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[ぷかぷか浮いていると、さっきのできごとが嘘のように思えてきました。]
そうです、ゲームに乗る人なんてきっといないんです。
そんなことをしても、得をする人なんていないはずですから。
[ローレルは改めてそう思いました。
着衣のままお湯に浮いているのは変な感じがしましたが、リラックスできたようでした。]
これであとは、おじさんと合流して――――、?
[考えを口にしようとしたとき、指になにか別の感触を得たのをローレルは感じ取りました。
うさぎのちかちかさんが、ローレルの指をくわえているようです。]
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[村に入ったとき、まさか自分が温泉担当およびぱふぱふ担当になるとは思いもしなかったのでした。]
いつかバトルをできるようになってみたい私です。
金属アレルギーはひどくはないのですが、お城に来たら諸々(回復能力・運動能力・アレルギーなど)が強化された感じで。
あっ、ちかちかさんたんまっ!
だーめっ、噛み癖をつけちゃいけないんだよ!
[噛み付かれる前に、ローレルは声を上げました。
さっき、おじさんが襲われた相手も猫でした。このままにしていたら、ちかちかさんもあんな風にいきなり人を襲う人になってしまいます。いいえ、人を襲う吸血鬼になってしまいます。それだけはいけないとローレルは思います。]
トマトを食べたりだとか、美味しいもの食べるとか、蔦に頼んでなにか持ってきてもらうとか、色々とやれることはあるはずだよ。
[めっ。
ローレルはちかちかさんをたしなめました。]
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・しまったメモに全裸って書いちゃった……まだ脱いでなかった。脱ぐ気満々COしたみたいになってる!
・あちこちで動物大発生してるこのお城。おじさん(森のくまさん状態)と遭遇しなくて良かったとほっとしています。襲われたら泣いてた。
・ちかちかさんを最初、「トマトを食べれば元気になるよ!」って言ってトマト缶を探す旅に連れ出そうと考えたりもしました。
[叱ったところ、ちかちかさんは動きを止めてくれました。
話せば分かる!
ローレルは危険な視線>>134にも気付かず、内心でガッツポーズを取りました。]
ちょっ、くすぐったいよ……
[会心の笑みを浮かべることに忙しくて気付きませんでしたが、ローレルの指はちゅうちゅうと吸われていました。
どうやって止めようかローレルが思案し始めたとき、愛らしい鳥の鳴き声>>125が耳に入ります。鳥が、今にも肩にとまろうとしてきていました。]
どうしてこんなところに鳥さんが?
そう思いましたが、猫もいればうさぎもいます。
ローレルは、ここでは色々な動物に会えるのだろうと思いました。
[綺麗な鳴き声にうっとりとしかけたとき、その言葉はローレルの耳に飛び込んできました。
「食べてもいい人間」?
肩にとまった鳥が、急におぞましいものに思えてローレルは固まります。
何と答えたものかと悩み始めたとき、うさぎのちかちかさんがにわかに動きました。ローレルの手元を蹴って、ジャンプしたのです!]
あっ、ちかちかさんっ!
[しかしジャンプ力が足りなかったのか、計算を誤ったものか、ちかちかさんは湯船に沈んでしまいました。排水溝からはどえらい渦が巻き起こっています。]
ちょっ、ちょっとだけ、待って!
私、食べられたくないけど……それより、このままちかちかさんを放ってはおけないよっ!
[肩の鳥さんに制するように手を挙げて、ローレルは姿勢を低くしました。
排水溝近くへと手を伸ばしましたが、果たして間に合うのでしょうか?]
[そのときです。
肩にとまった鳥さんがぴぃぴぃと鳴き始めたのは。
ただの鳥の鳴き声のようでしたが、ようく耳を澄ませるとその意味は伝わってきました。]
鳥さんも、血を吸いたそうにしています。
ただし、あの猫の人みたいに無闇に襲うという風には、ローレルの目には見えませんでした。
しかし、どうやって鳥さんが血を吸うのでしょうか?
うさぎのちかちかさんは囓ると言っていましたが、鳥はつつくのでしょうか。
[ローレルはしばらくの間、首を傾げながら考えていました。]
助けてあげたいのはやまやまだけど、血をあげるのって何だか怖そうだし……食べ物でどうにかならないのかな?
[何と言っても、ローレルは吸血鬼に血を吸われた経験がないのです。
誰にだって、血を提供することには気が進みませんでした。]
うー。耳が、耳がいたいよぅ。
[ぴぃぴぃ、という鳴き声といっしょに、女の人の声が混ざって聞こえてきます。
どちらも単体で聞いたならば聞き惚れてしまうような声音でしたが、ローレルの頭は慣れない聞き取りで痛んでいました。
手の中で鳥さんはばたばたと暴れています。
「襲う」「ふいうち」「ひからび」、そんな言葉が途切れ途切れに頭の中で響いて、ローレルはガンガンと痛む頭に手をやりました。
その拍子に、指に込められた力が緩みます。
するりとした感触は、鳥さんが逃げだそうとする動きによって起きたもののようでした。]
他の人への認識まとめ
---お話しできそうな人(信頼&上着を所持している二人)---
タクマ:おじさん。しゃべれない。優しい人
セルウィン:Mr.セルウィン。ちょっとそそっかしい。トマト大好き
---実際に会ったこわい人達---
ツェーザル:ちかちかさん。無邪気だけど怖いうさぎさん
クロイツ:無闇に人を襲う危ない猫のお兄さん
シルキー:鳥さん。話せるらしいと聞いたが名前を知らない
---不認知の壁---
ローズマリー:似ているらしい?
アルビン:話せるらしい
ジェフロイ:同上
リエヴル:多少の警戒
ジャン:情報なし
エレオノーレ:同上
元老吸血鬼のみなさん(友情出演)
(スタッフロール風・敬称略)
ローレルについて
・「デミアン」から頂いて、名字はジンクレールにしようかと思う出遅れっぷりです。
・きっとローレルが筆名で、ローリエが本名。
・絵本作家「志望」の可能性が大。
・地の文と台詞とが混在しているように見えながら、地の文は実はルーチェによるものだったら面白いなと思っています。
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ひとりにしていて、なおかつ会っていない人ってエルさんとジェフさんかしら。
スライムにどいてもらいたいけど、そうしたら服を着替えることが可能になってしまう葛藤。2(6x1)
<<声無しの タクマ>><<碧眼 シルキー>><<声無しの タクマ>>
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………………。
エピローグに入ったら笑ってやってください。
ここのランダムは色々と空気を読みすぎてる。
会いたい人を出してくるなんていけずですっ。
[着替えが完了しましたが、今度はじゃーんと言うことはしませんでした。
借りた服は、血と破れとでぼろぼろになってしまっていました。それを軽く折りたたむとき、ローレルはしょんぼりしてしまったからです。
気を取り直して■deepskyblue色のカシュクールで、ローレルはお風呂場へ戻ります。]
ちかちかさーん、だいじょう、ぶ……って、あれっ?
[戻ってきてみれば、ちかちかさんがいなくなっていました。
代わりに、下り階段がぽっかりと開いています。]
……いかにも、です。
いかにも降りてみなさいという風でした。
あやしいです。
とってもあやしい階段です。
[どこからどう見てもあやしいので、脱衣所のスライムがどいてくれるようにとローレルは5(10x1)分ほど待ちました。]
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この流れ、ヒグマ討伐隊みたいな感じに見えてきました……。
吸血どころか食いちぎられそうです。
投票と襲撃にやっぱり迷う今日。
試しにひとつ。<<曜変天目 リエヴル>><<曜変天目 リエヴル>>
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ランダムさんなにか入ってるよねこの村!!!
襲撃の参考は? <<曜変天目 リエヴル>><<絵本作家 ローレル>>
絵本作家 ローレルは、曜変天目 リエヴル を能力(襲う)の対象に選びました。
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投票に困りましたがデフォルトのねこさんのままにしておきます。
襲撃はランダムに従いましてリエヴルさん。
まだ続きそうですよ……ね……?
[5分待って、更に9(10x1)分待ちました。
スライムはどこかへ消えてしまったものとみえます。
ローレルはほっと胸をなで下ろして、温泉の外を窺うことにしました。
また服が破けたり、汚れたりしてはいけません。
自分の服に加えて、最初に会ったおじさんと、Mr.セルウィンの服を抱え直します。お風呂場で見付けた布の袋に入れたそれを持ち、おどおどと廊下に出ました。
足を向けた先にいるかもしれないのは、<<夜盲 ジャン>>。]
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