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少尉 フレデリカ は 少尉 フレデリカ に投票した
― の川辺にて―
[懐かしい顔ぶれの待つ場所、そのなかで手頃な岩に座り込む男のもとへと近寄り、くわえていたタバコに火を寄せる]
『ゆっくりでかまわないと言ったが』
いえ、こればかりはどうにも。私の意思だけでは。
『まぁ、皆は迎えの天使が待ち遠しかったみたいだが』
[タバコの煙に思わず。咳き込み、申し訳無さそうに男が岩へと押し付け火を消し]
『ああ、迎えの天使は嫌煙家だったな、すまない』
[詫びながら男は立ち上がり]
『よし、特務部隊第17分隊いくぞ』
[皆も彼にならい、その言葉に従い歩き始め、自分もそれについていこうとし]
『お前は別行動だ』
えっ?何故ですか隊長。
『フレデリカ、最後にひとつ教えてやる。
死者は残してきたものに対して責を負わなければいけない。待つべき人がいるなら、それを待つのが務めだ。勝手に先に死んだから、当然だろ。
俺たちにはもう、フレデリカくらいしかいなかったが…、
でも、お前は違う。そうだろ』
[その言葉にいくつかの顔が浮かび]
『心当たりがあるようだな』
『そういえば、俺から直々には、まだ言ってなかったな。
本日を持ってフレデリカ・ファロン大尉は特務部隊第17分隊を離任とする。
これでお前はもう俺の部下でもなんでもなくなった』っ…
[言葉を返そうとし、頭をくしゃりと撫でられ]
『だから次の言葉は命令では無い。約束だ』
『お前は待て』
[約束だと指を差し出され、交わそうとするものは自分にはなく]
『預けてきたのか、仕方のないやつだ。それならますます待たないといけないだろう。
見送りだけは、頼んでいく』
はい…、
ありがとう…さようなら…
[川の向こうへと、渡っていくかつての仲間達を*見送った*]
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