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15人目、影の軍師 アレクシス が参加しました。
影の軍師 アレクシスは、共鳴者 を希望しました(他の人には見えません)。
― 首都ブラバンド ―
『今年も綺麗ですね、シルキー姫は。』
[群衆に混じる隣の気配で、アレクシスは顔を上げた。
視線は、群衆の先の、敬愛せし巫女姫に注いだまま。
丁寧に結った流れる黒髪は、春風に吹かれて緩く靡いている。]
―――……そうですね。
神にもっとも近し、気高き存在。見惚れます。
[>>9 りぃん。 しゃん。
千年の刻を駆けているような、美しい鈴が、金糸とともに流れる。
悠久の時を生きる精霊を導くかのような、得も言わぬ清廉さ。
アレクシスが巫女姫を、瞬きもせずに見つめている。]
[―――……何処かで虫が、哭く。
一転、身を翻し、路地裏へと駆けこもうとする。
『どうしたんです?姫君の登場はこれからですよ。』
観衆の一人が、アレクシスに声を掛ける。
アレクシスはその声に振り返ることもなく、肩を小さく揺らして応える。]
―――…… 少し、虫獲りですよ。
この時期になると、小五月蠅いのがよく出ますからねぇ。
特に、今年、は。
[ナミュールを覆っていた白雪は少しずつ融解し、雪解け水となって川となり。
そしてブラバンドの河口へと流れ、海へと抜けていく。
モンシロチョウの群れが晴天のもと、菜の花畑へと向かって、ゆっくりと舞っていく。]
[春が、来たのだ。*]
>>110 まで読んだ。
(自分用/個人的なメモ)
・>>24:「王府としては、鎮圧部隊だけで事が済むとも思っており、この増援は、シュビトの集会に乗じて浮き足立つ周囲諸侯や国民への心理的な圧力を兼ねている」
・>>26:「先日受け取ったマチュザレム共和国の親書。」
・>>27>>29>>78>>79>>80>>81>>82>>83>>84>>85>>86>>87>>88>>89>>90
:シメオンとシルキー面会
・>>3>>37:クレメンスとジェフロイ「かつての旧友の息子」
・>>61「巫女姫を暗殺」?
・>>64>>65>>69>>70:学館回想
・>>77:シメオン⇒「また学館で非常勤だが剣の指導をしにくることも。」
― 回想/王府:シメオンと ―
――――……初めまして、
[>>0:90 巫女姫との謁見をシメオンが終え、丁度、話がひと段落したころ。
物陰から声を掛ける。いつから其処に居たのか。何処から現れたのか。まるで存在感の無い、蜉蝣のような身振りで一礼をし。
優美な笑顔のままでアレクシスは挨拶をした。]
ああ、どうか警戒なさらないで下さいませ。
アレクシス・ユレと申します。
[もし彼が警戒をするようならば、お辞儀の恰好から身を崩さず。
穏やかな表情のままで、名を告げた。]
シメオン・オリオール様。
この度は、遠路はるばるよくぞ王府まで。
嵐のなか、ご苦労様でした。
[蠍のような緋色の双眸を眺めながら、否、値踏みしながら。影は、見据える。
窓から、季節外れの薄羽蜉蝣が入り込んできた。]
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