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……!!
[触れ合う体。巻かれる腕。女性の柔らかさと甘い匂い。
魔性に成り果てた身は、劣情より先に、別の物を呼び起こす]
[ああ、いっそもう
同族でもいいから食らいたい]
…い、や……。
嫌です、どちらも嫌だ……!
[必死に女性を振り払おうとしたが、足に力が入らず、
無様に尻餅をついた]
[女の柔い脚が乗ってきた。
せめて満腹状態であれば、体格差で押しのけられたかもしれないのに、今は如何ともし難く]
……!!
[おぞましくも美しい、黒薔薇の様な笑みに、これは血親と同種の嗜虐主義者ではないかと気づくがもう遅い。
自分の血の香りの中に、不意に他者の血のそれが混じって、アルビンは息を呑む]
や……めろ……。
[唇は拒絶するのに、視線は吸い付く]
[喘ぐように唇が開かれる。
餓えた犬のように舌が蠢き、突き出される。
口元に滴った雨を、アルビンは浅ましく舌で舐めとった。
餌ではないはずの血。苦いのにどこか癖になる味。
足りない。まだ足りない]
……!
[応えは言葉ではなく行動だった。
やにわに女の人差し指を全力で掴むと、口に含んだ。
音をたてて舐めしゃぶり、傷口に舌を絡め、許されざる血を吸った。
母親の乳房を貪る赤子よりも夢中に]
[……その小さな傷口が塞がるまで、さほど時間はかからなかったろう。
そうしてから初めて、自分が何をしたかに気づいて。
口を離し、青褪めた]
人を傷つけるのは、ことごとく拒否だけど、
もう溢れちゃった血に関しては、舐めなきゃもったいないよね?
……というアルビンの汚い部分でござる。
エルお姉様、振りうまいな〜。
所で、俺はお姉様の■を奪ったことになるのか、ならないのか。
それが問題だ。
……とりあえず、お姉様の反応待ちかな。
セルウィンさんのとこも気になるね。
who相手以外のを吸って、普通以上に戻った場合、その対象をまだ吸いたいのかそうでないのか。
ところで、俺の喉が酷い件(まがお
多弁陣営、抑えよう。
ぎゅっぎゅっ。
そして、表でネタチップ使えないので、こっちで使う。
このアルビンあんまり表情の差が分からないけど、ネタチップかわいいね。
黒アルビンになった時は、このチップで統一しようかな
……と思ったけど、
黒アルビンでしか、アルカイックやにぱ〜が使えないので、統一はもったいないな〜。
[己が含んでいた指が、女の唇に呑まれる>>179
淫靡で背徳的な水音に、居た堪れない。
褒める声は叱責の声よりも、アルビンを甚振る。
……眉を下げ、迷子のような顔で首を振った]
違う……
俺はこんなこと……するつもりじゃ……。
[だが、なんて美しい首筋だろう。
傷だろうか、火傷だろうか。喉に絡みつく痕すら、極上の首飾り。
人を傷つけたくない。血など啜りたくもない。
なのになぜ、こんなに喉が乾くのか。舌が蠢くのか]
……!!
[こんなはずじゃない。
人間だった頃は、どんな禁欲の誓いだって守れていた。
悪徳に手を染めることだってなかったのに]
[しかし、女の爪が通った後に膨らむ赤い宝石を見れば、もう抑えは効かなかった。
押し付けられた女の体に両腕を回し、強く抱きしめる]
んん……!
[慣れぬ所作で、傷に舌を這わせ吸い上げる。
ぴちゃぴちゃとお行儀の悪い音がした]
[初めての時の獲物のことを思い出し、しかし、それとは違うと自分を誤魔化した。
この女性は、自ら血を分け与えてくれた。奪った訳ではない]
[ああ、でもそんなのは誤魔化しだ。
鼻の奥がツンとした。
涙を堪えるのが精一杯だった]
[どれくらいの時間の後か。
身に力が満ちれば、女を抱く腕を解く。
衝動が抜ければ代わりに、羞恥と、深い罪の意識と、疑問が襲ってきた]
……どうして、見ず知らずの俺に、
こんなことを?
[こんな酷いことを、なのか。
こんな親切を、なのか。
自分でも分からないままに、聞いた]
……俺には、分かりません。
俺のような詰らない者の何が、貴女の興味を引いたのか……。
[血を吸ったのはアルビンなのに、その場合は優位はアルビンの方になるのだと乏しい知識の中にあるのに……何故か奇妙な慕わしさを感じてしまう。
その知識が間違っているのか。
それとも、舌にまだ残る味から少しだけ伝わってくるもの。
……血親ほどではないけれど、彼女がアルビンよりずっと年上の、練られた吸血鬼だからだろうか]
[同族の血。罪の味。
けれど、その血はアルビンの体や喉の傷を癒し、渇きを一時とはいえ癒してくれた。
彼女の美しい喉に牙傷をつけなくて良かった、と思う。
もっと空腹で、もっと狂っている状態なら、どうしていたか分からない]
……あっ、
[唐突に、女性に押し倒されたままという体勢を意識し、カッと赤くなった。
女性ごと身を起こして立ち上がり、女性もそっと立たせた]
あ……の……、
俺はアルビンと申します。
アルビン・ローレンツ……バルシュミーデ。
血のお礼として、何か俺に出来る事はありませんか?
[おずおずと聞いた]
ローレンツは、お気に入りのキャラから取った名前なのですぐ書けるんだけど……、
「バルシュミーデ」は全く思い出せなくて、毎回メモを確認してる僕。
ローレンツは英語、バルシュミーデは……ええと……ドイツ語だったかな?
あえて、別言語にしてみた。
エレオノーレさん。
[彼女に相応しい優美な響きだと思った。
……バルシュミーデの一族名は、本当に聞いたことがあるのかもしれないと思う。
血親は古く強力な吸血鬼だと聞いているから。それがどれほど凄い事なのか、アルビンのような世間知らず(人の世間も、吸血鬼の世間も)にはよく分からないが]
……?
何か思いつきましたか?
[出来ることがあったのだろうかと、少し屈んで顔を寄せたら]
……?!?!?!
[唇に、驚くほど柔らかい感触といい香り。
思考と動きが完全に停止した。
その間に、ぷつりと小さな痛みが下唇に走り、そして次の瞬間すうっと柔らかい物が離れていった]
エ、
エル、レ、エレオノーレさん?!?!
[悲鳴を上げた時にはもう、彼女は悪戯っぽい仕草で離れて行く所だった。
思わず引きとめようと手を伸ばしたが、引きとめて何をするのかというと全く思いつかない。
結局、闇に消えるまでそのポーズで固まっているしかなかった]
エルお姉様の■が減っていないのだけど、どうしたらいいのかな。
……と思ったらあれか。
お姉様のイベントが人間発見だから、■ひとつ減って、この後人間から吸血したら■ひとつふえて、満腹状態に戻るんだね。
……ど、どうも。
[思考停止の後、挨拶されたので思わず挨拶し返した。
それから一拍置いて]
わあ!
[一歩を下がった。
挨拶と驚くのの順番が逆になったのはまあ、混乱していたのだろう]
……あ、の。
どうかなさいましたか?
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