情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
/*
ローレルおはよう、そうかなぁ?ましになるかなぁ?
…って、うひゃあ!
ちょっと、何!誰だ!…おま、リュカ!何やってんの!
これ、どーすんだよ…ひっ、冷たい!
[慌てて軍服を脱ごうとして、3(3x1)]
1無事に脱げた
2脱げずにこけた
3早々に諦めてリュカに殴りかかった
/*
あ、ヴェルナーパイセンおはようございます!
おつかれではないんですけどね…(苦笑)
先輩後生です。
今までのこと謝りますんで、こんにゃく取ってください。
フッ、クク…アハハハハハハハ……。
やっぱり無意味だった…。それにあったところで何を…?
[乾いた笑いが出た。笑うしか、なかったのかもしれない。
自分を自分たらしめていた何かがぽきりと折れてしまった気がした。
最初はこの部隊に興味などなかった、しかし。
以前に似たような部隊があり、同じ場所を目指すと根も葉もない噂を聞いた。聞いてしまった。
上司に軽い侮辱を投げたのはわざとだった。]
―――この程度で権力だけを振り翳すなど愚の骨頂ですね。
新参兵からやり直してみては?…まあ、すぐに死ぬと思いますが。
[仲間などいらない。親しい者などいらない。大切なものなど、いらない。
全てを切り捨て、残さず、想わず、独りで生きてきた。
何もかも全て自分たち家族を捨てて国を出て行った、父親のせいで。]
―過去の記憶―
[優しく聡明で、人望も厚かった父。誰からも慕われ、誰からも好かれていた。
幼き自分には大層キラキラして見えて、憧れていた。
父と母と自分、決して裕福ではなかったが幸せに満ち溢れていた。
しかしその幸せも長くは続かなかった。]
―――えんせーたい?
[父が、未開の地の開拓に向かう部隊に選ばれた。
腕の立つ軍医だった父が選ばれたことを、周りの大人達は名誉だと笑った。
母も人前では誇りだと、でも夜に独りで泣いていたのを知っている。
幼心にも、これは決して喜ばしいことではないのだと。
自分と母は―――――棄てられたのだと、思ってしまった。]
いらないこ、だったのかな。
ぼくが、おとうさんみたいに、うまくできないから…。
じゃあ、このままぼくができないこだったら…おかあさんにもすてられるのかな。
[残った気持ちは、父に対する憎しみと母に対する不審。
それからは死に物狂いで勉強し、総てにおいて完璧を求めた。
母の心配も、恐怖心を煽るものでしかなかった。
必要なければ、出来なければ、棄てられるのだ、簡単に。
…必要なければ、出来なければ、棄てていいのだ、簡単に。]
使えないのなら、棄てればいい。役立たずは…要 ら な い ん だ 。
[そして学校で一番の成績を修めた日…母が死んだ。
過労死、父がいなくなってから随分と無理をしていたから。
それから暫くして、父と同じく軍に入隊した。]
やっと…ここまで来た。
あとは、情報を集めて…こんな所抜ければいい。
[本当は全部解っていた。知りながら、目を、耳を、塞いでいた。
父が、自分達を…家族を棄てたわけではないと。
母が、誰よりも…愛してくれていたことを。]
独りで、大丈夫。出来る…やってやるんだ。
―過去編・了―
―回想―
[本を閉じ、物思いに耽っていると幾人かの足音が聞こえる。
さっと物陰に隠れて様子を窺う、次の廃棄者が決まったようだ。
他の司書達が出ていき、見知った顔が2人残る。]
(へえ、今度は容疑者が容疑者を廃棄するのか…。)
[自身の居る所からは2人の声までは拾えず。
暫くのやり取りの後に、少女が奈落へと消えていったのが見えた。
男は至って冷静に元来た道を引き返していき、辺りに再び静寂が戻る。]
慈悲も、何もないってか。
呆気ないもんだな。少し前まで、一緒に働いてたんだろうに。
要らないものは、棄てる。どの世界でも同じだ。
僕も、そろそろ要らないものは棄てないと…。
[そう、ポツリと呟くと腰から無線を外し星の夢へと放り込む。
すぐさま鈍く光る鉛の弾丸が精確に無線機を打ち抜いた。
静かな世界に響いた銃声は、果たしてどこまで聞こえただろうか。]
このまま僕も落ちてしまえば、楽になれるかな。
…なんて、隊長が聞いたら怒るんだろうなあ。
[どんな態度を取っても、自分を見放さずに居てくれた彼を思い出す。
嫌いだったわけじゃない…ただ彼は、どことなく父に似ていた。
優しくて人望があった、そして遠征に行って帰って来なかった、父に。]
[全部切り捨てたつもりだった。嫌われて、厭われて、遠ざけてきた。
いつかくる別れが誰の心も、自身の心でさえも揺らがないように。
けれど、隊長はそれを許してくれなかった。]
父さんが生きてたら、きっとあんな感じだったんだろうな。
フフ、年齢もそんなに変わらないだろうし。
[一度心を許せば、決心が鈍る気がした…素直になれなかっただけだった。
だが、それも今日までの話。父を探すためにも、自分は国へ戻らねば。
先程からの様子でいくと、終焉が近い。]
これで、今までの俺とは…さよならだ。
[星の夢に軍帽を投げ、背を向ける。その足はまっすぐ管理室へと。]
―管理室前―
[管理室の場所はなんとなく聞いていた為、迷うことなく向かう。
しかし、恐らく部屋の前であろう場所に着き入り方がわからないことに気付いた。]
…あ。
これ、どうやって入るんだ?
[きょろきょろと周りや壁を見るが、何もない様に見える。
何故か周りに人影もないので聞くことも出来ず。
仕方なく適当にこの辺りだろうと壁をコンコンと3度叩いて…。]
あー、すいませーん。
たーいちょー、せーんぱーい、どなたかいらっしゃいますでしょうかー?
[叩いた辺りの壁の何処からともなく聞き覚えのある声がする。>>+461
相変わらずの堅物具合にちょっと揶揄おうかとも考えたが、
開けてもらえずにこのまま立ち往生するのは困るのでやめておくことにする。
代わりに、普段からは想像もつかぬほど自然に謝罪の言葉を述べる。]
お。あ、そこが扉なんですね。助かりました。
遅くなってすいません、ちょっと色々あったもんで。
[扉が開きヴェルナーの姿が見えれば、口元にゆるく笑みを浮かべ頭を下げる。
すぐに目に入ったモニターに視線をやり、会議室の状況を窺う。]
やっぱり、そろそろ終わりそうですねー。
フフ…もしかして僕、ナイスタイミングだったりしました?
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新