情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
―狭間―
[>>-428>>-429瞬いた後、繰り返される言葉。
大切な人と過ごす時間が当たり前のように続くと信じていた時を思い出す。
恐らく目の前の彼女とそう年の離れていない頃だろう。
若いうちは離れていても、やがて子を育てながら穏やかに過ごせたらと思っていた。
けれど残念ながら――そうした未来は訪れなかった。
変化が起きれば、多少なりと混乱は生じるだろう。
けれどその先に彼女が大切な人と添い遂げられる未来が来ればいいと、
――否、きっと作ってくれるだろうと信じている。
>>-430ヴェルザンディは小さく、けれどしかと頷いてくれた。
女はそれを見て穏やかに笑む。*]
[>>-431やがて、彼女は歩きだす。
二歩、三歩と続くそれは確かに決意が籠ったもの。
それがふと止まる。]
……。
[振り返った後少し間が空いた後に彼女の告げた、またね、という言葉に僅かに目を瞬かせる。
今生の別れとなるだろうから、別れの言葉だと思っていたのだが。
女は数瞬の間、考えた後に]
あぁ、――また。
いってらっしゃい。
[選んだのは、彼岸から此岸へ渡る彼女を送り出す言葉。
応じるように右手を肩の上まで挙げて、ひらりと振る。
そうして駆けてゆく後ろ姿を見送った。*]
―狭間―
…いいえ。
[>>-432感謝の言葉を口にされるとはにかむように笑み、首を横に振ってみせる。
続けて送られた言葉には紗の向こうの世界に視線を走らせ]
ありがとうございます。
――そうである事を願っています。
[女が命を賭して護ろうとしたもの。
ナミュールの国の、其処に住まう人々の未来が、明るいものである事を祈っている。
確信しているとの言葉は、己の進んだ道は誤りではなかったと言ってくれたようで。
女はクレメンスに向かって背筋を伸ばし、感謝を込めて一礼した。*]
―狭間―
[>>-567返ってきたのは訝しげな表情。
人の無駄遣い、という言葉には大きく頷いた。]
…えぇ、その通りです
あいつなら隊長職も十分務まった筈なのに。
面倒だから、と話を蹴ったそうなのですよ。
全く、何を考えていたのやら。
[眉を吊り上げ、右拳を握り締めながら口にする。]
…しかし、
[>>-568畏まるな、と言われ、すいと顔を上げる。
そんなやり取りはかつて学館にいた頃にも交わしたか。
旦那とは――と聞かれれば苦笑を浮かべて首を振り]
…いいえ、まだ。
待ってくれているのでしょうか。
逢えたらどんなにいいかと思うのですけど。
[白銀の甲冑の胸元に手を当ててそっと枯色の瞳を伏せる。
それも束の間。]
――先生は、逢えましたか?
[問い掛けながら、同じ立場の彼を見やる。
相手も妻を亡くしたと聞いた事はあっただろうか。]
―青い世界の温泉―
…これは…、果し合いだな?
[>>-625毛筆で書かれた紙を見て、これは見届けねばなるまいとぐっと拳を握り締めた。*]
/*
霊界からなら観戦出来るかな、と。
おやすみのかたはおやすみなさい。
絡んで下さった方は長々とありがとうございましたっ。
/*
あ、意識飛んでた…。
今晩はこれで。
夜いられない分は昼間に頑張ろう。
それではおやすみなさい。**
[ブラバンド近海に王府軍を乗せた船団が並ぶ。
その中にアレクシスの姿があるのに気付き、女はそっとその船に誓う射て行った。
陸地では巫女姫が軍勢を率いて首都の北に築かれた砦を前にしていたか。]
[意識は束の間、前日に戻る。
戦地へと赴く前、彼が仮面の男と交わした言葉。
文明の利器が革命の使徒達の手にある事を知り、アレクシスの悔やむ言葉には黙って首を振った。
カナン・リリが独自に行動している意味はそれに至るまでの行動を知らぬ女には分からず、アレクシスが問えば視線をちらと向ける。
仮面に関しては、顔を隠す事が彼の国の文化なのだろうかと考えたが、外してみせる姿に別の考えが浮かぶ。]
――立場上、動くのは拙いから身を窶しているのか。
[彼の動機の一つに巫女姫への愛がある事は知らないまま、彼らが別れるのを見送った。]
[と、砦の方で火の手が上がる。
火種を投げ込んだのだろうと遠目にそれを収める女は推察した。
騎士団では使用せぬ戦法だが、知識としては学んでいた。
海援隊が軍師の命を受けて上陸し、解放軍の兵士を挟撃する。
それを受け、解放軍は素早く撤退する。
指揮官の判断能力が優れているからだろう。
アレクシスが兵士に命令し、騎乗する姿を見る。
私だって馬くらい乗れる、と笑んだ彼の言葉に、馬の乗り方を教えたのは己だったと思い出す。
背の高い馬はアレクシスを乗せてよどみなく高台へと向かう。]
――ッ。
[そして、アレクシスと同じ光景を女も見る事になった。
崩れ落ちる赤毛の男。
それと対峙するように兵らに守られた巫女姫。
その光景は解放軍の将が失われた事を指していた。
けれど胸が痛むのはナミュールの民の血が流れたからだ。
そうして巫女姫が彼の遺体によって何かするのから目を逸らし。
事後処理を進めていくのをぼんやりと眺めていた。]
[ふと、白い楕円形の何かが空に浮かんでいる事に気付く。]
…空を、飛べるというのか、彼の国は。
[外の国と己の国の技術の差を改めて思い知り、女は苦い表情を浮かべる。
風が吹いているのに気付いたのは、金髪が揺れたのを見て。
吹きすさぶものではなく、その場に新しきモノを送り込むようなそんな風が。
オプティモで風の娘が倒れた事を女は知らなかった。]
[翌日、オプティモの西の砦にアレクシスが向かう。
解放軍は一万五千以上。
対するアレクシスが率いる船は二十。
その中にどれだけの兵が乗っているかは窺い知れない。
それが中央を下げた三日月の陣を組むのを見守る。
巫女姫の方へ行かなかったのは、何故か此方を見ておかねばならない様な気がしたから。
四つの方陣を取り、藁束を並べて立てた壁と盾を前に進む一万あまりの軍勢に、海より弓矢を浴びせる。
雨のように降る矢をしのぎ、弩で応戦する解放軍を見て、軍師は単横陣を取らせ、兵士を陸地へと下ろさせる。]
[鼓の音が大きくなり、民兵の投石器が船に近付く。
ライフルと呼ばれる鉄の筒が発射され、陸地に降りていた王府軍の兵士が傷つき倒れていく。
そんな中、アレクシスの命を受けて彼の乗る一際大きな船がそのまま陸地へと突っ込んでいくのを見て女は枯色を丸くする。]
ユレ殿ッ?
一体何を――
[真っ直ぐに陸地へと進む船。
その様子は突進する猪の姿にも似ていた。
解放軍の投石器から何かが飛ばされたかと思えば、船に火がつく。
沿岸に迫っていた解放軍の2隊は炎を纏った突進の衝撃を受けて陣形が崩れる。]
…無茶をされる。
貴方は巫女姫殿下の傍にいるべきではないのですか。
これではまるで――
[進んで死にに向かうようなものだ、との言葉は喉に留めたまま。
解放軍が後退しようとする中、火傷を負った様子の軍師は馬を操って船から陸地に降りる。
勢いを殺さぬまま、砦へと向かう姿は騎士のように果敢だった。
けれど何処か哀しく思うのは何故か。
騎乗の人は何かに気付き、振り返る。
其処にはクロード・ジェフロイの姿があった。
彼の向けた弩に射られ、アレクシスが落馬する。]
ユレ殿…っ!
[女は自らの身体が切られたような心地がして一瞬、目を閉じる。
目を開けば、彼の命を奪おうと殺到する兵を止めてジェフロイが彼に近付いていく。
アレクシスは腹部に矢疵を負っていた。
息の根を止めろ、と告げる軍師の声は揺るぎないもの。]
――ユレ殿…。
[女は目を伏せて、アレクシスの死を悼む。
何時の間にか戦場からは喧騒が収まり、静けさが漂っていた。*]
[その夜。
夜の闇に紛れてドルマール神殿へと向かう一団があった。
彼らが護るのは巫女姫の乗る朱馬車。
女は親友の率いる騎士団の精鋭400騎に随伴していた。
夕刻近くにクレメンスを乗せた白い船が飛んでいた事は女は知らない。]
…何者かが貴女を手に掛けるとは思いませんが、どうかお気を付けください。
[辿り着いた神殿の前には4000の歩兵隊。
掲げる旗でそれがアレイゼル卿のものと知る。
それを見た時には目を眇めたが、彼らは左右に動いて道を開けた。
整然と並んだ兵士らが最敬礼で見送る中、神殿へと進んでいく。
きりりと表情を引き結ぶメレディスの姿を見て女はそっと息をつき、]
――…無事のご帰還、何よりです。
[他に思う事はあれども、口にしたのはそれだけ。
そうして中へと入っていく巫女姫の背を見送った。*]
/*
齟齬生じないといいなぁ、と思いつつ、追悼しつつ。
あちこち襤褸を発見してるのですが。
この後に先生方にあったという事で……一つ。
カナンさんの手術の話、どんな感じで話を聞く事になってたんだろう、と思いつつ。
サシャさんはイェンス希望の方だったのですね。お気遣いありがとうございました。
イェンスの設定がそのままだったら、何処かの貴族の軍勢の将になってたかもです。
今回は前線に行きたかったので。
橋の下で青春、は夜に見られないのでロル落とす余裕はないかもですが、応援していますね。
それでは。**
/*
壁|ω・)仕事前にちらり。
>>-695カナン
いえいえ、マチュレザムの方とお会いしていなかったので。
何となくそうかなと思ってましたw>脱いで見せる
服を脱いだら「な、何をしているのですか…!」って言うでしょうね。
異性の裸は驚くものではないけど、目に入るシチュエーションは決まってると思うので。
おお、そういうのも面白かったですね。>旦那と顔が似てる
[巫女姫様の後ろに隠れてみた]
/*
貴族さまが仲人おばさんに見えてきた…w
と言って離脱。(明日もこのくらいで落ちる事になるので〆ロル考えねばー)**
/*
!!
そうでしたうっかり。
〆はSNSでになりそうですね。
村の終了する時間に間に合いそうにないので先にご挨拶をしておきます。
蒼生と申します。
薔薇の下やぐた、議事、深海にお邪魔しております。ねっからのRP村住民です。
天・地陣営はお世話になりました。
他にも絡んで下さった方はどうもありがとうございました。
絡めなかった方々も一緒に村を作れて良かったです。
皆様の動きが、紡がれていく物語が眼福な時間でありました。
また何処かでお会いできましたら、宜しくお願い致します。
それでは。**
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新