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……なんというか。
本当に、なんでもありだな、この空間は。
[大分前にそう割り切った心算だったが。
天馬やらゴーレムやら、と聞こえると、つい突っ込みが先んじた]
殴るだけが解決策ではない、というのは、間違っていないと思うが。
[エレオノーレの声に返すのは、穏やかさを帯びた声]
……少なくとも、俺も殴った覚えはない。
ただ、言葉届け、とひたすら念じただけだったしな。
/*
さて。
今、恐ろしい事に気がついた。
……今、村に残ってるの、俺と、いればユーリエだけではなかろうか。
……どこからネタを集めてくればいい……!(悩むのそこか
― 黄砂の村 ―
[他の面々が各所に散っていく中、動かずにいたのは未だ万全とは言い難いから、というのが主なものだったが。
それと共に、妙に、嫌な予感を感じていたのも事実だった]
……何事もない、と言うのは。
望むだけ、無駄かも知れんが。
[色々とおきすぎて、そろそろ驚くのも無意味に思えつつあるとかなんとか]
念のため、備えはしておくべき……か。
とはいえ。
……拠点防衛、か。
艦隊直衛は、よく引き受けたが。
さすがに、航宙戦闘とは勝手が違うから、な……。
[とりあえず、手勢を出せる、というのは飛び交うやり取りからも察しはついている。
部隊指揮も仕事の内。
問題は、その指揮ノウハウがこの場で使えるかが微妙、という所。
そもそも、空間戦闘ベースの思考な訳だし]
……ま。
なるようにしか、ならんか。
[あれやこれやと考えたものの、結局落ち着いたのはそこだった。
一先ず、自分に合う重さと長さの短刀一つ、見つけ出して身に着けて。
さて、ここからどうするか、としばし、思案にふける]
/*
……楽しげだな。
楽しげだな!
いや、俺もちょっとテンションが上がっているが。
ともあれ、頑張ろう、うん。
― 黄砂の村 ―
[さて、どうしたものか、と思案する時間は余り長くは取れなかった。
遠くない所から響く地響きと、何かが風を切る音。
落ちてくるのは、紅蓮の焔を纏った矢]
……なっ……襲撃!?
[舞い上がる火の粉と、焔。
上擦った声が上がるが、動揺は比較的、短い]
……何もせず、蹂躙されるのはさすがに、な……!
[思案を巡らせる。
こういう状況での戦闘経験は、リアルにはない。
唯一、参考に出来そうなものと言えば、紅の相棒につき合わされたファンタジー物の対戦シミュレーションゲームくらいか]
……何が何に響くかわからんが……。
[防衛主体、迎撃。
二つの要素から浮かぶのは、槍兵と弓兵。
念に応じて現れるのは、銀鎧に紅のエンブレムをつけた兵の姿。
……鎧のデザインに刹那、苦笑が浮かんだのは、まあ……多分、已む無し]
……さて、ゲーム知識はどこまで通用するか……。
槍兵隊、半円陣にて待機、迎撃態勢。
弓兵は後方にて構え、射程に敵影を捉え次第、斉射。
……なんとしても、ここを守りきる!
[指示に従い、銀と紅が動き出す。
攻め来る姿が目に入れば、一瞬だけ頭痛も感じるが。
今は、なすべき事へと強く意識を向ける。
それに従うように、弓兵隊が狼騎兵へ向けて、矢を放った。*]
……ヴァンダーファルケより、皆へ!
不可解な軍勢に、村が襲撃された。
これより、守備迎撃に入る!
[不可解、と一言でまとめた部分の説明を請われたなら、見たままを説明して。
一先ず、眼前に意識を向ける]
/*
この展開は想定してなかったので、ちょっとどころか凄く悩んだわけだが!
騎兵に槍兵当てたくなるのは、ラングの影響だな、間違いなく。
了解しました、持ちこたえて見せます。
[返る言葉>>~278に返すのは、戦場での通信での声にやや近いもの。
構成はともかく、近い状況が意識をそちらに近づけたのか、無自覚の内にそうなっていた]
……アイリ殿は、どこかへ出かけたようだな。
[少なくとも、近場に気配は感じていない、とエレオノーレ>>~281に返して]
ああ、もし回れそうなら、頼む。
……帰る場所を守るのは、昔から俺の仕事だったが。
さすがに、今回は勝手が違いすぎるんで、な。
[その胸中は知らぬまま。
必要そうなら、との言葉>>~283に返す声音は、僅かに苦さを帯びていた]
[なんだか驚かれた。>>~285
一瞬こちらが驚くものの、ああ、と一つ、思い当たり]
すまない、いつもの職場なら、今ので通じるんだが……こちらでは、そうもいかない、というのを失念していた。
[そも、報告する、という状況は、自身の出撃が前提だから。
ついうっかり、色々と端折っていた]
……来てくれるなら、助かるよ。
……構成的には、騎馬兵と戦車兵。
戦車には、射手が乗っているようです。
規模は……全容視認には至りませんが、相当な規模かと。
[構成やら指揮官を問う声には、一先ず仔細は置いた説明を返す]
率いているのは……。
あれは、率いている、と言っていいのか。
先陣を切っているのは、黒い獣……恐らくは、狼です。
もっとも、色々と規格外のようですが。
/*
ちなみに、騎兵は他で使いたいひといるかしら、というのもあり。
わざととらなかったんだが、なんか予想を超えたのきたwwww
― 黄砂の村 ―
[斉射の攻撃は効果を上げるものの、狼騎兵が拡散するのは想定外。
だが、ここにいるのは自分だけではない、と念じて目の前に集中する]
槍兵隊、密集、構え!
突破を許すな!
弓兵隊、隊をまとめて援護射撃!
……乗り手を狙え!
[戦車の突貫、止めるだけでもたやすくはない。
刃に貫かれた兵が消え、陣は僅かに揺らぐものの。
密集陣形に切り替えることで、どうにか即時の突破は凌ぐ。
弓兵隊は長柄武器振るう妖魔を狙わせ、援護に徹するが。
恐れ知らぬ妖魔を相手に、どれだけ凌げるかは、未知数]
やはり、こういうのは慣れ……。
[慣れんな、と。
言いかける言葉を遮るように、視界を掠める、黒。
鮮やかに翻るそれがこちらに向かっている、と認識するのと、その跳躍はどちらが先か]
……ちっ!
[舌打ち一つ。
条件反射で掲げたのは、イルマの守りの輪のつけられた左腕。
その一方で右の手は、先に見つけた短刀を抜き放っていた]
ああ、頼む。
[ユーリエ>>~292に返す声は、直前に言いかけられた言葉のために、やや複雑なものを帯びた。
もっとも、そこに煩わされるほど、子供ではないだろう、と。
自分自身に言い聞かせつつ、意識を切り替える]
ああ、黒い狼だが。
それがどうか、したか?
[エレオノーレ>>~294に暢気に返したのは、当の黒狼と接触するより少しだけ前のこと]
……その通り、です。
なんというか、幻想物語にでも、出てきそうな面々が相手ですよ。
[驚き帯びた元首の声に。>>~297
返す言葉は、微妙にため息まじりだった]
― 黄砂の村 ―
[掲げた輪は、守りの力を発揮したか。
黒狼の牙は逸れ、態勢崩れ押し倒される形となるものの、手にした刃に黒狼は飛び退いて]
……ち。
どうやら、相当に厄介な相手を引いたようだ、な。
[意識を飛び交う情報を総括すると、『とてつもなく面倒』な相手であるらしい。
どうにも、そんなものにばかり当たる、と。
自分の引きに、呆れ半分、嘆き半分の呟きを落としつつ、それでも]
だからと言って。
……その不運甘んじる気はないが、な。
[笑うようにも見える様子。
それに、何かキレかけるのを抑えながら。
一つ息を吐き、刃を手にした右手に力を込めた]
……どこまでやれるかは、未知数だが。
善処は、する。
[ここまで連続して警告を投げられるって、一体なんなんだ、と。
一瞬だけ考えつつ、返せたのは、こんな言葉ひとつ、だった]
― 黄砂の村 ―
[近い所にいるレト>>602に気づく余裕はなく。
意識を介してかかる声にも、すぐに返すのは辛い状況]
……くっ……。
[こちらを撹乱するかのような動き。
小さな疲労と傷が積み重なる。
このままでは消耗戦になる、と。
そんな事を思うのと、黒狼が跳んだのは、ほぼ同時だった]
……このっ……いい加減にっ!
[基本的に、我慢強い気質をしている心算だった。
相棒が、普段のほほんとしているくせにちょっとの衝撃でかっ飛ぶタイプだったから、自然と抑えがちになっていただけ、とも言うのだが。
意識の上での警告も、聞こえてはいたが。
身を守るだけではどうにもなるまい、と。
飛び掛る動きを会えて避ける事はせず、迎え撃つように短刀を横に薙ぐ。
……無茶しいの相方は、やっぱり無茶しい属性持ちだった。らしい]
[他方、迎撃部隊はと言えば、突貫してきた戦車相手に一進一退。
カオスが助長されていき、更に指揮官の意識が向かいきれぬ状況下、どこまで阻めたか──14(20x1)]
― 黄砂の村 ―
[薙ぎの一閃、返るは確たる手応え。
けれど、それが導いたのは、想定外の硬直で]
……しまっ……!
[刃放して離れる、という所に意識は及ばず。
負傷の治りきらぬ身のこなしの鈍さが、それを助長して。
自ら、迫る牙を阻む術は──なかった]
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