はぁ、よかった。何もないよね。
ホッと息をついて前を向いた瞬間、
きゃっ……………!!
……ぃゃっ……………………んぐっ!!!!
[腕を掴まれ、騒がないように、と口許を布で覆われる。
どうにか振りほどこうともがいても、11歳の私の力では全く歯が立たなかった。
「暴れないでよ。傷つけたくないんだからさ。」
はっきりと、そう聞こえた。
行為に似合わぬ優しい声で。
背中にぞくりと冷たいものが走る。
……その声を最後に、私の意識は途絶えてしまった。
きっと、この男が────公園のベンチに座っていたあの男性が何かしたのだと思う。]
[目を覚ました時、最初に目に入ったのは私を覗き込む男の顔だった。
────?!
声は出せなかった。
"人は本当に恐ろしい場面に出くわした時、声が出せない"と聞いたことがある。
どうやらそれは本当のようだ。]
「おはよう。ようやくお目覚めだね。
はは……そんなに怯えて……可哀想に。
……あぁ…どんなに騒いでもらっても構わないよ。
どうせ外には聞こえないしね。
それから……この部屋の外には出ないでね。
やっと手に入れたんだ……アイリス・サーヴェスタ……
誰にも渡さないよ…………」
[そうして男は私の頭を撫でる。
その時感じた悪寒は尋常ではなかった。
気持ちが悪い程の優しい声。
光のない目は何かに取り憑かれているようで、全く感情を読み取れないのである。
何より私は、この人に名乗った記憶などない。
男に体を起こされて、自分がソファに寝かせられていたことに気づく。
手足はロープで縛られ、自由がきかなかった。
どういうわけか、ロープと手首、足首の間には柔らかい布が巻かれていたのだが。
理解が追いつかないまま、男を睨みつける。]
「あ、お腹すいたよね?
何か持ってくるよ。待ってて。」
[男は特に気にする様子もなく、ご飯を取ってくる、と部屋を出た。
カシャン、と鍵をかける音が聞こえる。
────どうしよう。とにかく、ここから逃げなくちゃ。あれからどれくらい経ったかな?警察には伝わってる?
]
[ざっと部屋を見渡す。何か、逃げられるようなところはないか、と。
しかしその部屋には窓はおろか、家具すらろくになかったのである。
部屋の大きさも、6畳ほどだ。
────ソファと小さな机と……バイオリン?
部屋の端に黒いケースを見つけた。
形からバイオリンケースだと推測できる。
つまりここは、あの男がバイオリンを練習する為の部屋なのだろうか。
数分後、男は袋を持って戻ってきた。
中には菓子パンが入っている。]
「はい、どうぞ。
アイリス、これから君は僕と暮らすんだよ。
とても嬉しいことだね。
あはは、遠慮しないでいいよ?なんでも言って?」
[目の前に差し出された袋をじっと睨みつけ、私はなにも答えなかった。]
────逃げなくちゃ。この狂った人から。パンなんていらない。でも、逃げるには手足が自由に使えなければ……
恐怖心はまだ拭えない。むしろ高まっている程だ。
それでも、ずっとこんなところにいるわけにはいかない。
いつかパパとママに会うために────]
………手と足のロープを取ってほしい。
パン、食べられないから。
[声が震えないようにトーンを抑えて呟いた。
男は"あ、そうだね。ごめんごめん。"といって手足の拘束を解き始める。
────これで逃げられる。後はこの部屋を出るタイミングだけど……この人がこの部屋にいる間だけ、部屋の鍵は開いている。という事は……!
力ではかなわなくても、不意打ちならばいけるかもしれない。
チラリと部屋の隅にあるバイオリンケースに目をやった。]
…………………飲み物。
[ぼそりと、しかし男に聞こえるように。
男は、「あ!そうだった!水でいい?」とやけに明るい声で言う。
私が頷くと、男は部屋を出て行った。
────やった!これで……!
バイオリンケースを手に取る。
それは思ったより重かった。
高価なものだったら…と気が引けたが、今はこれしかないのだ。
扉付近に待機して男が戻ってくるのを待つ。
心臓がドクン、ドクンと痛いくらいに脈を打っていた。
ついに扉が開いたとき、私はバイオリンケースを投げつけてその部屋から逃げ出したのである。]
──── 医務室→??? ────
[眼鏡の男性の告白は、私だけでなくそこにいた人々を驚かせた。
当たり前だ。急にこんなことを言われて、理解できる方がおかしい。
サイボーグ、第2の脳、人狼………
よくわからないことが多すぎて、私の頭はパンク寸前だった。
────それに……カークを探っていたなんて。
思えば2人の仲はいいとは言えなかった。
私をここに運んでくれたとき、ピリリとした空気が流れていたことを覚えている。
会話の内容など、私にはわからなかったのだけど。
────でも、私は信じます。あなたが……"ハダリー"さんが、人狼ではないと。
何もわからなくても、あの優しさだけは本物だ。ならば私はそれを信じる。
申し訳なさそうに医務室から出て行く"ハダリー"(>>4:162)を見送って、私は一度、大きく息をする。
そこにまだマリエッタがいたならば、"あ………私、メイン・サロンに戻りますね。この姿になっているの、私とマリエッタさんだけじゃないんです。"と微笑んで廊下に出ただろう。
そこには既に"ハダリー"の姿はなく、マリエッタが付いてくるなら一緒に、メイン・サロンへ戻っただろう。]
──── ??? ────
[それは医務室からの帰り道だったか、メイン・サロンだったか。
少し離れたところにベルを見つける。]
あ!ベル!!
怪我した人たち、大丈夫だったよ!
あの……"エレオ"さん……?も!
それと────
[安心させるように微笑む。
その後、少し言いづらそうに目をそらし、マリエッタが倒れていた事、そこで浮遊するマリエッタに会った事、ハダリーの告白を簡単に説明した。]
でも……"ハダリー"さんは私を助けてくれた人なの……
私、その人が人狼だなんてどうしても思えなくて……
[声をかけられたのはその時だったか。
振り返るとそこには、人狼に魅せられた"サシャ"がいた。
思わず一歩後退してしまう。
────この人は本当に昨日の人と同一人物なの……?
今の彼女が"全部滅んでしまえば良い!"なんて言うようには見えない。
戸惑ったまま、彼女を見つめて私は震えていた。
それでもベルとサシャが親しげに話す様子(>>+61,>>+66)を見て震えは治まって行く。]
ゎ………私は……アイリス・サーヴェスタ…
あの…………呼び方は……アイリでも……アイリスでも………
[小さな声で相手の質問に答える。
まだ握手には応えられなかった。
ベルが昨日のを見ていた、といったなら
──── ???→仮眠室 ────現在
[ベルとサシャと別れ、私は当てもなくふわふわと辺りを彷徨っていた。
すると1人の男性が目に入る。
────あれは……"ダーフィトさん"……?
1人でどこへ行くんだろうと疑問に思い、その後をついて行く。
たどり着いたのは仮眠室だった。]
わぁ………こんなところあったんだ……
でも、なんでここに?
["ビンゴ、かねえ。"と呟くダーフィトに私は首をかしげる。
やがて彼の口からでた"ハッキング"という言葉に、私は動揺したのである。]
ふぇ?!
は、ハッキング?!
えっと、確かハッキングって、凄い人がやるんだよね?!
犯罪だよね?!
[昔、小説で読んだことがあった。
その中でその中でハッキングは、とてつもない凶悪犯罪に利用されていて、1人の人間がパソコンだけで世界を脅かしていた。
私にはそのイメージしかなかったのである。
浮いたまま、1人であたふたしていると彼はスノウを呼び出し、"タイガ"と名を告げた。
その行為は昨日、サシャがおかしくなった時にみんながしていた行為。]
ダーフィトさん……?
それ……どういう意味があるんですか……?
[当然その声は届かず、虚しさだけが残った。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新