565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
―現実：メイン・サロン―
[
広報部である自分のところにその報>>#1>>#2が届くまでには、開発に直接携わるスタッフに比べて、幾ばくかのタイムラグがあったかもしれない。
最高責任者のゼラト氏による続行のGOサインが出た以上、それに従うのがスタッフである我々の仕事だ。
テストプレイの参加者、見学者に動揺をもたらすことがないようケアしていくことが、コンシェルジュとして求められている。
この異常事態にゼラト氏から直接の指示があるのは、本来であれば頼もしくあるはず……けれど、それが本来届くはずでないメッセージであるならば。
動揺が走るのはむしろ、参加者ではなく主催であるスタッフ側。
このテストプレイに対しての――――さらにはゼラト氏に対しての――――不信感も生じる恐れがある。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
私はまず、スタッフ間での情報共有・連携に動いた。
広報部内だけでなく、私と同じようにログインしていたスタッフとも。
]
――――みなさん、『村』で何か異常は確認できましたか？
――――憂慮する点はありますが、まずはお客様に与えないよう。
――――なにか異常があれば、すみやかな共有・連携を――――。
[
そんな訴えかけを行ったが、それに対する反応はどのようなものだったか………。
]*
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
―― 回想：『狼月の村』 船の上 ――
『はじめまして。
冬の買い出しとは、どんな風にするのですか。』>>0:1314>>0:1315
え、あ…………はじめまして。
[
声をかけてきた男の人が、村の外の人だってことはすぐにわかった。
村で見かけたことのない顔、はじめましてのあいさつ、当たり前と言われればそうなのだけれど、なにより纏う雰囲気が村人のそれとは違う……そう、その一声からも、振り向いて目にした瞬間からも、そう感じたのだ。
]
買い出し……？ どんな、ふう、ですか…………。
[
言っていて、まるで他人事のように聞こえただろうか、と思える。
村人ではない人間に声をかけてしまったかと思われたかもしれない。
少しの後ろめたさを覚えながら相手の顔色を窺ってしまう。
が、その人は特別な反応を示すでもなく、尋ねたときのまま、私の次の言葉を待っているようだった。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
あっ…………そうですね………まずは……。
[
そう言いながら、私もまるで、初めてのお使いを命じられた娘のように、一つ一つ、買い出しの段取りを思い浮かべて、言葉にしていく。
不思議なことに、
そうすることで、少しずつ自分があの村の住人であったことが、実感されてくる。
それは単に村の外の人と接したから、それだけであるかもしれないけれど。
当たり前のことすぎて意識もしてこなかったことを、
改めて真正面から問われたこと、それと、村人が当たり前にやっていることが、目の前のこの人には当たり前でない新鮮なものなのかもしれない……
そんな雰囲気に当てられたから……かも、しれなかった。
]**
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
船内の様子や『村』にログインしていたスタッフからの話はひととおり確認できただろうか。
やはり『村』では私と同じく、誰も特別な異常を確認していないようだった。
それも仕方がないだろう。
動揺の原因となった編成プログラムの異常>>#1が直接影響するのは『村』での儀式のイベントと思っていい。
そこに立ち会えるのはスタッフではないテストプレイヤーの皆様だけ。
この異常がプロローグのうちにテストプレイヤーのキャラクターにも影響を与えていたら、注意深く観察すれば何かの異変を見つけることはできたかもしれない。
けれど、それは少なくとも私ではなく開発者であるスタッフでないと難しいこと。
異常の把握と原因究明はもちろん大事だが、私のような間接部門のスタッフにとっての急務は、
やはり現場の混乱を防ぐこと、最小限に抑えることだ。
その点で、レト医師の反応はその模範、鏡と言えるものだった。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
ありがとうございます。
迅速な対応に感謝します。
まずは一番にゲーム参加者の安全ですね。
よろしくお願いします。
私たち広報部もアナウンスなどでお手伝いできることがあれば致しますので。
[
非常にすばやいレト医師の対応に心強さを感じるとともに、そのあまりの迅速さと手際のよさに、
『この人は、こうした事態を想定していた……？』
という思いもよぎる。
が、常に最悪の事態を想定しておく、
というのは医療の現場では当然とも言えるか、
とすぐに思い直した。
]*
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
ひとまずは、スタッフ側の動揺が（言葉は悪いが）表沙汰になることは防げただろうか。
火事場の初動としてはこれで及第点、と言えるだろうか……。
ゲームのような開発の現場では、プロジェクトが危機的な状況に陥ることを『燃える』と呼ぶと聞いたことがある。
開発の手を一旦は離れたこのテストプレイの場でも、このようなトラブルはやはり『燃える』と呼ぶのか、そして、『燃え』た現場の消火活動としては今のところ火の手が燃え広がることは防げたのか……正直なところ、まだわからない。
コンシェルジュはゲームの開発から見ればあくまで外側の存在。
本当の火元は私たちにはわからない……。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
だが、それはそれとして、
ひとまず落ち着くことができそうなこのタイミングで、
テストプレイの続行の是非については考えを再び巡らせてみる。
『テストプレイ』というのは、100点の成功を目指す学校の試験のような意味でのテストではない。
そう、知人のシステム開発者からは聞いたことがある。
開発中には発見が難しい異常を、テスト環境下で動作させることで検知すること。
ライブパフォーマンスのリハーサルのように、本番のイメージを掴むだけでなく、ステージや機材、スタッフ配置などに問題がないかなどを事前に洗い出すことが重要なのだ、と。
今回のトラブルは、どうだろう……。
開発スタッフの動揺の大きさからすると、今回のそれは異常は異常でも、そうした本番前の試験運用で検知する、というレベルを逸脱している異常なんじゃないだろうか……。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
だとするなら。
テストプレイの続行を指示したゼラト氏の判断の是非は言うまでもなく……。
考えたくない一語がチラつく。
……………………『隠蔽』。
コンシェルジュとして、広報として、まずは混乱を広げないことを第一に動いたが。
『ゼラト・ゲームズ社』の利益のために広報部は今後、どう動くのか。
今回の異常を封殺したままテストプレイを問題なく終えたこととして『狼月の村』を華々しくリリース、宣伝していくのか。
当初予定の通り……トラブルなどなかったように………………。
それとも。
そうした隠蔽が結局は発覚し、汚名と共に消えていった幾多の企業の轍を踏まないよう、異常があった事実を速やかに公開し、謝罪とともに解決に動くのか。
本当に会社のことを考えた行動は、どちらか。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
まずはテストプレイ続行を受け入れたうえで>>+5、と当初は考えて動いたけれど。
本来であればまずその是非を検討するべきだったのかもしれない。
知らず知らずのうちに、自分も「このテストプレイという一大イベントを成功させないと」という思いが優先していたかもしれない。>>0:194
今さらながら、ゼラト氏が本来届けられるメッセージを送ってきた、という事実に向き合う。
ゼラト氏はどこに…………あるいは、ゼラト氏のメッセージは、こうした自体を想定してあらかじめ送信されるよう仕込まれたもの……？
開発スタッフは、あれから何か新しい事実を掴んだだろうか。
この不信なメッセージについて何か思い当たるところはあるだろうか。
]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
私なりに、この事態をもう一歩深く、理解したい………。
そんな欲求が生まれていた。
その脳裏には、ロゼータ博士の砂漠の薔薇のごとき笑み>>0:827が浮かんでいたかもしれない。
]**
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
スタッフたちの想定外は、もちろん私の、いえ、我々の想定通りの事態。
ログイン中のテストプレイヤーが体験したことも、それをモニタリングしているテストプレイの運用スタッフたちの様子も、当然把握している。
……様との連携も問題ない。
テストプレイを強行することでスタッフ内に生じる疑念も、もちろん織り込み済みだ。
正体不明のゼラト氏のメッセージ。
ゲームの内も外もある種のクローズド・サークルと化した『シルバー・メリー号』の中で、彼らはちょっとしたミステリー遊びに興じることになる。
人狼ゲームは『コクーン』の見せる夢の中だけで行われるのではない、と言ったところか。
……様の戯れも少々行き過ぎか、と思わなくはなかったが、今となっては悪くない余興に思う。
我々、隷属者たるものの主、その後継者を迎える偉大な儀式。
それに華を添える、一幕の劇。
二重三重に仕組まれた劇のうちの寸劇ではある。
我らが主を弄んだ運命の皮肉に比べれば、この程度の作為は児戯のようなもの。
大勢に影響はない、というところだ。
私も狂言回しを愉しむとしようか。
]
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
[
私の真の目的とは余所に。
コンシェルジュとしてのルージュの思考は紛れもない
この一連の出来事をミステリー小説を読むように知覚できるならば、その私の思考は「叙述トリック」のように映るだろうか。
私は……様から秘密裡にこの計画の実行指示を受けたときから、電脳インプラント手術を済ませ、AIコーディネートの
『ゼラト・ゲームズ』の広報部のルージュとしての人格で、『狼月の村』の完成までを表向きは勤めてきた。
（もちろんスタッフとはリモート環境での接点しかつくっていない）
こうして計画の事前の『仕込み』を終え、実証実験を迎えた今も、広報部の、コンシェルジュとしてのルージュの思考はストップさせてはいない。
一介の奴隷に過ぎない身を……様から引き上げられ、分不相応な立場をいただいたその時から、そしてさらに、偉大なる主の隷属者という余りある栄誉をいただいた時から、電脳の補助などなくても
『村』の中で『すまし顔』でいることも造作もない。
舞台劇の仮面遊び。
テストプレイヤーたちがゲームの仕組みに助けられて興じているものと変わらない…………。
]
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
/*
眠い……と思いつつチラシの裏書き。
表のコンシェルージュのノリは、村入りまでノープランの勢い任せのアドリブです。
（そもそも肩書きコンシェルジュにしたのも入村ウインドウを開いてから決めた）
が、いざ書き始めてからイメージしているのは、なんとなくですが東野圭吾氏の『マスカレード・ホテル』なのかなあ、とボンヤリ。
いや、そんなに似てないですけど、お客様第一、と現場のトラブルに対応していくとことか、コッテリすぎないミステリー要素とか。
*/
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
/*
裏のノリはもちろんうみねこさんと打合せした
（というよりうみねこさんのすばらしい裏設定の数々にひたすらイイネボタン押してただけともいう）
うえで落としている……
つもりなんですが、
こ、これでいいですか、……様～～！！
（と言いつつ細かいツメとか連携が下手な勢い任せの脳筋隷属者なのであった……合掌）
（今後、書く余裕があるかまったく不明なので、取り急ぎチラ裏）
*/
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
/*
寝れぬ。
まあヨクアルコトデスヨネー。
やっぱり人狼騒動はいいものだ…
そしてBBSキャラは最高だ……
誰もがカッコいいしカワイイ。
私の推しは…いや、贔屓目に見るのはまだやめておこう。
私がテキトーにでっち上げた『ゼラト氏トラブル隠蔽説』（説ってほどでもない）は、なんか効果あるんでしょーかー。
今は各人思い思いに自分のキャラクターに合わせた自説を出すのが楽しいターンですねえ。
あーあと
まんまオーウェルにしといてニヤリとしてほしかったんは、ある。
*/
【見】 【独】 イベントコンシェルジュ ルージュ
/*
今のところミステリー要素にガッツリ乗っかり探偵役っぽく動きそうなのはレト氏とアリス嬢かあ。
どうなるんだろう、本格的なミステリー要素のような証拠集めはないんだろうけど。
自分がボロ出して実行犯だってバレちゃったりしてーそりゃ興醒めー。
せめて最終日近くまでは粘って疑心暗鬼楽しんでもらわないとなあー。
嗚呼ノープランノープラン。
*/
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
フィルタ
生存者 (4)
犠牲者 (5)
★★処刑者 (5)
★
★★★突然死者 (0)
見物人 (0)
退去者 (11)
★★★★★★★