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[解っている、そう口にしながらも、おそらくは目の前の男以上にその言葉の重みは知れない。
年月と、経験にある明確な差から出てくる言葉が、今まで目を逸らしていた所に突き刺さる。
見据えられ、まともに視線を合わせることが出来ずに、逸らす。]
………。
自由、か。
[規律と階級の中に在る身の上には程遠い言葉に、ふっと皮肉気な笑みが落ちた。]
ロー殿、私は
ウィズルカ・ストンプの名は、ずっと昔に故郷に置いてきて、
今はウルズ・アイグル…帝国少佐だ。
覚悟は、している。
でも。絶対、という言葉はつけられない。
だからロー殿、頼み…
いや、お願いがある。
[それは頼むという懇願より弱い、希望的な物で。]
もしも…私が帝国を、第三隊に背を向ける日が来たなら、
その時は
私を、背中から撃って欲しい。
……それが、私の覚悟だ。
[友と口にしてくれた相手に、それを願う事が如何程の物か。
視線の先は、薄明りに輝く氷の上に留め置かれ、ロー・シェンとは合わせる事はなく。
全てを飲み込むように、グラスの酒を飲み干した*]
帝国軍少佐 ウルズは、帝国軍 少尉 ミリアム を投票先に選びました。
/*
ん…あれ飴もらった?誰だありがとう!
そして投票セットと確認を…。
帝国軍少佐 ウルズは、帝国軍 少尉 ミリアム を投票先に選びました。
― 南方海域戦闘直後/第三隊 巡洋艦ヘイゼル ―
…ん。
[酒の匂いを思い出す前に、視線をヘイゼルへ戻し落とすと、僅か、ほんの自分にしか解らない程度震えていた指を握りこんで黙らせる。]
なんだ、今更震えて…。
― 前庭海域/第三隊 巡洋艦ヘイゼル ―
[>166扶養官の打診が、もしこちらまで届いたなら以下のように答えただろう。]
穴をあける事はありません。
補修が済み次第、ヘイゼル、出撃可能です。
水上戦力の基本は、遭遇した敵よりも強い事。
一隻でも多く、海に浮かべられるなら、
それに越した事はないでしょう。
[それは士官学で教わった基本である。実戦経験を経て、必ずしもその限りではないのも理解しているが、まぐれや腕、士気の差で測るよりも確実な指針ではあった*]
/*
ミスというか変換ミス、でした。
そしてそうか来るのかーと思いつつこっちは…ええとあとは号令に合わせる描写でいいかな。
リアの学生時代ねじ込められればいいけどどう入れるか。
― 回想/帝国を出る前の事 ―
……は?
[>>288何処かで聞いた事があるような無いようなそれは大衆小説にあった死に逝く兵士の台詞だったか、など余計な事が頭を過ぎり、始め彼女なりの冗談だと思ったが、それにしては唐突なそれに薄い色の目を開いた。
おめでとうと口にするには浮かない顔をしており、どうしたと問い返して漂う酒気に気付くと、溜まっていた愚痴のようなものが彼女から零れた。
帝国に売られた話までは聞かなかったが、理不尽な内容に憤慨したような、いつもとは違う彼女の一面にその一端を垣間見た気がして、何となし酒に誘いその勢いに任せて吐き出させるようにして。]
逆らう事は出来ないのか?
結婚は好きな人とした方がいい。
[そう口にした後で苦笑する。]
…似合わん台詞だと笑っていい。
昔、まだ子供の頃、同じことを私の友人に言った事がある。
彼女は貴族で、早いうちから婚約を示唆されていたからな。
結局彼女は家を捨てて逃げ切った。
今は…楽しくやっているそうだ。
[時折届く手紙の内容を思い出し、その向こうに居る幼馴染に思い馳せるように一度遠くを見てから、ミリアムへと視線を戻すと。]
私にできる事などたかが知れているが…。
ミリアム少尉が理不尽から逃れたいと思うなら、手を貸そう。
[彼女の家の事情など彼女から語られた部分しか知らず、無責任な台詞と取られたかもしれない。
実際口にした通り自分にできる事などほんの僅かで。彼女との関係も深い訳ではなく、あるいはお決まりの上官の慰めの台詞と取られて仕方ないし実際そうだろうが。
それでも、幼馴染と同じような目に合いかけていたミリアムへかけた言葉に、嘘だけは混ぜなかった。]
…まぁ、とりあえず今日は飲め。
潰れたら送るから安心しろ。
それにしてもカエルが潰れたような顔だなその写真…。
[男は顔ではない、とはよく言うものの、第一印象で半歩出遅れたような写真には物申すように言いながら、付き合うようにこちらもグラスを傾けて*]
― 前庭海域/出陣の時 ―
……。
[荘厳、と言い換えても良いかもしれない。
故郷の海に浮かぶのは敵味方含めた数多の船。
弟がいたら喜んだだろうかと思った。
あるいはこれから起こる戦火に嘆くだろか。
その弟が戦場に近づいている事はまだ知らない。]
(きっとどこかにリアがいる。)
[軍に入ったのは知っていたが、彼女が何処に所属しているかは知らされていない。
操縦が好きなのは知っているから、どこかの船の操縦桿を握っているのだろう。]
(殺したら どうしよう。)
[この遠征が始まってからの答えの出ない問いが何度も浮かんでは、胸に手を当てる事でしまい込む。]
[その仕草が増え部下からどうかしたのかと問われ、少しの間の後首を振る。]
…何でもない、癖みたいなものだ。
[薄く笑み、そうですかと部下が背を向けた後。
ぷつりと唇に歯を立てた。
迷いが招く死は、自分一人だけが負う物ではないのだというのを痛みと共に刻み込む。
悩み、悩みながらも前を向き顔を上げて。]
[合わせるように敬礼を。
国鋼の太陽へと向け、その若い熱に溢れる声を聴き。
僅かに複雑な胸中にはそっと目を閉じて。]
――――勝利を。
[固い声で抜錨し前進を命じ、
/*
やっとこさ戦場に間に合ったけどどう動こうか。
位置は北端の方…かな。
んで真ん中に皇帝vs提督+死神と。
場所だけでも明示せねば…。
そういえば艦名予定とまるっと変えてしまったなー。
なんとなくつけるならこっちかなという勢いで。
― 前庭海域北方/第三隊 巡洋艦ヘイゼル ―
[仮修理を終え、ヘイゼルが配属されたのは北方、雷母の脇。
主戦場よりはやや遠く、だが崩されやすい端でもある。]
操舵手までの連絡が面倒ですまないが…指示は甲板から出す。
戦況を出来る限り自分で見ておきたい。
[否、目に焼き付けておきたかった。
危険や手間だといういくらかの抗議の後、こちらの変わらぬ意思にしぶしぶ引き下がる部下には、もう一度すまないと言い置いて。
中央付近に見える、見覚えのある艦とその周囲を凝らして見据えた*]
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