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[2番に入ったところで、単音が穏やかな和音になった。
重なってくるのは、低い落ち着いたバスパート。
これは、これは、……なんということだろう]
……貴方もでしたか。
[同じ教義同じ宗派の神父。
舞台に近づいてくる姿は、初老の男性。
柔らかい所に触れられたような羞恥。後ろめたい背徳感。 息苦しいほどの羨望。
調教され尽くしたと思っていた自分の中に、まだこんな感情が残っていたことに驚いた]
[同時に。
どうしても彼を、自分が失った物をまだ持っている彼を。
自分が血親に未来を奪われなければ、そうなっていたかもしれない年代の彼を。
汚したい貶めたい苦しめたい食い殺したい、
そういう思いが暴風のように吹き荒れた]
6を引いた時は少年にしようと思ってたんだけどな。
ロルを書き始めた時は、女性にしようと思ってたんだけどな。
なんか天啓降って来ましたわ。
[こちらも舞台を降りて近づく]
会えて良かったです。
よく、よくぞ今まで他の魔物を避けて生き延びて下さいました。
貴方は、間違いなく私に会わなければいけなかった。
私の為に用意されていた。
[距離が近づく。
思わず感極まった声が漏れた。
ああ、もう表情まで見える。
……最後の一文の異常さに、彼の歩みが鈍る。
しかし、アルビンは止まらずに近づいて。
少し背の高い彼の目をしっかりと見つめた]
逃げないで。
貴方は私の為の獲物です。誰にも渡さない。
[口を開くと、白い牙が溢れた。
冷や汗を浮かべ、硬直する男性の首に、押し当てる]
[彼に両腕を回して抱きしめる。
舌先に感じる脈動。首筋にかかる焦った熱い息。汗の味。生き物の匂い。
それらを味わった後、一気に牙で貫いた。
口の中に溢れ出す極上の美酒を、喉を鳴らして吸いあげる。
美味かった。今までのどんな血よりも。
アルビンは陶酔し、耽溺した]
なんか鳩だと挟まりまくりますね。
俺のはソロールだし、ちょっと遠慮しようかな。
まあ、初めてちゃんとかぷちゅーしてるので、しっとりねっとり描きたくもあるんだけど。
そして静かになるログ(まがお
くっ、
ええねんええねん……灰に埋めて満足したから、事後から始めるもん……。
というかそうしないと喉マッハ(震
ざっと書いて見たんだけど、長い(ノ▽<*)
俺、今日ソロールでどれだけ喉使ってるんだ……。
半分くらい使ってるんじゃなかろうか。
― 音楽堂 ―
[は、は、は、は、と荒い息が何度も響いている。
男性に覆いかぶさって、その胸部へ両手を重ねて置き、
……心臓マッサージを続けていたアルビンは、見開かれたまま動かない男性の目を見て、ついに無駄を悟った]
……名前も、
聞いてない、のに。
[もう動かないその胸に、額を押し当てて泣いた]
[……覚えている。
男性の血は旨かった。沁み渡るようだった。
これまで啜って来た中でも最上級に旨い美酒にアルビンは酔いしれ、耽溺した。
同時に、男性にも陶酔を与え、吸血される悦びを教え、そして痛みを快楽と感じる魔性を注いだ。
男性は乱れ、悦び、そして痛みを求め、最後は神を冒涜する言葉すら喜んで口にした]
[……同じだ。
アルビンが血親にされたことと、ほぼ同じだ。
違うのは、アルビンが彼を死にまで至らしめたことくらいだ]
[体中に力が満ち、そして飢えを癒されたアルビンは、
己が何をしたかに気付くや、半狂乱になって叫んだ]
い、いや、
ダメ、ダメです、死なないで!
命令です、死なないで!!
[だが、すでに手遅れだった。
まだもっと、もっと痛くして欲しいと、彼は鞭打ちでボロボロの手でアルビンの服を掴み、そして欲望の表情のまま事切れた]
[どうしてこんな事になったのか、アルビンには分からない。
……いや、本当は分かっている。
「私」もまた俺だ。「私」の感じていた嫉妬も憤怒も全て分かっている。
でも、でも、こんな、肉体だけじゃなくて魂まで汚すような、
こんな死なせ方をしなくても良かったじゃないか]
[彼を吸血鬼にすれば、蘇らせる事が出来るだろうか。名前を聞く事が出来るのだろうか。
そう思って触れかけ、そしてすぐに火傷でもしたかのように離した]
[……そんなこと、彼が望むはずがない。
魔物になって生きるくらいだったら、人間のまま死なせて欲しいと彼は言うだろう。
少なくともアルビンはそう言う。そう言った。
……だから、アルビンに出来る事はもう何もなかった]
うう……うぅぅぅ……。
……わ、
我が主よ。
ご覧になっているんでしょう!
[くしゃくしゃの顔を上げ、宙へ叫ぶ。
それは父なる神ではなくて、血親である邪神]
もう、もういいでしょう! 許して。許して下さい、どうか。
貴方の勝ちだ。この世に、貴方の他に神はいない!
だから、
俺を死なせて下さい、俺を、どうか。
[いつかと同じ状況。
アルビンが殺した死者が横たわり、アルビンは神父服を身に纏い、
……そして、同じように絶望と敗北感の中、死を希う。
違うのは]
……それがダメなら、
俺を、完全な吸血鬼にして下さい。
こんな、こんな状態は嫌だ。
……こんな不完全な心と体はもう嫌だ。
俺を、
苦しみを感じない、
邪悪で無慈悲な吸血鬼にして下さい!
[完全敗北を認める。
人間としての全てを捨てる事を望み、泣き崩れた]**
そういえば、讃美歌歌ったら灰を吐く設定は……、結局なしになりました。
「我が主」で落雷も地獄堕ちもなかったから、神様はそういう罰をお与えにならないのだと思う。
そうすると、クロス触って火傷するというのは、そうなるはずだ、という思い込み(罪悪感)からの自罰だと言える。
……でも、黒ビンはそういう罪悪感持たないと思うんだよね。
なにせ獲物を誘い出す為に神父を騙るくらいなので。
とすると、灰を吐くこともないんじゃないかな〜って。
しかし、このロルしてつくづく思ったけど、
動揺したり泣いたりする奴が一番苛めて楽しいwwww
だから、サディスト視点からすると、
この人間アルビンを消すのは勿体ないと思うんだよねwwww
……これ、ちゃんと吸血鬼にしてもらえるのかな。
このままずっと置いておかれそうな気も。
まあ、それはそれで。
いつの間にか、ジェフ発言にフィルターかかってた。
ひぃっ。
メモ見なきゃきづかなかったよ……。
操作ミス怖いなあ。
― 廊下 ―
[声を枯らして何度呼んでも、血親は現れなかった。
乱鴉の大公、残酷にして冷酷、惨禍と嘲笑の王、そしてアルビンの主人……。
まだ足りないと言うのか。絶望の果てに、まだ先があると言うのか]
……っ。
[ぐい、と長袖で涙を拭いた。
アルビンが泣けば喜ぶということは知ってる。
ならば……もう、泣かないでいよう]
[人間としてのアルビンを消して欲しいと言う、その願いが叶えられないのならば、
……もうそれしか、飽きて貰える方法を思いつかなかった。
「私」は怒り狂うだろうが、それでもいい。
それならば、「私」が俺を消せばいい]
[ふらりと廊下にまろび出る。
沈んで灰色に見える世界の中、感情を押し殺し、必死で無表情を作って]
― 廊下 ―
[ゆらゆらと廊下が蠢く。
道を塞ぐのは、花はもちろん、茎や葉すら闇色の蔓薔薇。
手招きするようにおいでおいでする。
もちろん、近づけばその棘でズタズタにされるのだろう]
……そこを退いて下さい。
でなければ、俺が酷い事をします。
[目を伏せ、静かな声で頼む。
しかし、蔓薔薇は揺れるばかりで]
……警告は、しました。
[神父服から取り出すのは、「私」が残して行った鞭。九尾の猫]
[俺に扱えるだろうか、と思ったけれど。
しかし、握ったらしっくり手に馴染んだ。
……だって、ずっと使っている物だから。
握りにはめ込まれた宝石も。今は血で汚れている組み紐も。よく見知ったものだから。
……「俺」が持つのは初めてだけど]
セルウィンさん襲撃は誰でもありえるんだよね。
ただ、リエヴルさん襲撃は、タクマさん、ツェーザルさん、ジェフさんはありえなさそうに思う。
ジェンさんもやや薄いか。
やっぱりシルキーさんが狼かな。
[くしゃくしゃと床にくずおれた蔓薔薇に、憐れみの視線を向けかけて……、ぐ、と前を向いた。
憐れむならば、傷つけなければ良かったのだ。
傷つけた以上、憐れむ権利はない。
蔓薔薇を踏み越えて行く。黒い薔薇は、最後の抵抗の様に、服にいくつもの裂け目を残していった]
……。
[城の中の仕掛けは、幾分減ったような気がする。
体感なので、確証はないが。
その後も、罠を辛くも抜け、立ちふさがる者は打ち倒して進んで]
― バルコニー ―
[その集まりに気付いたのは、彼らがどうしているタイミングだったか。
ジェフロイを探したつもりだったが、ジャンやシルキーまで一緒とは。
ここは、さっき狐と戦った場所によく似ているけれども、この城の構造を把握するのはすでに諦めているので、良く似た別の場所かもしれない]
……お楽しみのようですね。
[その光景を見ても、表情を変えないように気をつけて、
出来るだけ平坦な口調で言う]
もうお忘れかもしれませんが、書斎で集合する予定でしたから、
呼びに来たのですが。
……俺はこれから、リエヴルさんの言っていた隠し通路と言うのに入ってみようと思います。
[そして、少し言葉に迷って]
俺がこれを言うのは、もしもトラップがあった場合、貴方達を身代わりにしようと思っているからです。
だから、別に来なくても結構。
……でも、もし脱出人数に上限があったり最初の1人しか合格にならないのだとしたら、俺と一緒に来た方が得策だと思いますが。
そこは貴方たちのお好きにしたらいい。
……どうやら、
積極的に脱出しようとしていないようですから。
[そうして、用事は終わりと、人々に背を向けた]
[ジャンの目の前で窓から落ちてその後の事とか。
シルキーに嘘を言って酷い目にあわされてとか。
そのことへの弁解も説明もしないまま、
ただ、言うだけ言って]
[あの書斎。
2つの隠しがあるあの場所。
やはりあそこの紫の繻子の上に置くのは、薔薇のエッセンスの入った瓶……それももしかしたら、空瓶なのではないだろうか。
そして、2つの仕掛けを同時に動かせば外に出られるのではないだろうかと予想していた]
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