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(───ウルケルは、この先。)
[今再び思う先、それが姪とストンプ候との間で語り合われた>>2:298>>2:453ことを、アンディーヴ卿は未だ知らない。かつて変化が必要になろうと言った男は、今はカルボナードの意を受け───帝国を阻むための防壁として、洋上にある。
この戦いに勝利を収めようとも、カルボナードが今のままではウルケルはいずれ変化を迎えられず滅ぶのではなかろうか。それを防ぐための方策は、その方法は。
思考に沈む。アンディーヴ卿の、そこだけ姪と良く似た淡い紫色の瞳が*閉ざされた*]
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メモwwww(皇帝陛下を拝んだ)
図面ありがたいすぎて、でも本当ごめんね、もう私自信ないから全部聞くね!!!すまない、お手数おかけしますwww
ほんとめっちゃありがてえ、メモ……
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あっ、二番艦下がってる、下がってる!!!
じゃーー、ここは深追いなしっぽいなあ!
図面のありがたさよ。
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シュテセルウィンいいねいいね。
そしてタクマも素晴らしくて、なんだもう、お前ら可愛すぎか大好きだ。ウェルシュとヴィクトリアがずっとウルズ気にしてるのもかわいいね…
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タクマ>あー…言い換えましょうか。ヴァイスメーヴェには第一艦隊(の護衛に出てくるはずの方)の方に行っていただいたほうが読者としては面白いので(ゲス顔)、ぜひ後ろをすり抜けていっていただきたいのですが。(ぶっちゃけた)
ルートヴィヒメモwwwwwwwほんと好きだwwwwwww
― 旗艦ヴァンダーファルケ ―
[ゲオルグが帝国艦隊に対しT字の形で臨んだのは、単に、両者の距離がそれだけに長大であったが為である。狙うに使ったのは艦首方面へと向ける主砲のみ、舷側に並ぶ副砲は端から戦艦へ向けるつもりがなかった。
それよりも線に対し敢えて点となることで、各個撃破の消耗を(些か腕任せにではあるが)狙い、それはある程度効を奏したのだが。]
陣形を変えた…?ほう。
さて、今更守りに入るとも思えないが。
[輪形陣を組みつつある帝国艦隊>>254を遠目に眺め遣り、顎に手を当てる。ざりりと潮風に晒され、硬い肌と髭の感触が指に伝わった。]
───前進する。縦列陣形保て。
巡洋艦にも信号、二列縦列陣を組んで取り舵。
進路北北西、砲撃戦用意。
[輪形陣は守りに優れた陣形だが、一般的に砲撃戦にはあまり向かないとされる陣形だ。それに敢えて、今度はこちらが正道をぶつける構え採る。
敵水雷艇は戦艦の西方に未だ見えるが、これは巡洋艦>>192や小型艦が守る姿勢を見せている。ゆえに戦艦はこれに構わず、敵艦隊へ向け戦艦を前とし、打ち崩さんとの意を見せた。
艦は互いに進みながら、ゆるりと位置を整えていく。敵艦隊がこのままの進路をとるならば、互いに船首を違えて通り過ぎ撃ち合う構え。]
ナハティガルは無事か。
[ちらと西方に目を眇め、見遣るウルケル艦隊の中に見慣れた艦を見つけ僅かに微笑む。他にも目で数えられる艦艇と、その合間に動けなくなったと思しき小さな艇と。]
…あいつら無理しないといいが。
取りあえず後方に回収の連絡を飛ばしておいてくれ。
[あいつらと評するのは、機関部近くにでも被弾したのか、よたよたと動きながら、それでも旗艦隊についてこようとしている砲艦らだ。そのままの戦闘継続は無茶が過ぎるのは明白で、それでも自主的に引っ込まないなら引っ張ってでも退場させるしかないのだが。]
さて、───まぁだ、荒れるぞ。
[戦艦の砲が再び帝国艦隊へ向け、撃ち放たれる。
その音を聞きながら空を仰げば、南から流れてきた黒い雲は、もうすっかり空を覆っている。
波のうねりが大きくなっている。天候も戦場も、まだこれから荒れるだろう。その予感に、緑の双眸が薄く細められた。*]
[ふ。と、不自然に男の姿勢が強張った。
何か聞き間違えただろうかと考え込む様で眉根を寄せる。
異様な様に、声をかける者もなかった。]
ウェルシュを、……、どこに乗せたって?
こちらに向かっている新造巡洋艦ヴァイスメーヴェとヴァイ?
それに乗っているのか?何のためだ?
[静かな声。それが一度途切れて、]
……の、やろう……。
[ゲオルグの歯の間から、低く声が漏れた。
その不穏さに辺りの士官はそっと目を見交わし、提督から視線を逸らした。触らぬ神に祟りなし。せっせと帝国艦隊に砲撃を仕掛ける任に戻る。]
…?奇妙だな。撃ち方、やめ。
[距離が狭まれば砲撃精度は上がる>>323
ゲオルグがこれまで帝国艦隊と距離を置いてきたのは、ひとつには「砲撃精度を上げさせない為」でもあった。
つまり、長大な距離を挟めば挟むほど、砲撃を命中させることは難しくなる。ましてやここはグロル海峡、海峡特有の風が吹く。そうした特殊条件に鑑みれば「命中率が低いほど」ウルケルの砲は有利に働くはずで、男はそれを最大限に利用しようとしていたのだ。
もっとも、そうとばかりは言ってられない…と、腹を括って砲撃戦として応じてもみたものなのだが。]
「敵艦から信号!」
[見張り台から声が降る。
それを待つまでもなく、甲板上の───いや、恐らくは麾下殆どの艦の者らの目にも見えただろう。皇帝の意思告げるその信号が>>324]
…、やれやれ。
[それを眺めた提督本人といえば、少し眉を下げて顎を撫でた。
既に砲撃の音はない。代わって、敵艦隊が前方のアードラーを押し包むように…いや、押し留めるようにして展開した>>324
その中から分かたれた、どこか華麗な印象を与える敵戦艦が真っ直ぐにこちらへと向かってくる。翻る皇帝旗。ではあれが、アレクトール・スライ・モルトガットIVの座乗艦であろう。]
お茶のご招待も強引だな…。
[いかにも君主らしいと息を吐く。
敵戦艦が真っ直ぐにこちらへとやって来る。このままでは正面衝突だ。どうしますかと問われて、肩を竦めた。]
どうもこうもない、減速せよ。
ああ、進路はそのまま。…当たりたいなら当たらせてやれ。
この速度で当たって沈みはしない。
信号送ってくれ、
『皇帝陛下の御来艦を歓迎する。』
とね。こっちに来るなら、応じようじゃないか。
[ちかちかと、ヴァンダーファルケ艦上にも光が瞬く。
さてその返答いかにと、興味深げな視線が幾つもシュヴァルツアイン艦上へと向けられた*]
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>>356
シロウ頷けすぎてわらた。せやなwwww
戦場のど真ん中なwww
まさかのここでである。まさかの。
…〜〜 、分かった。話はあとで聞こう。
[こちらも息を落とす調子で低く返した。
分かっているのだ、タクマが何の考えもなしに彼を戦場に送り込んだはずのないことくらいは。それでもまさか、よりによって最前線とは流石に予想を超えすぎている。]
……………、善処する。
[和らげられた声、それに返ったのは押し出すような厳しい声だった。対処は話を聞いてからだと、声が端的に告げている。とはいえいきなり怒鳴りつける羽目にはならずに済みそうだった。その後の保障はないが。]
ところで、タクマ。
[予想が出来ない相手は目の前にもいる。
ちかちかとカンテラの明かりの瞬く光を目に映しながら、息をついた。まったく、ここはいつからピクニック会場になったのだ。]
皇帝から、──…会見の申し入れが来た。
[そのままを、どこか呆れたような響きで告げた*]
ここで、だな。
もっとも、皇帝陛下がヴァンダーファルケでは嫌だと仰せになれば成らん話だが。
[恐らくは成るだろう。
でなくば、あのような手を打ってはこないだろうと思えた。]
───、タクマ。停戦は成っていない。
扶翼官がお前に応じているならば、停戦は帝国の総意ではない。
だが──…、
[僅か、考える間が落ちる。]
撃ちあって離脱出来るなら試みろ。
難しいようならば手を休めるな。
[迷いは戦場では人を殺す。
もう幾度も繰り返し口にしていること、彼自身とて良く知っているはずのことだ。けれど今再びそれを思い]
…───まだ、戦いは終わってはいない。
[これより皇帝との会見に臨む自身も、と。
響きにこめて口を結んだ*]
無茶はせんが、
[軽く返る調子に、音にならぬ程の息が零れる。
安堵にも似た思いに、先に同じ言葉を、これは音として伝えた彼の養い子の面影も、瞬時脳裏を過ぎるが]
……ありゃあ、下は苦労すんだろうなあ。
[しみじみと皇帝評を*落とした*]
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