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― 学校跡地・臨時執務室 ―
[遺体の埋葬は叶ったのか、それとも置いてきてしまったのか。
どちらにせよ、その場に行く時間も取れず僅か瞑目するに留めた。
フレデリカとシェットラントと共に、
ヴィンセントもまた東寮の仲間だった。
ラヴィやスノウが好きで、性根の穏やかな男だった。
だが兄妹のように仲が良かったうちの、2人は公国の人間で。
結局会えずに行ったのだろうか。
長く感傷には浸れない。
また、作戦を、考え直して…。]
[――作戦の建て直しに、何度目にもなる頭痛を覚え始めた頃、>>6:170机の上に置いたままにしてあった薔薇色の石が、淡い反応を示しているのに気付いて瞬いた。
何事か、と思うより先に、室内に落ちるのはどこか淡々とした声。]
――――…!
[感情を抑えたような声には、聞き覚えがあった。西の副寮長と、東寮長と言う対には少しずれた対象にもまた符合は一致する。
だがそれよりも、その内容に驚いて目が開いた。]
フレデリカが…。
[必ず借りを取りに行くと、言ったあの娘が死んだのかと。
ヴィンセントと時期同じくして齎された情報に、因果か天命なのだろうかと、そんな思いがふと過ぎり、落ちた声は僅かに呆然としていた*]
/*
やっとできたー!
ほんとお待たせした申し訳ない地上組み。
いやまだ残ってるけど。これは解読からだ…。
そういやダーフィトは…ソマリが拾うよね多分。
と思ってるので何もしてないのだけどいいのかな…いいよね…。
― 学校跡地・臨時執務室 ―
[その声で、相手はこちらが誰だか解ったのだろうか。
>>21>>22思い出話のように語られた言葉に、始めは眉根が寄った。
これが8年時の総会の話をしているならば、内容が違う。
記憶が正しければ、結局東西両方の意見提出は遅くなったのだ。
ならば意図する所はきっと別な場所にあるだろうと。
性格上、隠すような物の言い方は得意ではない。
故に読み取りも得手ではなく、
石を机の前に起き、肘を突いて両手に顎を乗せ暫し思案する。
相手が相手だ、一筋縄では行かないとは思いつつ、
逆にあまりに難しい物言いは避けてくるだろうという予感もあった。]
[単純に寮の話であるはずはない。
だとしたら纏まった意見とは何か。
解らないと話が出来ない物とは。
結びつくものは一つしかないが、
どこまで何を出せばいいのかは、まだ悩んだ。]
―――あぁ、東寮も西寮の意見を気にしていたな。
そうだ、気になりすぎて、どっかの馬鹿が気を利かせて、
西寮の連中に嗅ぎまわっていたよなぁ。
そいつはヘマやって
[眉間に皺を寄せたまま口を開いて、
退学、ではなくあえて退場と口にする。
これにはカサンドラの安否を匂わせた。]
情けない事だが、結局そいつからの情報で、
東寮は十分迎え撃つ体制を整えてから、総会に挑んだんだっけな。
面白い事に、
ただまぁ…蓋を開けてみれば散々だった。
逆に、こっちからの情報を流す奴もいたなぁ。
[こつこつ、とローズクォーツの通信機を叩いて音を鳴らし。]
/*
うーん結局どこに持ってけばいいんだろ…。
話し合い次第かなーと思いつつ、こっちの着地点どうしよう…。
やっぱみんな戦争したいよねぇ。この流れだと。
帝国軍大佐 ジェフロイは、帝国軍少佐 ウェルシュ を投票先に選びました。
/*
生え際の心配をされていて吹いた。おのれソマリ(
とりあえずディークに返事と編成、かな。
一応ソマリには竜騎兵と戦えとはいってあるからあとはこっちとウェルシュと…。
っ、ああ。
[>>*1すまないとすら今は憚られる。
ざわめきからは他の音は拾えない。
ただ異常事態と慌しさだけをこちらに伝え
焦る気持ちを抑えるように目を閉じ深く腰掛けた。]
― 学校跡地・臨時執務室 ―
…そうだな。
[>>52退学よりマシ。との言葉に向こう側で苦い笑みが落ちた。
>>53フレデリカの事を伝えられたが、
カサンドラについて、もう来ない、そんな事しか伝えられず。
それでも、彼女の立場を考えれば、軽々しく口には出来なかった。]
[会話傍受が向こうでもされているとは知らず、
沈黙には聊か眉根を寄せたが、>>55予想通りの預かり先には、
そうかと落とした。引継ぎについても。]
ならそっちの寮長とうちの次期寮長候補は、繋がっていたんだな。
……場合によっちゃ、ここが原因になり得るんだろうな。
[会話の流れで、うちの、とつけたが、
実際は当然リエヴルの事を指している。
それが確認できれば、後は良いとばかりにこちらも口を閉ざした。
トールとリエヴルに全てを押し付け、
このまま会話で全てを終わらせる意思もあった。
だがおそらくそれは許されないのだろう。
向こうの沈黙からもその一端が伺える。]
― 学校跡地・臨時執務室 ―
[ディークはおそらく、フレデリカの事を使い
こちらの落としどころを確認しに来たのだろう。
否、使うというよりは切欠か。
彼女とディークの仲は卒業試験時以外知らないが、
感情そぎ落とされた声には思うところもあり、
また自分とフレデリカには縁がある。
通信機のスイッチを切ると、部下を呼び士官を呼んだ。]
配陣を決めた。
主力の騎兵隊は南に置く。
中央やや北より背後に
中央はドーベルニュ隊を任せる。
非戦闘員以外は全員集めて人数を増やしておけ。
公国の前進拠点を狙う案は潰された為、
公国の主力を削る方向で行く。
ミョルニルは敵隊壊滅、
あるいは向こうが持ってくるだろう兵器に対して使う。
工兵隊はいつでも使用できるよう準備をしておけ。
[そう命じ、再び慌しく開戦までの時を過ごす*]
― 学校跡地・公国側橋前 ―
[やや後方、ドーベルニュ隊の背後に魔器と共に出撃の前。
ラウゼンブルグ隊は、騎兵少数、歩兵多数と共にあった。
動きの良い騎兵は、ソマリの方へと回してある。]
こちらは北側へ突破。出来るだけ相手を押さえ込む。
後方の
向こうへ押し込めれば良いが、無理はするな。
[敵砲台に使えればとも思うが、距離の問題もある。
あるいは崩れそうなところに使うかではあるが。]
今までよくやってくれた。
お前達と、そして死んだ者らの流した血が、
ようやく報われる時が来る。
…これが最後だ。
今一度、お前達の背後に待つ者らを、
軍人とは何かを思い出せ。
――――行くぞ!
[号令の元、ドーベルニュ隊が切り崩した所をさらに押し広げ北への道を開いた。前線近い兵には盾を持たせ、ぶつかり合っても耐えられるようにしながら、歩兵の群れが北側を攻め入らんと進んでいく。]
/*
ぜつぼうてきに来るのが遅かった…!
間に合わん気しかしないが足を止めるとほんと進まないのでとりあえず行く行く…。
― 戦場北 ―
[>>191こちらの進軍に動かない公国兵の様は、士気の高さを伺わせる。空に掲げられた白刃の光に目を細めた。極薄く唇が歪む。
ああやはり自分は戦人なのだと思わされる、緊張を薄い膜のように覆う高揚に満たされて、意気は否応なしに上がる。]
はっ、動かないってんなら、このまま喰らいつくせ。
[すらと腰の剣を抜き放った。]
――――突撃せよ!!
[その号令と共に、兵らが駆ける。
>>192走りこんできた公国兵とぶつかりあう音が響く中、
先ほどの剣の持ち主の姿を見止めて、
この場にはどこか不釣合いな薄く淡い笑みを浮かべた。
驚きはもうない。
どこかで会うだろうと思っていたし、生きている気もしていた。]
本当なら一騎打ちといきたいところだが…
そんな場合でもねぇな。
崩れた所に歩兵回れ!
騎兵は魔法弾で奥を狙い打て!
[笑みは消え、唇を引き結ぶと、初撃で崩れそうになった箇所へとすぐさま命令を飛ばす。
互いに譲らぬように、前線の位置はまだ動かない。]
― 回想・卒業パーティ ―
『先輩、大丈夫ですか?
見事だっただけに、ダメージも特大でしたね。』
おお…
[6年と少し前、グッバイ・ラヴィとして誰かの心に残っていた事件の後に、同寮の後輩にそう声をかけられて、力なく手を上げた。
反対の手で顔を覆っていたその隙間から覗くものに、はたと瞬く。]
― 回想・卒業パーティ ―
『覚えてるでしょうか?
フェルが卒業式で先輩に自慢していたマスコット人形のこと。
はい、先輩にも同じものです。』
[そう言って渡されるのは、どこか見覚えのある片手大の大きさのうさぎと白猫。
そういえばあれは何年前だったか、先輩が卒業する時にやらたと喜んでいたのは記憶によく残っている。]
あー…そういや…
同じものか…って、ん?
[お揃いという部分にやはり微妙さを覚えなくもなかったが。
はたと瞬いてよく見れば、どちらも見覚えのある白と茶具合。]
― 回想・卒業パーティ ―
なるほど。
[納得いったように口の端をあげると、大事そうに懐にしまった。]
そういう趣味があったんだな。
大事にする。ありがとう。
お前も元気でな。
来年の寮長を助けてやってくれ。
[最後の卒業の日の朝に、ソマリが次の寮長だということを告げるつもりでいる意を告げながら。
またなと彼と別れたのも、今はまた遠い記憶の彼方に在る**]
/*
作ったけど投下機会を逃したものを勿体無いから置いておこう。ウェルシュ宛でした。
しかし今回最終日組みには土下座するのであった。
動き悪くてすいませんでした…。
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