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[誰にも聞こえない言い訳を呟く。
フレデリカが顔を上げれば、彼女の視線を追う。その横顔が何を思っているのかは解らないけれど]
………ヴィンセント先輩……。
[無意識に、口からその名前が零れた]
[>>1:502 トールが自分に黙祷を捧げるのを見つめる。こんな惨めな死を遂げた自分へ、大佐であるトールから祈りが捧げられることが酷く申し訳なくて目を伏せた。
そして>>1:505ベリアンの言葉が聞こえれば驚いてそちらを見る]
っ、…
[自分の胸に、ベリアンの曲刀の切っ先が触れる。そしてそれが心臓を刺し貫けば、もう何も感じないはずのそこが熱く痛んだ気がした]
、フレデリカ…何を、
[フレデリカが自分の手にナイフを握らせる。そしてその刃が彼女の腕を傷つけていくのを見れば、その意図が分かって泣きそうに顔をゆがめた]
…フレデリカ……、
君は、同じ味方じゃないか。それに、僕が君を傷つける、わけなんて………、
……、
すべて誤魔化しだと分かっている。
自分の死は、戦死でも名誉の死でもない、ただの病死だ。
それでも、彼らが与えてくれた真実ではない「真実」が嬉しくて]
、……、
…ありがとう。
ありがとう、ございます…、
[目を瞑ると、ぎゅ、っと胸元を握り締めた]
1日目0発言とか(ノノ)すみません…
追悼してもらえてとても嬉しかったです…ありがとうございます…!!
―国境付近―
[去っていくフレデリカ達の背中が見えなくなり、敬礼していた手を下ろす。
それを合図にしたかのように周囲の景色がゆがみ、立ちくらみのような感覚に教われる]
っ…、あ…
[目を閉じれば身体が傾ぎ、どことも解らない空間に身体が放り出される]
―回想・士官学校食堂―
…ルートヴィヒ先輩とヴィンセント先輩、ですか? …僕はあまり似てないと思ってるんです…だって、目とか全然違いますよね?
[ダーフィトから差し入れられた焼き菓子を齧りながら、目の前の話題に首を傾げる。>>1:972ヒンメルが魔法使いと喩えれば、言い得て妙だと感心したりしていた。
熱を測ってくれるときの手はとても気持いいし、彼が淹れてくれるカフェオレはいつもおいしいし、それは自分にとっては魔法みたいなものだったから。
自分と双子の兄とが間違われる事が納得いかないのか、>>1:681どこか不満げに焼き菓子を齧るヴィンセントの様子にくすくすと笑いながら、自分に話題が飛んでくれば]
僕とステファンが間違われるのは確かに納得いかないですけど。
金髪と…あと、身長もあるのかな…。
[男にしては小柄な身体を持ってしまった同士である、生徒会の仲間のことを思い出していた]
[そのうち眼鏡をみんなで掛け合ってみようという話になり、ヒンメルが自分の眼鏡を外すと]
…ヒンメル先輩って眼鏡がないと、少し違って見えますね。
なんか…精悍な感じがします。
ふふ、ダーフィト先輩は…真面目に見えます。えっ、褒めてるんですよ?
[眼鏡を外したり、掛けたりしている先輩たちに素直な感想を告げる。そして同じく眼鏡を掛けたヴィンセントを見れば]
…似てるような似てないような…。
何だろ、ヒンメル先輩の眼鏡のほうがフチが強いからかな…。
[真面目な顔で首を捻っていた]
―回想・6年前―
「それ」?
[>>1:855いつもの学食。会話の流れで読んでいる本の話になり、ヒンメルに今読んでいる本を紹介しようと鞄から取り出そうとした矢先。
何のことを言われているか一瞬わからず目を丸くするが、彼の視線がテーブルの上にあるのを見れば、ああ、と納得する。]
とても美味しかったし、咳が直ぐ止まるので重宝してます。先輩に教えて頂けて助かりました。
あれから、自分でも探して買い足してるんですよ。
[>>1:856そう伝えれば、嬉しそうに微笑まれて少し照れくさかった事を覚えている]
え、この缶のデザインって、二つあるんですか?
[>>1:857別の日、再びキャラメルの話題になった時、ヒンメルの口からでた言葉に、目を丸くした。この缶は綺麗な絵が描かれていることも気に入っていたけれど、まさか2種類あったなんて。
言われるままに缶をヒンメルに手渡し、彼が検分するのを見ようとしたら、隣に座っていたダーフィトが目の前にシュークリームの山を積み上げ始めた]
…ダーフィト先輩。シュークリーム食べるより積み上げる方が楽しくなってませんか?
そりゃ、ヒンメル先輩がいればいくつあっても足りないですけど…。
[苦笑しながら、彼の積み上げたシュークリームの一つを摘まんで口に運ぶ。美味しいですといえば、もっと食えと積み上げられて、こんなに食べれません、と笑った。
そうしているうちにヒンメルの手から缶は返却され、シュークリームの山は彼の胃袋に綺麗に収まっていったのだった。]
[夕食後、部屋で本を読んでいると、咳が出た。いつものことだから特に気にもせず、いつものようにキャラメルの缶を開けて]
……えっ?
な、何だこれ。
[中には、キャラメルと、色とりどりのドロップが缶いっぱいに詰まっていた。>>1:858
驚きに目を何度も瞬かせる。午前の授業の合間、食べたときはドロップは入っていなかったはず。
じゃあ、これはいつ…]
あっ。
ヒンメル先輩……!!
[思わず声に出ていた。缶を検めていた時、これを詰めたに違いなかった。もしかしたら、いつも以上に嬉々としてシュークリームの山を積み上げていたダーフィト先輩もグルなのかもしれない。
返してもらったとき少し重くなっていた気がしたことを、今更ながら思い出す]
……。
[こういうときどんな顔をすればいいんだろう。
こんな、胸のどこかがむずむずするような、くすぐったい悪戯を仕掛けられたのは生まれて初めてだった。
綺麗な、青色のドロップを一つ摘んで口に運ぶ。]
…甘い。
[喉がすうっと冷えるこの甘さは、先にヒンメルがくれたキャラメルと同じ効果を持っていることは直ぐにわかった。キャラメルをくれた時、咳き込んでいた自分に気づかないふりをしてくれていた彼のことだから、きっとこの飴も自分の喉を慮ってのことかもしれない。
その気遣いと優しさに泣きそうになりながら、缶に描かれた鈴蘭の絵を撫でた。]
[いつか四葉のクローバーが描かれた缶を手に入れたいと思った。そしてそこに、彼が好きな菓子を沢山詰めようと思う。
彼が驚くような悪戯をきっと思いついて、上手い仕返しをしてやるんだと、自分にしては珍しく好戦的なことを思ったりした]
[その「いつか」は、永遠にこなかったけれど。]
―回想・海―
[>>0:525 リエヴルの不満げな声に困ったように笑う]
僕も最初知った時は驚いたんですけど…飲む人が美味しいと感じるのが一番じゃないかなって思うようになったんです。
[砂糖入りアイスティーを作り終え、ヒンメルに差し出した]
実は僕は砂糖を入れただけなんですけどね。紅茶は、全部ステファンが淹れてくれて。
その分、味は間違いないです。
[ヒンメルがおいしそうにアイスティーを飲むのを見れば、嬉しそうに笑った]
『いきなり引っ繰り返るのは、あちらの図体のでかい男だけで沢山だからな。』
[彼が指す先には、ダーフィトがいる。言葉とは裏腹に視線は優しげで、ヒンメルが本当にダーフィトのことを大切に思っている事が分かって、目を細めた]
[ヒンメルの永久水晶の話を興味深く聞いたり、休憩を終えて再び泳ぎに行く友人達を見つめながら、自分もそろそろ泳いでこようかとテントから出ようとすると]
――…っ!?
[突然、頭上から眩しい光がふりそそぎ、思わず目を瞑った]
……え…・・・
皆…? どこに…
[先ほどまでの眩しい夏の海は消え、今度は懐かしい風景が広がっていた]
…ここは…学校…?
[呆然と呟く。気がつけば服装も先ほどまでの水着ではなく、軍服になっていた。
一体何が起きているんだろうと辺りを見回すと、中庭の方に人影が見え、そちらのほうへ歩いて行く。近づくにつれ、その人物の姿が明らかになっていき…]
…っ、
[背の高い青年と、もう一人…
自分と同じ背格好の金髪の姿に、どきりと胸が鳴る]
……ステファン…。
何故、ここに…。
それに…バウムガルテン中尉?
補給の任についていたはずでは…
それに、その足…
[彼らの顔と、見えないカークの片足を交互に見比べる。
そして、自分が辿ってきた道程、自分の最期の瞬間を思い返して]
………まさか。
貴方達も…。
[今の状況を理解しながらも彼らが自分と同じだと認めたくなくて、複雑な表情を浮かべた]
…やっぱりそう、か。
…君も…。
[>>+34ステファンの言葉に、眉根を寄せる。彼が、彼自身の顛末を言葉にすれば>>+35]
…一報を聞いたときは驚いたよ。まさか君が、って。信じられなかった。
君は何となく…一番、こういうことから縁遠いように思ってたから…。
…お父上はご無事だよ。同乗されていたベルンシュタイン大佐の兄上も…軽傷を負われたようだけれど、ご無事だった。
[ステファンの視線に、罪悪感から目を伏せる。
戦場での死を望み、戦争が激化すれば良いと思っていた自分は、彼の父親の死を願った事があったから。]
…声?
…見舞いに行ったからかな…?
トールせ…、ラウツェニング准将は分からないけれど。ベルンシュタイン大佐は来られていたようだよ。君のお母上が仰っていたし、それに…枕元に、カードが置いてあった。多分、大佐が君を思って置いていかれたんだと思う。
[>>+36彼の言葉に、目を伏せたまま答えた]
…事実を言ったまでだ。礼なんか…
[>>+40ステファンの明るい声に眉根を寄せ、ぎゅ、と唇を噛んで首を振る。
が、彼が目元を拭うのに気付けば驚いて顔を上げる]
何故謝るんだ。
君が謝る事なんて何も…。
[ごめん、に込められた意味が理解出来ずに顔を歪める]
…謝るのは、僕のほう、で…。
……君の報せを聞いたとき…君が無事だったら良かったのにって思ったんだ。
…君ではなく、君のお父上が…撃たれていればと…。
[苦しげに心情を吐露し]
…ごめん。
こんな事、今更謝るのも…卑怯だな…。
……君は、どうしてそんなに優しいんだ……。
[>>+47ステファンの紡ぐ言葉に、自嘲の笑みを浮かべる]
…やっぱり、僕は卑怯者だよ。
僕の望みは…国の為だとか、理想だとか…そういうものではなかったから。
今だって、こうなれたことに…どこかほっとしてもいるんだ。
…軍人失格なんだよ。
[肩に置かれた手に、少し困ったように笑った]
[>>+43 誰か、という言葉に胸が冷えた。もしあの人が死んでいたら、ここにいる可能性があるのだということに思い至ったから。
会いたかったけれど、ここでは会いたくない。矛盾した思いと不安を抱きながら辺りを見回すが、人影は見えず]
……何だろう。誰かが…話し合ってるような…。
…もしかして、現実のシュヴァルベの…? だとしたら…なんでここは昔のままなんだろう。
[首を傾げ、傍にあった木に手を触れてみた。すると木の根元の草むらががさがさと動く]
…?
わっ。
ラヴィとスノウ?
[草むらを覗き込むと、ラヴィに良く似たウサギと、スノウに良く似た猫がぴょんと飛び出し、駆けて行った**]
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