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[カレル。同級生の中で一番輝いて見えた星。
優しい箱庭から出た後、その輝きは隠されてしまっていたけれど。流されてゆく自分とは違い、本人の足で立っているように見えていた。
もう、出撃前の約束も果たされることはない。
全てが終わったら、自分は無理でも彼ならと。
そんな思いも泡沫と消えてしまった]
[リエヴルにも聞くことが出来なかった。
あれだけの判断を下し、自ら関わっておいて。どうして演技ではない笑顔を浮かべられるのかと。
もっと聞きたかった。彼の目指す先を。
自分より深く二つの戦場に身を置く彼が、どこに辿り着こうとしているのかを見たかった。
それももう叶わない]
― 公国側橋前 ―
[戦場では見せなくなっていた空虚な表情が掠めていた]
「少佐っ?」
[部下の呼ぶ声がして、ハッとする。
横を走っていたはずの長い髪が先に見た。落ちかけていた馬の速度を上げるため、引き気味となっていた手綱を握り直す]
向こうで指揮を執っているのは万全でない大尉。
こちらには少佐と、技官。
大佐も、戻られたら指揮を執っていただかなければ。
……ここも強行突破せざるを得ないか。
しかし数が多い。動線を読まれているな。
速度を上げろ!大佐達と塊になって行くぞ。
外側に回る!
[つまりは、矢を受け易い位置に。
走り抜ける途中、一本が左腿に突き立った]
ッッ。
[鋭い痛み。けれど馬がやられるよりは良いのか。
何とかそのまま走り抜けて、帝国拠点内>>254に滑り込んだ*]
/*
あれだけの無茶やらかして、味方であるノトカーまで撃ってるのに無傷って、という気分になって。つい負傷させてしまいました。この傷から重傷になる目的ではなく、自分で作り損ねたらその隙を突いてもらうフラグ的なつもりで。
さて、LWになるとか想定外なのですが。どうしましょう。
とりあえず次の襲撃先はもう少し様子見してからとして。
あまりメモ相談ばかりでも……なのだろうと思いますし。
でもまずは、現在軸でいただいてるのをお返ししてこう。
― 学校跡地 ―
一つ避け損ねました。
これだけどうにかしたら、参ります。
[ジェフロイに確認された時>>267はまだ左腿に矢が刺さったままだった。馬から下りるのにも少し手間取ったので、すみませんと頭を下げて医療班の所に向かった。
他に肩や腕にも傷はあるが、そう深いものではないのでそちらは簡単に済ませて貰うつもりだ。ノトカーの件があるため、自分の治療に手を割かせたくはなかった]
― 学校跡地・救護室的な場所 ―
……手伝い?
自分も怪我人だというのに。
[軽く左足を引き摺りながら中へと入り、蟀谷に傷のある姿>>286を見つけて目を瞬いた]
― 学校跡地・救護室的な場所 ―
……ご苦労様。
ああ、これだけは何とかしておかないと後に響くから。
[問いの途中で眉を顰められ>>308肩を竦める仕草をした。
それだけでも響いて、自分も眉を寄せる羽目になったが]
これは届け先があったのでは?
[カレルとリエヴルが倒れては、ソマリも走り回らされたのだろうと。とはいえ、何もなしに受けられるほどの精神力も残っていない。少し迷った後、貰った半分を口に放り込んで噛み下した]
時間が勿体無い。頼みます。
[痛いぞと宣言されて苦笑しながら、腰を下ろし目を閉じる]
― 学校跡地・救護室的な場所 ―
そう。なら遠慮なく。
[と言いながらも半分なのは、できるだけ薬に頼りたくないという意思表示にも見えただろうか。
ソマリもどうにか問題ないらしいと息を吐いて。
苦笑されたのを見送りながら、は、と熱高めの吐息を零した]
だからトんでる暇もないんです。
この後も、ラウエンブルク大佐に呼ばれている。
[傷口を見るなという忠告に肩を竦め、それでも素直に目を閉じた。傷口が多少深くても怯むつもりはないが、見てて楽しいものでもない。
何より疲れていた。体力的にも精神的にも。少し自棄な気分まで混じる程度には]
― 学校跡地・救護室的な場所 ―
……グゥゥゥッ。
[ギリという音と低い唸り声が同時に響く。
酒が掛かればまた酷く沁みるので、息を詰めてやり過ごす。
圧迫止血された傷は、拍動性の痛みを伝えてくるが、それも少しずつ収まっては来る]
あ…あ、大丈夫。
この程度で、と、笑われる、でしょう?
不意打ちで、幾つもの命、を奪ってきた人間が、そんな。
[完全に大丈夫でないのは、言葉がまだ切れ切れで、口調が揺れてることでも明らかか。普通に話せるようになるまでも、暫しの時間を要して、ゆっくりと目を上げ、冷や汗を拭う]
ありがとう。
これでまだ、ギリギリ歩けはしそうですよ。
しかし動きにくくなってしまった。
[大きく息を吸い込み、吐き出す。ついでに愚痴も]
作戦は失敗。いや成功しすぎた。
獅子身中の虫を飼う余裕など、どこにもないのに。
……どうなるかは、この後のラウエンブルク大佐次第だろう。
今の状況では前司令であるあの人が最専任だ。
[青白い顔、どこか虚ろな瞳で、手当てをしてくれた人に*頷いた*]
― 通信/帰還前 ―
それは確かに。
ではあちらもまだ混乱の中にありそうですね。
急ぎ戻りましょう。
[冷静なヴィンセントの通信>>*17が幾分か心を落ち着かせてくれた。同時に何か胸騒ぎもして、ジェフロイの合図>>*21と共に自隊を押し上げ、隊形を変えた。
すぐに援軍も着たので損害は少なく済んだが。
しかし随分と効果的な位置を読まれたなと思った。相手の読みが鋭すぎるのか、それとも、と*]
― 回想/士官学校時代・中庭 ―
わっ。
[片付けかけ途中の針道具を慌てて鞄に突っ込む。
中でバラバラになり、部屋に戻ってから指を刺してステファンに少し呆れられたりするのだが、それはおいといて]
どうしたのヴィンセント。
って、へーえ。
[緊急報告>>403を聞けば、ニマリとレトに視線を向けた]
アリーセ姫の本命はレトだったの。
ユーリエ嬢からの情報なら確実な話だよね。
僕も知らなかったな。
寮だって違うのに、レトも隅に置けないねえ。
[ニヤニヤ、ニマニマ。
レトとヴィンセントの表情を愉しそうに観察する]
あ、そんなにすると……あーあ。
[誤魔化そうとしすぎて必殺うさキックを受けてるヴィンセントに吹きだしたりもしながら、ラヴィを宥めるためにモデル料代わりのパパイヤをもう一切れ差し出したりした。
そんな穏やかな一時の記憶*]
― 回想/卒業後 ―
[友人の結婚式の招待状は、自分の手元までは届かなかった。
公国からの私的な手紙と知られ、途中で誰かに処分されてしまったのだろう。戻ったのはそういう家だった。
ただ、ヴィンセントを通じてだったか、後から知ることだけは出来て]
そうか、レトはあの子と。教えてくれてありがとう。
……手元にもう少し残しておけば良かったかな。
[もう針を手に取ることはなくなっていた。あの少年の人形が、やはり最後の作品となっていて。
手元に残してあるのは色違いの習作一つのみ。それも箱に仕舞って寝室に隠されている。
目立つ事も出来なかったから、結局カードを一枚だけ密かに送った。眠っている兎と、読み手をじっと見つめる兎の描かれたものへの署名は、姓をつけずにウェルシュとだけ入れて*]
― 学校跡地・救護室 ―
ああ……。
[笑わないと言われ>>424、気遣う言葉>>425を受け続けて少しずつ落ち着いてくる。
身体の傷は実際浅くもないがそこまで重傷ではない。問題は精神的な部分だった。表層までは浮かび上がってこれなかった記憶は、奥深くで軋んだ音を立てている]
それは流石に遠慮させて下さい。
兵達に見られたら士気にも関わりかねないことであるし。
少し大人しくしておくので、肩の方を貸して欲しいです。
[自隊の者を呼んでもいいのだが、副官達には事後処理や何やを任せている。
ここは一つダーフィトに借りておくこととして、もう一度深呼吸してから]
少し外へ。ここでは。
[外に出たいと頼んだ。
救護室は人の出入りが多すぎて、説明出来ないと]
― 学校跡地・屋外 ―
[人が近寄り難い場所は在学中から幾つか見つけて確保していた。その内の一つまで肩を借りて移動し、口を開く]
案の定、敵も罠を張っていて伏兵が置かれていた。
だが、技官を連れていた公国の士官が戦闘状態の中でラウエンブルク大佐に何か持ちかけていて。
風向きがおかしかったから、優先順位を守るために私が割り込んだ。
そんな形になったから、一応は帰順の意志があるかを問いかけてから撃とうとしたのだが。
そこにラムスドルフ少佐が更に割り込んできた。撃つなとね。
……正式な命令が出ているのを公にしても引かなかったから、先に彼に銃口を向けた。
ああ、私は准将……から、二人には伝えずその命を受けていたんだ。
[戦死した事実を思って呼び直そうか迷い。今はそこに拘ってる時でもないかとそのままにした。
まだどこかで認めたくないのかもしれない。相討ちで両指揮官が倒れたという事実を]
ラムスドルフ少佐は引かず、私は妨害するならと彼を撃った。
使ったのは通常弾。けれどあの感触は……失敗した。
[銃では剣のように物理的な手応えは薄いけれど。
至近距離であった以上に、よくない位置を抜いてしまったと感じていた。少し後に、現実となってしまうのはまだ知らず。
額に手を置き、また深く溜息を吐いた]
技官を生かしたまま連れ戻すことが出来た。必ずしも最悪の結果ではない。
けれどラムスドルフ隊は私に恨みを持っただろう。
そして彼女も帝国への忠誠は誓わなかった。実にらしい言葉を貰ったよ。「私の為に命を賭した友らの力になりたい」というね。
これで再奪還されでもしたらどうなる?
命令は撤回されていない。危険な芽は一つでも潰しておくべきだ。
[話している内に足下がふらつき、座らせて欲しいと頼む。
焦げた立ち枯れの木に寄りかかってハァと息を吐いた]
だが、ラウエンブルク大佐はどう判断されるか。
このままでは、まともな報告もできないな。
少しここで頭を冷やしてから行こうと思う。
ああ、貴官まで付き合うことはない。後で誰か手の空いたのがいれば寄越してくれたら……。
[傷こそ生きるのに問題はないが、肉体的疲労も軽くはなく。
瞼を閉じると、それこそ無防備に意識が一時遮断された*]
/*
説明しよう、とウェルシュ視点からを考えましたが。
実際はこんなに冷静じゃなかったですよね。ほぼ反射的に撃ってるのに、まるで自分は悪くないかのように(汗
そりゃないだろー!て方いたらごめんなさい。
― 学校跡地・屋外 ―
[了承を求められたこと>>542は拒否できない状況だったのでただ頷き、外へと足を運ぶ]
まったくだ。
全ては聞こえていなかった。ただ技官を解放するといい。
大佐がほぼ一対一で対していた。危険と判断した。
[今考えるとそうだった、というだけで、あれを成立させたら自分の役目が果たせないと思った直感的な何かが身体を動かした。僅かに視線を逸らしながら答える。>>543]
恨まれるのは仕方ないとも思う。この手の任務は初めてではない。
ただ、指揮系統への反発と士気低下は困る。
[自嘲めいた冷えた笑みを浮かべつつ、ゆるく首を振った]
…………ああ。
[二度目の気遣われる言葉。
短い一言を返すのに時間が掛かった。どうやら外から見ても自分は参っているのが分かるほどになっているらしい。
しっかりとしなければ。そう思えど繕いきれはしないようで]
中尉もそう思われるか?
しかしそれがどのような本心からくるものであっても、危険は危険だ。危ない橋を渡ることは出来ない。
……小さな兆候でも見られたら、二度目も辞しはしない。
[そういえば、出かける前もダーフィトには伝えていったのだったか。誰かが知っていてくれればそれだけで大分と違うもの。
ああ、あのこともまた言えてないぞ関連して思い出すものの、今は自分の体力の方が限界で、最後の言葉>>558を耳にしながら強制的な休息を取った]
― 回想/士官学校時代 ―
ちょっとした実験なのです。
珈琲は苦くて避けてるって西寮生の意見も聞いたので。
[別に砂糖を入れれば甘くなると思うのだが、そういうことじゃないらしい。ブラックで香りを楽しむのが好きだからよく分からないのだが、それはさておき]
年鑑を買うよりずっと安いですし?
図書室のは入っても順番待ち多いのでゆっくり見られませんから。
[そんなやりとりをしていたら、凄く眠そうな声>>375がした]
はい、お邪魔してます。
お休みの所を起こしてしまいましたか? ごめんなさい。
[頭を撫でるヒンメルの仕草は優しさに溢れていて、ダーフィトも実に気持ち良さげで、ああ仲睦まじいなと思った。そういうことが何度か重なると……本人達より外から見てる方がそれっぽく感じられるということもあるのだろう。きっとそんなもの]
あ、いただきます。
[貰えるものは貰う主義。お持たせになってもそれほどは気にしない。
ホイップクリームの甘さもシナモンの香りも、実に穏やかな空間の象徴。ただ、ちょっと甘い物の重なりすぎで、最後の方は根性が必要だったのは内緒の話]
なるほど。両方一気に揃えられるのはここくらいですか。
自分がここにいるとつい、忘れてしまいます。
手間賃としてはなかなか……役得ですね。
[答えは理路整然としていたから納得し頷いて。
疑問に対する答えで出自の予想を立てられたこと>>513には気づけなかった。
そのくらい自然な会話の流れだった]
僕の手に何かついてます?
[途中で小首を傾げて聞き返す。
返って来た答えに最初はサラリと受け答えられたが、途中から怪しくなってきた。出来を褒められれば嬉しいけれど、自作であるのは隠しているだけにむず痒くて困った。聡い先輩はそんな所作からも何かを読み取っていったのだろうか]
……そうですね。
でも毎年見る店ではないので、運が良いといいですねっ。
[やはりあまり人に渡しては駄目だ。そう思ってしまったから、この優しい先輩達には渡し損ねてしまった。最後まで居られなかった西の寮長<<リエヴル>>や、この年度の自寮長<<ソマリ>>も含めて。
けれどこの人達が卒業するまでの一年間も、より多くを学び、多くの思い出が増えていった*]
― 現在/学校跡地・一室 ―
……あ。
[パチリと瞼が開く。
寄りかかっていたはずの木の感触はなく、崩れかけた天井が見え、配給品の毛布らしきものが上から掛けられていた。
そして部下が顔を覗き込んでくる]
ベル。……カディーネ中尉は?
そうか。では、手間を取らせたと謝っておいてくれ。
勿論後で会えたら自分でも言うつもりだが。
[そういって立ち上がる。
痛みはまだあるが、薬もかなり効いている。そしてやはり歩けないほどではない。これで動けなくなっていたら、戦場で置いてかれても文句は言えないだろうと勝手に思う]
大佐の所に行ってくる。すぐそこまでだろう。構わん。
お前も少しは休んでおけ。
[気にする部下に手を振って、本来の予定であった現在の司令部である教室に向かい歩き始めた]
― 学校跡地・教室 ―
[カサンドラとすれ違うことはあったのか。
こちらからは何も言えない。謝罪もしなければ、侮辱もない。
ただ軽く目を伏せてすれ違うだけだったと思う]
ドーベルニュです。
大変遅くなり、申し訳ありません。
[不調は部下が伝えていてくれただろう。
扉の前で姿勢を正し、入室の許可を求めた]
/*
匿名メモ、本当に申し訳ないです。
あれを出したせいで不快になられた方がいらっしゃったら、ここでまずお詫びします。ごめんなさい。
一応、ここ3時間特に悩んでいたのですが、どうやっても決定が出せませんでした。日程のお話があったので、パスも聞かないと出しにくかったです。
事故云々についてはエピにて。
狼希望は分不相応でした。すみません。
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