情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
15人目、技工の天使 オズワルド が参加しました。
技工の天使 オズワルドは、恋天使 を希望しました(他の人には見えません)。
―自問自答―
我等天使に、そして主たる神に
果たして飾り物は必要だろうか?
[カツン、小さな音を立てて金属が削られる音がする。]
答えは凡そ否。
しかし、天使達の護りの一欠片としては必要だと考える。
……だから、創造する。
[光を宝玉に込め、光を束ねて編み、最低限の金属を彫って
天使達の身を飾る装身具を創る。
そして時折人間に技術を授け、自分達で護りの力を作らせる。
それがこの天使の仕事。]
[耳に、首に、髪に、腕、腰、脚……飾る箇所はそれぞれ。
自身の耳にも、小さな飾りを付けている。
物を創る技術に長けている代わりに、戦いは得意としないから。]
……。
[そして、この天使。何か思う所があるのか口数は少なかった。
少ないからこそ、自身の想いや出せない言葉の意味を
装身具に込めて贈っていたりするのだが、端から見れば
偏屈な天使だったに違いない。
見た目も何処か険しい、難しい顔。
まさか、この天使を飼おうと考える悪魔が居るなどとは
ほんの少し前までは思いもしなかった。
ああ、本当に。**]
/*
ゆすらさんが来たぞー!
そんでもって階級のことすっかり忘れてしまっていたので、
慌てて考えるのであります。
そして灰では、恐らく使用頻度が低いであろう
にぱー☆を多用したいと思います。笑顔大事。
でもこいつ……近いので力天使になるのかなあ。
鼓舞したり奇跡与えたりなんだり。
仏頂面の奇跡……。
/*
なんだと。
オズは戦闘の真っ只中にある場所で、暢気にカーンカーン
していたことになるのか!没頭し過ぎだぜ!
[さて、この天使は力天使のオズワルド。
先にも話したが、天使達の為に装身具を創り続けている。
ただ、今は少し焦っているようで、周辺には工具であったり
材料の切れ端が散ったままになっていた。
それもそうだ。
今は戦いの真っ只中、多少外れた場所に工房があるとは言え、
魔族に攻め入られないとは限らないのだから。]
っ……!!
解っている。
[そうして危機は間近に迫りつつある。>>253
大天使の遣いと言った天使に呼ばれ、弾かれたように席を立っては
散った工具や材料の類を袋に詰め始めた。]
[いつから彼はこの工房に出入りしていたのか、
オズワルドは覚えていない。
大天使の遣いであるなら疑う必要も無かったし、その気配もまた
天使そのものであったからだ。
出入りする期間が問題なのではない、
天使達の身を飾る事に興味があるか如何かが重要なのだから。]
ジェフロイ、戦況は。
前線の天使達は――……?
[今も天使達は戦っていると思えば、背を向けて逃げるなど
あってはならないと。凡そ彼の考え通りの思考で以って>>264
光を編んだ鎖を持ち、偽りの天使に戦況を問う。*]
[解っている。>>292
そう告げるかのように片手を挙げて応える。
急がなければならない、それは重々理解はしている。しかし]
これは、これだけは。
神へと捧げる装飾の―――……
[これまでに、数多くの装身具を創り出して来たが、
それらは全て神へと捧げる為の、言わば試作段階と言える。
神に飾りなど必要かと言えば否、それはこの上なく否であろうが、
天上に見なかった輝きを創り出す事が出来れば、捧げられる。
その為には、これらの装身具を放って行く訳には行かない。
偽りの天使の胸の内知らず、移動の準備を進めて行く。
代わりに、ゆったりと揺れる1対の羽が
淡い黄色に色付いた羽先を震わせて、警戒を示していた。]
[持ち出す武器……戦いにはほぼほぼ向いていないだろう
光の鎖を見た途端、ジェフロイの問いが飛んで来る。>>293
天使達の足を引く可能性は大きい。
その危険を付け加えられると、元々少ない言葉を
飲み込んでしまった。]
それでも―――……
[返そうとする言葉は、またも相手の想うまま。
共に行くと示すように、剣の鞘に手を掛けている様を見れば
緊張に強張っていた顔も、少しばかり柔らかさを見せた。]
すまない。
[だから礼より、恐らく迷惑を掛けるだろう事への謝罪を。]
[肩からは道具の詰まった袋を担ぎ、手には光の鎖。
一人でも多くの天使達を守りながら活路を切り開こう、
背は信頼する天使が居る、何の心配があろう。]
行くぞ。
[外に向けて歩みを進め、後ろを振り返らずに声を掛け……]
…………っが、ぁ!?
[“背後から”重く耐え難い衝撃を受け、>>306膝を付く。
奇襲を受けたのだと未だ気付かないオズワルドは、
姿無き魔族の存在を思って、背後の天使の無事を願った。
その身と同じく穢れを知らない思考は、本当に目出度い。
背後の天使自身が奇襲を行ったのだとは考えないようだ。]
[如何にか意識を保とうとしたものの、反対に身体は傾いで行き
暗く閉じて行く視界の中、それでも確りと道具袋を握ったのは
流石と言うべきか。
しかし現実は儚いもの、やがて全身の力は抜けて
床へと崩れて行った。
……後は、残された天使の思うがまま。>>316
何者にも触れさせた事の無い身体を蹂躙し行く掌にも、
口内を舐る生暖かい滑りにも、
やがて穢れを受けて変容し行く身にも気付けないで居た。]
―道具袋の中身のひとつ―
[大天使の遣いだとして工房を訪れたその天使は、自身の事を
ジェフロイと名乗った。
結局、用件自体は大した事では無く(嘘なのだから当然か)
一言二言言葉を交わすだけで終わった。
問題は此処からだ。
用事が終わればそれきりだろうと思っていたら、ジェフロイは
その後何度も工房を訪れた。
その時点で怪しんで居てもおかしくは無かっただろうに、
何かとオズワルドの創作物に向ける視線が気に掛かり、
咎められずに居た訳だ。]
――……お前は、天使を飾る事を如何考える。
[言葉を交わさない日は何度もあった。
その内、短い返事へ。短い会話同士の投げ合いへと繋がって行き、
想いの相談へと到達していた。]
[その時の返答は如何なものだったかは記憶の彼方。
どの様な答えであれ、神への捧げ物としての装身具に
興味を持ってもらえるのであれば、何でも良かった。]
良ければお前にも、一つ。
[興味があるのなら、身に付けるか如何かは別として
ジェフロイの為の装身具を創ろう、と告げたのが
少しばかり前の話。
創っていたものは、魔除けの文様を刻んだ耳飾り。
オズワルドのものと対の造りをした、蒼い宝玉の輝く飾りは、
今は乱雑に纏められた道具袋の中に。*]
―天獄の泉―
[始めは、虚ろな視線を彷徨わせるに留まった。
手は、足は、身体は……大丈夫、動く。生きている。
何かが身を引く感触があるが、時間が過ぎれば戻るだろうと。
繋がれているのだと、今はまだ気付かない。
そうする内に意識が回復する。
ならばと身を起こそうとするが頭が酷く痛み、
再び柔らかな感触に沈み込んだ。
……柔らかい?
そう、柔らかい。少なくとも、工房の硬い床では無い。]
……???
[一体何が起きて、こうなったのか?
耳の飾りに手を遣り、加護の力が働いているかと確認する。
一応光の力は働いてはいる様だが、これによる護りでは無い。
何者かの襲撃を受け、不覚にも意識を失った。
それからどうなった……?]
……ジェフロイ!?
[そうだ、共に居た天使は。
自分が生きて居るのなら、彼もきっと無事だ。そう思えば
頭の痛みを堪えて身を起こし、今居る場所を見渡した。
其処に、彼は居ただろうか。>>331
オズワルドとは違い、負傷している様子も無く過ごす姿が。**]
[前のめりになれば、嫌でも解る翼の枷の存在。
先程身が引かれる気がしたのは、このせいか。]
……??
[未だ混乱は収まってはおらず、事態の把握には至っていない。
それでも、ジェフロイも囚われている……と言うよりか
自由に過ごしている様を見ると、全身が冷えるような感覚に
陥るものだ。
……何より。
本来ならありえない箇所、腰から少しばかり下に衣擦れの感触が
在る。余計な何かが触れている。
まさか。
そんな事があってたまるか。
何かの間違いだと祈るような気持ちで、のろのろとその箇所に
手を持って行き、触れてみる。]
……。
[絶句。
変容した、という事は何を示すかは良く知っている。
オズワルドは両の翼を掴み、縋るように蹲った。
そうする事で落ち着きを取り戻そうとしているのか、
或いはこれが夢であることを願っているのかも知れない。*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新