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16人目、地方軍人 ツヴィンガー が参加しました。
地方軍人 ツヴィンガーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 湖 ―
[これは自分の顔に似ている。
湖面に映る自身の顔をみて、そう思わなくなった年月は光が失われた年月と同じだけの日数が経った――それが自分だ。]
…ふ…ふっ…
[元は政治に強い影響を持つ貴族の四男として生をうけた。
家督を継ぐことがない自分が軍務にも影響を与えられるように軍人として育てられ、そして先の戦にて、百戦百勝とはいかないが功績をたてた。
それこそ実家の警戒を呼ぶほどに――それが己だ。]
…ふ…ふっ…
[元は政治に強い影響を持つ貴族の四男として生をうけた。
家督を継ぐことがない自分が軍務にも影響を与えられるように軍人として育てられ、そして先の戦にて、百戦百勝とはいかないが功績をたてた。
それこそ実家の警戒を呼ぶほどに――それが己だ。
そして今、辺境の地方軍人としてシニカルな笑みを零しているのも。
こうして、望むものが得られるなどという逸話のある湖へと休暇に気分転換に訪れる幼稚な行動をしているのが、ツヴィンガー・リヒトという男だ]
せめて…な。
[休暇の伴に草を食む愛馬以外に誰もいない。そんなところで独り言をながながと垂れるほど年嵩を積んでいない。
それでも逸話通りだとでもいうならば、これを着ける前にもどってもらいたい。と眼帯に触れながら些少の不満ぐらいは覚えており、同時にその程度の期待しかしていなかった。
仮に逸話が本物であったとしても――期待などできたものではない。]
[緩やかな風に揺れる水面に映る森林と木漏れ日という絵に自分の髪の緋色が交じれば火事となろう。詮無いことを考える時間を得ながらそっと身を引く前に、喉の渇きを覚え手を水に浸した時]
なっっ!?
[体が引き込まれる。驚きの硬直は一瞬。不可解な事態であろうとも、それを廃して今すべきことを見定める判断力が、手足に力をこめたのも束の間。
抵抗をあざ笑うほどの不可解な力が、自身を湖の中へとダイブした]
(ご、ごぼっ)
[身体を浸す水が体を重くして急流に流されるような勢いにさらわれ抵抗の意味をなくす。
渦を巻く湖の底が微かに見える。
光を奪った先にある闇を見据えながら、一人の地方軍人は湖の中に飲まれていった]
[その光景を見守っていた人…ならぬ馬は、訝しげに湖に顔を近づけた。主が浮かんでくると思ったのかもしれないが水飛沫を上げた後帰ってこない。意を決するように足を踏み入れて――また一つ静かな森に水飛沫があがった**]
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