情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[その瞬間、すべての事を思い出す。
そうだ、ウチ…死んだんだ…
記憶が鮮明になると同時に頬に冷たさを感じる。何故泣いているのか、自分でもわからないが拭う気も起きなかった。]
は、ははっ…
ウチやっぱ劣化品だなー
なんにも出来てないじゃん、役立たずだなぁ…
[涙を流しながら自嘲の笑みを零す。実験の日々の中で言われた言葉が頭を過る。失敗、劣化…廃棄。自分なりに頑張ってみたつもりだったが、この気持ちは誰かに届いただろうか。]
―回想―
[意識ははっきりしているはずなのにどこをどう歩いたか覚えていない。気が付くと周りに皆がいて、倒れ伏す自身の体に小さな体が寄り添っている。
ゆるりと傍へ近寄り自身の体を挟んで彼女の前にしゃがみ込む。]
トト、ありがと…でももう食べれないんだぁ
はちみつミルクも飲めないし…
返事も出来ねぇの
[彼女の言葉にひとつずつ答えるが、きっと彼女に届くことはもうないだろう。寂しさに顔が歪むのを隠す様に苦笑いを浮かべる。
守りたいと思っていた。彼女を、彼女の笑顔を、その笑顔をまさか自分自身が奪うことになろうとは思いもしなかった。]
やっぱりウチ、シィのこと守りきれなかったね
劣化品が誰かを守ろうって考えがそもそも烏滸がましかったかなぁ
…ウチがシィを嫌いになる?
ないよ、絶対ない…シィもトトも、ずっと大好き…今までも、これからも
嫌われるのが怖くて、言えなかったんだ…シィ、好きだよ
離れたくなんか、なかった
[抱き締められないと、自身の手はもう彼女に触れる事すら叶わないのだと知りつつも手を伸ばさずにはいられなかった。
彼女の頭を抱えるように包み込むとゆるゆると頭を撫でる。
切なく響く彼女の声に目の前が滲む。]
うん、ん、わかった
いくらでも撫でてあげる、シィもトトもめいっぱい撫でたげる
約束、ね
[先程で涙腺が緩んでいるのか、涙が一筋零れた。]
[ドロシーが煙草を買いに行っている間に、オズワルドが傍へと寄ってくる。見たことのない彼の濡れた頬に手を添える。
―――泣かせてしまった。
無愛想だが、いつも優しかった。その優しさに甘えていることは自覚していたがふとした瞬間に見せる呆れたような小さな微笑みが好きだった。]
オズさん、泣かないでよぉ
ウチなんかのために泣かないで、お願い
そーだね…飲みに行くって約束守れなくなっちゃった
でも最期にオズさんに煙草返せてよかった
なんか、今買わなきゃって思ったんだぁ
[彼の頬を撫でながらも、次から次へと目から涙が溢れる。こんな自分の為に泣いてくれる彼女や彼の優しさに、胸が痛む。
自分は彼らの為に何か出来ただろうか。彼らの中に、何かを残すことが出来ただろうか。]
[そうしている内にドロシーが戻ってくる。その手には彼女には不釣り合いな煙草。]
こーら、未成年が煙草買っちゃだめなんだぞぉ?
てか、シィ煙草嫌いじゃんか…
ほんとに、しかもこれウチ吸ったことないやつだし
まーシィの前じゃ吸わないよーにしてたしねぇ
…ありがとーね
[涙に濡れる煙草に手を伸ばすが、すり抜ける。彼女の思いを受け取る事さえできない。その事にまた悲しみが募る。]
[2人のそばでただ拭うことなく涙を流していると、そっと自身の手に鈍色に輝くライターが握らされる。そちらに顔を向ければこれまた頬を涙に濡らす、ウェルシュの姿。
嗚呼、何故こんなにも――――]
うぅ、わぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁ…
なんで!いやだ、やだ、やだよぉ
げほっ、はなれたくないっ…!はれたくないよぉ…
もっとみんなといっしょにいたい、しにたくなんかなかった!
やだよぉ…やだ…ひとりに、しないで…
[息が詰まる。
涙が、想いが、溢れて止まらない。
鼓動していない筈の心臓が痛い。胸元をぎゅうと握りしめるも痛む心臓の抑え方も、溢れる涙の止め方も何もわからなかった。]
[死んでいても涙は枯れるのだろうか、感情の波が少し引けばオズワルドが自身の体を運ぶところで。ドロシーが栞を手渡している。彼女と彼のやり取りを見ていると再び波が大きくなりそうだ。]
勿忘草…「私を忘れないで」だったかなぁ?
ははっ、こっちの台詞なんだけどな
そうだね、さよならだ…
シィはこっちにきちゃだめだよ?
[彼女の言葉に胸は痛んだが、もう一度彼女に会うなど、あってはならないのだ。なぜならそれは―――
ぽふぽふと頭を撫で、彼女に背を向けた。]
そーです、ばかですー
…ごめんね
[小さな呟きを零しながらも自身を運んでくれる彼の背を少し離れて追いかける。星の夢にたどり着けば、彼に渡した煙草を握らされ、思わず笑ってしまい]
ウチ、そんなにヘビスモのイメージなのかなぁ?
甘いもののほうがいーでぇーす
なんてね
オズさんも、ばいばい
[星の夢へと沈んでゆく自身に背を向け歩き出す彼の背に向け、小さく別れの言葉を送る。足が動かないのか、動かす気がないのか暫くただその場に佇んでいた。]
―回想終了―
[とぼとぼと第二閲覧室に戻ってくれば、皆の話が随分と進んでいるように思う。皆の言葉の端々から情報を拾いあげ]
ソマさん、偽者確定しちゃったの…?
つーか、ほんとにウチがなんにもしてないせいで情報すっくないなぁ
ふがいないわぁ…
[しょんもりと頭を下げ、そのまま自分では定位置のつもりの脚立の最上に腰掛け]
甘いもん食いたいなぁ…
[脚立の上で膝を抱え、その膝に頭をこてりと乗せる。どうにもドロシーの様子が違うように見え、しげしげと彼女を眺め]
トトじゃ、ないなぁ…でもシィでもない
んんん?また、ちがうのかな…?
[先程までの癖でレコーダーを聞くために脚立を降りようとするも、レコーダーに触れられないのであれば操作をすることも出来ないと思い出す。自分のばかさ加減にため息をつけばそのまま彼女を見つめ]
…ウチね、ちょっとシィとオズさんがバグだったらいいなって思ってる
だってそしたら、簡単には死なないよね?
2人にはこっちに来てほしくないなぁ…
/*/
テオさんに殺意を覚える…
ウチどんな思いで希望出したと思ってんの
間違えるかぁ、ばぁか_( ˘•ω•˘ )⌒)_
/*/
シィの行動にぐぬぐぬする…
ウチにはあんまり擦り寄ってくんなかったのに…
ぷんすこ⁝(ृ‘ᾥ’ ृ )ु⁝
しかしなぁ、ゾフィは大丈夫なのかなぁ?
本者なら是非とも頑張って貰いたいけど…
無理はして欲しくないしなぁ
[脚立の上で蹲り皆の様子をぼんやりと眺めていると、そばに誰かの気配がする。
はてと周りを見渡せど足りぬ人物が見当たらず、聞き覚えのある懐かしい声が聞こえればぱちりと目を見開き]
…デリー?
デリー!デリー、ウチ、会いたかった…
[水分など取っていない筈なのに、まだ流れる涙があったのか。
脚立から転がり落ちるように降りると、もはや懐かしさすら覚える同僚にぎゅうと抱き着き]
ごめん、ウチ…デリーの仇…っ、ごめん、なんにも、できなくてぇ…
[アデルの服が濡れるのも構わず、自身より小柄な彼の体を抱き込みグスグスと鼻を鳴らす。]
/*/
唐突に再会ロルをまわしてみるテスト
狩人さん守ってくんなかったし
ウチの真印象はほぼなかったように思ってたんすけど…
案外そーでもなかったのかな?
ウチは、エリー・ゾフィ・アプスさんorテオさんで見てたなぁ…
でも個人的に、シィ・オズさん・ウェルさんならとても嬉しいヾ(⌒(ノ*•ω•*)ノ♡
GJ出ないかな…
/*/
ウェルさんの中で狂人さんは、あれかな…
挽き肉でも作ってんのかな?
ウチ、ハンバーグたべたい(ृ°͈꒳°͈ ृ )ु
/*/
リアルに涙出てきた…
これはウチあれだよね?
シィに捨てられたってことだよね?
や、はは、捨てられたとか烏滸がましいよね…
でも、シィがそれで幸せになるならいっか
[伸びてきた手に逆らわずそのまま大人しく撫でられれば、へにゃりと笑って見せ]
ウチ、やっぱりデリーに撫でられるの好き…
ありがと
[ごしごしと乱暴に涙を拭えば聞こえてくる、こちらに向かう小さな足音。少しアデルの身体を離し、そちらへ向き直る。
そこには愛しき彼女の姿が]
…シィ?
ウチらが見えて、るわけないかぁ…
でも、ちょっと気付いてくれたりしたのかなー?
[アデルに向かい嬉しそうに笑って見せる。]
[しかし、直後愛しい彼女の行動と少し枯れた彼女の声で発せられた言葉にその笑みが凍りつく。
「ウェル兄さまのことをちゃんと好きになりたい。」
一瞬の内に思考が停止する。カノジョハナニヲ、イッテイル?
ずきずきと痛みだした頭にぐらりと世界が揺れると、いつの間にか傍にいたセルウィンが支えてくれた。]
…そー、だよねぇ
ウチじゃもうシィを幸せになんかしてあげれないし
ウェルさんのが、大人だし、落ち着いてて、優しくて、シィのこと守ってくれそうだもんね
へへ、ウチ今日泣いてばっかだなぁ
[渇いた笑いと共に先程止まった筈の涙が再び零れ、枯れることを知らない塩水は自身でも驚くほどで。
再び涙を流していると、アデルがそっと抱き締めてくる。ほわりと胸が温かくなったような気がした。
2人に礼を言おうとふと顔をあげれば、ソマリと目があったような気がして―――]
っ、う…
[彼の視線、言葉に、弾かれた様に第二閲覧室を飛び出す。]
[無我夢中で走っていたが、次第に速度が落ちゆっくりと足が止まる。
そこは、星の夢――――
暗く深い闇を見つめると、涙が吸い込まれてゆく。いっそこの存在の不確かな身でさえもこの闇に投げてしまえば、記憶も、想いも、自身がいたという事実さえも消えてしまえたりはしないだろうか。]
あーあ!
ばかみてぇ、ほんと…
なんか、どっかの国の煙草って歌の歌詞みたい
惚れた相手が幸せなら、自分も幸せって…よく小説で見たけど…
まーじ、うそだろぉ
ちょぉつらいんですけど…
シィのばか、ばか、ばか…好き、うそ…好き、だった
[星の夢のすぐそばにしゃがみ込み想いを捨てるように言葉を闇に吐き出せば、赤く泣き腫らした目で無理やり笑みを作り]
まだ愛してるけど…ばいばい
[第二閲覧室の扉をすり抜けると、そんなに時間は経っていなかったのか未だその場にいたセルウィンとアデルを纏めて抱き締める。]
…へへー、ただいま
[2人に向け、いつもの様にゆるく笑って見せた。]
/*/
ちなみに煙草は金爆さんの歌です
どっちかってゆーとオズさんに失恋したみたいな歌なんですけど
煙草の部分抜きにすれば、全然ぴったりです
ほんとに…つぅらぁーいよぉ〜!
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新