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あぁ、俺のとこにおいで。
[駆け出すジェフロイに対し、楠はコンスタンツェにぶつかってはいけないという配慮から数歩前に出た。
両手を広げて、彼を迎える。>>119
受け止めた瞬間、落とさないように抱き締めた。]
[輝音の酷い扱いは、まだ続いている。
物を奪われるのはまだいいほうで。
誰もいないところで腹に蹴りを入れられるのは日常茶飯事だった。
今でもそれは続いている。
幼なじみには隠していたが、君になら話しただろう。
なにをやっても効果がない。
嫌だと言った時には危ないことをされた。
腹あたりはまだ青あざがある。
それはともかくとして。
もし、君や幼なじみを護れるなら、輝音は喜んで身を捧げるだろう。
──自分が消えるとしても。**]
ジェ……っ
[抱き止めた姿は、背が縮み、元の――高校生の輝音に戻っていた。>>120
涙を流すその理由を問おうと口が開く。
ぽむと頭に置いた手は、いつものように優しかった。 服に涙を吸わせようと自分の胸に押し当ててやる。
苦しいと訴えられても、しばらくは離そうとはしなかった。]
……どうした。
またいじめられでもしたか?
[止めて入っても、いじめた子を制裁しても、一向に変わらない虐め。減らないもの。
瞳の2つ色は、従弟だけのもの。
眼帯を外して、今なら揃いだと言ってやりたかった。少しでも負担を減らしてやりたかった。
輝音にはまだ内緒だが、おじさんとおばさんに願いでていることがある。――彼の身を、引き取ること。
せめて新しい環境に在れば――また変わるのではないかと。]
…ほら、見てごらんよ。輝音。
[僅かに眼帯を外し、お揃いだと右の空色を見せて笑んだ。]
あかねさす ツヴィンガーは、中学生 サシャ を投票先に選びました。
[この場に居るのは、ツヴィンガー、コンスタンツェ、そして元の姿に戻った輝音。]
力……、協力。
なぁ、コンスタンツェ。閃緑の巫女。
それは何をもっての協力だい?
俺のこと―――人狼だとは、露とも思ってないって、そう捉えてもいい?
状況話も良いけれど、どうせなら俺は君の願いを知りたいね。
[それは腕の中の従弟に対しても言えること。先に言えと促されても躊躇いはしない。
端的にいえば、『名探偵になりたい』のだ。]
あぁ、それとも、良く見える眼を持っているとか?
知ってるよ。人狼かどうか、見分ける力を持つ魔女も、居るんだろう?
[この場に居るかまでは定かではないが。]
それに、ほら君には弟が……
『……ツヴィンガー。』
[誰か近付いて来ていた。>>118>>129
――誰か。
契約者の声に耳を傾けつつも、そうして話をしているうちに、雨が>>#3降り始めた。
魔女の姿であれば濡れても特に問題はない、雨。]
……誰か、居る。
[トーンを落とした声を雨音に紛らせ、楠は警戒するよう2人に促した。]
/*
カラーコンタクトレンズを使うのは、ダメなのだろうか。
きっと生理的にダメなんだと思った。
なんという安直な。
[海水面が足元に近くなる。
1階以下はひどい事になっていそうだ。
雨は誰かの涙というけれど。
もしかしたら、<<箱入り タイガ>>の涙やもしれない。
契約者は、ディアボロスの落とすジェムは涙のようなものだと告げていた。
そもディアボロスとは悪意の結晶であると。負の結晶であると。
形を失い、涙と変わっただけで、命のような、魂のようなものとは違うと。
散らし、消す事に罪悪感は不要。
寧ろ、その罪悪すらもディアボロスに変わってしまう。]
[涙はたくさん流した方が良い。
雨なのか、それとも涙なのか。
もはや分からない程濡れた従弟の頬を撫で、ガラス窓に映る姿>>150に片眉が上がった。>>150
挟み撃ちされたらとさっと客室12に視線を向けるも、誰かが居る気配はない。]
……ひとり、か?
[ほんとうに?
疑い蒔く運命の花が、髑髏と共にゆっくりと揺れていた。**]
―回想―
[2階の廊下で、楠が涙を差し出した少年の話。]
ただの小学一年生ぇ?
強い願いを持って魔女試練の場に立つ者が、ただの?
[正体が例え動物でも年老いた者であったとしても。
本当に人違いであったとしても。
「普通の少年」だと必死に主張する様が、少し気に食わなかった。>>2:229]
そうか。回復しているなら何より。
[ならば不要かと見せた掌を閉じた。]
なに、君ならどうするのかなと、思っただけさ。
[生き残る為にジェムが必要だというのなら。
二度三度顔を見せ合っただけの楠の差し出したものへの行動を図ろうとしたのだ。
断った。その事実だけを今は受け止める。**]
[楠の肩の上に在るのが、守護や祝福といったものとは対するものだと、守護者は判断していた。運命への関与。そこまでは汲み取れない。
しかし、氷槍の魔女は黙っていた。>>2:237
そして何事もなかったかのように服装への問いを発す。]
どうしてって言われても、なぁ。
魔女服ってやつは不思議なもので、何かと魔女そのものを現しているんだと。
だから、俺の名前が
[律儀に口にしたのは推測。]
じゃあ、「ローレル」ってのは、どんな意味で。
君のその服装は何を現しているのだろうね?
[と、興味深そうに上から下までを眺め遣る。**]
/*
ねぇ、ジルさん。
気遣いとは分かっていても。
「返事が軽くなるかも」と前置きされたくないなぁと思います。
受け止め方次第なのでしょうけどー。どー。
/*
読み返すと、顔シャキしつつ尻尾ぶんぶんの従弟がとてもかわゆい。
ツィスカの件を早く聞いてあげたいと思う。
/*
さて、シメオンとの対面だ。
彼の願いも聞きたいところだな。
事件のことは、赤に落ちているのだろうか…
真相を知らないから、どこまでこっちで作り上げて良いのか、割と手探りだよ!
>>156タイガは涙を流しません!
―2年前―
……で?
不審な点は他に?
監視カメラの解析結果は?
[早朝ホームの変死体について、操作本部で資料に目を通しながら楠は問いを発した。
ホームで死んだのか、それとも運ばれたのか。服の上からの暴行なのか、それとも後から服を着せられたのか。
そして、被害者の身元やプロフィールで犯人像が変わるからだ。]
他に似た事例はなし……。
[色々なアングルから撮られた写真。
どうして死に顔が安らかなのか、何を受け入れたのか、分からない。**]
……誰を信じれば、って思うだけ。
護るために…人を……殺す。
……許されるのかな?
[その手を伸ばすことは許されるだろうか。
空色を空色が見つめていた。
安心する、嬉しい。
それでも、拒否されてしまうのかと怯えながら。]
―ベランダから客室へ―
誰かの前に、まず自分を護れ。
[正月の一件もあり、また他の事もあり、年下の従弟に筋トレを勧めたのも、身体を鍛える為だった。代謝を良くすれば青痣も早く消せる。
自分の身だって、心だって護れる。
だから、こそりと小突いた。>>201]
[契約者に呼ばれ、ふと視線を向こうに遣った。
雨のカーテンの向こう側。
さて、彼女と視線は>>195交わったか。*]
―回想:北西ベランダ―
猫耳萌えの武器、見たの!?
[へぇと驚きの声をあげる。>>183]
武器を見せたがらなかったからさ。
もしかして、釘とか釦とか、どうしたら良いのか分からないものなのかって勝手に思ってたんだけど。
へぇ、傀儡の……ねぇ。
[で、どんなものだった?
と興味深そうにコンスタンツェに身を乗り出す。]
――まぁ、でもな。
[背中、心臓の辺りをトンと叩く。]
何を信じたいか、誰を信じたいか、心に正直にな。
[迷いの声を受け止め、
信じろと言う口で、迷えばよいと告げた。
もがきながらも己で出した結論こそが、決意になる。覚悟になる。]
……殺す?
それは穏やかじゃない話だな。
目的次第だな。何を護るか、だ。
命なのか、存在なのか、尊厳なのか、遺志なのか……。対象は色々と存在する。
まぁ、この試練でいえば、生き残る為に他者を排除しなくちゃならない。
だがね。覚えているかい?
『脱落』なんだ。殺す、殺されるという話じゃないんだ。
例え、そいつの願いを殺すことになっても、受け継ぐことは出来る。
命は、次代に継がれるものだけどね。
[契約者からの受け売りだと笑い、気負い過ぎるなと、ぽふり背を撫でた。]
[だが、同時に険しい表情を浮かべた。]
まさか―――、輝音。
さっきの歌は……
[しかし、問いかけはノックの音に中断させられたことだろう。**]
……任せてくれ。
少し様子を見てこよう。
[閉まった扉を見詰めたまま、二人に告げる。]
……あぁ、コンスタンツェ。
頼みをきいてくれるか?
[どんな光の色をしているのか分からない。
ただ、分かっているのは厄介な魔法を使われたということだけ。]
髑髏だ。髑髏のイメージや、こぅ…他人の心をコントロールするような恩恵の脱落者が現れたら教えてくれ。
……本来なら、俺が自分で見つけなければ解除も何も出来なさそうだがね。
宜しく頼むよ。
[片方の眼を瞑って両手を合わせた。]
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