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16人目、高殿 幸久 フェリクス が参加しました。
高殿 幸久 フェリクスは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[自身には、生まれる前から魂が繋がる妹が居た。
高殿家の長男長女として生を受けたのは今から18年前のこと。
海外出張の多い両親の下。
多感な青少年たる己が、捻くれもせず、勉学を疎かにすることも無く、ましてや、この年になっても反抗期を迎える事も無かったのは一重に妹の存在あってのことだった。
「お兄ちゃんだから」と、世の長子に告げられる決まり文句を言い聞かせる親は不在がちであったが、両親に彼是言われずとも、この兄は世界で唯一人の妹を、思う存分溺愛した。
双子であるから同じ年齢であるはずなのに、兄貴風を木枯らしよりも強く吹き荒ばせ、こと在る事に「妹だから」と、符丁を赤毛が隠す首に括り付けてきたのである。
妹の言い分はともかくとして、18年と云う短くない月日は妹と己の間に、立派過ぎて若干周囲が引き兼ねない兄妹愛を築いてきたと自負している。]
[修学旅行の準備に勤しんでいる兄妹の下に、やや放任主義の気がある両親が戻ってきたのは数日前のこと。
海外土産を戦利品めいて両手一杯に抱えた父母は、未成年二名による旅行準備を問い、兄は妹の旅行鞄に防犯ブザーを三つほど括り付けながら、修学旅行だ。と、短くと答えた。
二泊三日、行き先は紅葉の季節の京都奈良とスタンダード。
高校生活最後の一大イベントである。
そんな学校行事にのほほんとした両親は何時もの調子で軽い相槌を打つはずだった。
しかし、その日の両親は暫く黙りこくったまま、座りなさい。とダイニングテーブルを促し、何故か急遽家族会議が開催された。
因みに前回行われた家族会議は、己と妹の高校受験についてだったが、その時は両名自転車でも通える範囲の高校を受験するということであっさり落ち着いた。
妹の為に取り寄せられた女子高のパンフレットは、結局話題にも上らなかった。
その時の恙無い司会進行を裏切るように、両親はうんうんと唸り、勿体ぶって議題発表に時間をかけた。]
[如何したことかと、妹と視線を合わせ、首を捻ったその時だった。
青い稲妻がダイニングテーブルのど真ん中に落ちたのは。
曰く、―――――貴方達は本当の兄妹ではない。と。*]
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一身上の都合で入村遅れまして申し訳ない。
妹ちゃんは特にお待たせいたしました、愛に参りました。
この度は何卒よろしくお願いいたします。
そして、妹が既に可愛すぎる。
やっぱり美しい…、見惚れるほど美しい…!
なんかもう、本当に惚れ惚れする。
所作といい、ト書きといい、性格といい。
― 新幹線内 ―
心配するな、今日の服も良く似合う。
[彼女の目前に位置する座席に長躯を沈め、双腕を胸前で組みながら瞼を下ろしていた男は、乗り出した身を即座に戻した妹へと、唐突に口を開いた。>>133
彼女の私服も制服も見慣れたものであるが、ゆっくりと開いた瞳には一片の嘘偽りもない。]
但し、逸れ易いことには代わりは無い。
向こうではくれぐれも俺の傍から離れるなよ、琉璃。
―――…琉璃、聞いているのか?
[引率の教師に従えだとか、集団の輪を乱すなだとか、回りくどい言葉を選ばず、竹を割ったように行き過ぎた過保護を示して声を続ける。
傍に同級生が居たとしても、男にとっては極日常的な会話であった。]
[ジッ、と彼女に注ぐ視線に力を込めて、眼圧を掛ける。
己と彼女は列記とした兄妹であり、双子と云う生まれる前からの縁に絡め取られた存在―――だと思っていた。
有り体に言えば、己は彼女に並々ならぬ感情を抱いている。
事実を知るまでは血を分けた実の肉親であるから保護欲が疼くのは致し方のない、いわば生理現象だと考えている節があった。
だが、両親から真実を打ち明けられた時に覚えたのは、自身が養子であることへの疎外感と悲しみではなかった。
覚えたのは、唯々、深い喜悦。
両親の告白を聞き、思わず席を立って部屋に戻った兄を、両親や妹は衝撃的な事実への動揺と取っただろうか。しかし、この兄は非常に図太い神経を有していた。
単にあまりの喜びが押さえ切れなかったのだ。
この、18年傍で愛でてきた比類なき姫君の、隣を埋める資格が己にも在ったのだと。
―――以来、兄を気取る男はこうして彼女を見つめる度に、恍惚の溜息を淡く零すようになっていた。**]
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テレ顔の使い時が分からない…。
いや、しかし、今ではない。もっと先にとっておこう。
しかし、いかん。
既に幸久も中の人もめろんめろんでコメディを忘れそうになる。
なんだろう、この可愛くて美しくて可愛いいきもの。
そういう割には随分言い淀むんだな、瑠璃。
――…もう、ホームシックか?
[語尾を持ち上げて、皮肉屋めいて唇を撓らせた。>>140
忙しない両親は幾らも国内に留まらず、爆弾だけを投下して成田の国際ゲートを潜っていった。故に掛けた言葉は分かり易い揶揄。]
俺は一本芯を通したまま十八年を生きてきたぞ。
――…ほら、この通り。
[徐に腕を伸ばすと、彼女が手にしていたポッキーを一本引き出し、皇等に配り損ねた菓子を貰う。
薄く開いた唇に咥えると、中ほどで破片を零すことなく丁寧に折り、半分を琉璃の口元へ差し出した。
当たり前のように菓子を分け合う姿は、彼女が指摘するよう通常運転。
決して見目が揮るわぬ訳でも、頭の出来が宜しくない訳でも、運動神経が鈍っている訳でもなかったが、クラスで実しやかに囁かれるのは、残念なシスコンと云う、己にとっては、悪くない響きを持つレッテルだった。]
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2014/10/17(Fri) 20:38:53 兄オン
2014/10/17(Fri) 20:40:07 妹オン
1分14秒差とか相変わらずのゴールデンコアタイム。
おかえり、瑠璃。
/*■3年A組?━━━━━━━━━
【火】高殿 幸久(たかどの ゆきひさ)★高殿 琉璃
【火】申 炉(シェン・ロー/しん いろり)★皇 大河
【金】高殿 琉璃(たかどの るり)★高殿 幸久
【水】皇 大河(すめらぎ たいが)★申 炉
■3年C組━━━━━━━━━担任:満井/狐神:駒王
【火】丑ケ谷亜梨沙(うしがや ありさ)★未谷玲緒
【金】聖前篤史(しょうぜん あつし)★天倉優護
【金】未谷玲緒(ひつじや れお)★丑ケ谷 亜梨沙
【水】穂積 好葉★駒王
【金】織江 徹(おりえ とおる)★満井 明日香
■3年D組━━━━━━━━━
【水】天倉優護(あまくら ゆうご)★聖前 篤史
【木】朝雲 真理(あさぐも まり)★園部 万里
【火】園部 万里(そのべばんり)★朝雲 真理
【水】蜷」 遥斗(ヤナセ ハルト)★シュテルン・リリブリッジ
【木】シュテルン・リリブリッジ★蜷」 遥斗
■未定?━━━━━━━━━
【火】蛍火 マリエッタ★美土代 絵里夫
【土】美土代 絵里夫(みとしろ えりお)★マリエッタ
/*
暫定的にこんな感じかな?
マリエリペアはまだ未定ならクラスメイトになりたい気も。
そして、徹くんかわいいな!
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>>188
外された!生体セコムをご希望か!
(底抜けにポジティブな兄)
そして、皇申ペアも快諾ありがとう!
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