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……さすが、副長ですねぇ。
[被害を最小限に抑えようとしたのでしょう。
その気持ちは分かるし、きっと、私がこの場に肉体を持っていたとしても同じ事をした筈です。
小さく敬礼をしてから、前進するりっちゃんの後を追いました。]
……仕方ないとは思いますけども。
捨て鉢になって欲しくはないんですけどねぇ、おねーさんは。
[薬品で焼かれようが、その身が銃弾にさらされようが、りっちゃんは退く様子など微塵も見せません。
えぇ、わかっています。それが軍人として概ね正しい判断である事は。
けれど、私はもう死んだ身ですからねぇ。
軍人ではなく、個人として。
彼の生を願わずにはいられないのですよ。]
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さておねーさんの年齢は何歳なんでしょう。
ちょっとためしに10+8(10x1)+8(10x1)+6(10x1)
なんですかぁ、その反応。
幽霊でも見たみたいじゃないですかぁ。
おねーさん傷つきますよぉ。
[視線が会うなり逃げるような素振りをした―実際には逃げ出しませんでしたが―シューぽんに、私は笑ってそう言いました。]**
……無理じゃないですかねぇ。
今のりっちゃんが怪我を厭うとは思えませんしぃ。
[怪我をしなければいいのですが、との言葉に私は小さく息を吐きながらそう呟きました。]
そうですねぇ……死んでほしいとは思いませんよぉ、個人としてはね。
りっちゃんを傷つけた分のオシオキはしてあげたいですけど♡
[そりゃあ、死んでほしいかどうかで言えば、そこまでは思わないと言いますか。]
……もしかして、私が彼らを恨んでるんじゃないかって思ってますかぁ?
[ひょっとしたら、それを訊きたいのかな、と。
そう思って、私は率直に訊ねました。]
別にぃ。
未練はあったみたいですけど、基本的におねーさん、死にたがりでしたからねぇ。
[恨んでいないんですかと。そう訊ねる声に、私はくすくす笑って頷きました。]
どうしてシューぽんが泣くんですかぁ?
私が死んだのは私の責任なんですから、シューぽんのせいなんかじゃないですよぉ?
[何故か泣き出したシューぽんには少し驚きましたが、慌てずそう訊ねます。
叶うなら、頭を撫でてあげたでしょうか。
それはどうでしょうねぇ。
むしろ、あの場にいたら、シューぽんまで私と一緒に殺されてたかも知れませんよぉ。
そうならなくて良かったって、私は思いますねぇ。
りっちゃんには、次に会った時におねーさんからお説教しておきますから♡
[途切れ途切れに紡がれる言葉を聞きながら、私は笑ってそう答えました。]
よしよし、大丈夫ですよぉ。
[本格的に泣き始めたシューぽんをあやすように背中を軽く叩いてやったり、頭を撫でてあげたり。
軽く抱き締めてあげたりもしたかも知れません。]
どうでしょうねぇ。
私みたいなのが姉だと、弟は苦労しそうですど。
[生憎と、私は一人っ子です。
弟がいる感覚と言うものがわかりませんが、シューぽんのようにかわゆい弟なら、歓迎ですねぇ。]
りっちゃんには色々苦労かけてましたからねぇ。
まぁ、その顔がかわゆくてなかなかやめられなかったんですけどぉ。
[今思えば、好きだったからこそついつい意地悪したりからかったりしちゃってたんでしょうねぇ……
まるで子どもみたいではありませんか。]
……目、閉じててもいーですよぉ。
[どことなくシューぽんの瞼が重たそうだったので、私はそう声をかけました。]
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おねーさんずっと見てるんですけどぉ、墓下であんまりやる事がないので(りっちゃんローたんカーくんのストーカーするくらいしか)、なんとなーく灰潜伏になっちゃうんですよねぇ。
ぶくぶく。
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別に自分の過去回想とかしてもいーんですけどぉ。
私の性格的に、訊ねられない限り過去を話したりとかしなさそーなんですよねぇ。
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あんまり楽しい過去でもないですしぃ?
詳細は私の頭の中にあるからいーかなって満足しちゃうんですよねぇ、最近。
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はぁ、りっちゃん素敵ですねぇ。
もしこっちに来たらぎゅーってしてあげたいです❤
いえ、本当はちゃんと長生きして欲しいんですけどね。
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あぁん、もう!
そんなに想ってくれておねーさんは嬉しいですよぉ!
りっちゃんがこっちに来たら怒るつもりでしたけど、これじゃあ怒れないじゃないですかぁ。
ぎゅーってしてなでなでして、よく頑張りましたねってでこちゅーしてあげたくなっちゃいますよぉ!
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