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[呆然とする頭の中で思うことは。
――望む事は許されないと己を呪い、しかし微かに頭の片隅で祈り続けた、ささやかな願い>>5:+32
”彼女とまた話がしたい。”
――もし彼女ともう一度逢えたなら。
話したいことが沢山ある。
聞きたいことが沢山ある。
もし君がOKしてくれるなら、
一緒にレストランに遊びに行こう。
こんな体じゃ食べられないけど、
メニューを見ながらお喋りしようじゃないか。
そして――*
何もかも、全部話してしまおうか
]
[――ローと、カレルと、クレメンスも駆け付けて繰り広げられる激闘を、ただぼんやり眺めている。
彼女の居ない世界には、どこか現実味が感じられずにいた。クレメンスが斬られようと、それはまるで映画のワンシーンの様にしか見えず。]
[――思考の静寂を切り裂いたのは、背中に聞こえる震えた叫び。]
――ヴィクトリア?
[ハッとして振り向くと、思い掛けず泣き崩れる彼女の姿があった]
[――彼女はそこに居た。>>+11
自分の傍らに赤く青白く横たわる、もう動かない人形ではなくて。
泣いて、叫んで、”生きて”いる彼女がそこに居た。
けれどもそれは、彼女もまた常世の住人と成った証。]
ヴィクトリア…
[安堵と悲しみが一緒くたにやって来て、いったいどんな顔をして良いのか分からない。
それでも、泣き崩れる彼女を見てるのは辛くって、
――ほっとけなくて、直ぐに彼女のもとへ駆け寄っただろう。]
ヴィクトリアッ!
[駆け寄る背中に破裂音が響く。>>21
振り返れば拳銃を撃ったカレルと、相対するのは口元に笑みを浮かべる獣の腕。
再び彼女が悲痛な叫びをあげた時>>+15、頭よりも先に体が動いていた。
彼女のそばに駆け寄れば、胸元は紅く染まっていただろうか、いずれにしても着ていたパーカーを肩にかけてあげただろう。そして大丈夫だよと何度も声をかけ、目の前の死闘を彼女の視界から遮る様に、そっと抱き締めた。]
[彼女に寄り添って戦いを見守っている。
”ロー様を返して”>>+15という彼女の言葉には少々驚いたが、
僅かに心に嫉妬がくすぶる
金色の獣が現れた時>>28には流石に恐ろしくなった。]
――なんだ、あれは…
[醜悪な赤い光を瞳に宿した獣は、己が本能のままに血肉を追い求めている。全てを喰らい尽くすであろう狂気は、人狼の自分でさえも震え上がらせる程だった。]
[2発目の銃声がサロンに響いた時、獣は消え失せ、血を吐くローの姿がそこにあった>>52]
ロー…
[――肺をやられている。あれでは永く持たない。
彼ももうすぐ――]
ヴィクトリア、もう大丈夫だよ。
もうすぐ全てが”終わる”。
カレルも、クレメンスのおじさんも大丈夫そうだ。
だから、もう、安心して。
安心していいんだよ…
[子をあやす様に彼女に声をかける。
――そう、全てが”終わる”。
こうしていられる時間も、もう然程残されて居ないだろう。
彼女の背中に手を回す、この右手に彼女の体を感じる。
彼女の体温を感じる。彼女の”命”を――
それは決して叶うことなど無いと思っていた、”夢”のようなひととき。
終わりが近づいて来たならば、最後にもう一つだけ――]
ねえヴィクトリア、廊下で話しした時のこと思えてる?
一緒に食事しようって話。あの時は結局行けなかったけど…
[あの時はよくわからなかった”身分”という言葉。彼女の死の前後のやり取りで、ようやくその意味を理解した。それならば――]
それで、もしメインサロンに着いた時にその気があれば、
――今は、まだ『その気』はあるかな?
君はもう、”自由”だ
[彼女の瞳を覗き込んで、問いかけてみる。
良い返事が貰えたなら、彼女の手を引いてレストランまでエスコートしよう。叶わぬならこの場で抱きとめて、何もかも洗いざらい話してしまおう
今はただ、返事を待つ*]
/*
今はただ、地上のコミットが怖い(ぶるぶる)
俺一人だけで延々喋って話進められるけど、お相手してくれる彼女とちゃんとキャッチボールしてからクライマックスに繋げたいもんな。
*/
/* >>63
スノウからの核心的ネタバレが来ましたね。
やはり俺の見立て通り(前村の結末をぼんやり聞きかじってたCO)
*/
/*
(Eルームに隔離されてたのは知らなかったけど)
ともあれエピは予定通りの”終わり”に出来そうかな。
*/
/*
ひいいコミットこあいよー
まだ俺ん中ではレストランのシーンが残ってるんだよー
ヴィクトリア間に合ってくれぇ〜〜;;
*/
― 展望ラウンジ横・レストラン入り口 ―
もう食べられはしないけど、見るだけなら、ね。
[レストラン入口のメニューのホログラムを指差しながら、あれは好き?食べたことある?なんて、ささやかな話題に花を咲かせつつ。
フロアには、ピアノとビオラの物憂げで甘美な旋律が響く。
確か地球の古い恋の歌だったか。恋人に逢いに行く男の恋心をロマンティックかつ官能的に歌い上げた名曲だ。]
…ちゃんとお別れしなきゃダメだ。
――ヴィクトリア。
[やおら、重い口を開く。]
僕が君の前から居なくなった時>>4:67、もしかすると誰かから聞いたかも知れないけど――
[果たしてこれから話す事は、彼女が心に抱いている問い>>5:83の答えになるであろうか]
――僕は、人狼なんだ。
それも、各地を転々として殺しを続けてきた大量殺人犯ってヤツさ。
お腹が空いたら殺すし、金が足りなくなったら殺すし、
変に嗅ぎ回るやつも殺すし、ムカついたら訳もなく殺す。
そういう暮らしを続けてきたんだ。
配達屋なんて嘘さ。
職業も名前も、僕が僕自身を騙すためにでっち上げた妄想だ。
[淡々と、事も無げに言葉を紡ぐ。物凄く残酷な事を話している筈なのに、こうもスラスラと言葉が出てくる自分が恐ろしかった。]
――だけど、君に話した家族の話は本当だよ?
カーマインには確かに僕の家族が居た。母と妹が居た。
けれども、もう死んでしまった――僕が『食べて』しまったから。
…ダメだよやっぱり、こんな話
[俯いて、彼女の顔を見ないようにして言葉を続ける]
きっと嫌われてしまう
…初めて食べた人間の味、今でもハッキリ覚えてる。
――美味しかったんだ。怖いくらいに。
愛する人の血肉の味は、彼女らの一部が自分の中に取り込まれていく様は、
人狼にとって得も言われぬ至福なんだ。
僕はその事に気付いてしまった。
…僕は、自分が恐ろしくなった。何もかもが嫌になった。
だから僕は、ガルーの力を借りて『
[顔を上げて、メニューのホログラムを眺めながら話を続ける。
果たして彼女はどんな表情でこちらを見つめていただろう?
――確認するのが怖かった。]
僕は最低だ。
――僕はね、最初から君を『食べよう』と思っていたよ。
僕は最低の下種野郎だ。
君の白い首を手折るとどんな音がするだろう、
その喉元を掻っ切るとどんなに鮮やかな血が吹き出すだろう、
事切れたならその服を引き裂いて、胸や腹や太腿に口吻た後、
その肉を骨の髄までしゃぶり尽くしてやろう、
…君を見るたびに、そんな事を思い焦がれて居たんだよ。
嫌われてしまう。
だって、
[意を決して彼女の瞳を覗き込もうと]
嫌われてもいい。
だって、最初に君を見た時思ったんだ。一目惚れだった
「なんてきれいな人なんだろう。手を繋ぎたい
もっと一緒に話がしたい、その唇に口付けたい
仲良くなりたい誰にも渡したくない
」ってね。
嫌われてしまえばいい
――そう思って、食事に誘ったんだ。本当さ。
だって…
――君にだけは、嘘は付けない。
付きたくないと思ったから。
だから…君にだけは全部、話しておきたかったんだ。
[努めて笑顔を取り繕うとするが、口元の強張りを抑えることは出来ず。]
――ねぇヴィクトリア、君は天国を信じる?
[二人の間に幾許かの沈黙があっただろうか、不意に問いかけてみる。]
僕思うんだ。
この不思議な死後の世界は、きっと神様が僕らに与えた猶予期間みたいなもので。もうすぐ”悪夢”は終わる
全ての決着が着いたなら、僕らはきっと”然るべき場所”に行くんだ。
もうすぐ”夜明け”が訪れる
――大丈夫。君はきっと『天国』に行けるよ。
君は朝焼けの向こうにお帰り。
僕が保証する。僕は”夢”の中に留まるだろう
だから…
どうか僕のことは、悪い夢の中に置いて行けばいい
――どうか『天国』で、幸せに暮らしておくれ。
[忘れて欲しいと願っても。ああ、それでも許されるなら]
――僕はウォルター。どうか仮初めの名ではなく
ウォルター・ディーズリー。僕の本当の名前を
…君に逢えて、本当に良かった。忘れないで、覚えていて
/*
自己満足になってないかな、大丈夫かな?
まあでもやりたいことは全部やった。
あとは夜明けを待つばかりさ。
*/
/*
あああああヴィクトリアァァァァ…!!!
スマン!駆け足で!!もっと一緒にディティール詰めたかった!!
*/
[ありがとう、と口にした。別れのつもりで口にした
俯く頬に、柔らかな温もりが差す>>+78
どうして…?恐ろしくはないの?
瞳を上げれば、彼女の笑顔はこの頬に伝わる温もりに似て。
その清らかな瞳の中に吸い込まれそうで。]
”また”、――――?
[ちくり、無垢な祈りが胸に刺さる。]
また、――――。
――諦めようとしていたのに
[喉の奥で震えがする、ここまで押し付けて堪えてきたものが、堰を切って溢れかえりそうだ]
夢を見るほどに辛くなるのは分かっているのに
また……
そんな事言われると
[堪えきれずにはらり、右眼から涙が一筋]
縋りたくなってしまうじゃないか
ま た …――
堪えなきゃダメだ、けど…
[――問いかけに答える代わりに、彼女の腰を引いて固く抱きしめた。]
ヴィクトリア…!
[きっと肩の震えは彼女に気付かれてしまうけれど…
最後くらい甘えさせてくれたっていいじゃないか
]
――僕は君に感謝しなくちゃいけない。
僕がどんなに恐ろしい言葉を並べても、
君は怖がらないで受け止めてくれた。
僕がこんなおぞましいケダモノだと知ってもなお、
僕を慕ってくれた。微笑んでくれた。
僕は――君の笑顔に救われたんだ。
[――強くて優しい人、君は決して『役立たず』なんかじゃない]
[肩に手を置いて向かい合い、今度は真っ直ぐに彼女を瞳を見つめた]
――ヴィクトリア、君は自分の名前がどんな意味が知ってるかい?
VictoriaとはVictory…つまり《勝利》という言葉から来た名前だ。
《勝利》は《幸福》と《未来》を運んでくる。
強くてかっこよくて、素敵な名前だよ。
君の笑顔は素敵だ。君の笑顔は周りの人を《幸せ》にしてくれる。
――その力があると信じてる。
ひとときだけでも僕を幸せにしてくれたから
だから、これからも…――
[言おうとして、思わず言葉が詰まる。]
――今度こそ本当に、サヨナラだ
これからも、ずっと笑顔で居ておくれ。 約束だよ?
[そう言って小指を彼女の前に差し出しただろう*]
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