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[――死後の世界なんて、信じてなかった訳じゃないけど。
むしろ天国とか地獄とか、そういうのがあった方が面白いって思ってたけど。]
――いざ自分がなってみると、なんとも不思議な気分だなぁ…
[紅に染まる自分の亡骸を見下ろして、ポツリと一言。]
『な〜に呑気な事言ってやがんだ、こんちきしょう!』
[左耳から声がする。肩口から左手へ移動した声は、黒いハツカネズミの姿をしていた。
――正確には、『ガルー』の思念が僕の中でハツカネズミのイメージで具現化してるって事なんだろうけど。]
やあ、ボス。僕らの共犯者。やっと会えたね。
『やあじゃないやいオズワルド!いや、ウォルター!
てめぇのせいで俺の計画ぜんっぶパアだ!美人のチャンネーの太腿にかじりつくのも、避難した豪富の客室に忍び込んで金品掻っ攫うのも、なんもかんも全部出来なくなっちまった!!
あぁぁあ俺の人生おしまいだぁぁぁ』
[ハツカネズミは悔しそうに、手の上でキーキー鳴いた]
仕方がないよ、『僕たち』はあまりに殺しすぎたから。
むしろこんなに綺麗に殺してくれたんだから、感謝しなくちゃいけないよ?
[なおも喚き立てるハツカネズミを優しくなでてやっていると、ぼんやりと僕の名を呼ぶ>>7のが聞こえた。]
――ううん、おじさん。ありがとう。
[その声は、彼に聴こえたか分からないけど。
その笑顔は、これまでで最も晴れやかな笑顔だった*]
― Nルーム:コクーンの前で ―
[己の亡骸の顔の血を、カサンドラが拭いてくれている>>65
その様子を彼女の横でしげしげと見つめている、なんてカサンドラは思いもしないだろう。]
――綺麗にしてもらえてよかったねえ、僕。
あ、右薄目開いてる。
『呑気なもんだなぁおい』
[ごめんね、なんて彼女が呟くのも勿論聴こえていて]
――君が気に病む事ぁないよ。
[頬を撫でてくれた彼女の背中をそっと撫でたけど、きっと彼女はわからなかったろうな。]
[カサンドラが出ていったと思ったら、暫くするとまた戻ってきて新たなコクーンの準備を始めた。>>75
また仲間がやったんだな、と直感した。
予想外だったのは彼女が用意しているのは二人分だったことだ。
どういうことだろう?
程なくして金髪の髪の女性(アリーセと言うんだったか)の遺体が、次に先日酒を酌み交わした先生の遺体が運び込まれた。]
先生… どうして…?
[先生の遺体には目立った外傷はなく、仲間の仕業では無い事は明らかだった。『恋人』達の共感覚や後追い>>49なんて知識はなかったから、正確な死因までは思い当たらなかった。ただ、先生はこの船で僅かに出来た顔なじみだった。そんな人の変わり果てた姿を見ていると――
悲しいとか胸が痛むとかでなく
…少し残念な気持ちになった。
二人をコクーンに収容している間に、先日の青い髪の青年がやって来て>>123、二人で遺体の黒い痣について話し合っていた。]
[話し合う二人の間から、改めてアリーセと先生の遺体を覗き込んだ。]
本当だ。二人共、一緒の痣だ…
[カサンドラ達はウイルスか何かかと言うような話をしている>>127が…結論は出ないまま、と言ったところか。]
先生…
[やるせなく呟くと、後ろから聞き覚えのある声>>+17が聞こえた。
振り返ると、いつもの様に元気そうな姿の]
先生ぇ!? 『マジで!?』
[まさか自分以外に幽霊になってる人が居るなんて思ってもみなくて、ひどく素っ頓狂な声が出た]
/* >>*11
ほんそれ過ぎるぞソマリ。
俺は殆ど一人舞台だったからあんま影響無かったが。
コアずれすると相手の反応待ちでロル書けないのが難しいな。
いや、あの、先生僕――
[「霊視能力というやつかね?」>>+19なんて言われて戸惑ってしまった。
違うんだ、霊視っていうか霊なんだ…
先生のお亡くなりになったタイミング如何では、スノウの宣告>>3:374は届かなかったのかもしれないとチラと思った]
…?先生、この女の人ご存知で…?
[半歩下がって、先生の視界に彼女の入った繭が見えるように]
先生…?
[意外だった。
一緒に酒を飲んだ時は、ちょっと偏屈でプライドが高いけど、情熱的で、まさに研究のために生きてきた、そういう人なんだなという印象だった。
そんな先生が、一人の女性の為に涙しているなんて――]
声、ですか…?
[そっぽを向いてぽつりぽつりと溢れる『独り言』を静かに聞いている]
――莫迦になんかするもんですか。
…それだけ、この人の事を想われていたんでしょうから。
[ああ、こんな時にハンカチでも持って来てたら先生に渡してやれたものを。
幽霊はこんな時に不便だ。*]
/* ひ…人が来ない、眠い…
カレルとマーティンが来るのはもうちょっと後かな…?
あともし叶うならヴィクトリアがお参りに来てくれると俺が嬉しい(PC的にもPL的にも)
今のうちに灰ロルでも回しちゃおうかな?? */
― 少し先の話:一人Nルームで ―
[カサンドラ達の会話の中の「ウイルス」という単語で思い出し]
…確か乗務員の女の子がウイルスで重篤なんだよね。
この部屋に居るのかな…
[Nルーム内のコクーンを順々に覗いていく。
先生やアリーセや自分や、緑髪の青年(アデルと言ったっけ)らの亡骸が銀の繭の中で眠る。]
『ひっでぇなあ、こりゃまるで霊安室だな』
そういうの、あんまり言うのよくないよ?
[ハツカネズミはケケケケと悪趣味な笑いを立てた。
鼠を咎めながら繭を眺めていくと、やがてその中の一つに、
桃色の髪の女の子が眠っているのを見つけた]
あ、この子だ。
[女の子はコクーンの中で静かに眠っている。]
『はん、死体と同じ部屋に入れられるなんてな。』
だからそういうこと言うのは止めな、よ――?
[再び鼠を咎めようとした、が、この言葉で頭の奥に僅かな疑問が湧いた。
[
マリエッタは「ウイルス感染して”重態”」だとスノウ>>2:311は言っていた。
重態というのだから、その措置は普通Emergency――Eルームで行われそうなものである。
けれども彼女はNルームへ収容された。
一方、人狼の襲撃によって瀕死の重症を負ったというアリスバック。
Nルーム内の全てのコクーンを見て回ったが、彼らしい人物が収容された繭は無かった。
つまり彼はEmergency――Eルームへ収容されたと見るのが良いだろう。]
――この差は一体なんだ…?
[マリエッタを収容した時、彼女が『人狼』か危険種の可能性はある>>2:311とも言っていた。危険生物かも知れない人物を、瀕死の重傷を負った人物の側に置けない、と言われれば一応納得は出来る。
出来はするが、何かどうも腑に落ちない。
――何かもっと別の要因は無かったか?
アリスバックが収容されたのは約3日前。
マリエッタが収容されたのは一昨日の事。
この間に起こったことと言えば?
メリーへのハッキング。乗客の避難。亜空間ジャンプ――
”最善の手段を、既に講じたにゃ。
繰り返す。
既に講じたにゃ。既に講じたにゃ…これは決定事項にゃ” >>1:128
*]
――悔いがない様に、ですか。
[その言葉に、力なく笑って目を伏せた。
――そんなこと言われたって、もう…
うつむいて下唇を噛み、真一文字に口を強張らせる。
果たして先生からは、この表情は見えなかっただろう*]
――ねえボス、僕たちはひょっとすると、このままずっとこの船から降りられないかも知れないよ。
『はぁ?死んじまってるのにあの世にも行けねぇってのか?地縛霊かよ』
うーんちょっと違うような当たってるような…
まああくまで僕の見立てが正しければ、だけど。
[まあ見立てが正しくとも、きっとこれが最善の手立てであろう。
僕たちは殺しすぎた。ボスの人格は僕が完全に掌握したけれど、『僕』もまたボスの記憶を共有している。
僕にもまた人狼の自覚があるということだ。
僕たちは殺しすぎた。殺しすぎて人一人の命の重さが、米粒程度の感覚しかない。それは僕も同じ事。
多分今の『僕』が生きていたら、腹の虫を抑えるためにハンバーガー感覚で人を殺すんだろう。それが自覚出来るがゆえに、死んで捕食衝動が失くなった事は本当に助かったと実感する。]
――これで良かったんだよ。結末がどうであれ、しっかり見届けようじゃないか…*
/* そうなんだよ、シュミレートしたらウォルターのやつ
「あーお腹空いたなー、あ、お兄さんすいませーん(ドビュシッ)いただきまーす」
ってナチュラルに捕食しそうなんだよ。
今回はとことん狂気なRPが裏テーマだったんだけど、
コイツはミゲルに比べると捕食衝動以外の感情が真っ当なだけに、一番のサイコパスだと思うよ(白目) */
/* >>*19
ふーん?
なんかちろっと思ったのが、最近のRP村って2dに村建て吊って全生存エンドって所が結構多い様な気がしてさ、たとえ『RP村経験者』と言っても、こう言う系の村の『進行』とやらについて慣れていない人も割りと居るのかな?とか。
言っても俺は未だに進行ってのが良く分かってないんだけどね。ローは進行に関して大分手慣れてる印象を受けるし、多分村建てさんの内のどっちかなんだろうね。
こっちが不慣れで迷惑かけたな。
*/
[先生の言葉>>+30には、俯く事しか出来なくて。
そうしてるうちに、青い髪の青年は先生達の繭から離れて>>164]
――そっちは僕の…?
[青年の方に駆けていくと、やはり行き先は自分の繭で。
彼が亡骸の顔を覗き込んだとき、なぜだか悲しそうな表情をしたように見えた。
亡骸の左胸が紅く滲んでいたのを見て、思わず自分の左胸に手を当てる。指先の感触で、パーカーと中のシャツがぱっくり割れているのが解った。
――確かに刺されたんだ。
血は滲んでいないようだったが、改めて自分の死を突きつけられたようだった。
青年は自分の繭の前で、手を組んで懇ろに弔ってくれた。
特に面識も無かったはずなのに、何故この人はこんなにも自分に祈りを捧げてくれるんだろう?
まさか彼―セルウィンが、ガルーに希望を見い出し、人狼の力になりたい等と思っていいるなんて知る由もなく。
ひとしきり祈りを捧げた後、青年はNルームを後にした。
僕は自分の繭の前で暫く突っ立っていた。
もし先生が僕のところまで来て繭の中を覗いたなら、やっと僕も死んでるって事が分かるだろう*]
/* メモ:只今のNルーム
セルウィン・カサンドラ離脱
カレル・マーティンが来る途中でドンバチ
ヴィクトリア後で来るはず
*/
[セルウィンが去り、やがてカサンドラも誰かと通信の後Nルームを去っていった>>200。今やここに居るのは死者の魂のみ。
それから数分もしないうちだったろうか。
通路の方から何かが弾けるような小さな音>>194]
…なんだろう…?
[僅かに気にはなったが、不思議と現場を見に行こうという気は起きなかった。
ここに居たい。自らの亡骸が眠るこの繭の側を、今はまだ離れたくないと思った。]
――そう言えば、幽霊ってことは…
[誰も見ていないのを見計らって、繭の蓋に手を置く。そのまま意識的に手に力を込めると、]
うわっ!?…と
[手は繭の蓋をすり抜けた。自身の亡骸の肩口も貫通して、カプセル内部のシートに手が届いていた。手がすり抜けた勢いで思わず体勢を崩し、ハッと顔を上げると、
自分の顔がすぐそこにあった。]
………!!
[思わず跳ね起き、繭から数歩離れる。
遠目から見ると安らかな表情だと思っていたが、間近で見る自分の顔は、血の抜けた薄気味悪い土気色をしていた。
顔の筋肉が全て脱力しており、だらしなく開きそうになった唇の奥に、口から血が漏れるのを防ぐための綿が詰め込まれているのが見えた。
よく見ると右目もうっすら開いていて、僅かに黒目が覗くが、その瞳は最早何も映さない。]
――気持ち悪い…
[率直に口を突いて出た感想だった。
しかし、これまで数多の人間を喰らい殺して来た人狼が口にする言葉としては、あまりにも滑稽な響きだった。
思えば沢山殺しすぎて、一人ひとりの屍体をじっくり見た事等無かった。
しかも初めてまじまじと観察した屍体が、よりにもよって自分の亡骸だったなんて。
気付けば壁にへたり込んで、肩で息をしていた。
――恐い。
既に命散らした今更になって、ようやく『死』への恐怖を理解したのだった。*]
[――思えば僕らが見てきた屍体ってのは、真っ赤でバラバラで切り刻まれていて。
こんな、…こんな風に、綺麗にしてもらった遺体を見るのは初めてで、しかも――]
――僕は、僕なんかが、本当はこんなに綺麗にして貰う資格なんて…
[膝を抱えて震えていた。
僕は人狼だ。
己の腹を満たす為だけに、数多の街で殺しを繰り返してきた犯罪者だ。司法に掛かれば死刑は確実だし、そうでなくとも死ぬ時は野垂れ死んでドブ川に捨てられるのがお似合いだと、『僕ら』はそう思っていた。
僕には家族が居ない。自分で食べちゃったから。
僕には友達も居ない。ボスがそうなる様に仕向けていたから。
僕が死んで悲しむ人なんて、ましてや弔ってくれる人なんて、この世のどこにも居るはずがないと思っていたから。]
僕は… 『僕』は…っ!
[色んな感情がないまぜになって、頭の中がぐちゃぐちゃする。
やがて心が落ち着いて、溢れる涙が尽きるまで、しばしうずくまって居ることだろう*]
――パァンッ
[――何処かでまた破裂音がする>>246
聞き耳を立てようと顔を上げた。泣きじゃくって赤くなった鼻をスンと鳴らせば、僅かに――きっと『人狼』でなければ感知出来ないほどかすかな――火薬の臭いがした]
銃撃戦――誰かと誰かが殺し合ってる…
――今日もまた、誰かが死ぬんだな。
[音と臭いから、何処かで起きている騒動を察して。
(流石に仲間の引き起こす所業までは把握できなかったが)
抱える膝に再び顔を埋めて、新たな犠牲者を待った。
その間にローシェンが黙祷に来ていたこと>>261には気付かぬまま*]
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