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っ、あーんじゃないよもう…。
[僕そんなに子供じゃないんだよ?
と言いつつ湯豆腐の誘惑には素直に応じてあーん。ぱくり。
火傷するほどの熱さではなく優しい味は肉に馴染んだ舌には少し薄かったけれど、柔らかくて美味しかった。]
[それから先ほどの従兄弟の様子を思い出し]
まぁ、さすがに一緒にというわけにはいかないよね…
[つぶやく声は隣の従兄弟には聞こえていたかもしれない、それに反応はあったかどうか]
…うん。
[と言いつつ下に視線を下げる。
今年に入ってから胸は少し膨らみ始めて、今では一見すると男子には見えないレベルにまで成長していた。おかげで今年のプールは全スルーしている。]
後で満井先生に相談してくるよ。
そうだね、さすがに先生に相談かな?
[一緒にというのはなにも、他のクラスのというだけの意味ではなかったけども、
それは自分の心のなかにとどめて]
難しいね、いろいろと。
[従兄弟の悩みをどこまで理解できているか、自分でもわからないが、
少なくとも他の誰よりもわかっている。わかっていたい……、
そのつもりだった]
[後ろ手にカードを隠しながら]
ねぇ、リオどっちが役が高いか勝負しない?
もう一回交換したければしてもいいし。
それでね、負けたほうが勝ったほうのいうこと一つ聞くってことでどうかな?
[軽いほんのお遊びの気持ちでなので、自分が勝ったときには無理は言わないつもりでいた。、
従兄弟同士の信頼から、それは伝わることだろう。
無茶はあるかもしれないが]
[一緒にの別の意味は解っていなかったものの。
この時ばかりは茶化す事無く真剣な様子の従妹に、こちらも神妙な顔で眉を下げていた。]
…うん。
[体と心の乖離。未来への不安。
ちらと従妹を見たが、すぐに視線はまた逸れた。
時々、従妹をまっすぐ直視出来なくて、従妹に気づかれないようそっとため息が落ちた。]
[時折自分を見るときの視線に、何かを感じるときがあるけども、それにたとえ気づいたとしても気づかない振りを。
従兄弟から何もいってこないということは言い出しにくいことなのだろうし、
自分にいえる事ならば言ってくれるだろうと、一種の信頼のためでもある。
それでも気になるものは、きになるのだけども。
先生の下へ向かう姿を見送るときには、隠していた不安も混じった、気遣う様子の視線で見送っていた]
内容によるよね、罰ゲームも。
人によってはちょっと難しいのとかあるし。
[大体のことは自分もできるつもりだし、あまり無茶な罰ゲームもないはずだとは思いたいところ]
凶の方が珍しいっていうのはよく聞くね。
大凶引くのなんてもっと稀らしいね。
そもそもいれてないところも結構あるみたいだし。
[場所によっては1%にも満たないらしいよとか、
そもそもの始まりは古代に神の意思を占うために籤引きしてたのが源流らしいよとか、
何とかってえらい人がはじめたんだよとか、いらないことまでしゃべっていた]
ふっふっふっ、よしよし、リオ君勝負といこうじゃないか。
[勝負を受けた従兄弟相手に不敵な笑みを浮かべて、3枚交換する様子を見ている]
みているといいよ、織江君!
これが真の勝負師のポーカーというやつだよ!
[J3枚を残して二枚追加でひきーの、自分のも罰ゲーム回避後なのでたぶん大丈夫だろう。
交換したカードはまだめくらずにいた]
さて、リオ君、織江君…
私のカードをめくる前にリオ君の交換を思い出してほしい。
3枚のカードを交換した、つまり残したいカードは二枚しかなかった!
[気分はさながら探偵物の犯人を追い詰めるときの探偵や、勝利を確信した上での解説者のもの]
つまりリオ君の手札は二枚残す役、ワンペアっ!
そして引いたカードから作り安い役はよくてツーペア、うまく入ったところでスリーカードがせいぜいのところ!
この時点で私の勝ちはとっても揺るぎないのだけど、私は最後まで手を抜かない!
[そしてカードを二枚めくってから…、一瞬だけむぅと残念そうな顔]
Jのスリーカード!どうだっ!
[最初から役高い状態で勝負挑んでたという鬼畜っぷりに突っ込む人はいたかどうか]
[こんなやり取りも後何回続けられるだろうか。
そんなことを考えながらちょっとの間見つめてしまっていて……、
すぐに笑顔を向けると]
負けたほうが勝者のいう事を何でも一つ聞くんだよ♪
なににするかは……、考えておくから楽しみにしておいてね♪
[賭けの報酬については一時保留とした]
[いつもとは違う様子で見つめられ、ふと不思議そうな顔で首を傾げたが、それも一瞬の間であれば、すぐに疑問も掻き消えて瞬いた。
時々、彼女が何かを思い悩んでいるのには気づいたものの、こっちはこっちで手いっぱいなのと、それを気づかせないようなそぶりを見せる為に何とも聞きだせないような状況が続いていた。]
― 男子部屋 ―
えーっと、将棋同好会と、落語研究会と、歴史研究会に、黒魔術研究会、オカルト同好会に…、
美少女研究会と……
[列挙していく名前は比較的まともなのから、マニアックなもの、時には何するんですかそれという名前のものまで、
さらに19(20x1)個くらいあげたところで]
最低でも25個かな?
[多すぎる兼部の量は3年間の活動や交友関係のの賜物といえる。
このうちのいくつが現在でものこってるといえるかは、誰も知らない。
メジャーな運動系の部活や、文科系の部活はなぜか一個も含まれていなかったけど]
― 男子部屋 ―
まぁ、楽しみにしておいてよ♪
修学旅行の時間はまだあるんだし、ね♪
[保留は修学旅行中までには出すと言外に伝えてみたりして、
周りのみんなはゲームやらなにやらに夢中になってるところでそばにそっと寄っていく]
[傍によると回りに聞こえないように潜めた声で]
先生に融通はつけてもらえた?
[なんのことかまではいわずに聞いて、
是の声が返れば]
見張りとか、必要ならするよ?
うん、あとで満井先生の部屋のお風呂借してもらえるって。
だから大丈夫。
というかマリー過保護すぎ。大丈夫だって。
[見張りなんてとか言いつつ、ただ従妹の思いやりは有難く受け取るように表情は神妙ながらもやや明るい物だった。]
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