565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
――メイン・サロン――
[編成プログラムの異常のほかに新たな異常などは、今のところ発生していないようだった。
少なくとも広報部や私個人の耳には、そうした話が聞こえてきていない。
異常の原因は……
誰かが起こした人為的なものなのか……だとすれば、誰が……
そしてゼラト氏のメッセージの出どころは……
テストプレイ続行の意図は……
個人の思いはあれど、
ひとまずはコンシェルジュとして職務に戻る必要があった。
メイン・サロンには、いや、このシルバー・メリー号には、
ゲームのテストプレイヤーやゲームスタッフだけでなく、ゼラト・ゲームズへの出資者、
プログラムの異常について、社からの公式のコメントを出す前から、そうした関係者に噂が広まってしまうことだけはあってはならない。
広報部としても、ゼラト氏のGOサインの意図がつかめないままなのは、非常に頭が痛い状況だった。
私もコンシェルジュとしてそうした関係者への対応をしつつ、彼らの間で不審な動きがないかを探る気持ちが働いてしまう。
お客様を疑うというのはこの職務としては風上にも置けない態度で、もちろん表にはできないものだ。
それでも湧き上がる疑心暗鬼――――思わず、テストプレイのホログラム・モニタを見やる。
人狼ゲームは、夢の外の現実でも行われている――――そう思わずにはいられない。]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
そんな折。
ゲームの初日犠牲者としての参加者、ゲルト・フォルモント氏が開いたコクーンから高笑いを響かせ、>>+21>>+22
時を近くしてメイン・サロンのスタッフたちの間に再びの動揺が走った>>+0となると。
ふたたび、そしてますます事態は混沌としてきたと思わせるのには、十分だった。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
フォルモント氏に対してはすぐに開発スタッフや医療関係者によるフォローとケアが入ったようだ。
初動のよさが印象的だったレト・シュトラウス医師の姿>>+88がやはりこの場でも真っ先に見られた。
スタッフのほうは……過去の面識はないけれど、彼女も今回スタッフ側からの『村』へのログインメンバーとして選ばれた方だ。確か、シルキー・ミルンさん。>>+42
フォルモント氏……以後、ゲルトさんと呼ぼう。ゲルトさんとの会話を盗み聴きしたわけではないが、その内容からは、ゲルトさんとは『村』で話をした間柄のようだ。
シルキーさん、それにシュトラウス……レトさんもそうだが、ゲルトさんとはテストプレイを通じて話をするようになったばかりのはずだのに、すでにどこか親しみをもって互いに接しているようにも見え、改めて『狼月の村』の疑似的な体験がもたらす効果のようなものを垣間見たように思う。
自分は職務上、距離を置いたような
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
ゲルトさんについては医療行為が必要になるような体調の変化、心的トラウマの類は、今のところ見られなかったようだ。
……とはいえ、初日犠牲者としての体験――予定されていた体験――にしても、仮想空間・
加えて、予定されていなかった体験――編成プログラムの異常による謎の『預言』――が、ゲルトさんにどのような影響を及ぼすか、これは医師のような専門家でも予測は難しいのではないか。
そうした不安視とともに、異常を直接体験した人物として注目されうることも懸念される………私のように、内心で探りを入れそうとしている人物も現れるだろう、ということ。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
表立っての問題は、またしてもスタッフ側の動揺のようだった。
しかも人だかりまで発生して、その様子はメイン・サロン中で目撃しうる状況だろう。>>+0
………いよいよ事はスタッフ内に、『ゼラト・ゲームズ』内に留めてはいられないかもしれない。暗澹たる気持ちになる。
だが、それも初めはあくまで『ゼラト・ゲームズ』の人間として、
『狼月の村』の企画から関わってきた人間として、
このイベントのコンシェルジュとしての気持ちにすぎなかった。
『ロム・レム王国の紋章』
『ル・ウルタール』『戦争』『悲惨な戦時』
そんな言葉の数々が、人だかりの中から聞こえてくる>>+0>>+1までは。
そして、スタッフの一人が周囲に拡大して見せていた『獣の紋章』>>#4を、実際に目の当たりにするまでは。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
ル・ウルタール。
私の故郷。
神聖ロム・レム王国。
30年前の、侵略国。>>#6
私たちの『敵』だった国。
３年間の悲惨な戦争。
私が物心ついたときはもう『戦後』だったけれど。
その『爪痕』はなお故郷に深い傷を残していて。
そんな、ありきたりな『悲惨』な戦争。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
…………うぐ………ぅうっ…………！
[胃からこみあげてくるものをこらえきれず、吐き出してしまう。
そして、眩暈のようなものが遅い、そのままその場に膝から崩れ落ちる。]
『ルージュさん？ ……ルージュさん！！ どうしました！？』
[私の名を呼ぶ声が、すでに遠くに聞こえる。
近くの開発スタッフか、医療従事者か……。]
『……彼女、確かル・ウルタールの出身……』
『畜生、だからこんなひでぇ………ジョークじゃすまねえって………』
[
いいから、そんな大声で触れ回れないで……大事にしないで……。
あと、自分の故郷のことも、あまり、知られなくない……。
なにより、自分のこと以上に、ロゼータ博士がこの事実を知ってどんな思いでいるか……
そのほうが気がかりだ……。
それらの思いはとりとめないまま、私の意識はそこで途絶えた。]**
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
…………『コンシェルジュ』ルージュの
『私』もバックグラウンドにいるままのため、『コンシェルジュ』は意識を失った状態と言っていい。
謎解きのフリをさせているのは、もちろんそうすることで同様の動きをする不穏分子の存在を捜索するため。
だが…………、少々無自覚な一般人の
ここまでの影響は予想できなかった。
まさか、あの眩暈>>0:194もまた、何か影響が……？
いや、電脳に異常は見られない。しかし……。
複数の人格の記憶が混濁する……。
それは『コンシェルジュ』『私』、そして……。
]
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
・・・・・……。
私は確かにあの戦争で両親を失った戦災孤児であり、その過去は今なお振り切れたとは言い難い。
だが、あの過去があってこそ、……様との出会いがあり、今がある。
今の私はあの孤独と餓えに耐えるだけの子どもじゃない。
あの痛ましいル・ウルタールのことは、もう……様とともに越えようと誓って、そうして、私は、主への隷属を誓い……。
混濁した意識、人格は、一斉に眠りにつく。
]
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
/*
ひょこっ。
表の人狼騒動激アツ胸アツゥー！！
そんでレトさんまたしても迅速対応感謝痛み入ります……ああでもそんなに大事にしなくてもいいのよ（PLとしては歓喜です）
*/
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フィルタ
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犠牲者 (5)
★★処刑者 (5)
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★★★突然死者 (0)
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退去者 (11)
★★★★★★★