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[嘘を塗り重ね、何処から何の矛盾を指摘されるかは、もう予測できない]
……リーザは……
……人間の…女の子だった……。
…………優しくて、良い子な、 人間の……
[それが、現実には生きていると縋る希望をつぶす事に。
少女の死を、自分が確定させてしまう事になるかも知れないとしても。
誰かの口から、あの少女が"人ならざる者"なのだと知れて。
人狼と同列の様な意識を抱かれるかも知れないと考えてしまうから。
咄嗟に云い放つ事の出来た、黒羽の少女を守ろうとする嘘だった]
[既に、心の片隅で悟っていた。
もう…この銀嵐の中をどれだけ探したとしても…
リーザは雪の中に融けて 何処にもいないんだと。
儚く空舞う六花の様に 淡く融け消えたのだと]
[……もしかして……リーザが消えた理由は……]
[…………ふと片隅で考えてしまう可能性が存在した。
ジムゾンに視線を送る。そして瞳を伏せる。
そんな、荒唐無稽な話、人狼の存在をよく呑み込めないのと同じで信じがたい。
だけど…………もし"そう"いう事なのだとしたら…………]
[この憶測は、この身体が骸になるまで、抱え続けていよう…]
少年 ペーターは、シスター フリーデル を投票先に選びました。
[片方視えて片方視えないのは、おかしいだろう。
そう、虚偽を作る際にありがちな、微妙な完璧な整合性を求める違和感が、そう思わせたからこそ。
この後、アルビンの霊を問われたら、視えたとだけ応えるだろう]
[幸い――本当に不幸中の幸いだが、アルビンは人間なのだ。
リデルとの証明を信じれば、まず少なくとも。
現実における判定と違えて、おかしな事にはならずに済むだろう。
そんな事を考えながらだから。
殿を務める、リデルの姿が、何時しかだろうか。背から消えていた事に、気付かなかったのだ]
/* ログと流れに追いつくようにして、展開書いてるけど。
結局霊能者続行。
僕の吊りフラグは重量超過だよ!!
と云うかこのまま行けば僕、襲撃でもなく蘇生でもなく処刑で死にそうな気も無きにしもあらず。
どうしようかなあ。
今の所、リーザ蘇生の雰囲気なのか否か多少判断に悩む感じな雰囲気。
然し、蘇生しても無理に蘇生させる感じでないフラグ強度。
リデル追いかける際にで完全に自覚できそうかな?
明日には縁故整理や締めに入りだしていい塩梅かなと
――――はっ…!? リデルまで!
[何処に寄り道したんだ! 蒼褪めた表情で悲鳴染みた声が漏れた。
既に、ディーターとゲルトの姿は再び宿の外だ]
……何だよこれ。
………… ………… …………
人狼よりも銀嵐の方がよっぽど皆殺してるじゃねえか……。
こんなの、人狼を処刑するどころじゃ無い。
皆、銀嵐に殺されてく。
いつも、いつも、いつも。
……… ……… ………なんで俺だけ………っ
― 銀嵐の白原 ―
[宿屋から飛び出した直後。
思う所を抱き、すぐ様、銀嵐を掛ける機動を転換させた。
今度は自分の方が冷静だ。恐らく皆、宿屋から直線に走る者が多いだろうと考えての事。
…自分までもが遭難する可能性は。無視していた。
この少年の姿をした青年は、命を斜構えていたから]
[少なくとも、己より誰かの命を優先する事に戸惑いは無かった]
リデルーーーッ!!
何処でいい歳してかくれんぼしてんだよ、出て来いーー!!
リデル…リデルーー!!
………… ……――リーザーーーー!!
[死んでいると。自分で決め付けた少女の名を叫んだのは。
最期に会話したあの時の、自分の言葉に負い目を覚えているのか。
理解が難解なのは自分という心こそだ]
/* ディーターがリデルを発見するのを正座待機。
誰も見つけなければ、自覚フラグを雑ぜ雑ぜするのにも兼ねて俺見つけようかな。
そんな飛び出し事情。
然し、ここまで人狼の被害はパメラとミストのみ。
大体銀嵐の所為と看做される(実際は兎も角)この村
実にカオスだなっ!!!
[ざくざくと銀にも白にも視える雪を踏みしめる。
白い闇の中――ひとりだ。周りに誰もいない]
結構、心細いものなんだな。
銀嵐のまっただなかでひとりぼっち、てのは。
[幼い頃は両親も含めて。今では兄と共に。
銀嵐の中を宿まで歩く時は、いつも傍らに誰かいたから。
この、雪の白幕の奥から迫る、底知れぬ不安を感じたのは始めての事だ]
[リーザは…
死ぬのは怖い。ひとりは怖い。そう不安を表していた。
もし彼女がこの雪の中融けてしまったのだとしたら。
最期にあの子は、こんな不安の中、心淋しく融け消えたのだろうか。
……きゅう、と寒さに身が軋む気がした]
[寒い寒い、吹雪が顔を叩き付ける中。
木材で出来た籠…そうだ。パン屋のバスケットだ。
それを両手で握り締めて、吐き出す白い息すら見付けられない中を、とぼとぼと歩いていた気がする]
[雪が冷たい。冷たくて身体が氷付けに凍えそうだった。
風に身体を吹き飛ばされそうで。
両方の肩に圧し掛かり、外套のフードに入り込む雪が、髪を容赦なく冷やした]
[心細かった]
……… ……っか…げほ が、はっ!!
[数日ぶりに器官を拗らせた様な咳が喉から漏れて咽こんだ。
だけどそれは身体が弱くしての風邪じゃない。
何か、忘れていたと言う回想を思い出す事に対する気持ち悪さが生じさせた拒絶反応の様な物]
[あの時、ふと思い出した御伽噺――
『吹雪踊る雪の聖霊の物語』。
あの頃は、よく銀嵐と云う自然現象の奥に、聖霊がいると信じたものだ。
…… …… …… ……いや、訂正する。今でも、まだ少しだけ信じている。
と云うよりも。
今は自分こそが聖霊そのものなのかも知れない。そう苦笑した]
[あの御伽噺はどんなお話を辿っていたのだろうか。
雪山で、聖霊様に助けられた男の子。
私が怖くないのか。聖霊がそう聴いた時。
怖くなんてないよ。 とっても綺麗だよ。
そんな言葉から始まる、男の子と聖霊の小さな心の通い。
だけど春が近づくにつれて、聖霊は怒りも悲しみも覚えて。
そして男の子に言うんだ。
『お前も雪になってしまえばいいのに』。
そんな言葉を、聖霊様が悲しみと怒りの雑ぜ雑ぜになった言葉で告げたその時――]
………… ………… ………あ………
[そうだ。何故、聖霊様は"死んだ男の子を"生き返らせる事が出来るんだろう。
それはとても。とても簡単でとても悲しい事だったんだ]
……… ……… ……… ……あぁ……
[白がふぶく銀嵐のなかで唯ひとり立ち尽くして。
その時漸く。自分の中に宿されていた力を自覚した。
幽霊の魂が見える霊脳の力でも、吹雪を操る様な力でも無い。自分の異能は…]
……俺は…… ……消える聖霊様にされてたんだな……
[銀嵐の吹雪く、風花の雪山そのものの"洗礼"を受けさせられた者だった*]
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