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……は、ぁあ……だ、だまっ……!
[始めの内は痛みを訴えていた傷も、広げられた薬の影響で
再び痺れへ、甘さへと変わって行く。
天界を愚弄するかと>>124叫ぼうにも、喘ぎに繋がって覇気も無く。
不意に胸からもどかしい刺激が消えて、>>125安堵と同時に
其処に更なる甘い痛みが在るのかと、ある種の期待を持って
指の鳴る方へと頭を傾けた。]
ぇ―――……?
[それは、確かに大きな痛みを与えた。
湧き上がる興奮も熱も全く伴わない、心への痛みを。
斥候の天使達が翼を散らし、灰燼へと消えて行く様、
悪魔達が群がる声、歓喜の叫びが。
そして此処でその姿を見たく無いと願った、天使の姿。]
そう、か。
俺の全ては、無意味か。
[――……加護は、届かなかった。
実際の所無意味でも無かったが、オズワルドが知る由も無く、
最早自身の存在に意味を見出せなくなった。
浅はかだとは、彼一人を足止めした所で如何なる訳でも無いと
最初から自覚していた。
解っていて自ら囚われたのかと言えば否と言いたいが、
結果としてそうなったのであれば、同じ事である。]
ああ、散っていくな。
皆が皆消えて行く―――……美しく、空を飾っている。
[いや、心の何処かでは否とは言い切れていなかった。
心をも求めるジェフロイの存在に揺れていた、
そのせいか淡々と返す言葉も、何処か同意を示してもいて。]
[神は特定の誰かを見る事は無い。
全ての存在を分け隔てなく、偏り無く見つめ続けている。
オズワルドはその中に在って、不用の天使として
囁かれる事が多少ながらあった。
神には必要の無い装身具を創る、無駄な天使だと。
それでもオズワルドは、それこそが自身に与えられた使命であり
存在意義であると、創り続けた。
……そんな彼の存在を、神はやはり見てはくれない。]
『多くの者が見て居なくとも構わない。存在の意味は必ずある』
[思考の最後に過ぎったのは、天界に居た頃の記憶。
しかし無駄な存在、それは正しかったのだと今確りと自覚した。]
あっ、あぁー……や、ぁはは……ぁあっ!!
[現実を理解した所で、ジェフロイの責めが止まる事は無い。
濡れた音が際立つ場所を出入りする指は数を増やし、>>127
その節が内側を擦る度に上がる声は大きくなった。
正体不明の感覚に苛まれる辛さと悦びと、自分の意味の
空しさが混濁して、歪な喘ぎ声になって零れて行く。
泣けるなら泣きたい、いっそ壊れて笑えるなら笑いたい。
其処に囁かれたのは、ある種悪魔らしい優しい言葉。
これのおかげで壊れずに済んだとも言えよう。]
……んっ、俺には、何も無い。
それでもか。
[投げ出したままの両手をジェフロイに差し出す様は
縋るようでもあり、試すようでもある。
何れにせよ、彼の傍に在る為の意味が欲しいと
願うことには変わりなかった。]
[ジェフロイが重なって来るなら、その首に腕を回そうとするが
避けられたならそれはそれ。
それでも真っ直ぐに彼の目を見よう。]
……いっそ、先程の蠍の尾で貫け。
思考が飛ぶ程に、最奥まで――……
空の俺を、お前で満たして、くれ
[耳元から入り込む声は、>>128オズワルドを期待に震わせる。
前も後ろも触れられる事を覚えて濡れている、特に後ろは
何処か物足りなさまで感じるようになっていた。
その為、彼が人の雄と同じものを持つと気付かないで
いたからか、先程の蠍の尾を求める。
確かにそれは色々な意味で満たしてはくれるが、さて。*]
/*
ちょっと長過ぎやしませんか、かざしろさん。
じわじわとまとめてコンパクトにせにゃね。
ひとまず、ゆすらさんに感謝……!表の様子を
知ることが出来て、存在意義をゼロまで落とせたのです。
オズのデレはここからかな。
満たして欲しい……か
安心しろ、尾ではなく俺自身の雄で
奥の奥まで満たしてやる。
[>>165舌で歯列となぞり、口内を楽しんだ後はリップ音を残して
唇を放し。
何とも淫らな花嫁の要求に笑みを深くし、一度半身を起こすと
オズワルドの両足を掴んで大きく開かせる。]
甘く疼いて、仕方ないだろう? それが快楽だ――。
これから思う存分声を上げて、味わうがいい
[興奮のあまり魔力で形成していた服は消え、人の男と
何一つ変わらぬ姿。
しかし人に比べれば長さと質量を伴った雄を、
オズワルドの秘壷に宛がうと。
ゆっくりと、しかし休む事なく一息に、最奥まで突き入れる。]
ああ……何て肉だ
これがお前なのか…オズワルド…、
突き入れただけで、達しそうだ……っ
[眩暈を起こしそうな程の湿度と締りに、大きく息を吐き出す。
荒い呼吸を整えて、挿入時の射精を堪え。
オズワルドの媚肉を堪能し、彼に番の雄の形を覚えさせるように。
少しの間動かさずに、馴染ませる。]
[何も無い……ただものを創るだけの、翼の生えた何かでしか
無くなったオズワルドに、悪魔は新しい意味を与えてくれる。
>>171
彼の所有物と成り彼の為に在る、それが全て。
呼吸を弾ませながらジェフロイを捉えれば、もう離す事は無く
求められるままに唇を寄せ、開いて行った。]
んん、っ……
[これまでの行為の中で解った事がある。
甘い痛みの中に居る間は、神も天も他の存在も
オズワルドの頭の中から消え去っているということ。
止め処なく押し寄せる真っ白な世界の中に在るものは、
刺激を底なしに求める欲望と、それを与えてくれる
悪魔の姿だけだった。]
[不意に思い出して自己嫌悪に陥る瞬間もあったかも知れないが、
すぐに融けて消えて行く。
これから先はもう、思い出す事も無くなって行くのだろう。
でも、それで良い。
自身の存在の意味は、ジェフロイが示してくれた。
最早背徳を感じる事もあるまいと、オズワルドは思う。]
…………?
[しかし、幸せの裏側には宜しくないものが付いている。
絹のシーツを捲るつま先に感覚が無い。妙だと視線を遣れば
両脚の先が硬い石のようなものへと変化しているのが確認出来た。
光を通し、弾く結晶。オズワルドの見立てはそのようになったが
実際の所はどのようなものなのだろう。
……ともあれ、進行は遅いようだ。
それならジェフロイには報せずにいよう、今は彼の全てを
受け入れる事が先だと、脚の先をシーツに埋めて隠す事にした。]
[全身結晶化して、動けなくなったら如何しようか?
ジェフロイを飾る置物にでもなるか。
きっと、彼ならそんな姿になったとしても意味をくれるに
違いないのだから。
口付けに耽りながら思うことはそれ、最早迷いは無い。*]
[薬は口内の感覚をも狂わせるのだろうか。
侵入を果たした舌が上顎、頬の裏側、歯列を撫でる度に
身体は細かく震えて弾んだ。
身体の変化は著しく、絡んだ唾液は糸を引くようになって、
音を残して離れた唇の名残を舌先でなぞる。
まだ、まだ足りない。]
……かい、らく。
それが、この痛みの……?
[痛みと苦しみを伴う甘さが何であるかを、ようやく知るが
快楽は天とは縁遠いもの、知らなくて当然であった。
それを思う様与えられると聞けば、悦びに笑みすら浮かべる。
羞恥を誘う体勢を取らされても変わらず、期待の眼差しを
雄の形を主張する箇所へと向けている。
文字通り紅く色付いた場所へ宛がわれる様も、恥ずかしくて
より熱を煽る、心地よい。]
は、ぁあああああ……っ!!
[始めに感じたものは、やはり激痛だった。
傷がジェフロイの熱に疼き、しかしすぐに快感へと刷り返る。
その感覚のまま最奥まで突き入れられれば、背を弓なりに逸らせて
喉の奥から声を上げた。
蠍の尾程ではなかったが、それでも十分に質量を持っているそれは
しばらく動かずそのままで。]
んぅっ、ぁ……
蠍よりマシ、かと思ったの、に
[ふと見ればシーツを蹴り上げていたものだから、
慌てて脚の先を隠そうと揺らせば、ジェフロイの質量を
思い知る程に締め付けてしまって、更に声は跳ね上がった。]
[短い呼吸を何度も繰り返し、早く馴染もうと脚を揺らしては
何度もジェフロイを締め付ける事になっている現在。
それでもじわりと物足りなさを感じ始めてもいて]
……繁殖はしないが、行うのだろう?
[男と女の営みを、と先の行為をオズワルドから促した。
彼が動き易いように、片脚の先を見えない様に注意しながら
より開いて見せて誘う。*
もちろんだ
満たしてやる、と言っただろ?
[馴染みも収まれば隅々までオズワルドを味わうように
脚を腰の両脇に抱えて出し入れを繰り返し、
入口と最奥を抉りながら前後する。
高まる快楽に再び上体を倒して、肌を密着させ
両腕が絡んでくるなら、それを受け入れた。]
オズワルド、俺のオズワルド……っ、
[自分の身体でオズワルドを押さえつけ、
男が女を孕ませるために逃がさぬようにする体位で、抽送に激しさと速度を加える。
零れる艶やかな声と、欲を貪る事に夢中で
まさかそのオズワルドに>>182変化が起きている事は、知らぬまま。]
その身体で、受け止めろ!
[愛欲の迸りを、当然のようにオズワルドの胎内へ叩きつけ。
絞めつけて来る媚肉に身を任せ、最後の一滴までを奥に流し込むと、そのまま抜くことはせず。
乱れた呼吸を整えながら、愛しい存在の頬を撫で、
言葉もなく唇を重ねる。*]
それなら、良い。
俺の知らない快楽の世界を、教えて欲しい。
[一息で言わなければ、疼く身体は声を揺らしてしまう。
案の定、この後はまともに言葉を紡げなくなって仕舞う訳だが。]
い―――っ、ぁあっ!んぁああ……っ
や、ジェフ、ロ……ぃいぁあああっ!!
[苦しい体勢だが、それをも忘れる程の出入りに頭を
激しく振って、快楽を訴える。
内の壁が擦れる度に腰は跳ね、よりジェフロイへの締め付けを
強くさせては啼く、その繰り返し。]
[互いの肌が密着すれば、自然勃ち上がった自分の欲が
腹の間で擦れて淫らな滑りを広げて行く。
本当なら脚を彼の腰で組んで離れないようにしたい所だが、
脚の先がぶつかる音が彼の耳に届いてはならないと、
脚は所在なさげに宙に揺れるに留めた。]
もっと……強く、ありたけを……
お願い、だから―――……ぁっ
[しかし、その格好を思えばより羞恥を煽ることとなる。
この部屋に鏡が無くて良かった、客観的に自身の姿を見れば
余計に熱は暴走して乱れただろうから。]
[その内、限界はやって来る。
始まりがあれば終わりがあるのは、世の理か。
腰の奥から湧き上がる何かが、オズワルドの背を丸くさせて
ジェフロイを抱き締める力は一層強まった。
視界が明滅して、思考を奪う白い世界の訪れを予感させる。
もう、何も怖くない。喜んでこの世界に足を踏み入れようと
オズワルド自身も腰を合わせて振った。]
ひっ―――……あ、ぁ……あぁあ……
[彼も限界だったか、最後に一度腰が強く叩き付けられた所で
動きは止まり、精は解き放たれた。
遅れてオズワルドも、互いの腹の間に欲の熱を吐き出した。
受け止めて放って、内側は何度も震えてジェフロイを
締め付けていて、口付けもまともに行えずで。
自分から口付けを行おうと思ったが、結局は彼から
触れられて受け止める事となる。*]
/*
さり気なく、メモのジェフロイさんとこの書き方が
憎いあんにゃろう→憎いこんにゃろう→愛しいこんにゃろう
へと変わっております。
[人の世で言葉で言うなら、初夜という行為か。
一度区切りが付いて、しばらく焦点の合わない視線を
ジェフロイに向けていた。
完全に余韻に浸る、堕ちきった表情と肢体は
堅物で仏頂面のあの技工天使の姿など、欠片も思い起こさせない。]
……嬉しい。
[しばらくして、身体の熱が少しばかり落ち着いた頃、
左側の耳に付けた加護の耳飾りが外された。>>194
耳朶に掛かる息に僅か身を震わせて。
最早加護など存在する意味を持たない。
在るのは、装飾のみ。なら拘って身に付ける必要も無い。
存在の意味を与えてくれる印を、虚無では無く
歓喜の相で受け入れ、主となったジェフロイの胸に頭を寄せた。]
[ふと、ジェフロイが何事かに触れたらしい。]
……ぁ。
いや、大丈夫だ。
仮に全てがこうなったとしても、俺はお前を飾る物になるだけ。
離れはしない。
[そこでとうとう、徐々に侵食して行く結晶に気付かれたか。
慌てて如何という事は無いと告げるも、彼の感情からは
全く別の場所を向いた言葉になっただろう。
自分の命に頓着しない部分は、どうやら堕ちても
変わらない。全く。**]
/*
もうじきエピ入りかあ。
なんかしらちょいこと付け足しておいた方が良きかしら。
でもすごい蛇足……!!ナヤマシイィ。
/*
おっしゃー!主だー!
常なら、このまま最期の時までセックスしようぜって
言うんだけど、そうだなあ。
ちょっとお外出てどうにか出来ないかを探して回って
みるのを提案してみようか。
確かに、全てを捧げた。
しかし……これは。
[死は怖くないと言えば嘘になる。
永遠に失われるものではないのだとすれば、それはそれで
ジェフロイと共に存在し続ける事が出来る。
しかしそれは当然許される考えでは無かった。>>221
では、如何にか進行を食い止める手立てがあるのなら。
或いは魔王が治癒の法を知っていないか、その知恵を
借りる事は出来ないかと思考を巡らせる。]
……魔王、なら。
何かしらの知恵を借りられはしないか。
若しくは、他の悪魔達にこの現象を知る者はいないか。
[ジェフロイの腕の中、頭を摺り寄せながら
思い付いたものを片っ端から挙げてみる事にする。*]
え―――……?
[いや、それは確かに必要だが。>>228
それが先なのか、そうなのか。いやまあ部屋の外に出るには
必要不可欠な行動ではあるが?]
あ、あぁ、分かった。
[様々な思考を繰り返してはみたが、結局ジェフロイの
行動に逆らうような真似はしない。
パキリと音を立てて膝まで変えた結晶を見下ろし、まだ大丈夫と抱かれるままに頷くのだ。*]
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