情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[問いかけても、猫だった男の人は答えてくれませんでした。
どうして、どうして、と心の中で繰り返しながら、ローレルは痛みに座り込んでしまいます。
男の人の足音がいやに大きく聞こえました。
ローレルを襲うことはしませんでした。
どうしてなのでしょう?
これは、不公平なのではないでしょうか?
でも、――でも。]
いた…………い、ぃ……、…う、っ、うぅ……
[蔦はもう赤くありませんでした。
けれども、抉るようなその動きは生涯経験したことのないくらいに痛いのです。]
おじさ、…………、ぃた、……
[蔦が暴れながら、おなかから抜け出ていきます。
ほっと息を吐いて、ローレルはその場に俯せに倒れました。
おじさんが気になるのは山々ですが、そんな余裕はありません。
あの猫の男の人は、他でもああやって人を襲っていくのでしょうか?
それだけが、恐ろしいのでした。]
[ローレルが倒れてから、どれだけ経ったでしょうか?
すべての時が止まったように、ローレルには思えました。
けれども、実際には37秒程度のこと。
よろよろと、ローレルは身を起こします。]
私…………もう、死んじゃったのかなあ?
[人のお城で好き勝手をしたから、ローレルにはこんな罰が当たってしまったのでしょうか?
だとしたら、おじさんも好きなことをしてこんな目に遭ってしまったのでしょうか。
だとすると、ここは地獄なのかもしれません。
怖くて怖くて、おうちに帰りたい、とローレルは思いました。
でも、死んでしまったのならばもう帰れません。]
[目を開けてみます。
そこは、死んだかと思った温泉、まさにその場所でした。
さらには、不思議なことに気付きました。
おなかに開いたはずの穴が、ふさがっているのです。
身体から力が少し抜けて、疲れている感じこそ残ってはいましたが、もう、痛みは感じませんでした。
服は血にまみれて破れていて、残酷なのかセクシーなのか分からない、とローレルは場違いにも思いました。
もしかして、です。
このお城では、怪我がすぐに治ってしまうのでしょうか?]
――じゃあ、
[腕を怪我したおじさんも、怪我が治っているかもしれません!
ふらふらと、ローレルはおじさんの方へ近付いてゆきました。]
……ローズマリー?
[ローレルはきょとんと首を傾げます。
ローズマリーとは、誰のことでしょう?]
違うよ。私、ローレルって……すてき?
[現れた男の人は、ちょっと変わった人のようです。
大急ぎでわたわたするさまは、大いにコミカルでした。
そういえばさっき、この男の人はおじさんのことを何とかって呼んでいたではありませんか!
もしかしてこのふたりは、仲良しさんなのかもしれません。
そしてふたりとも、ちょっと面白い人達なのかもしれません。
ローレルは掛けられた服>>141に目をぱちぱちさせましたが、厚意にはお礼を言うのが淑女というもの。]
/*
ジャンさんのメモのナース服コメントにむせた。
(あえてメモでは触れないローレルの優しさなのか何なのか)
トマト大好きでどや顔使ってるこの謎。
私は、変な蔦におなかを刺されて怪我して……でも、痛くなかったの!
きっとこのお城では、怪我がすぐに治るんだよねっ!
[ローレルは気付きました褒めてください、というように手を挙げて、男の人――セルウィンにアピールします。
そしておじさんの方を振り返りました。]
おじさんは、タクマさん。
……で、間違いないんだよね?
[確認すると、セルウィンの方へ向き直ります。]
私? 私はね、ここに絵本の取材でやってきたんだ。
それなのに人はいないし、おなかは空くし、ピクルスまみれになるし、おかしなのに刺されるし、おじさんは猫の男の人に襲われるし……わけがわかんないよっ!
[トマト好きのミスター・セルウィン>>155は何だか慌てています。
もしやもしや、恥ずかしいことだったのでしょうか?
ローレルはそれ以上追及しないことにしました。]
/*
物語風に叙述するとpt減りまくるのねって始めてから気付いた誤算。
明日が来て3が出まくったりしたら、温泉大決戦になるのかしら。
<蔦さんのえっち!(何となくやってみたかったこの顔)
/*
投票と襲撃どうしようかな。
デフォルトでは投票ねこさんになっています。
発言の少ないエルさんとリエヴルさんが気になるけれども、いらっしゃる風だし。仮セットだけしよう。
絵本作家 ローレルは、曜変天目 リエヴル を投票先に選びました。
/*
タクマさんいらっしゃった……って、破れてるwwww
蔦は元の服を繕ってくれてるのかな。だといいな。
ところでタクマといえば龍虎の拳を思い出します。
/*
まだ服で良かった、ってここのランダムそんなに怖いの!
ダウンジャケット バーテン服 裸に首輪だけ
RPに反映するのを期待して、いろいろためしてみよう。
「ショットガン」 STR:12(6x3) CON:8(6x3) DEX:11(6x3)
APP:14(6x3) POW:8(6x3) SIZ:10(6x2)+6
INT:9(6x2)+6 EDU:13(6x3)+3
(SAN&幸運:POW×5、HP=(CON+SIZ)÷2、MP=POW、アイデア=INT×5、知識=EDU×5、DB別表参照)
【 E 】 脱脂綿 【斬】ジャンビーヤ T「美しきものの誘惑」*昔の恋人**友情**ガレット・デ・ロワ*占初日霊投票CO
/*
oh...こうなるのね……
裸に首輪だけのおじさまが登場したらひっぱたいてたかもしれません。
思ったより行数取ってしまいました申し訳ない。
使えそうなのは脱脂綿、友情、ガレット・デ・ロワかしら。昔の恋人になれそうな方がいらっしゃいません。きっと付き合ったこともない。
えっ、どうして!?
だって、私はここに、「おいでください」って手紙をもらったから来たんだよっ! 吸血鬼がいるところに、私みたいな人間を呼んでどうするの?
えさ……って、……
[Mr.セルウィンの言葉で、ローレルはとっても驚きました。
彼もまた、餌として捕らわれてしまったのでしょうか?]
じゃあ、ふたりとも……吸血鬼のえさにされるために、ここに連れてこられたの? そんなのやだっ、私、にんにくも十字架も持ってきてないよ!
…………あれ?
[じゃあ、Mr.セルウィンが持っていたトマトの缶らしきものは何でしょう?
吸血鬼を懐柔するための、罠かなにかに使うのでしょうか。]
……トマトって、飢餓状態の吸血鬼に効くの?
[だから、ローレルは思ったことを尋ねました。]
騙されたぁ!?
[がーん! ショックです!
ローレルはこんなところで死んでしまうのでしょうか?
そんなのは困ります。]
あれっ、一緒に来たんじゃなかったんだ?
[Mr.セルウィンは主催者を倒す、と言いました。
けれども、そんなに強そうな人には見えません。
むしろ、頑張ればローレルでも張り倒せそうにさえ見えます。]
大切な……友達、
[ルーチェのことが、ローレルの頭をよぎります。でも、感慨に浸ってはいられません。首を振って打ち消すと、Mr.セルウィンの視線>>190をたどりました。
このふたりは、難しい関係なのでしょうか。何だか聞いてはいけない気がしました。]
[Mr.セルウィンの続けた話>>193は、聞くだに恐ろしいものでした。
童謡の、森のくまさんとはわけが違います。
これはうたではなくて、現実で、大切なものを届けてくれる人なんていないようでした。]
でも、Mr.セルウィンはローレルに忠告をしてくれました。
それは確かなことのように、ローレルには思えたのです。
[血を失ったら。
――ローレルも、大変なことになってしまうのでしょうか?
怖くなって、自分の身体を抱くようにするとふるりと震えました。]
……逃げても、他にこわい人がいっぱい、いるんじゃないの?
[親切に教えてくれたMr.セルウィンに問いかけて、ちらりとタクマおじさんを見ました。]
でも、タクマおじさんはしゃべれないのです。
だから、ローレルはMr.セルウィンの方を見ました。
絵本作家 ローレルは、青銀 エレオノーレ を能力(襲う)の対象に選びました。
どう思う、と言われても分かりません。
だって、吸血鬼なんて会ったこともないんですから。
[でも、このMr.セルウィン>>222はお話ができるみたいです。]
だとしたら、すべての吸血鬼がすぐに襲いかかるものだとは思えません。
もしかしたら、温厚な吸血鬼さんもいるのかも。
[そこまで考えて、ローレルは指先を合わせて小首を傾げます。]
お話ができるなら、……ううん、ちゃんと聞いてくれるなら。
助け合うことだってできるはずだよっ!
そうじゃないなら、今、私はかぴかぴにひからびるまで血を吸われて死んじゃってるよね?
だって、既に二人に会ってるんだもん。
[そう、この二人は――吸血鬼なのでしょう。]
/*
「随分と」のルビに「Eカップくらい」って振っちゃうリエヴルさん素敵です!
やたらと女性になる人が多いこのお城!
元老吸血鬼さん達の趣味なんですか?
[ローレルがMr.セルウィンのお話を聞いていると、タクマおじさんが近付いてきました>>253。
指で示された図と文字>>254は、「ゲーム」。]
私達によるものじゃなくて、他の人主催のゲーム……
[その「誰か」が、「元老吸血鬼」なのでしょう。
ローレルは問いかけてくるMr.セルウィン>>257に答えようとします。]
見た、けど……最初は猫だったんだよ。
それが、おじさんに噛み付いて……その後、猫から人間になったの。黒い髪の、ちょっと神経質そうな感じの……人? だったよ……。
[そう答えたところ、Mr.セルウィンは心配そうな顔をしました>>258。
詳しいお話を聞きますが、吸血、飢餓状態、よく分からない数名の名前にくらくらします。
ローレルが混乱していると、タクマおじさんの手がMr.セルウィンの肩に伸びました>>255。]
/*
時間軸整頓したがる頭の弱い子になってるよねローレル!
ごめんね! おじさんしゃべって、じゃない書いて?
会話してる二人がとんでもなくボケ倒しコンビに見えてきました。
でもきっとおじさんもボケ寄りだと思います。
[Mr.セルウィン>>263とタクマおじさん>>270の様子を、ローレルはそれぞれ眺めます。
ふたりの話しぶりからすると、とても仲がよかったのでしょう。
「よかった」としたのは、今がとても気まずいからです。
Mr.セルウィンは、悲しそうな、とも、後ろめたそうな、ともいえない顔で友達を見ています。
白衣のタクマおじさんも、真っ直ぐに友達を見返しているようには見えません。
じゃあどうするんだろう、とローレルは思いました。]
だからといってこの「ゲーム」とやらを楽しむつもりは、ふたりにはないのでしょう。
そこだけはよかったと思っても、いいのではないでしょうか?
[ひとつだけ、ローレルはいいことを見付けた気になりました。
ふたりの邪魔をしたくはないので、2歩ほど下がって。]
[タクマおじさんが表情を緩めた>>287ように、ローレルの目には映りました。
ローレルはぱっと顔を明るくして、手を伸ばしたおじさんに近寄ります。
軽い感触が肩の上にのっかりました。
その手がなによりも雄弁に思えて、ローレルは笑みを返します。
Mr.セルウィンの方を見ます。
あと笑っていないのは、Mr.セルウィンだけでした。]
ね、笑おう?
難しいこと考えてても、今は何にも起きないよっ。
…………ね?
[おじさんの手招き>>288に応じて、ローレルは頷きます。
Mr.セルウィンはもう笑っていました>>294。
誰も来ませんように、そう願いながら、ローレルも歩き始めました。]
/*
メモのやりとり、
ローレル「綺麗にまとまったところにアレなのですが、替えの服は大丈夫でしょうか……。」
おじさん「更新を心待ちにしているのです…」
聞いてはいけないことを聞いてしまった感がww
>>298が目に入ったので、ローレルは十代半ばくらいに見えているんだろうなと思ったことをここに残しておきます。
因みに、ローレルの目には、おじさんは40歳くらい、Mr.セルウィンは二十代前半くらいに見えています。
こんな風に。
「年が離れていても男の友情はあるのです!
男同士の友情は血よりも濃いそうです。ローレルは感激しました。」
/*
温泉組「俺達の戦いはこれからだ!」
ご愛読ありがとうございました!(霧ならぬ湯煙の中に消えていく)
みたいな演出を見たいローレルです。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新