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― Nルーム ―
[ひどく懐かしい夢を見ていた気がする。
大きな手で頭を撫でてもらえば嬉しくて。教えてもらった料理を作ることができれば、その人も嬉しそうに笑う。
灰色掛かった厨房、原風景。
他の大人達とは違う、優しい声で名前を呼んでもらうと、安心する。でも最後にその声で呼ばれたときは、少し苦しそうな、何かを耐えるような―]
トールと…カーク?
[名前を呼ばれた気がした。
ふと意識が浮上して、気づけばトールとカークが立っていて。何故かその前には...がいる。一瞬混乱したが、血で汚れた自分を見て、ああ、と思い出した。
そうだ、シメオンと医務室を出て、そして――。シメオンと『ガルー』と名乗ったあの人(人?達?)はどうなったのだろう。
(私、死んだんだ。)
特に悲しいとか、怒りだとか、そういった感情は浮かんでこず。最後痛みもなかったのはありがたかったかな、うん。と、穏やかな気持ちになる。自分をこうしてみるのは変な感じだけれど。
泣きはらした後の目をしたトールに、私のせいだったらごめんね、ありがとう、と思いつつ。
ハーモニカを取り出したトール>>46にぱあっと顔を輝かせる。トールは自分の言葉を覚えてい
てくれたんだ。]
やがて始まった演奏に耳を傾ける。まるで優しい風のように、あの人の大きな手のように。安心していいんだよ、もうおやすみ、と。優しく、穏やかな旋律。これはきっと子守唄。
トールの人柄を表したような演奏に、目を閉じて聞き入った。]
ありがとう、トール。
すごく素敵な演奏だった。
[パチパチ、と聞こえないと分かっていつつも手を叩いて感謝を。
音楽のことは全然分からないけれど、泣きたくなるほど優しい演奏だった。]
[カークに頭を撫でてもらう自分を見ると、もう感覚はないのにくすぐったくなる。>>53
カークもよく頭を撫でてくれるよね、と嬉しくなって。いつもありがとう、と笑いかける。
よく見れば、カークもトールも怪我をした痕跡がある。もしかして『人狼』が?それとも何かあったのだろうか。
二人とも大丈夫?気をつけてね、と届かない声で心配を。
最後、蓋の向こうに見えなくなる自分を不思議な気持ちで見つめる。死んだという事実を理解はできるけれど、まだ実感がわかない。
と、カークとトールがノトカーを呼ぶのに、ようやく自分の隣に誰が眠っているのかを認識した。]
え?!ノトカー?
[一体どうしてノトカーが?もしかして投票?ノトカーも『人狼』なの?
それともあの後シメオンと共にいる『ガルー』が…?!
トールとカークに尋ねる訳にもいかず、え、え、と混乱する。まだそこにノトカーがいれば、彼の姿に気づいただろうか。いなければ、何があったのかを知ろうと船内をうろうろするだろう。]**
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