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あぁ…でも丁度良かった。
ブラオクヴェレ「中佐」は、学校へと運ばれました。
今、ここには隊を動かせる将官がいない。
彼らの指揮をとってやってくれませんか。
*お願いします。*
―学校跡地・公国側橋付近―
―――!
…そうでした。報告…
承知いたしました。いますぐに…
[>>123 ソマリからの命令に、はっと気づいたように顔を上げた。
壊れているかと思った通信機は、見る限りでは明らかにリエヴル側が原因での破損であったようだ。
慌てて現状を報告する為、手元の機器の出力を最大距離に設定する]
聞こえますか…こちら、士官学校跡駐留部隊。
緊急事態が発生しました。
トゥーレーヌ准将が…敵将と対峙して…
[いつどこで通信傍受があるかもしれない。続きは生きているとも死んでいるともわからないよう言葉を濁す。]
現在、主力部隊はイェーガー大尉の元で…
――大尉を援護しろ!!
准将の遺体を、向こう側に絶対渡すな!!
[通信の途中で、>>124 リエヴルの遺体を運び出そうとする敵兵、そこに向かい駆けていくソマリの姿が見えた。
数名の兵と共に後を走り、カットラスを抜いて支援に入ろうとした公国兵を*斬り倒した。*]
聞こえますか…こちら、士官学校跡駐留部隊。
緊急事態が発生しました。
トゥーレーヌ准将が…敵将と対峙して…
[言いよどむような声。わざと語尾を濁した曖昧な言い方に聞こえる。]
現在、主力部隊はイェーガー大尉の元で…
[通信の途中で、ガタリと何かが揺れる音。突然、報告が途絶える。]
――大尉を援護しろ!!
准将の遺体を、向こう側に絶対渡すな!!
[あとに漏れ聞こえるのは戦場の喧騒。何かを叩きつけるような音。
暫くの間、通信先の声は途絶えた。**]
―学校跡地・公国側橋付近―
「誰の――か知ら――が…
此方の総大将―――。
…――までは問わん。」
[>>126 周囲の物音にかき消され、明瞭には聞こえなかったが、ソマリが敵兵と交渉している様子だけは見て取れる。
自分達も、対峙している公国兵達も一旦剣を引き様子を見守る。]
「お互い――合戦も……不毛で――
これで手を打てねェんなら……
その命…置いて―――」
……トール・ベルゲルード?
[目を細めて、馬上にある公国の将兵の遺体を見る。
最初に警備に入った日に、リエヴルからトールと出会ったという話を>>2:104聞かされた事を思いだす。
つい、小柄な金髪の兵がいないかと目で追ってしまったが、幸いなことに該当する人物はいなかった。
公国兵が、トールの遺体を担いで立ち去る。それと同時に対峙している兵達も後退した。]
[多少危うげな足取りで、ソマリがリエヴルを担いで戻ってくる。
慌てて駆けよると、支えるようにしてリエヴルの躰を受け取る。]
……わかりました。
後衛に下がり、外部の部隊との合流支援に入ります。
………御武運を…。
[黒鹿毛の馬を引き寄せるソマリに声をかけ、リエヴルの躰を担ぎ直す。
見た目には、気絶しているだけだといっても通じそうな様子であったが、触れた箇所は冷たく、徐々に柔らかさと体温が失われつつあることが実感できる。
これはもう、「人」ではない。]
あの時も…こうだったな……
…………誰も皆、簡単に…人では、なくなる。
[ぽつりと呟く。バリケードを燃やす炎の色が、遥か遠い日に故郷を焼いた記憶の赤に*重なって見えた。*]
―学校跡地・公国側橋付近―
作戦については…ラウエンブルク大佐の隊が、市街地北側にて技官らしき人物を発見したところまでは、聞こえました。
その後は、通信傍受をされている可能性を警戒して、通話を中断していたようなので詳細な通信は何も…
その頃は、消火活動に当たっていたので聞き漏らしもあった可能性があるのかもしれませんが、私の知る限りでは成功とも失敗とも判断しかねる状態です。
[ソマリに答えながら、もしかしてこの通話も、帝国側の誰かが傍受している可能性はあるのだろうか…そんなことが脳裏を掠めた。
通信機には相変わらず大きな変化はなく、赤い光は静かに*沈黙している*]
― 学校跡地・公国側橋付近 ―
准将を…安らげる場所へ…
[学校側の橋の先まで到着すると、すぐに後方隊を呼び寄せ、リエヴルの遺体を引き渡す。
いや、二階級上がったのなら中将と呼ぶべきだっただろうか。
纏まらない頭の中でそんなことを考える。
前の戦いの直後、寝起きの頭でこの人の呼び方を思い出せず>>2:216非常に焦った時のことが数年前の様に遠く感じた。]
― 別働隊帰還前 ―
[准将収容の後は、暫くの間伝令兵を纏め、最前線の情報収集と伝達に終始する。
次の連絡をいれることができたのは、戦況がある程度安定…双方、大きく動かなくなってからだった。]
ご報告が遅くなり、申し訳ございません。
現在、公国側は士官学校跡地正面の平地に重装甲歩兵隊を前面にし>>233、騎馬隊を含めた大規模な部隊を配備しております。>>94。
わが軍は、橋を越えて公国側に当たる位置に重装歩兵隊・弓兵隊による防衛陣を形成し>>147、双方にらみ合った状態です。
公国側から戻られる場合は、援護の兵を出しますので事前に方角をお教えください。**
― 別働隊帰還前 ―
ご報告が遅くなり、申し訳ございません。
現在、公国側は…
[後方から見て取れる兵の規模、状況を報告。双方膠着状態にあることを伝える。]
公国側から戻られる場合は、援護の兵を出しますので事前に方角をお教えください。
>>*5
公国側に回収された敵将の姿も視認いたしました。
トール・ベルゲルードで間違いないかと。
……氷乙女作戦の際、准将が敵陣でその姿を見たという話も聞いております。
>>*7
さすがに…この状況で、総大将同士の一騎打ち…それも相討ちが発生するとは予測がつけられるものではありませんよ。
双方大きく陣形を崩したことから考えても、公国側でも予想外の不慮の事態であったと思われます。
[目の前で状況を確認した自分ですら、起こったことが信じられなかった。
撤退中の通信相手を動揺させ、帰還に影響を与えないようにするためにも、できるだけ落ち着いてゆっくりと語る。
正確な情報のみを選び、淡々と状況を説明した。]
― 士官学校時代の思い出 ―
レト・コンテスティ?
うん。確かに間違いなく僕の同級生だけど……どうかしたの?
[東寮の自室。自分のノートを借りに来ていたユーリエとアリーセ…妹の一学年上の金髪の同室者。
妹の近況を聞いているつもりが、何故か話題が微妙にそれた。]
そうだね…普段は練武場に出入りしていることが多いかな。
カレル・ライアー辺りとよく手合わせをしているみたいだけど…
洞くつ探検とか冒険心を擽られそうな場所に行くのが好きなのかもしれない。
前も同じ学年何人かで、南の洞窟まで探検しにいったことがあって…
[2人の表情は妙に対照的だ。ユーリエは頷きながら何故かメモに書き込みをしている。しかも表情はドヤ顔。
経験上わかる。これは絶対に何かを企んでいる時の顔だ。
逆に、アリーセは、視線を伏せて不自然にもじもじしている。ユーリエと一緒に見かける時と表情がちょっと違う。]
兎に好かれているのかな。
ラヴィさんが、レトが近くに居る時だけちょっと面白い動き方をするんだ。
後ろ足を大きくあけて、こう……兎キックみたいなかんじで。いつも片手で防いでる。
餌付けもよくしているみたいで…
あ、外に出かけると必ず兎の何かを購入しているね。
やっぱり兎好きなのかな。
……あれ……もしかして……………
ユーリエ、レトの事、好きだとかそんなこと…ないよね。
もしかしてとは…思うんだけど…
[私じゃないよ!と思い切り否定された。
私じゃないなら、他に…と、言い掛けて横を見るとアリーセと目が合う。
さすがの自分でも、なんとなく…なんとなーく色んなことが察知できた瞬間だった。]
― 士官学校時代の思い出・中庭 ―
[中庭の一角。妹たちを見送った後、見慣れた友人の銀髪頭をみかけて声をかける。>>227
ここぞとばかりに聞いたばかりの重大情報を緊急報告。]
ウェルシュ!聞いてくれ……!
さっき、妹たちがこっちに来てた時に知ったんだが…
西寮の金の姫は、どうやら本命相手がレトらしい!!!!
びっくりしたな。いつ知り合ったんだろう。
学年は一つ違いだけど……
…――――――きゅ。
[周囲を確認しないまま、流れる様に話し始めると、パパイヤをむにゅむにゅと齧っていたラヴィ>>227が迷惑そうに耳をぴくぴくさせて鳴いた。]
あれ、ラヴィさん。こんな所でおやつの時間をして…
――――――あ!!!
[ラヴィが寝ているその奥に、名前を出したばかりの当人。
レト・コンテスティの姿まで発見してしまった。]
あはははははははは…………ラヴィさん、パパイヤ、おいしい?
[話題を誤魔化す偶にラヴィをもふる。もふる。もふるもふるもふる…もふりすぎて、うさキック初体験になったりもした。そんな学生時代の思い出だった。*]
― 学校跡地 ―
[外へ出ていた部隊は、公国側の橋から陣内へと戻っていく。
道を確保し、矢を射かける公国側に矢と魔法弾を返して応戦させ、橋の上を無数の騎馬が駆け抜けていく。]
ラウエンブルク隊・ラムスドルフ隊・ドーベルニュ隊の帰投を確認!
衛生班は3班に別れ、負傷度別に指定された部屋へ搬送。
……トゥーレーヌ中将ならびにブラオクヴェレ中佐の安置場所は決まったか?
ラウエンブルク大佐が戻られたら、すぐにお伝えするように。
……ノト…
――ラムスドルフ少佐…
[やがて、負傷して運搬されてくる兵の中に、ノトカーを見つけ言葉を失う>>160
周囲に居る彼の直属の部下が涙声で呼びかけている。
兵の間を通り、傍まで近づく。]
無理をするな。とてもじゃないけど大丈夫になど見えたものじゃない。
大人しく、治療を受けてくれ。
……君たちが出ている間に、
リエヴル・トゥーレーヌ准将と、カレル・ブラオクヴェレ大尉が戦死した。
君がいなくなれば、帝国の支えがまた、失われてしまう。
>>161
……そう。リエヴル准将も、だ。
公国側の将となっていたトール・ベルゲルードと相討ちとなり、命を落とされた。
[ノトカーが、ゆっくりと何かを伝える様に話し始める。聞き洩らさない様、伝えられる言葉に意識を集中させる。]
…リエヴル…の……部屋の……
大事なもの……>>3:258
わかった。何があるかはわからないが、後で確認する。
レイヴンウッド主席代理は、ラウエンブルク大佐からの報告で無事が確認されたから…
……ノトカー?
眠って、しまったのか。
[苦しげではあるが、呼吸は続いている>>168 何かいい夢でも見ているのだろうか。
表情が、ここ暫くでは見たことがない位穏やかなものになっていて、息を付き立ち上がる。]
レイヴンウッド主席代理…御無事で…。
ノトカー・ラムスドルフは、誰よりも貴方の無事を願っていました。意識が落ちる直前まで、貴女の安否を確認していましたよ。
……私も、こうして、再びお会いすることができて良かった。
貴女がこうしてついていてくれたら…彼も、安心すると思います。
[入れ替わるようにやってきたカサンドラ>>210に声をかけ、自分はそのまま部屋を出る。
新たな悲劇を知ることになるのは、*数刻後のことであった。*]
― 少し前 ―
トルステン・フォン・ラウツェニング公子…
あぁ…だから敵隊があんなに崩れて…
[トール元先輩、としか認識できていなかった相手のフルネームを初めて知る。
敵方の大物すぎる相手であり、リエヴルが相手に挑みかかった原因の一端が少しわかった気になった。
あくまでも、気がしただけであるが。]
>>422
いえ、ノトカーからある程度の当時の状況は聞きました。
落馬事故による原因なら、決して貴女が原因になったわけではありません。
ただ…間が悪かっただけですよ。
[落馬が故意によるものであることは全く知らない。
慰めるように声をかけ、視線を床に*落とした。*]
―トゥーレーヌ公爵私室―
[負傷しているノトカーをカサンドラに任せ、暫くは奪還作戦に出たラムズドルフ隊の負傷兵の確認や、工兵隊の配置の指示などの雑務に追われていた。]
[ノトカーの伝言>>161を受け、トゥーレーヌ公私室へと足を踏み入れたのは暫く経った後。]
[あちこちを移動していた為に間が悪く、ラムスドルフ少佐死亡の連絡はまだ、届いていなかった。]
……そこ、誰かいるのか?
トゥーレーヌ中将付きの元護衛官、アイゼンシュタイン少尉だ。
故あって、その部屋の遺品を確認しに……
[部屋には先客。
何かを探るような様子に警戒し、カットラスの柄に手を添えながら声をかける。
…が、あまり予想していなかった相手に思わず瞬き。]
…………イェーガー大尉?
[海軍刀から手を離し、ソマリの傍まで近づいていく。]
寝泊りと言っても、ほんの数日のことでしたけどね。
背格好が似ているとかで、影武者を頼まれていたのですよ。
髪を染めた方がいいのかとも考えていたのですが、色んな対策を練る前に、准将自体が…あんなことになってしまいました。
簡単な私物の位置と書類関係なら、ある程度は場所を聞いております。
わからないものがありましたら、探しますのでお申し付けください。
私は…ノトカーから、准将がこの部屋に「大事な何か」を残しているという話を聞いて、回収に来ました。
[まっすぐに、ソマリが先ほど開いたのと同じ引き出し>>531を開け、公爵家の印の入った箱を取り出す。]
詳細は、不明なのですが…これの傍に何かがあるらしいです。
[隠している物には気づかず、不思議そうに箱を眺めてひっくり返した。]
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