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違うのか?
てっきり、中で始末は出来ないと思っていたが……。
[>>*29飼いならす天使を守る意味での結界が施されているという、此処の泉の中で。
天使の命を奪う事まで可能だとは思えなかったが、どうやら勘違いらしい。
薄れていく相手の意識に、まあ、気にしないでくれとだけ付け加えて。
己の天使を弄ぶことに意識が向かえば、こちらも自然と気配が遠のいていく。*]
[今まで羽を掴んで耐えていた手は、両方ともオズワルド自身の口を塞ぐのに使われていて。
ギュッと目を閉じ、必死というに相応しさで耐え抜こうとする姿が、
余計に興奮を煽る。]
頑張って堪えているようだが、声が漏れてるぞ?
[オズワルドの懸命な努力を、鼻で嘲笑い。
しかし、なされるが儘に声を抑え込んでいるだけの相手は、
やはりつまらないもの。]
なかなかに情欲をそそるが、少々つまらぬな。
[その言葉に、オズワルドはどう思っただろうか。
飽きて捨てるなり、殺すなりで解放されるとでも思っただろうか。]
もう少し、素直になるよう手伝ってやろう。
[耳元で告げればそのまま耳朶を食み、舐め舐った後。
枷を外し、体勢を入れ替え覆いかぶさるように組み敷く。]
今から、お前の番となる者の正体を見せてやろう。
[主でもなく飼い主でもない、そんな言葉がするりと
零れ落ちた事には気がつけず。
力を開放し、組み敷いたままのオズワルドの上で巨大な蠍の下半身と、蝙蝠を連想させる飛膜羽を晒してみせる。]
どうだ? この方が "悪夢"らしいだろう?
[にやりと笑みを見せ、長い尾をこれ見よがしに動かしてみせる。]
俺の尾は毒の他に媚薬を作り出すことができる、
そいつを今から、強情な花嫁に注入してやろうと思うんだ
[どうだ優しいだろうと言わんばかりの表情で、快感に震えていた
オズワルドを覗き込む。
もっとも、今は純粋な恐怖で震えているかも知れないが、そんな事は気に掛ける性質ではない。]
さあ、受け取れ!
[これまで性など持たず、恥部を隠す必要すらなかった衣服は
中途半端に破け、ずらされたまま。
それ故に無防備に開いた天衣から覗く足の間へ、組み敷き閉じる事を許さず。
やや膨らんだ長い尾の先端を、一息に突き入れる。]
ふぅ……っう、ん
[どれだけ堪えようとも、初めて受ける感覚が快楽とも知らない
オズワルドの口は、勝手に吐息を漏らして掌の隙間から
零れ落ちて行く。
無を貫くどころか、全身で反応を返してしまっている事にも
気付けないまま、脚の間の屹立に視線を落とす。
濡れた水音を、自らの身体が起こしていて
鈴口からは見た事もない粘質めいた水が溢れて来る。
手で、視界で犯されて、ふるりと全身が震えた。]
ん、ぐ
[明らかな興奮を現せば、声が漏れ出ている事を指摘されて
ハッと口を閉じて呼吸を飲み込んだ。
……何もかも、遅いというのに。]
[その中で、遂に。
待っていた言葉が飛び出した。
嗚、これで心だけでも神の御許へと旅立つ事が出来る。
装身具の創造が志半ばで終わってしまうのは残念だが……
いつか、きっと現れる技工天使が継いでくれると信じる。]
は―――……?
[しかし、死は与えられなかった。
告げられたのは、ある意味死より恐ろしい言葉。]
[耳飾りが付いたままの耳朶を、生暖かい滑りが伝い、
また知らない感触に身を捩らせた。
……嫌悪ではない、明らかな快楽の享受だ。
途端、何かが外れる感覚と共に、背の負担が消えた。
一体何事かと考える暇も無く、ぐるりと視界が回ったと思えば
見上げる先にはジェフロイの顔が間近に在った。]
……な
[そうして、耳を疑う言葉。
今、彼は何と言ったか。番だと言わなかったか?
番と言えば、雄と雌・男と女が一組となるものの筈だ。
誰と、誰が?
彼は一体、何の為に自身を調教しようとしているのか、
一気に解らなくなって、表情は困惑に彩られた。]
[奥を探る様に突き入れ、引き抜き、また穿つ。
容赦のない出入りは、ぐちゅと卑猥さを際立たせる音を生み、
何度も穿たれたそこからは鮮血が迸り、オズワルドの衣と
シルクのシーツを赤く染め上げる。]
まるで破瓜だな? 処女にふさわしい色だ……
[突き入れる度、胎内に何度も媚薬を流し込む。
秘壷を無理やり抉じ開けられ、穿たれる痛みが襲おうとも、
やがて注ぎ込んだ媚薬で、それでも身体が火照るまで。
苦悶に歪む顔も楽しみながら、何度も何度も貫いた――**]
[が、疑問は其処まで。
これまで人の姿を保っていたジェフロイの姿が揺らぎ、
押さえ込んでいた脚が節足動物を思わせるものへと変化して行く。
視界には、更に蝙蝠を思わせる翼がはためいて。
改めて死を与えに来たのかと思う程の、そう“悪夢”の様だった。]
…………。
[態度には表すまいとするものの、あまりの得体の知れなさに
身は竦み、そのおかげか脚の間の昂りは少しばかり
落ち着きを取り戻した。**]
[揺れる蠍の尾がオズワルドの方を向く。
確か蠍の尾には毒が含まれているだとか、よく人間界では
聞いている。
これもまた同様なのだろうか、と思えば
やはり恐怖による声を待っていたのだろうかと、より唇を
引き結んでは声が漏れるのを堪えた。]
はな、よ―――……め?
[黙っていれば、相手は勝手に語り出す。
どうやら悪い事に、彼が持っているのは毒だけではないらしい。
ただ、それを誰に使うと言ったのかが理解出来なかった。
花嫁とは一体誰の事か?
悪魔の考えは全く解らないと、思わず口を開いたその瞬間]
ひぃぃぃぁぁあああああああっ!!!
[脚の間、その更に奥を刺し貫く激痛が全身に走り、
決意など放り出して恐怖と痛みに引きつった悲鳴を上げた。]
[これよりしばらく後は、完全に思考することを放棄した。
花嫁とは?番とは?この行為は何の為に行われている?
疑問は湧いていても、答えなど出せなくて。]
ひっ、ぎ……いたい、いたい……いた……
止めて、もう……
[頼りなく泣き声を上げて懇願しても、秘奥を探るものは
止まってはくれないし、余計に暴れるだけだ。
これによって死が齎されればと思う事も、今は思考の外。
穿たれる度に流し込まれる薬にも意識は向かなかった。
濡れる音が耳を色んな意味で犯し、顔を背けては目を閉じる。
やがて鼻腔に届く鉄錆のような匂いは、血液だろうか?
本当に受肉してしまったのだなと、場違いな事だけは考えた。]
[それから、どの位胎内の出入りを繰りかえされただろうか。
激痛は痺れに取って変わり、感覚が混濁し始めた。]
ぁ、あぁ……ん、んんっ
[それが薬によって与えられたものだとは当然知らず、
痺れから快感に繋がろうとする過程を、ただ受け止めている。
実際には痛みは続いている筈だが、それもすり替えられて。
身体中が熱を帯び、吐息に甘さが混じり出したが
最早それを手で覆う事も忘れて、只管に中を探るものが与える
刺激を追った。]
んぅ……ん、なに、これ……
こんなの、変だ。
[脚を閉じる事も無く、むしろだらしなく開いて揺らめかせ、
稀に蹂躙するものを締め付けてみたりして、
初めてだらけの快感を貪る。
背けたままの表情も、目を半分開いて潤ませ
今や蕩けて艶を帯びていた。
其処には堅物の技工天使の面影は全く無い。]
[
―――この身は神のもの?
そんな思考は、今この時のオズワルドに
存在などしていなかった。**]
悪魔の花嫁になったのだから、
"夫"と契るのは、当然だろう?
[あれだけ強気でも、流石にこれだけの痛みを加えれば、
萎縮してしまうのも無理はない。
今まで天界で庇護されてきた身には、苦痛も快楽も、与える何もかもが衝撃的な事だろう。
高潔だった天使を辱めるため、敢えて花嫁と初夜に準えた言葉を
選んでいるが。
果たして今のオズワルドに、そこまで理解できているかは疑わしい。]
初めは誰でも痛いものだ。
だが、じきに慣れる……
[想像を絶する痛みに泣き叫ぶ声が、実に心地よい。
零れる涙を舌で掬うように舐め上げるが、苦しむ顔と声を
もっと眺めて楽しみたいゆえに。
穿つ速度は決して緩めず、止める事も当然ない。
出血がもたらすそれは、男女の交わりを連想させる実に卑猥な
水音を奏で、天使を鼓膜を揺さぶる事だろう。
しかし混乱と恐怖の中に、彼が肉の悦楽を見出すまで、
実のところさほど時間はかからなかった。]
おや……、もう吐息が甘いぞ?
[オズワルドの胎内をかき回して、どれくらいか。
随分、楽しんだ気もするが そうでもない気もする。
気づけば、強い拒絶の意志を示していた瞳は潤み、
吐き出される喘ぎには、明らかな甘さを伴っていた。
何度も媚薬を注ぎ込んだのだから、痛みはとうに麻痺し、
こうして喘ぐのも当然だが。
何より脚を開いたままの下半身は、抵抗を示すことを止めて、
揺らめき。
与えられる感覚を、そのまま享受している始末。]
こんなに締め付けて…、随分と淫乱だな……。
つい先程まで天界に者とは思えない、乱れっぷりだ。
[そればかりか、犯すために出入りするそれが引き抜かれようとすれば。
まるで追いすがるかのように、中の媚肉が締め付けて来るありさまだ。
堕落した耳元でその身体に起こった変化を伝え、揶揄する事で
さらに羞恥を煽る。]
それでいい……、何もおかしくはない
その為の身体にしたのだから……
[初めての肉欲に混乱する、脳内へ。
この機を逃すまいと、甘やかな声色で囁きかける。]
その身体はもう、お前のものでも……
ましてや、神などの物でもない。
[では一体、誰のものなのかは。暗に告げずに。
唇を奪い、重ねた口内を深く探る。*]
[しばらく口内を堪能していたが、気がつけば己の方が
夢中になっていたようで。
我に返り、深度を深めていた唇を放す。]
そのままの姿もいいが、せっかくだ。
新しい服でも与えてやろう……来い
[一方的に告げると、腕を掴んで無理やり引き起こす。
汚したシーツと、オズワルドのそこを見て取れば、
それよりまずは出血を止める軟膏でも塗るのが先かと、
胸中で呟いた。*]
[上から見下ろしている分、天使が変わり行く様は
恐らく良く解るのだろう。
吐息の甘さを指摘され、拳を唇に当てては噛んで堪えようと
試みてはみるが、鼻に掛かった声が代わりに漏れるだけだ。]
―――……っ!!
[欲に溺れて喘ぐその中に、残酷な現実を囁く悪魔は
この痴態をどの様に思いながら見ているのだろう。
淫乱さに呆れているのだろうか。
それとも、哀れに思っているのだろうか。
少なくとも、好ましくは思っていないだろうとは天使の考え。]
ぃや、だ……ぁ
こんな、こんな―――……
[とは言え、続けられた言葉からは肯定の意が含まれた。
いやいやと首を横に振ったとて、身体中の熱は行き場を失って
萎んだ肉茎も徐々に硬さを取り戻そうとしている。
最早、否定のしようが無い程に熟れていた。
後は収穫して美味しく食べるだけ……誰が食べるかなんて
決まっている。]
ちが、違う……
俺は、俺の身は……ッ
[神のもの。
そう、言うべきなのに。
たった一時ではあっても、神の事を頭の中から消していた。
それが、本当に神への忠誠を誓う姿か?
最早神を思う資格すら無いのではと、言葉を途切れさせた。
後に残るのは、くぐもった声と合間に漏れる呼吸と
長く続く淫らに絡み合う水の音。*]
―斥候の報せ―
[もはや抵抗をするほど体力の残っていない、オズワルドの腕
を引き抱き寄せた、そんな折。
>>1:154>>1:155魔王陛下直々の報せが届く。
どうやら天界からの斥候が近くまでやって来てるらしい。]
だ、そうだが……どうする?
ここから脱出を試みてみるか?
もし上手くいけば、天界の仲間と合流して、還れるかも知れないぞ?
[もっとも、布一枚で出来た天衣は胸が見える程
大きく引き下ろされ、ほぼ着ていないに等しく。
現状、受肉した身を悪魔に穢された事実は、傍から見てもまるわかりの様相だが。]
もっとも、向こうがお前を"仲間"として認めてくれるかは、
わからないがな?
[オズワルドの瞳に宿る色を窺う。
わからないどころか、穢された天使が受け入れられることなど、
万が一にもないが。**]
[同族達の会話は、もちろん届いている。
その会話に魔王陛下自身が、さらっと紛れているが、
この際置いておこう。]
天界の斥候か……まだ陛下にご挨拶し損ねているぶん、
手土産代わりに連れて来るのも、いいかも知れないな。
[>>*50龍人の話を聞き、>>*43天使の脆さを考え
合わせる――]
目の前で希望をへし折ってやった時、どんな表情を見せてくれるか、
楽しみで仕方ないが……。
だが、それで魂まで枯れて死なれては、元も子もないな。
[天界の調査隊を撹乱し、仕留めるのは得意とするところだが、
さて……。**]
手を出すな……か、…それは何だ?
取引でもしてるつもりか?
[>>1:178流石に穢れた身で天界に戻れない事は、
理解しているらしい。
いくらか強さを取り戻した瞳に、笑みが漏れるが、
どうにも滲み出る驕りは気にいらない。]
まるで身代わりになるように言うが、お前をここに縛りつけて
奴らを始末しに行ってもいいんだぞ?
[なすすべなく仲間達が殲滅されていく様を、見ているがいい。
と、そこまで続けて]
……お前を放り出して、外をうろついてる連中の餌に
くれてやるのも良いな。
代わりは、斥候部隊の中から見繕えばいいだけだ。
[>>1:179まさか、オズワルドという存在に執心している事を、
彼自身に見抜かれたとは思えないが。
仮にオズワルドがそこに弱味を見出したと考えているならば、
そんな情は通用しないのだとわからせる必要がある。]
まあ…それがお前の"願い"だと言うならば、
態度によっては、考えやってもいい
[その態度が果たして悪魔に願いを乞うのに、相応しいのかどうか。
睨みつけて来る瞳を、冷たく見返せば言外に伝わるだろう。
その時ふと、同族達の会話を思い出し、付け加えてやる。]
……そうだな。
両手をつき、頭を下げて必死に懇願して見せろ。
勿論、悪魔に願いを叶えてもらうのには何が必要か、
それを忘れてはいないな?
[オズワルドに其処まで告げると、再びベッドに突き倒し、
仰向けになった腹部に尾の先端を近づける。
生殺与奪の権利はどちらにあるのかを、知らしめるために。*]
しないのか?
……なら、仕方がない
有言実行してくる事にしよう。
[>>1:224どうやら提示した条件に、何も保証がない事を
気にかけてか、オズワルドは仲間の無事を約束するよう迫る。
だが、それを知って尚、わざと言葉尻を捕らえ、
力の入らないオズワルドの片脚だけを再び枷で拘束してやれば。
>>1:225不敵な笑みを見せて、彼に背を向け
部屋の外へと通ずる扉へと、ゆっくりと歩みを進めた。
彼に決断と懇願を実行させるために、ことさらゆっくりと]
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