情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
/* いえ、くださったときは感極まって叫びましたし(真顔)
あんもさんこそリアルお大事に、*/
―回想:15(24x1)ヶ月前のこと―
[少女と呼ぶにはまだ幼すぎるその子供は、1人分厚い本に目を通していた。異国の言葉の羅列を、気に留めるもなく流す。
その淡々とした作業が、実はこの弱いの少女のレベルを遥かに超えるどころか、人間のレベルも凌駕するものだと誰が分かろう。]
どうして、誰もおかしいと思わないのでしょうか
[小さく呟くその幼い顔には、妖艶ともいえる笑みが浮かぶ。]
[僅か生後6(15x1)ヶ月だった彼女が捨てられていたのは、とあるスラム街。そこで1人の老人に才能と、何か“人間離れ”したものを見出され、養育された。
その老人も、今はもうこの世にはいない。]
下等な生物に、イリスの正体が分からなかったのはいいとして。
――気付いた時点で手遅れだと、何故気付かなかったのでしょう
[くくく、と笑い声をあげる彼女を照らすカンテラ。壁に写る影は、人間の形を成してはいない。異形の化け物。彼女をそう呼んだのは彼が初めてではなかった。]
[彼女の両親は、ちゃんとした“人間”だった。
どうして彼女が人を喰う化け物として生まれたのか。仮に神様なんてのがいたとしても、分かっていないだろう。ただ、本当にひょんなことから人間から生まれてしまった異形は、産んだ母親を、護ろうとした父親を喰い殺す。]
人間の言葉など、生まれた時から分かっていたのです
そして――その味も、
[愉しげに舌を出す。血に染まる口元。また一人、増える犠牲者。
……彼女が自身の野望のために、錬金術師という仮の名を手に入れる、ほんの少し前の話。*]
happy birthday!
/* お誕生日おめでとうございます!
お姉ちゃん方の一年が良い一年になりますよーに! */
錬金術師 イリスは、流浪者 ディーター を投票先に選びました。
錬金術師 イリスは、幽谷響 シュテラ を能力(襲う)の対象に選びました。
―回想:15ヶ月前―
[東に向かって歩いていると、やがて大きな街に辿り着いた。
綺麗な町並み、賑わう表通り、笑い声の溢れる居酒屋。人目で栄えた街だとわかる。
男は少し街中を回ると誰にも聞こえないように舌打ちをした。]
……こんな所にいたら捕まるな。
[今頃全国に指名手配されているだろう。
そう考えると教会が力を持ってそうな場所は避けるべきだ。そう思い裏路地に入る。
入り組む路地を奥へ奥へと進むと、先程とは打って変わり、寂れて暗い街に出た。]
スラム街か。
[街のあちこちには餓えて苦しそうにもがく人々。
部外者が来たことを察した連中は「恵みを」と男に群がってきた。
男は舌打ちをするとそれらを蹴飛ばして逃げた。]
[どのぐらい走っただろうか。
スラムの中でも人目につかない場所に来ると、乱れた息を調えるために大きく深呼吸をする。
何処をどう走ったのだろうか。
滅茶苦茶に走ったからわからない。]
……別の意味で面倒な場所に来ちまったなぁ……。
[若干後悔していると、人工的な灯りが漏れている家を見つけた。
こんな場所でカンテラのような灯り?
妙にそれが気になり、扉などない入り口から家を覗いてみる。
目に入るのはカンテラに照らされて、分厚い本を読む幼子。
それだけでも異常なのに、照らされる影は人のモノではなく。]
……お前は『何』だ?
[気が付けば家の中に入り、幼児に問いかけていた。]
[普段は、誰もおそれて近寄らないこの家に珍しい足音と見知らぬ声が響くと、静寂をじゃまされた“腹を空かせていない”彼女は少し眉を潜めた。]
……人間風情が。
[人の耳には届かないであろう声で呟くと、ふっとカンテラの火を吹き消す。
あたりを覆う闇、静寂。時折、ねずみだかがゴミを漁る音。にんまりと、その容姿にあわない笑みを浮かべると、人間に問う]
貴方は…今、何をみましたです?
ーー何が見えたです?
[応えによっては喰ってしまおうと、舌なめずりをする彼女には、彼はただの肉塊にしか見えていない。]
/* 出し損ねた要素の羅列。
・生まれてから成長が早すぎる=人外なイリス
・スラム街っていってもなんか落ちぶれた研究者とかもいそうなとこ
・ディタ側の設定(主に年月)忘れてたのはまじごめんなさい…(泣) */
……?
[妙な間の沈黙に眉を潜める。何か声が聞こえたような……?
何を言われたのか記憶を手繰ろうとしていると、いきなり辺りが暗くなる。どうやらカンテラを消されたらしい。
辺り一面を覆う静寂。ピリピリと殺意に似た空気。
男は今までにも殺意を感じることは多々あった。
だがこれはそれらとは何かが違う。明らかに異質だ。
確か目の前にいたのは幼子だったはずだ。
なのに何故、こんなにも息苦しい殺意を出す?
後に男が暗所恐怖症になるほど恐怖を覚える闇の中、幼そうな、しかし妙に威圧を感じる声が響いた。]
何を……?
[問われた言葉を復唱する。
舌舐めずりの音が聞こえる。
先程調えたはずの息がまたあがる。
押し潰されそうな恐怖を何とか押し止めて応える。]
『異常』を。人間ではない圧倒的な『力』を。
おはようなのです
とりあえずイリスをドMだのなんだのほざいていたドMは、布団の中で無惨にしておいたのです(にっこり
無茶ぶりに期待とかしちゃいけないのですー!!!(バンバン
…………くくくっ
[一瞬の間の後、静かに、でも確かに狂気のまじった笑い声をあげる。暗闇の中でもはっきりと見える相手の表情を見て、満足げに“面白い”と小さく囁いた声は、彼には聞こえたかどうか]
そう答えた人間は、初めてです。
[ノイズが混じる声で笑った。何か、人間のものではない音が混じった声――まるで相手を試すかのように。
生まれ堕ちた直後に人を喰らい、十日で歩き、わずか半年で流暢に言葉を話し、そして言葉を憶え、あわよくばこの国――否、世界の中枢に牙をかけようとする彼女のことを、人々は恐れれど、“化け物”としか呼ばない。
けれど、男の発した言葉は、彼が、イリスが今まで接してきた“肉塊”たちとは、些か違った存在であると思わせるには十分だった。
暗闇の中、男に一歩近づく。喰らおうと思えば、すぐに喰らえる距離。男が仮に退いたとしても、それ以上は近寄らず、にっこりと微笑む。]
そんな貴方に、ひとつ問いましょう。
[たった1つの彼女の気まぐれ。そして、彼女の野望への一歩。“食料たち”を、人間たちを自らに侍らすのはどれぐらい甘美なものなのか。人は喰らうばかりの彼女が、その退屈な日々の中で見出したひとつの“身勝手でわがまま”な“夢”。]
イリスに跪く気はありませんか?
愚かな人間として喰ってしまうには、些か惜しい。
[何故彼女がその場で彼を喰ってしまわなかったのか。それもまた“たまたま空腹でなかったから”という彼女の気まぐれに過ぎないし、“惜しい”などと口走ったのもまた同じ。
ただ、]
少なくともイリスの方が――貴様らが崇拝する『神』とやらよりは、ずっと確かで、強大な『力』を持っていると断言しましょう。
[なにより化け物が、この男なら自分の思ったより面白く動いてくれる、と。そんな希望を見出していたからかもしれない。]
さあ、答えなさい
[また、先程より人外の声が混じる。なんならその証として力を与えたって構わない。
――この男に寝首を掻かれるのも、それはそれで愉しそうだ、と。異種の声で呟いて笑った。]
/* どうしてこんな生い立ちの子が人間どもと談笑してたりするかって?
あ、あれですよー地位と歳が上がってくにつれてーいろいろゆとりができたんですよー(棒) */
ぴょこり
(寝ちゃってたのです…)
ご要望通り、ディーターはお墓の前においておくのです
シュテラは…イリスがおいしくいただくのです(うっとり)
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新