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奴隷騎士 クレステッドは、修道騎士 バルタザール を投票先に選びました。
[渾身の聖なる斬撃はついに魔物を捕らえる。
落ちる右腕、そして止まる動き。]
も、らったっ!!
[今度はじかに剣を振り下ろす。
ただ、その軌道はいつもより緩やかだった。]
[斬撃は相手に深手を負わせたが止めまでとは行かなかった。(>>17)]
くっ、上、か……。
[迂闊に手が出せない状態になった。
相手にダメージこそ与えたが自身も気づいている。
光の斬撃なら追い討ちが出来るが、隙を突かれる可能性があるのだ。]
どうする、あまり時間もかけられないぞ……。
[気になるのは遠くから響く剣戟の音。
自らの闘いがある故にそちらに注視こそないが、
状況が気になるのは事実だった。]
[睨み合いは続いた、野茨が生い茂る様子や(>>57)
魔物を呼ぶかすかな声が聞こえるその瞬間まで(>>62)]
退いたか……、しかし、ただの魔物ではないな。
椅子を使ったり等と、存外に侮れぬ……。
しかし、この剣戟の音。
主ではなければいいのだがな。
[傷ついた主の姿を思い出す。]
いかん、考える前に向かうぞ。
そして闘うのだ、私が!!
[魔物との闘いで多少の満足は得た。
しかし、渇きが満たされるには程遠い。
剣戟の音は闘い以外の何者でもない。
そう考えて、音の元へと走った。]
―城内―
[剣戟の音の元では意外な光景が待っていた。
闘っているのは修道騎士と主の姿だった。]
バルタザール!?
貴様、何をしている!!
どういうことだ!!
[思わず叫ぶが声が届くかは定かではなかった。]
[加勢は請われるまでは行わない。
闘いへの横槍は己が最も嫌う行為だから。
傷ついた主といえど、それは絶対だった。
闘う者の誇りを汚すわけには行かないから。]
ちっ、死ぬなよ。
アンタが死んだら、誰が闘いを呼んでくれるというのだ。
[闘いを横目に身ながら辺りを探ると聖女の姿を見つける。
状況を聞くべくそちらへと近づく。]
[主が気にならないわけなどない。
しかし、今はその力と誇りを信じて聖女を追った。]
なぜ逃げる!!
或いは貴様も魔に陥落したか!?
[可能性としてはあり得ないとは思った。
それでも零ではないだけに確認を行う。
黒だった場合、作戦の全てが崩壊するのだから。]
そんなもの、自分で判断しろ!!
誰であろうと相手が命を狙ってくるなら敵だ!!
[世間から見たら間違いだらけの生き方。
それでも自分の心にはうそをつかずに生きてきた。
だから、後悔は一片たりともなかった。]
バルタザールだから闘いたくない?
ならば、貴様は我が主がやられたらどうする!!
このまま逃げても後悔しか残らぬ。
だから、逃げるな!!
せめて立ち向かって見せろ!!
[一方的で自分勝手な理屈でしかない。
それでも逃げ続ける聖女が許せなかった。
常に比較されつづけた対象が弱さを見せるのが許せなかった。]
その通りだ、
そして、教会の敵が倒され続けているのも事実だ。
だけど、敗北がないわけじゃないし、決着がついたわけでもない。
教会側にだって、バルタザールのように取り込まれる者だっているし、或いは無残に殺される者だっている。
それでもなぜ闘うか?
そんなものは決まっている。
まだ心がそこにあるからだ。
そして、己の信ずる道を切り開く為だ。
[自分の生き様を吐いただけ。
それがどんな意味を持つかなんか分からない。
それでもそれ以外に答えを持ち合わせていなかったから。]
奴等とて同じだ。
教会と魔のどちらが勝つかは決まっていない。
そう信じているから闘い続けているのだ。
[そこで一度言葉を切る。]
教会が全てというのならば、なぜ泣き叫び逃げる。
貴様はいったい何がしたいのだ!!
まずはそれを決めろ!!
教会の聖女ではなく、貴様個人が何をしたいのか!!
それがあればどんな蔑みだろうと気になどならぬ。
そして道に迷うこともない!!
逃げるな、敵でも目の前の出来事でもない!!
自分の心から逃げるな!!
[ただ我武者羅に叫んだ。]
立派な願いだな。
[この少女はただ祭り上げではなかった。
迷いのない視線がそれを証明していた。]
心は決まったようで幸いだがな、
あいにく私が出来る事はここまでだ。
僅かばかりの聖なる力を持ち合わせてるだけの奴隷だ。
浄化の奇跡でも起こしてみるか?
貴様の真の聖なる力なら或いはかなうかもしれないぞ。
[逃げるなといった自分ではあった。
しかし具体的な解決方法は持ち合わせていなかった。
それでも、今の聖女の目なら何でも出来ると思えた。
気づけけば彼女に抱いていた不の感情は霧散していた。]
滅びが救済となりうるか?
そして、救済が苦しいものか?
どちらも難しいな。
例えばだ、君の言うとおりバルタザールが倒される事を望んでいるとしよう。
ならば、肉体的には苦しみを味わいつつも心は救われている。
あとは、私も同様だな。
闘いの瞬間こそ私は満たされている。
しかし、肉体は傷を確かに刻んでいる。
今までの魔物がどうかはしらないが。
両立しないわけではない、そう私は考える。
[淡々と所感を述べる。]
そうだ、心の救済だ。
気にするな、奴隷の世迷い事や讒言の類だ。
[例と共に握られる手を握り返す。
そして相手の手に微弱な聖なる力を纏わせる。
彼女のこれからに役に立てと願いながら。]
ああ、行こう。
先程はああはいったが、主の状況は気になるのも事実だ。
[共に連れ立ち、闘いの場へと戻った。]
/*
え、なんてこと!?
ブラウザが巧く動作してなかったのか!?
ユーリエの>>125 >>126 >>127までが今頃になって表示された。
ぐぅ、なんと申し訳ないことに……。
ちゃんとログの数字見てればorz
[闘いの場に戻ると決着は間近である。
しかし、不思議な光景である。
必勝を求めるならば時間を稼げばいい。
それは修道騎士の様子からは明らかだった。]
特別な存在なんだな。
[いつもの光景ではないが、それでこそ剣を預ける主足りえる。
改めてそれを認識しながら闘いの決着を待つ。]
/*
これ、ちょっと悩むところ!
身代わりなんだけど、バルタザールとの決着ついたところに他の襲撃とかあるとそこから庇って身代わりなんだろうけど。
このタイミングで身代わりはいると展開的にもPC達的にも無粋だよね……。
[血が飛ぶ姿を黙って見つめた。
本当は助けなくてはいけない。
だけど、あの二人の中に他人が入ってはいけないと考えた。]
誇りを護らねばならない。
だけど、あのままでは主がよろしくない。
[偉そうな事を説いた自分がこの様だった。
誇りを護るが故に手出しが出来ない。
心を救って身を殺すのでは意味がない。
そう思っていても動けなかった。]
バルタザール……。
[思い出すのは少しばかり前に交わした言葉。(>>0:390)
まさか立場が逆になるなどとは思わなかった。]
本来であれば、私が相手をすべきだったんだろうな。
[主の真情を無視するのであれば間違いない。
だけど、結果としてはこれでよかったと思う。
闘えなかったことは無念だが、
少なくとも二人の騎士の矜持は護られたのだから。]
此処に――
すまぬな、主よ。
割って入って倒すことは簡単だったが出来ぬ。
何時もの私の我侭だ。
[主に近づきながら謝罪する。]
アデル、聖女、主は任せた。
適う限りの治癒を頼む。
そして此処は私に任せて先に行け。
野茨公相手では、周りを気にしては楽しめないからな。
[言葉と共に剣を抜く。]
貴様ぁぁぁ!! 私を無視して怪我した主を狙うかぁぁ!!
[剣と共に主と野茨公の間に入り込む。
一瞬の出遅れが致命的だった。
無理に位置取りを行った結果故に無防備な姿を晒す。]
な、んだ、この程度、かっ・・・?
[腹部に迸る熱い痛み。
だけど、阻止すべく力を集中する。]
よ、計な事はやめてもらおうか。
主が、消えたら闘いを私はうしな、う……。
い、まこの時を楽しもうでは、な、いかっ!!
[走る激痛を無視して手に持った剣を振り切る。
その首を取らんとして――]
[僕に伝えねば成らぬことが在った。
己の所有物である彼に、戦火以外を渡せなかったこと。
彼を奴隷商より買い上げたときから、
きっといつか、この時が来るだろうと思っていたこと。
彼は紛うことなく。
聖将軍ソマリ・サイキカルの、聖剣であったこと。]
[最早喋る事は適わない。
故に再び背中で語る。
自分の振るうのが貴方でよかった。
只一言それだけを。]
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