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『あてつけがましく病気になるなら大人しくしてくれていればいいのに』
『感染する病じゃないの? 屋敷中消毒しようよ』
『家の名を落すような事だけはするなよ。この意味が解らないほど馬鹿じゃないよなお前は。』
…分かってる。
全部分かってるよ。だからもう。
[それ以来、以前のように病床に臥せる事は少なくなった。決意を胸にし、それを叶える為なら…人間は気力でどうとでもなるものなのかもしれないと、そう思い始める。
やがて医者も説得を諦めたのか、薬を処方するのみとなっていた。]
―シュヴァルベへと向かう馬車の中―
[胸ポケットから小さな平たい缶を取り出す。中に入っている白い錠剤を取り出し、口に含んで飲み込んだ。ふと掌の中の缶に目を落とす]
…あのキャラメル…もう手に入らないだろうな。
[かつてこの缶の中に入っていたキャラメルの味を思い出そうとしてみる。それと共に、これをくれた先輩のことも]
……。
[彼が死んだと聞いたのはいつだったか。死の真相を知ろうと情報を集めてみたが、その死に様と士官学校時代の彼とはどうにも重ならず、未だ違和感だけが胸に残っている。]
…誰がどう変わろうと、不思議じゃない。
僕だってあの頃とは違う。
[自嘲の笑みを浮かべると、缶をしまった]
[彼が死んだと聞いたのはいつだったか。>>352死の真相を知ろうと自分なりに情報を集めてみたが、その死に様と士官学校時代の彼とはどうにも重ならず、未だ違和感だけが胸に残っている。]
…誰がどう変わろうと、不思議じゃない。
僕だってあの頃とは違う。
[自嘲の笑みを浮かべると、缶をしまった]
―シュヴァルベ・公国前進拠点―
[とある少将の副官である青年は、上官の脇に控え、大佐の言葉に耳を傾けていた>>380
記録官として働いていた時、仲間内で戯れに戦術について論じていた所、それが今の上官の目に留まり、補佐役となった。]
………
(『どこのポイントに橋を掛けられるかは不明』……
あの近くには駐屯地がある…こちらの兵站が動けば…奇襲、あるいは…)
[>>385トールの言葉を反芻しながらつらつらと考えているが、口に出す事は無く]
……
[考えている間にも話し合いは進んでいく]
(上官の部隊が戦線に配置されるのなら…?)
[自然に口元が綻ぶ]
(僕は戦争で死ぬ。病では死なない)
[浮かんでいた笑みに気付き、唇を引き結んだ**]
―さっさと異動願いを出せば良いのではという声もあるが?
(うつむいてなにも答えず)
いや病弱な士官なんて前線で使わんかなっておもって…え、使う?使うの?クッソー!
―回想・ある夏の日―
あの2匹のためなら募金を辞さない!ていう人もいましたよ。…まあ、僕のルームメイトの先輩ですけど。
[ダーフィト、ステファンと共に生徒会長に予算の相談をしていた。
>>489ダーフィトが机に突っ伏してしまうと]
先輩。大丈夫ですか?
[眠いのかな、と思いながら、持っていたノートで彼をぱたぱた仰いでみる]
え。海??
[突然の提案に目を丸くしている間に、あれよあれよと海へ行く事になった。
ステファンと2人、飲み物を頼まれれば、そう来るだろうとお互い予想していたこともあり、ステファンと目を合わせると、くすりと笑った>>491]
了解しました。
[ステファンと相談した結果、アイスティーと、アイスコーヒー、オレンジジュースを用意することになった。]
―回想・士官学校時代・海!―
う。あつい……。
[頭からタオルをかぶり、日差しを手で遮りながら目を細める。既に海に飛び込んでいる仲間たちの楽しそうな声が聞こえてきていたが、もう少し日差しに慣れてからじゃないと辛そうだなあなんて考えていたら掛かる声>>502]
えっ、そんな。
[手を振って辞退するが、優雅な生徒会長の涼しげな様子と、自分の頭上から照り付ける太陽の温度差に]
…じゃ、じゃあお邪魔します。
[おずおずとテントの下に入り、日陰にほっと息をついた。]
あ、ヤドカリ…。
[足元をもそもそ歩いているヤドカリを見つけてしゃがみこむ。
突いたりつまんだり砂の山を作ってその上に乗っけてみたりしていると、ダーフィトが戻って来た>>505
ステファンと顔を見合わせ、こっそり偲び笑いをしながら、アイスティーを用意して。
そうして驚いたダーフィトの顔を見れば、ステファンと2人、得意げな顔で笑い、種明かしをしたのだった。]
生徒会室でも冷たいものを飲めれば、少しは目がさめるでしょう?
[アイスティーを飲むダーフィトにこっそり耳打ちしつつ。
さらに戻って来たヒンメルには、砂糖を大目に入れたアイスティーを差し出したのだった**]
>>525 wwwwwwwwwwwwww期待通りの反応ありがとうございますwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あっ そうか
僕のロールはトール先輩に俺を前線に配置してくれー(バリバリ)なメッセージになってしまっていたのだな…なんてこった…申し訳ない…
でも自分でもいくつもりだったから嬉しい(^///^)ありがとおおお
ソロールしすぎてて自分のロールが他の人からどう見えるかと言うことを失念しすぎですね…
でも拾ってくれるのがさすがのしゃるさん…!!
―公国前進拠点―
[名前を呼ばれて顔を上げる>>607 突然の事に一瞬言葉を失くしているとすぐに上官・ゲオルグから咎める声が上がった。
そして取り出される二つの辞令。>>608 その裏に隠された意図は明確で、思わずゲオルグを見やる。l彼はなおもトールに抗議の声をぶつけていた。無理からぬことだと一度目を伏せ…そして再び顔を上げると]
…はっ。全力を尽くします。
[>>609 トールの目を真っ直ぐ見つめ返して応えた]
―ゲオルグの執務室―
[出立までの間、書類整理をしようと執務室に立ち寄る。
未だ不満の収まらないゲオルグは納得のいかない顔のまま、会議後どこかへ行ってしまった。
真面目な彼のことだから、気持ちの整理がつけばまた誠実に仕事をこなすだろうと考えながら、書類をまとめていると]
っ、……、
ご、ほっ…!!
[口を押さえる。身体が傾ぎ、机に手を付くと、その衝撃で書類と何冊かの本がバサバサと音を立てて床にすべり落ちた。
何度も大きく咳き込みながら、胸ポケットの薄い缶を取り出し、震える手で中の錠剤をざらざらと掌に零すと、一気に飲み込む]
…・・・・・・・・、
っ、はぁ、…はぁ……
まだ…まだだ。もうすぐなんだ…。
[やがて咳がおさまれば胸を押さえて呼吸を整えようとする。ぜい、としゃがれた音が喉から漏れ、顔を歪めた]
[床に散らばった書類と本を一つ一つ拾っていく。本の間に挟んでいた、狐の透かし彫りが入った栞も一緒に床に落ちてしまっていた。拾い上げて見つめると、本のページに挟み閉じる。
そして机の引き出しから、小さな箱を取り出した]
……。
[そういえば、と会議中に感じた視線を思い出す。>>667]
[学生の頃、良くヴィンセントの口からベリアンの名前が出てくるのを聞いたことがあった。
彼の持つ不思議な発明品について、嬉々として話す先輩の顔を思い出す。
そしてふと、彼は知っているだろうかという考えが頭を過ぎり、頭を振る。
小箱を開くと、中には小さな石が連なったブレスレット。]
(今更先輩の安否を知ったところで…僕は…)
[くしゃりとブレスレットを手の中で握り締めると、目を伏せた]
―前線へと―
[カナン隊と共に、前線へと行軍する。馬を走らせ、このまま行けば明朝には合流できるかといったところで、夜営を張り兵を休めていると、川の方角から火の手が上がった。>>579
怒号や悲鳴、そして爆発音のようなものが聞こえてくれば]
『まずい、補給部隊が敵の奇襲に…!』
[カナンが声を荒げる。兵たちは機敏に準備を整え、急行した]
…やっと。やっとだ。
[兵たちと共に馬を走らせながら、手綱を握る手を震わせる]
[あそこに、自分が望んだものがある。
あそこに行けば、自分は手に入れることが出来る。
はぁはぁと息は上がり、汗が額に浮かぶ。
赤い空が、どんどんと近づいてくる。
気が急くまま、さらに馬の腹を蹴ろうと足に力をこめたところで]
[隊は、青年一人欠けたことに気付くことなく、急行していく。
数多の蹄の音が遠ざかっていく。その砂埃を眺めながら、地面を掻いた]
どう、して…、
っ、…!!
[再び咳き込むと、びちゃ、と地面に血だまりが出来た]
あとちょっと、あとちょっとなんだよ!!
あとちょっとで、僕の死は、意味がある死になるんだ!!
病で死んだら、何にもならない!!!
軍人として死ななきゃ、ぼくは、
僕は、ぼくは、ぼくは………、
[血に濡れた手で、砂を掴む。手首に嵌めたブレスレットの石が、しゃらりと音を立てた]
・・・・・・・・・・せんぱい。
[手首に額をこすり付け、涙を流した]
―回想・ゲオルグの執務室にて―
『「フレデリカ」……女か?フォルテアの部隊の新入りは』
[室内に据えられた自分の机で書類にペンを走らせていると、ゲオルグの独り言が聞こえた。顔を上げると、彼は一枚の紙に目を通しているようだった]
フレデリカ…
[その名前を反芻すれば一瞬、ひどく心がざわめいた。平静を保とうと小さく息を吐くと]
…女性士官など、珍しくないでしょう。
私の通っていた所にもおりましたよ。
[それが男装した少女で、しかもルームメートであったことは言うつもりはなかったけれど]
[彼女の笑顔を思い出して、目を伏せる]
(こんな所にいるはずもない。いや…いてほしくないという願望なのか…)
[ペンを握る手に知らず力が篭っていた。
そうして結局、少女と同じ名前の彼の人について確かめる勇気のないまま。]
―現在―
[自由の利かない身体を何とか動かして、仰向けになる。
胸は大きく上下し、喉からひゅうひゅうと音が漏れていた。
定まらない焦点で虚空を見つめながら]
は、ぁ…、…
せん、ぱい・・・・? あのね、フレ、デリカ…生きて、るかもしれないん、です…
だから、ま、た…3人で、せんぱ、いのいれた、カフェ、オレ
のめます、ね…。
あの、部屋で、また…3人・・・・・・・・・で・・・。
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