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[ごめんリーザ…
俺、エゴだとかお前の為だとか言い訳して。
唯、お前に吐き続けてた嘘を、本当にする事しか]
[ごめんあにぃ…
死にたいなんて思わなければ。こんな力無ければ。もっと強けりゃ。
もっと普通の弟で、もっと良い弟の俺なら。
遺して逝くあにぃの気持ち、考えられたのに]
[誰にも届く事の無い謝罪は、銀色の雪原に吸い込まれていく。
生きている人間が誰もいない。
"ひとり"の冷たい世界の中で。
薄麦の髪が、子供特有のツヤを無くし少し硬質な触りになる。
薄麦の瞳も、理知さと意志を帯びる、大人の青年の眼光が宿る。
そしてこの身体は――
視線が急激に変化した高い世界。
程好い筋をつかせ長くすらりと伸びた両手足。
微かに精悍さも帯びた 何時しか大人に成長していた自分の姿がある]
[銀嵐の奥、白い雪を手招きする様に、細く繊細ながら、伸びた自分の指を練習する様に手招きの動作を取ると。
雪は何も無い空に凝り固まり、氷で作られた鏡を作り上げた]
……俺 本格的に母親似だったのか……
成長したら微妙に女顔ぽいとか……………解せぬ
[盛大な悪態を吐いたと同時に、氷で出来た鏡は、粉々に砕けた]
[粉々に砕けた氷。
雪は指の動きにあわせてふわふわと舞い踊る。
風は足の向く方に従いひょうひょうと遊び謳う。
銀嵐は、未だ自分の思い通りには出来ない。
今はまだ、この村には"必要"な物らしい。だが。
まるで御伽噺の様に。
いつの頃からか、冬の雪は自分の思い通りに動いていた]
[悲しくてとても大きな罪を自分は犯した。
大事な人を沢山泣かせ、とても悲しませた。
自分で。自分が赦せなくなる、身を切る様な痛みを抱えて。
――――その日俺は 本物の雪の聖霊様になった…*]
― 宿屋内 ―
[それはとても不思議な姿の浮遊物。
宿屋の中には、並の生者にはとても視る事の適わないとある存在が宿内をふよふよぷかぷかと泳いでいる。
肉体は布製。
内臓は綿絹。
悪戯そうな笑みを崩す事なく讃えたまま、ふよふよと何かを捜し求めている]
[布張りの肉体に中身は柔らかそうなふわふわの綿絹。
例え引っ張ろうが、あにぃに投げつけ様が、万力でドアを殴りつけようが損傷なし!
本業はパン屋の筈だが天職は寧ろ此方。
弟は24時間365日愛用の絶賛傑作。
愛らしいふりふりの少年ぼでぃに
表情は男の子らしい、悪がきフェイス。
誰が何と云おうと完全に一致。
何故、この子が、浮いてるんだと思う暇も与えず…]
[息をたっぷりと吸い、張りのあるお叱り声がみにぺた君に投げつけられた>>+81。
が、この悪がきフェイスを固定した人形では聞いた側の表情も読み取れた物ではなかろう]
【 …こわくねーもん 】
【 なぐりたいなら、そときてくれ。
やどや、なんかあつくてはいれねえ 】
[伝言終わり、とヨアヒムに手放されたら、その次>>+81。
ぺりり、とメモを捲れば、何故か既に応えが書かれたメモがその下から現れた。
ぺりり、1枚目は凄い緊張感の無い言葉。
ぺりり、2枚目は玉座の王様ぽい声をしたヨアヒムでも遠慮なく呼びつける言葉。
この2枚の言葉をみたら、何となく伝わるだろう。
みにぺた君は兎も角、今のメモはペーター本人だ]
― 銀花の白原 村内 ―
[さて、肉体の年齢は10年間成長を終ぞ見ずに終了した生だが。魂としては、間違いなく10年間の成長の軌跡を辿りはしていたらしい。
中身までガキだとかリデルに云われて此れでも少し心配してたのだ。が。
今考えたら。このナリでヨアヒムに俺と認識されんのか?
まあ、みにぺた君いりゃ、何とか通じるか
[成長期をひと息で通り越した身体は、成長過程の愉しみを味わえずにいたらしい。
折角、念願な事に背丈が伸びたのに。
そう溜息をついていたら、宿屋に放った使い魔よろしく、みにぺた君がふよふよと、吹雪の中をぷかぷか泳いできた]
[さて、兄の手で懇切丁寧にその肉体を形作られ
それ以後、大事に大事に、肌身離さず愛用した我が半身みにぺた君は、若干魂やら意志やらが形成されてたらしい。とってもめるひぇん]
【 あるじ あるじ。 ふたりきそう。
よあひむ やこぶと ごりょうにんでなぐりにくるって 】
[勿論、本物のみにぺた君の肉体というか器は、現実世界に今もひとり寂しく鎮座してる。
こいつどうやって動いてるの?は雪の聖霊様としてもわからない事だった。
理論的に考えるより、みにぺた君はみにぺた君なのだと考える事にした]
……あぁ……うん……。
流石に、殴りはしたから今度は俺が殴られる番、なのかな。
…くそ、ヨアヒムの癖に結構恐い声使いやがるじゃねえかよ。
[こわくないもん、等云ったが、新米聖霊様、若干威圧や威嚇を恐く感じてたらしい>>+86]
ようしご苦労。 お前は引き続き宿の中を見物しとくよーに。
[【りょーかーい】。ぺりり。
メモを剥がす了解で、悪がきフェイスのお人形はふよふよと再び宿屋へ向かうだろう。
さっきヨアヒムに掴まれたの恐いから、ヨアヒムを避けるルートで。
ちなみに浮遊はできてもこのみにぺた君、100cmより高高度は浮かべなかったとかなんとか]
― 銀嵐の中 ―
[カフェオレを口に含みながらヤコブの姿が視えた>>+151。
歩く姿に足音が存在しないのは幽霊だから極当然だろう]
……よ。 本当におまえら二人できやがった。
たく、生前生後もいちゃいちゃしやがって。
……ヤコブ。 お前、ヨアヒム追いかけた、んだな。
[宿から本当にそう離れた距離でない銀嵐の中で。
突然見知らぬ。基本来の成長を済ませた、23歳相当の青年が、薄麦を吹雪と共に揺らして二人を出迎えたろう。
厳密には多少事情は違えど、処刑の様子やその後の彼を確認はしていなかった為、誤差はあろうが大体そんな所だろう。
そんな解釈と共に、自分の言えた義理でない溜息を吐いた。]
ほ、ほんとに殴りやがったなっ!?
あにぃにも殴られた事ないのにっ!!
お前本当ヤコブ関連容赦ねえなおい!
[ほっぺた抑えて、雪の中涙目で睨みます聖霊様、あんまり雪の聖霊な威厳はなかった]
贅沢だなぁ。
わざわざみにぺた君越しでなく殴られたのにまだ説明も要求するのかよ。
[絶対零度の視線。冗談でなく怒りを湛えているのを理解しながら、敢えて茶化す様な言葉で巻いた>>+192]
心配――…ねぇ。
あにぃやリーザには悪い事したとは考えてるし。
皆にも後始末押し付けた分、後ろめたい気持ちはあるけど。
心配の度合いで云えば、他の奴らよりはまだマシな方だと思うよ?
[銀嵐に呑まれた、殺された、既に同じ場所にいる死者達も含めるが。
然し自分の場合、最終的には自己意思という事もあり、自身に無頓着である事は変わらずだった]
…………ざっくりと説明するなら。
俺が死んだ。その代わりにリーザを生き返らせた。
それだけの話だけど……。
……でもさ、ヨアヒム。ヤコブ。
俺の方も少し位は説明がほしいな……。なんて。
[怒られるのはお互い様だろ?とムキな口調で云う物の、目は静かに二人分をじい、と見詰めていた。
殴られるのは仕方あるまい。怒られるのも、まあ我慢しよう。
それでも顔を見せた理由の半分は、逆にこちらも聞きたかったのが混み]
……そういう問題なら尚更だろう?
[交渉は決裂の様子だ。余り弟分に怒られるの格好悪いんだけどな、なんて髪を掻きながらも渋々言い分に応えた>>+201]
だから俺、今言っただろ。
あにぃとリーザには、本当に悪い事したと反省だけはしてるんだ。
後悔は別物だけどな。
…でも他の皆に関しては、何とかなるさ。
皆、俺以上に大切な奴がいる奴もいる。
俺がいなくても、極論、致命的に困りはしないんだから。
この騒動さえ終われば、何とかかんとか生きていける奴だと俺は思うけど。
[とは云え、まぁ尚更怒らせそうな気がほんの少ししつつも思う正直な所を吐いた。
回想する話だが、もし生前、最後のレジーナとの会話で何か鍵が存在したとすれば、その点を含めて明言した事かも知れないな。あれで踏ん切りがついた側面も存在したのだから、とひとり思い返していた]
しかし…お前らに聴きたい説明……ねえ。
正直、全部と云えばお前らもキリないだろうし。
……俺よりも二人とも、口硬そうだし……
[説明は求めたいが、何を聞いた物か少しだけ逡巡して]
……うん。
死ぬ前に聞いた質問を改めてする意味も無いだろうし。
今更、途中でやめようとは思えなかったとかなんて尚更意味は無いし。
……また何で、パメラやミストを、今になって殺したのかは聴いてもいいか?
[結局発端を知りたい、な単純な結論に行き着いたので、自分で聴いておいて溜息を吐いた]
/* レジーナが病死した……!
と言う事は、ヴァルター。これはゲルトGJか。
然し、妖魔陣営全員生存状態。
霊媒・恋人・恋人・妖精・天魔・首無
すごい最終日? 編成でござるなおいおい。
あにぃとリーザ、いきるー?
明日どうなるかが非常に楽しみでござるの。
人数的にはまだ、明後日最終日になる目もあるといえばあるのかな
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